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スーパーガール

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​どうも、松本13です。今回は『スーパーガール』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スーパーガール』は、2026年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。DCスタジオが展開する「DCユニバース(DCU)」シリーズの映画第2作目。 【あらすじ】 故郷を失ったトラウマから気ままな宇宙旅行を続けていたカーラ(スーパーガール)。誕生日を祝う旅の途中で謎の敵クレムの襲撃を受け、愛犬クリプトが毒に侵されてしまう。愛犬を救う解毒剤を求め、彼女は危険な追跡の旅へ出る… ​ジェームズ・ガン率いる(今作は「制作」にて参加)DCUの『スーパーマン』に続く2作目となる今作。概ね好意的に受け止められている印象ではあるものの、賛否両論寄りな印象があります。どちらにしても、問答無用の大成功とはいかなかった模様。 ​ただ、個人的にはめちゃくちゃ楽しめました。ジェームズ・ガンって『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも『ザ・スーサイド・スクワッド』でもそうでしたが、アウトローを描くのがめちゃくちゃうまいですからね。 ​スーパーマンはどちらかというと直球ヒーロー映画だったと思うのですが、スーパーガールの方はジェームズ・ガンお得意の、ちょっとアウトロー寄りな作風だったりします。 ​スーパーマンの従兄妹ではありますが、スーパーガールは清廉潔白なスーパーマンに比べると、ちょっとやさぐれているんですよね。 ​スーパーマンは故郷の星が滅ぶ前に脱出をしましたが、スーパーガールは故郷の星が滅び、家族が死んでいくのを見ながら育ったので、性格もかなり違うんですよね。 ​その部分の違いが非常に絶妙でして。ただ、スーパーガールも正義の心がないわけじゃないんですよね。 ​ただスーパーマンほどまっすぐじゃなく、だいたい酔っ払っていて腰を上げるのがいちいち重い、みたいな。なんか親戚に1人はいるおっちゃんみたいな感じのキャラがこれまた絶妙なんですが。 ​そしてお堅い新聞社勤めのスーパーマンと違い、スーパーガールは酒も飲むしクラブも行くしの自由人。 ​そういうタイプなので、スーパーマンからもらったちょっとダサいスーツも頑なに着ない。 ​そんな彼女がいかにしてあのダサいスーツを着て正義のために立ち上がるのか、みたいなのが今作の見どころでして。 ​​確かにスーパーマンのような直球路線ではないので、賛否両論になっ...

『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の予習15作が多すぎる問題と、個人的に推したい映画たち

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どうも、松本13です。今回は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の予習で観るべき15作品についてです。 少し前にDisney+で『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の予習で見るべき15作品が発表され、世界中から壮大なツッコミが入りました。 その少し前にマーベル・スタジオから「『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』と続編の間に作品は公開しない」「量より質」という宣言がなされ、世間のマーベル疲れが「ようやく分かってきたか」と思った矢先に、全部で42時間・15作品の予習をしろだなんて全然分かっていなくて、「そういうとこだぞ」と思ってしまったのですが。 それに加え、マルチバース設定ゆえにMCU以外の作品にまで予習の範囲が広がったって、本当に本末転倒なんじゃないかと思うのですが。 それに加え、予習で見る15作品についても続編ものが多く、それを理解するのにもさらなる予習が必要という、全く実用性のない15作品となってしまっている感が否めないのですが。 ひとまず個人的におすすめしたいのは、予備知識なしで単体で見ることができる『X-MEN』『X-MEN2』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『ザ・ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』あたりかなと。 キャプテン・アメリカはMCUのオリジン的作品ですし、X-MENは実写化アメコミ映画のパイオニア的存在なので、見ておいて損はないかと。 X-MENの成功がなかったら、後のMCUもDCUもありませんでしたからね。 ちなみに、同年代に公開され同じく実写化アメコミ映画の立役者となった『スパイダーマン』がまさかのマルチバース客演を果たす『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』も、個人的にはおすすめです。それなりの予備知識は必要であるものの、歴代スパイダーマンの何かしらを見ていれば盛り上がれる要素が多々ある超絶傑作ですので。 ちなみに全然関係ありませんが、X-MENとスパイダーマンに加え、アメコミ実写映画の立役者となった作品に『ブレイド』があります。 MCUとして「リブートするする」と何年も言い続け、引っ張りに引っ張った挙句、つい最近ついにポシャってしまった不遇な作品ではあるのですが、オリジンである3部作もめちゃくちゃ面白いので、個人的にはめちゃくちゃおすすめです。 ついでに『アンダーワー...

スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ

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どうも、松本13です。今回は『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、2026年のアメリカのスーパーヒーロー映画。シリーズ4作目、MCUとしては38作目となる。 【あらすじ】 ドクター・ストレンジの魔術によって、全世界の人々からピーター・パーカーに関する記憶が消されてから数年後、ピーターはニューヨークで一人暮らしをしながら、スパイダーマンとして自警活動を行っていた。しかし、新たな敵の出現により、再び自分の大切な人々に危機が訪れようとしていた… ​近年、一部では没落が囁かれており、いまいちパッとしない印象のあるMCU。そんなシリーズの最後の砦と言っても過言ではないスパイダーマン最新作。 ​多少の賛否はあれど、シリーズ全ての作品で成功を収めてきたMCUの優等生ですが、今回もしっかり傑作クオリティに仕上がっています。 ​何かと予習復習が必要なMCUですが、今作は予備知識がなくても楽しめる作品。 ​ただ最低限、「スパイダーマン=ピーター・パーカー」ということが世界に知られてしまったので、それをなかったことにするために魔術師ドクター・ストレンジの力を借りて、親友や恋人を含む全ての人々の記憶から自分の存在を消してもらった、とてつもなく孤独な状態から、はいスタート……という部分は事前に知っておいて損はないんじゃないかと。 ​じゃあ今作は結局「みんなの記憶が戻ってハッピーエンド」という展開を、おそらく多くの人が予想するかと思うのですが、 ​その部分も含めたストーリーも、今作は非常に秀逸にできていまして。 ​それに加え、パニッシャーやハルクなど、客演する他のMCUシリーズの人選もこれまたかなり秀逸でして。 ​特に今作でスパイダーマンの実質的な相棒を務めるのがパニッシャー。 ​個人的にもパニッシャーってマーベル屈指の名キャラだと思っていまして。 ​スーパーパワーのない一般人なのに、ヤムチャ的立ち位置になることのない脳筋ゴリラ的存在感や、ピーター・パーカーとの関係性などはかなりの見どころ。 ​トニー・スタークしかり、今作のパニッシャーしかり、やさぐれたおっさんに何かと気に入られる人たらしな可愛げみたいな部分って、歴代のスパイダーマンにはないトム・ホランド版スパイダーマンならではの魅力か...

マスター・オブ・ユニバース

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どうも、松本13です。 ​今回は『マスター・オブ・ユニバース』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『マスターズ・オブ・ユニバース』は、2026年公開のアメリカ合衆国のSFアクション映画。マテル社が発売した玩具で、フィギュア、コミック、アニメなど多岐にわたり世界中の人々に愛されてきたマスターズ・オブ・ユニバースを実写映画化した作品。 【あらすじ】 惑星エターニアの王子アダムは、幼少期に起きた戦乱から身を守るため地球へと送られ、正体を隠して成長する。15年後、偶然手にした伝説の剣「パワーソード」に導かれ故郷へ戻るのだが… ​この映画、めちゃくちゃ面白かったです。 個人的に『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降のスーパーヒーロー映画の中では、トップクラスの出来なんじゃないかと。 ​個人的にMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)だと、『マイティ・ソー バトルロイヤル』がとても好きなのですが、今作はまさにそんな感じのノリ。 80年代風のレトロポップな雰囲気に神話っぽい雰囲気もありつつ、スター・ウォーズチックな戦闘機やレーザービュンビュン、アイアンマン的なガチャガチャしたメカニックみたいな要素や、ガンカタ使いみたいなキャラが出てきたりと、それこそちょっと偏った方面のアクション映画好きの「好きなもの」を詰め込めるだけ詰め込んだ、ロマンの塊みたいな作品でして。 ​とにかく今作、小難しいこと一切なしに、直球で面白い作品なんですよね。とにかく徹底して娯楽に徹してまして。 ​主人公は金髪マッチョなイケメン、武器はでかい剣という最高なルックス。 ​敵は世界征服を企むスカルフェイスの悪いやつ、というどストレートさ。 ​ストーリーは幼い頃に王国を追われた王子が、長い時を経て復讐を遂げるという胸アツストーリー。 ​無理やりなポリコレ要素も、ラブロマンス要素もほとんどなく、とにかくめちゃくちゃ気持ちいいテンポでラストまで見ることができる作品です。 ​先ほど「『マイティ・ソー バトルロイヤル』に似ている作風」と言いましたが、あの作品って、暗くて重くなりがちだったソーの世界観に、絶妙にコメディのノリをぶち込んだことで大成功した作品かと思うのですが、今作においても同様で、とにかくめちゃくちゃセンス極まるコメディ要素が満載なんですよね。 ​とにかく胸アツと笑い、それ以外の不純...

パニッシャー:ワン・ラスト・キル

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どうも、松本13です。今回は、『パニッシャー:ワン・ラスト・キル』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『パニッシャー:ワン・ラスト・キル』 は、マーベル・シネマティック・ユニバースに属するアメリカのWebテレビスペシャル。2026年にディズニープラスで配信された。 【あらすじ】 パニッシャーことフランク・キャッスルは、家族を殺された復讐を遂げるも、未だにトラウマや幻覚にさいなまれていた。そんなある日、思いがけず再び戦いの渦へと引き戻されてしまう… ​「悪人、絶対許さないおじさん」ことパニッシャー。個人的に、数あるアメコミキャラの中ではかなり好きな方でして。パニッシャーって、元海兵隊の凄腕ながら、特殊能力を持ったスーパーヒーローってわけじゃないんですよね。むしろ「ヒーローではない一般人の最上位」みたいな存在でして、コスチュームもなし。強いて言えば、ドクロのTシャツくらいのもので。格ゲーで言うところの「投げ技キャラ」みたいな、非常に無骨さとロマンあふれるキャラなんですよね。そのロマンゆえにヤムチャ的格下キャラ扱いされることなく、他のスーパーヒーローに匹敵する人気を誇る、非常に稀有なキャラクターだと思うのですが。 ​とにかくビジュアルやキャラクター性においては抜群に素晴らしいパニッシャー。ただ、映画化に関してはぶっちゃけパッとしないというか、明確な成功は収められていないんですよね。どの作品も結構大雑把なものが多かったりしますし。ただ、個人的にはそういうマッチョな大味さも含めて、かなり好きだったりするのですが。 ​そういう「パニッシャー」というキャラクターや作品の特性を加味した上で見るのであれば、今作もかなり面白い作品なんじゃないかと。 ​一応、ドラマバージョンと関連性のあるテレビスペシャルみたいな立ち位置の作品なのですが、基本的なパニッシャーの設定を知っていれば、特に予習はなくても楽しめるかと。テレビスペシャルゆえに短めの尺なのですが、「復讐!」「ドンパチ!」とパニッシャークオリティは満載。逆にそれ以上のストーリーはほとんどなかったりするのですが、そのシンプルさが良かったり。とにかく短めの尺ながら、多くの人がパニッシャーに望むものはしっかり摂取できる、めちゃくちゃ優れた作品です。かつ、MCU作品とは思えないくらいの血みどろ処刑劇が満載。 ​復讐で病ん...

ファンタスティック4:ファースト・ステップ

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​どうも、松本13です。今回は、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』についてです。 ​まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、2025年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第37作目。 【あらすじ】 宇宙ミッション中の事故で特殊能力を得た4人のヒーローたち。彼らは惑星を次々と食い尽くすギャラクタスの脅威から地球を守るべく、強大な敵に立ち向かっていく… ファンタスティック・フォーの実写化としては3回目となる今作ですが、過去2回の実写化については興行的には成功を収めている作品はあるものの、批評的には賛否両論や低評価のものが多く、問答無用の大成功は収められていないといった印象です。 ​そんな実写化の3度目の正直となるかといった今作でしたが、批評的には相当に苦戦しているといった印象があります。 ただ、個人的には普通に面白かったというのが率直な感想なんですよね。 ​この映画の面白い所って、いい評価も悪い評価もだいたい言っていることが同じなんですよ。 とにかく今作のレトロフューチャーな世界観は良かった、ただストーリーに若干難ありといった評価が多いかと思うのですが。 ストーリー部分については「盛り上がりに欠ける」とか「大味すぎる」とか表現は様々です。しかしそんな分かりやすい一本道路線を評価する声も多々ありまして。 ​特に昨今のMCUって、マルチバースやら何やらでストーリーがめちゃくちゃ複雑になりがちですし、作品によっては一見さんお断りみたいになっちゃっている感があると思うんですよね。 今作はそんな昨今のMCUにしてはかなり珍しく、予備知識なしで見て楽しめる作品なんですよね。 ​レトロフューチャーな世界観に大味なストーリー。 確かに、かつての大河シリーズのような重厚なMCUを期待した人にとっては肩透かしだったかと思いますが、逆にそれらに疲れていたり、辟易していた人にとっては、今作の大味さや単調さ、ある種の薄さはむしろ救いになったんじゃないかと。 めちゃくちゃコーラが飲みたい時に飲んだ水は味気ないけど、胸焼けして炭酸飲料なんて受け付けないコンディションの時に飲む水はめちゃくちゃ美味しく感じたりしますからね。 ​なので、あれこれ難しいことを考えない大味な、言ってしまえばM...

ダークナイト ライジング

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どうも、松本13です。今回は、『 ダークナイト ライジング』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ダークナイト ライジング』は、2012年のアメリカ合衆国・イギリスのスーパーヒーロー映画。『ダークナイト・トリロジー』三部作の第3作目であり完結編である。 【あらすじ】 地方検事ハービー・デントの罪を被り、バットマンがゴッサム・シティから姿を消して8年。束の間の平和を享受していた街に、鋼のような肉体をまとった巨漢のテロリスト・ベインが現れ、次々と破壊活動を繰り返す… クリストファーノーラン監督によるバットマン。いわゆるダークナイト三部作完結編であり、言わずと知れた名作。 もはや語るべくもない作品かとは思うのですが。 それでもついつい語りたくなってしまう作品だと思うんですよね。この作品は。 この作品についてのレビューは本当に色々と興味深い。 バットマンと言う作品やキャラクターにしても、クリストファー・ノーラン監督作品としても、ダークナイト三部作完結編としても、そして何より伝説的な作品である 『ダークナイト』の続編としても。 見る人によってめちゃくちゃ色々な感想があるんですよね。その部分の感想が本当に人それぞれで興味深い。 上述のような様々な側面を持つ作品なだけに、ネットの各所で結構あれこれ言われてるんですよね。 ただこの作品の本当にすごい所って、それだけあれこれ言われてるにも関わらず、なんやかんやで星3つから4つぐらいは普通に獲得している点。 この作品、あれこれ難点を指摘しつつの高評価や中評価が多いのが本当に面白いと思うんですよね。手放しで絶賛はできないけれど評価せざるを得ないみたいな。 とにかく絶賛の声一色であった前作の評価って良くも悪くも同じような評価でしたし。 あの伝説的とも言える名作、『ダークナイト』の後にこれだけの作品を作るって並大抵のことじゃないと思うんですよね。 ダークナイトって、作品として素晴らしいのはもちろんのこと、ヒース・レジャーによるジョーカー怪演という要素に加えて、作品としてめちゃくちゃ有利な立ち位置にある作品だと思うんですよね。 『バットマン ビギンズ』は序章、それなりに説明が必要な部分もあったり。 ライジングは完結編。作中で始末をつけないこといけない事も多々あったり。 その真ん中のダークナイトって一番むちゃくちゃやれる立...

スーパーマン(2025)

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どうも、松本13です。今回は、『スーパーマン』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スーパーマン』は、DCコミックスを原作とする2025年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。監督・脚本はジェームズ・ガン。 【あらすじ】 相棒のスーパードッグと共に地球と人々を守るために身を粉にして奔走するスーパーマン。そんな彼は、天才科学者にして大富豪の宿敵レックス・ルーサーとの過酷な戦いに挑む… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。文句なしの「傑作」と言っても、決して大げさではないんじゃないかと。 この映画って単体だけではなく、DCユニバースとしても大成功な作品なんじゃないかと思います。 あれこれ迷走した挙句、打ち切りとなってしまった旧DCユニバースも、これまた迷走を繰り返しているフェーズ4以降のMCUも、クロスオーバーの設定作りの部分でつまずいてしまっている感があるんですよね。クロスオーバーで先々は面白くなるのだろうけど、そのために今ここにある作品が犠牲になってしまっているというか、退屈になってしまっているというか。 ただ今作の監督であるジェームズ・ガンは、MCU黄金期の立役者であることもあり、その部分をめちゃくちゃうまくやっていると思うんですよね。今作はまず設定云々というより、もうすでにジャスティスリーグやクロスオーバーの原型が存在しているという設定で物語が進んでいまして、スーパーマンとしても立身編というより、すでに活動を始めてから3年が経っているところからのスタートなんですよね。 微妙な作品を連発して結果的に打ち切りとなってしまった旧DCユニバースですが、第一作目である『スーパーマン:マン・オブ・スティール』はめちゃくちゃ名作だったと思うんですよね。ただ今作は、『マン・オブ・スティール』のようなリアルで重厚な路線ではなく、ライトでポップな路線なんです。 スーパーマンのスーツについても、ちょっとかっこいい方面にアレンジとか無しの、古き良き時代のカラーリングだったりしますし。個人的にスーパーマンって圧倒的な正義のヒーローかつ聖人君子のイメージがあったのですが、今作のスーパーマンって、善人ではあるのだけれど、ちょっと善人すぎるというか、馬鹿正直すぎるというか、そういうとても人間臭い部分がありまして、そういう部分のキャラも今作ならではの魅力なんじゃないかと...

ザ・フラッシュ

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どうも、松本13です。今回は、『ザ・フラッシュ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ザ・フラッシュ』は、DCコミックスの同名のキャラクターをベースにしたアメリカのスーパーヒーロー映画。主演はエズラ・ミラー。 【あらすじ】 ジャスティス・リーグのフラッシュことバリー・アレンは偶発的に見つけた時間を遡る能力によって、母の死を回避する事に成功する。しかしその影響で様々な物事が変化し、挙句の果てに自分の能力を失ってしまう… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。 アメコミヒーロー映画としてはもちろんのこと、マルチバースものとしても本当に最高の出来だったんじゃないかと。 人によっては多少物足りなさを感じる部分はあるかもしれませんが、とはいえ評価は概ね好評。絶賛の声も多数。 前評判にしても公開後のユーザーレビューにしても、ここまで好意的に迎えられたDCエクステンデットユニバース作品というのはないんじゃないかと。 この映画、フラッシュの設定的に決して明るく楽しい話ではないのですが、とはいえこれまでのDCEU作品に比べると大分明るく軽いノリ。 しかも何かしらの作品を予習しなくてもこの作品単品で楽しめます。 クロスオーバーやら何やらで何かと複雑になりがちな一見さんお断り仕様のここ数年のアメコミ映画としては、かなりとっつきやすい作品だと思います。 もちろんこれまでの作品を見ていないとちょっとわけがわからない部分もあったりしますが、 とはいえアメコミ映画って単品映画でも原作を知らないとちょっとわからない部分もあったりするのが普通だと思うので、 そのような部分も、アメコミ映画としては許容範囲内ではないかと。 それより何よりこの映画と言ったらマイケル・キートンのバットマン。 これに尽きるかと思います。 最近のアメコミ映画には興味ないのだけれど、ただ昔好きだったマイケル・キートンのバットマンが出るから、という理由でこの作品を見た人も結構多いんじゃないかと思います。 そういう意味でもこの映画の果たした役割ってかなり大きかったと思うのですが、ただそれが数字に反映されてるかと言ったら微妙なところ。 興行的に爆死との報道も出ていましたし、その真偽は分かりませんが、少なくとも成功はしていない模様。 それって多分、実際に見た人の多くは絶賛しているけど、そもそも見に行くことすらしな...

THEBATMAN-ザ・バットマン-

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どうも、松本13です。今回は、『THEBATMAN-ザ・バットマン-』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『THEBATMAN-ザ・バットマン-』は、2022年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。主演はロバート・パティンソン。 【あらすじ】 ハロウィーン。ゴッサムシティで市長が殺害される。バットマンが現場に駆け付けるとそこには犯人からのメッセージが残されていた… 個人的にバットマンというのはこの作品に限らず、ハズレ映画がほとんどない印象です。 好みや評価の違いはそれなりにあるかと思いますが、私個人としてはバットマンシリーズはどの作品も好きです。 作品の良し悪しは別として、ベン・アフレックのバットマンもめちゃくちゃ好きです。 私にとってバットマンというのは、陰にも陽にも堪えるし、誰が演じてもあまり「コレジャナイ感」」を感じない稀有なヒーローだったりします。 もちろんバットマンを演じるのだから誰でもいいというわけではないかと思うのですが、ただ他のアメコミヒーローに比べると、前評判は作品毎にあれこれあっても、公開されたらされたでこれはこれでありなんじゃないかとなる印象です。 それはバットマンが他のヒーローほど頻繁にマスクを外さないからでもあるかと思うのですが。 俳優の顔見せ要素もあるかと思うのですが、他のヒーローって結構すぐにマスクを外しちゃうと思うんですよね。もしくはスーパーマンなどのマスクなしヒーローだったり。 ただバットマンって、バットマンとして活動している間はほとんどマスクを外さなかったり。 ヒーロースーツを着てるけど顔は素顔みたいなことが他のヒーローに比べて少ない。顔を出すのはブルース・ウェインである時のみ。 ブルース・ウェインとバットマンの間には明確な隔たりがある気がします。 その部分の隔たりが他のヒーローに比べてバットマンはとてもしっかりしていると思いますし、そこがバットマンというヒーローのある種の魅力でもあるかと思うのですが。 そんなバットマンに今回扮するのはロバート・パティンソン。 今作はバットマンが若い頃の話。 今作で描かれている若さって、決してキラキラした若さではなく、むしろ結構な危うさだと思うんですよね。 そもそも今作のバットマンのイメージのモデルとなったのが伝説のロックバンドニルヴァーナのカート・コバーン。 ニルヴ...

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド

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どうも、松本13です。今回は『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』 についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、2025年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。『キャプテン・アメリカ』シリーズ4作目。「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の34作品目の作品。 【あらすじ】 サム・ウィルソンは新たなキャプテン・アメリカとして、国際会議でのテロ事件をきっかけに深刻化する世界情勢に立ち向かう。しかしそこには巨大な陰謀が隠されていた… この映画は、興行・批評ともにそれなりの成功は収めているものの、シリーズ大本命のキャプテン・アメリカという部分を考慮すると、ちょっと微妙な結果ではないかと思います。 ただ作品としてはめちゃくちゃ面白いんですよね。 本当に昨今のMCUとしては珍しい手放しで楽しめる作品です。 シリーズ最大の害悪で戦犯でもある、あのロス長官が大統領になってしまうという、もう地獄のような話でして。 しかも、その大統領役がしれっと集客力のあるハリソン・フォードに代わっているという点は、個人的にはかなりグッジョブなんじゃないかと。 キャスト変更についてはそれなりに賛否はあるかと思いますが、とはいえMCUにおけるキャスト変更なんていうのは日常茶飯事、全然珍しいことじゃないですからね。 今作は、キャプテン・アメリカの名を冠している作品ながら、内容としては『インクレディブル・ハルク』の続編としての側面も多々あったりするんですよね。 そういう部分での見応えもめちゃくちゃあったりします。 なにせインクレディブル・ハルクってMCUのオリジンですからね。 なので今作は昨今のMCU作品にありがちなある種のだるさとか退屈さみたいなのはほとんどなかったりします。 これから始める抱き合わせ商法の設定を積み上げていきまっせーみたいな。 むしろ今作においては、これからというよりこれまでを重視する内容であり、その上でこれからどうするの?みたいな、そういう話なので。 それこそ、フェーズ3までのノリで普通に見られる作品だったりします。 ひとまず、『エンドゲーム』まで抑えておけば内容はだいたい理解できると思いますし。 実際、今作がエンドゲームの直後に公開していたとしたら、めちゃくちゃヒットしただろうし、評価...

クソ映画検証6『X-MEN:ダーク・フェニックス』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証6、『X-MEN:ダーク・フェニックス』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『X-MEN:ダーク・フェニックス』は、マーベル・コミックの『X-メン』をベースとした、2019年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。X-MENフランチャイズでは『デッドプール2』(2018年)に続く12作目であり、メインシリーズでは『X-MEN:アポカリプス』(2016年)に続く7作目であり、最終作。 【あらすじ】 アポカリプスから人類を救う戦いから10年。サイコキネシスとテレパシーの特殊能力をもつミュータントであるジーンは、宇宙でのミッションで起きた事故が原因で自分の中のダークサイドが増幅し、内に封じ込められていたもう一つの人格が解き放たれてしまう… この映画、作品としてのクオリティが極端に低いわけではなく、単体で見ればそこまで悪い作品ではないかと思います。 ただ昨今のアメコミ作品、特にマーベル作品となると前後のつながりや他作との関係などが非常に重要になってくるわけでして。 私個人としても作品単体としてはそこまで悪くはないと思うのですが。 ただ作品以外の諸々の要素を考慮すると個人的にはこの映画はクソ映画になってしまうかと。 今作公開前後のマーベル作品の雰囲気ってめちゃくちゃいいものがあったと思うんですよね。 紆余曲折ありながらも大団円。結果良ければ全てよしみたいな。 ここまでの道のりは決して平坦ではなかったのだけれど、良くないことも多々あったのだけれど、ただなんとかいい形に決着できたよねみたいな。 X-MENシリーズとしてもマーベル作品としても。 程度の差はあれど、少なからずのファンがそのような気持ちでいたと思うのですよね。 そこにいきなりぶち込まれたこの作品。 そもそもこのタイミングでこのエピソードを選んで実写化する必要性があったのかという部分については甚だ疑問ですし、本当にこの映画、シリーズに対しては余計なことしかしていないと思うんですよね。 作品単体としては悪くはないながらも、そこまで突出していいわけでもなく、少なくとも大河シリーズの大団円に水をさすことを正当化できるレベルには全く達していないと思うんですよね。 ただ上述のような一連のシリーズへの愛着や感情が一切ないのであれば、全く悪い作品ではないかと思うので、人...

スポーン

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  どうも、松本13です。今回は映画、『スポーン』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スポーン』は1997年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。同名コミックを原作とした実写作品である。 【あらすじ】 CIAの特殊工作員アル・シモンズは、上司の裏切りにあい、任務中に惨殺される。やがて地獄に墜ちたシモンズは、最愛の妻に会いたい一心で闇の支配者マレボルギアとある契約を交わす… この映画は世界中で大コケした映画として有名です。評価もかなり低め。 ただ個人的にはとても好きな作品です。 大コケした低評価映画ですが、かと言ってストーリーに問題があるというわけでもなく、作品として致命的な欠陥があるというわけでもありません。 ただ作中のCGの一部が相当に安っぽい部分は問題かと思いますが。 1997年公開という部分を考慮してもかなりひどい出来のCGです。 ただその一部のCGを除くと、それ以外の部分でのCGはむしろ今見てもそこまで違和感を感じないレベルに素晴らしい出来だったりします。 実際この映画の公開当時は「脅威の映像マジック」みたいな触れ込みで特集が組まれたりしていましたし。脅威の映像マジックという表現自体に今や時代を感じてしまいますが。 この映画の公開された1997年はまだアメコミ映画というジャンルが今ほど確立されていない時代です。 もちろんまだMCUもDCEUもありません。 現代のようなアメコミ映画の礎となったのは、おそらく2000年に公開された『X-MEN』だと思うのですが、そんなX-MENが公開するまでは、アメコミ映画というのは今ほど強力なコンテンツではなかったかと思います。 一般的に知られているヒーローはスーパーマンとバットマンくらい。 2002年にサム・ライミ版の『スパイダーマン』が公開されるまでは、スパイダーマンですらそこまで広く知られたヒーローではなかった気がします。 スポーンという映画が受け入れられなかったのはそんな時代背景もあるかなと。 スポーンはあまり子供向けではないダークヒーローなのですが、当時はダークヒーローという概念も今ほどはっきりと出来上がっていなかったと思いますし。 それゆえに明るく楽しいアメコミ映画だと思って見てみたら全然内容が違ったみたいな低評価も結構多かったと思います。 漫画原作のヒーローものだからと間違って...

鬱映画ファイル28『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

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どうも、松本13です。 今回は、鬱映画ファイル28、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、マーベル・コミックのスーパーヒーローチーム「アベンジャーズ」をベースとした、2018年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の19作目。 【あらすじ】 地球に向かうアスガルドの避難船をサノスが襲撃。ロキが隠し持っていたスペース・ストーンが奪われてしまう。かろうじて地球に逃れたハルクはドクター・ストレンジにサノスの恐るべき計画を伝える… 個人的にこの映画、比較的近年の映画の中では特に印象に残っている鬱映画でして。 そもそもアメコミヒーロー映画って明るく楽しいとまではいかないながらも、陽か陰かといったら圧倒的に陽な存在だと思うのですが。 そんなMCUによってぶち込まれた最低最悪の鬱展開というのは、本当にもうとんでもない衝撃があったわけでして。 特に直近作品、『マイティ・ソー バトルロイヤル』がめちゃくちゃ「陽」極まる作風、かつめちゃくちゃ面白い傑作でして。 そこからの本作の冒頭、その落差だけでももう相当な地獄なのですが、さらにそこから映画史に残るといっても決して大げさではないレベルの大事件が起きるわけなのですが。 その部分も含め、作品の知名度や全世界の幅広い年齢層を対象としたその被害範囲などの影響を考慮すると、今作の鬱レベルって相当に高いかと思うのですが。 ただこの作品を鬱映画として受け止めるためのハードルもそれなりに高いと思うんですよね。 この映画で絶望を味わうためにはこの作品までの十数作の予習が必要でして、もうそれだけでも興味のない人は絶対に匙を投げるレベルかと思うのですが。 しかも今と公開当時とではこの映画の鬱レベルも相当に違うと思うんですよね。 今現在はすでに続編が何作も制作され、今作における鬱要素も救済がなされた後だったりするので。 逆にこの映画が最新作であった当時の、あの衝撃、お通夜ムードというのは本当に今とは比べ物にならないくらいに絶望的なものだったんですよね。 しかもこの時期って他の『ジュラシック・ワールド』や『スター・ウォーズ』などの人気シリーズも相当に香ばしいことになっていた時期でして。 映画界全体にめ...

クレイヴン・ザ・ハンター

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どうも、松本13です。今回は、『クレイヴン・ザ・ハンター』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『クレイヴン・ザ・ハンター』は、2024年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミックの同名のキャラクターをベースにした、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の第6作目にあたる。 【あらすじ】 若い時に母親を亡くし、裏社会を支配する冷酷な父親に育てられたセルゲイは、狩猟中にライオンに襲われたことをきっかけに冷酷なハンター「クレイヴン」として覚醒する… この映画、興行的には大爆死と言っても過言ではない作品かと思うのですが。 ただ評価はそこまで悪くはない印象です。 むしろSSUとしては高いんじゃないかと。 個人的にもかなり好きな作品です。 この映画が爆死した原因って、この映画そのものというより、シリーズそのものがパッとしないからなんじゃないかと。 そりゃスパイダーマンの名を冠しているシリーズなのにスパイダーマンが出ないという時点でかなり微妙だと思いますし。 公開作品の多くが興行・批評どちらか、もしくはその両方で失敗していますし。 一応クロスオーバーシリーズと銘打ってはいるものの、いつまでたっても全貌は見えてこずといった状況で。 シリーズ全体としてはちょっと楽しみ方とか期待の仕方にコツがいる相当に癖のあるシリーズだったりするのですが。 ただこの映画に関しては作品単体で見るとかなり面白いんじゃないかと。 ちょっとしたダークヒーローくらいの感覚で見るのであれば普通に楽しめると思うんですよね。 キャラもめちゃくちゃ立っていますし、それよりなにより普通にかっこいいですし、めちゃくちゃダークヒーローしていますし。 それに加えラッセル・クロウ演じる、主人公の父親であり、傲慢で横暴なロシアンマフィアのボスがこれまた素晴らしい。 ラッセル・クロウってやば目のおっさんを演じさせたら本当に素晴らしい仕事をしますからね。 そんな内容とは裏腹に多くの人には興味を持たれなかったこの映画ですが。 個人的にはMCUやDCEUなどの作品展開が、それ以前に比べると相当に少ない時期に公開されたから余計に楽しめたというのもあるかなと。 これが他のシリーズがゴリゴリに展開している時期に公開されたら印象もちょっと違ったと思うんですよね。 作品単体で見れば面白いものの...

ヴェノム:ザ・ラストダンス

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  どうも、松本13です。今回は、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は、マーベル・コミックスのキャラクター『ヴェノム』をベースにした、2024年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。『ヴェノム』(2018年)シリーズの3作目であり、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の5作目となる。 【あらすじ】 エディ・ブロックと、彼の身体に寄生する地球外生命体シンビオートのヴェノムは、カーネイジとの戦いでパトリック・マリガン刑事の殺害容疑をかけられ追われる身となり、当てもなく放浪していた。エディは自らの無実を証明するため、ニューヨークへ向かうことを決意する… この映画、一般的な評価についてはいまいちパッとしない印象の作品ですが、個人的にも同様の評価です。 とはいえ個人的にはヴェノムというキャラクターも、主演のトム・ハーディも大好きなので、ヴェノムとトム・ハーディがいちゃこらしてるだけで大満足だったりするのですが。 ただ今作はいまいちパッとしないソニー ズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)という、そもそもその呼称すらあまり知っている人がいない、クロスオーバーシリーズの一環でして。 そもそもSSUって、スパイダーマンの名を冠していながらスパイダーマンが出ないというかなり微妙なシリーズでして。 実際シリーズのほとんどの作品がコケるか酷評されるかみたいなかなり悲惨な状態だと思うのですが。 そんな微妙なシリーズの中で唯一それなりの成功を収め、シリーズをけん引する役割を担っていたのがヴェノムだったわけでして。 そういう部分も含めるとちょっとこの作品は弱いかなと。 それに加え今作はヴェノムシリーズの完結編なので、どうしてもシリーズが終わってしまう寂しさゆえに評価がマイナス方面に触れがちだと思うんですよね。 そういう諸々を含めるとちょっと微妙な評価になってしまいがちなのですが、ただ作品単体で見るのならそこまで悪くはないんじゃないかと。 クロスオーバー要素がちょっとノイズになってしまっている部分はあるかと思いますが、とはいえ大味アメコミ映画くらいの感覚で見るのなら結構楽しめるんじゃないかと。 個人的にヴェノムシリーズはとても好きなので、ひとまず綺麗な形で完結したという部分については評...

ブルービートル

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どうも、松本13です。今回は、『ブルービートル』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ブルービートル』は、2023年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。様々な「DCコミックス」の実写映画作品を、同一の世界観のクロスオーバー作品群として扱う『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズの第17作品目の映画。 【あらすじ】 大学を卒業したばかりの青年ハイメ・レイエスは希望を胸に故郷へ戻り、世界における自分の目的を見つけようと模索する日々を過ごしていた。 そんなある日、エイリアンのバイオテクノロジーが残された古代の遺物「スカラベ」を思いがけず手にしたことで、彼の運命は一変する… この映画、公開時にはすでにバットマンやスーパーマンなどのクロスオーバーシリーズ、DCEUの打ち切りが決まっており、もともと配信用に作られたということもあり、プロモーションもほとんどされず、挙句の果てには日本ではビデオスルーというかなり不遇な扱いを受けている作品だったりするのですが。 しかも劇場公開がなされた本国アメリカでの興行成績は無事爆死だそうで。 とにもかくにも出揃っている情報だけ見ると、もう駄作フラグが立ちまくっているかと思うのですが。 いい予感は全くしなかったりするのですが。 ただ実際に見てみるとそう悪くはないんですよね。 大味なアメコミヒーローもの、くらいの感覚で見るとむしろめちゃくちゃ面白いんですよね。 すでにDCEUの打ち切りが決まっているゆえ、小難しいクロスオーバー要素もなし。 無駄に壮大にも、暗くも重くもなりすぎず。 私個人としては本当にちょうどいい感じのアメコミ映画といった感じでした。 とにかくクロスオーバー要素でゴリ押しな昨今のアメコミ映画ではかなり貴重な、シンプルでこじんまりとした大味映画。 そりゃスーパーマンやバットマンなどと比べたらちょっと微妙かもしれませんが、数あるアメコミ映画の中にこのような作品が一つや二つあってもいいと思うんですよね。 配信用の低予算映画として作られたのならなおさら。 そのくらいの期待値で見るのであればこの映画、普通に楽しめる映画かと思います。 アイアンマンを彷彿とさせるガチャガチャ感や、同じ虫をモデルとしたヒーローということもあり、スパイダーマンを彷彿とさせる部分もあったりするのですが。 そういう部分では新しさのあまり...

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

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どうも、松本13です。今回は、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、2024年公開のアメリカ合衆国のスリラー映画。2019年の映画『ジョーカー』の続編。 【あらすじ】 5人を殺害し勾留中のアーサー・フレック。ある日、音楽療法のプログラムを受けていた彼は、そこで謎めいた女性リーと出会う。彼女との交流をきっかけに、アーサーの中で抑え込まれていた狂気が再び暴走を始める… この映画、それこそ映画史に残るレベルの大爆死をかました映画かと思うのですが。 興行的な失敗の規模についてはともかく、批評面での前作からの落差については、本当に映画史に残るレベルなんじゃないかと。 しかもこの映画、実際に公開されるまでは名作フラグしか立っていなかったと思うんですよね。 監督やキャスト変更などの良からぬフラグもなく、むしろ多くの人が前作以上の名作であると信じて疑わなかったと思うのですよね。 私自身、ジョーカーの続編でレディー・ガガがハーレイ・クインを演じると聞いた時は、これはとんでもない映画になるぞと思いました。 それこそ『ターミネーター2』レベルの名作続編が爆誕するんじゃないかと。 実際それくらいの期待値を持って今作を見た人は相当に多かったと思うんですよね。 ただ本当に幸運なことに日本公開については全米よりかなり遅い時期だったゆえ、日本公開時にはすでにこの映画の香ばしさが伝わってきていたんですよね。 この映画、本当に予備知識なして見たら、それこそ映画史に残るレベルの大爆死映画となったかと思うのですが、ただ相当にアレな内容という予備知識を持ってみると、むしろかなりの傑作なんじゃないかと。 この映画、本当に否定する人の気持ちはめちゃくちゃわかるんですよね。 私も予備知識なしで、従来の期待値でこの映画を見たら絶対に、「駄作として見れば傑作」みたいな逆張りじみた評価はできなかったと思いますし。 ただ本当にシャレにならんレベルの駄作くらいの感覚で見るとこの映画、めちゃくちゃ面白いと思うんですよね。 そもそもDC映画って、名作もかなり多いのだけれど、近年の作品においてはそれ以上に駄作も相当に量産されていまして。 DC映画をそれなりに見ている人ならば、駄作への耐性って相当についてると思うんですよね。 その部分を踏まえ...

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

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どうも、松本13です。今回は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、マーベル・コミックのスーパーヒーロー『スパイダーマン』をベースとした、2021年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。シリーズ3作目であり、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の27作目である。 【あらすじ】 敵により自身がスパイダーマンであることを暴露されてしまったピーター・パーカー。マスコミに騒ぎ立てられ、生活は一変。身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼むが… 「ぶん殴りたくなる」という感覚というのはちょっと独特な感覚だと思うんですよね。 それほどまでに嫌いというわけでもなく、実際に殴りたいほどの怒りや憎しみがあるというわけでもなく。 「ぶん殴りたい」ではなく「ぶん殴りたくなる」。 絶妙にそうとしか言えないような感覚。 私がそう思うのは大抵映画や小説などに出てくる登場人物で、大抵はクソガキ感満載の十代。 それらと遭遇した作品をその後再び見ることは殆どありません。 ぶん殴りたくなる感覚というのはとても不快だからです。厳密に言うと不快とはちょっと違うのだけれど、少なくともそれはいい感覚ではありません。 例えるなら自分が十代の頃の真夜中のテンションで書いた自作のポエムを目の前で読み上げられるようなもの。 共感性羞恥が全力で刺激されるような。 結局のところ、ぶん殴りたくなる奴は痛いんですよね。痛々しいんですよね。それを見ていられないのは、それがかつての自分を彷彿とさせるからなのかもしれません。 そしてその「ぶん殴りたくなる感」の最大級に、それこそ世界的に著名な例がサム・ライミ版『スパイダーマン3』の闇落ちしたピーター・パーカーなんじゃないかと。 言われ方は様々であるかと思いますが、闇堕ちした際の彼の言動が相当にアレだったことは間違いないかと思います。 たぶん世界中二病選手権というものがあったら確実に殿堂入りレベルだと思うんですよね。 あのピーター・パーカーが何故あそこまでアレなのかといったら、ああいう調子の乗り方に誰でも少なからず覚えがあるからなんじ...

マダム・ウェブ

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どうも、松本13です。今回は、『マダム・ウェブ』 についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『マダム・ウェブ』は、マーベル・コミックスの同名のキャラクターを主人公とした、2024年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。コロンビアピクチャーズがマーベルと共同で製作した、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の第4作目である。 【あらすじ】 ニューヨークで救急救命士として働くキャシー・ウェブは、救命活動中の事故により、未来予知の能力に目覚める。偶然出会った3人の少女たちが殺される未来のビジョンを見てしまった彼女は、少女たちを助けることを決意する… この映画、興行・批評、あらゆる面で失敗し、ボロクソに言われている映画かと思うのですが。 個人的には結構好きです。普通に楽しめました。 ただそれは私が、SSU(ソニーズ・スパイダーマン ・ユニバース) という、使っている人を全く見たことがない呼称なのですが、とにもかくにもこの一連のシリーズに、全く期待をしていないからというのもあるかと思います。 そもそもスパイダーマンの世界観だけど、スパイダーマンは出てこないという、その時点で普通に考えたらかなり微妙だと思うんですよね。 もちろん同じような性質の作品でも『ジョーカー』のように大成功した事例もあるのですが。ただジョーカーとはキャラクター性も、その知名度も、何より作品としての質も全く違うと思うんですよね。 アメコミヒーロー映画なのにヒーローが出ないという、その時点で相当にうまくやらなければいけない映画かと思うのですが。 そもそもSSUってその部分を一度もうまくできていないわけで。 なので私としてはSSUに関してはいまいちパッとしないシリーズ、くらいの期待値で毎回見ているのですが、それくらいの期待値で見る分には普通にどの作品も面白いんですよね。 他のアメコミシリーズほど壮大にもなりすぎず、重くもなりすぎない楽に見れるB級映画みたいな。 本当にそれくらいのノリで見る分には普通に面白いんですよね。 ただ誰しもがそういう生ぬるい目線でこの映画を見てくれるわけじゃなく、むしろスパイダーマン関連作品なのだから、それなりに期待をするのが普通だと思います。 それにこの映画って、これまでのSSU作品よりもさらに微妙さに磨きがかかった作品だと思うんですよね。 これまで...

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