ミッション:インポッシブル2




どうも。松本です。

今回は映画『ミッション:インポッシブル2』 についてです。


まずは簡単な概要から。


【概要】

『ミッション:インポッシブル2』は、2000年のアメリカのアクションスパイ映画。監督はジョン・ウー、脚本はロバート・タウン、製作はトム・クルーズが務める。1996年の『ミッション:インポッシブル』の続編であり、ミッション:インポッシブルシリーズの第2作目にあたる。全世界で5億4,600万ドル以上の興行収入を記録し、2000年の最高興行収入作品となった。その後、2006年には『M:i:III』が公開された。


【あらすじ】

戦闘に長けた敏腕スパイ、イーサン・ハントは、休暇中に緊急指令を受ける。命じられた任務は、テロ集団に奪われた危険な致死性ウイルスの奪還。新たに仲間となった女盗賊と共に、彼は極めて危険で困難なミッションに挑む。


ミッション:インポッシブル2は大味なアクション映画が好きな私としては大好きな作品です。


なにせ監督はガンアクション映画の巨匠ジョン・ウー 。


ガンアクションからバイクアクションまでド派手なアクションの連続。ストーリーについては「まあ細けえことはいいんだよ」的なストーリー。それこそメインはアクションでストーリーはおまけ程度なものだったりします。


そもそも頭脳戦や諜報戦をするはずのスパイがド派手にドンパチやってていいのかという問題はありますし、その部分を理由にシリーズのファンから不評だったりする部分もあるのですが。


確かに今から思えばミッション:インポッシブルシリーズの中では異端視されていたり、人によっては駄作扱いされている2ですが、そのような評価が下されるようになったのは3でスパイ映画へ回帰し、その路線で4や5が制作されるようになってからで、2が最新作であった頃はむしろアクション超大作として絶賛されていた記憶があります。


少なくとも当時私が感じた空気感はそんな感じでした。評論家やコアなファン目線でははわかりませんが、私の周囲の比較的ライトな視聴者目線としては本作を駄作扱いする声はほとんど聞こえてきませんでした。


ミッション:インポッシブル2は確かに今から思えばシリーズの中では異色の作品となっていますし 、スパイ映画としてどうなのよという部分もあるかもしれませんが、ただ大作映画の続編としては正しいルートを選んでいるんじゃないかと思います。


1がヒットしてド派手になって2が登場という黄金ルート。まあそうやって2がヒットした映画のその後は大抵迷走や尻すぼみだったりするのですが。


実際1と2がヒットしたものの、その後は延々と迷走と原点回帰を繰り返してるシリーズは多々ありますし。


そう考えると3でしっかりスパイ映画に戻してきたからこそミッションイン:ポッシブルが今日まで続く人気シリーズになったのかもしれません。


とはいえ2のアクション路線に熱狂した層としては、原点回帰となった3は物足りず、

2に比べたら派手さがない故に地味に感じ、2の派手さに慣れた層からはむしろ3を駄作扱いするような声も結構あったような気がします。



その後シリーズが続いていくにつれ2と3の評価が逆転していったのはとても興味深い現象です。


とはいえスパイ映画として見なければ2はアクション映画としてはとても面白いですし、アクション映画としてみなければ3はとても面白いスパイ映画だと思います。


シリーズが進んでいくにつれスパイ映画としても、アクション映画としても両立し、評価されているのですからトム・クルーズは素直にすごいなと思います。


そんな今や名シリーズとなったミッション:インポッシブルが、まだあれこれ模索を続けていた頃のアクション超大作ミッションインポッシブル2。頭を空っぽにしてアクション映画として見ればとても面白い映画だと思います。


また白い鳩や至近距離での撃ち合いなど、ジョンウー特有の演出も健在で、ミッション:インポッシブル2公開前のテレビの特番などでも、ジョンウー特有の演出などについて頻繁に言及されていました。


ミッションイン:ポッシブル2がきっかけで ジョン・ウーを知ったという人も多いはず。


そしてジョン・ウーの過去作品を遡っていくうちに『男たちの挽歌』という超名作映画に出会ったという人もかなり多いかと思います。


男たちの挽歌と言ったら ガンアクション映画としても、香港ノワール映画としても超がつくほどの名作です。とはいえジョン・ウーの大ヒットした ハリウッド作品がなければ今ほどの知名度やガンアクションと言ったらロングコートに二丁拳銃のようなテンプレ化もなかったように思います。


確かにミッション:インポッシブル 2はミッションイン:ポッシブル シリーズとしても、スパイ映画としてもイマイチな面はあるかもしれませんが、 ガンアクション映画シーン与えた影響というのは決して小さくはないと思います。


というわけで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。




Twitterで更新通知を受け取る

このブログの人気の投稿

ボーはおそれている

ウィッチサマー