スーパーマン(2025)



どうも、松本13です。今回は、『スーパーマン』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『スーパーマン』は、DCコミックスを原作とする2025年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。監督・脚本はジェームズ・ガン。


【あらすじ】

相棒のスーパードッグと共に地球と人々を守るために身を粉にして奔走するスーパーマン。そんな彼は、天才科学者にして大富豪の宿敵レックス・ルーサーとの過酷な戦いに挑む…


この映画、めちゃくちゃ面白かったです。文句なしの「傑作」と言っても、決して大げさではないんじゃないかと。


この映画って単体だけではなく、DCユニバースとしても大成功な作品なんじゃないかと思います。


あれこれ迷走した挙句、打ち切りとなってしまった旧DCユニバースも、これまた迷走を繰り返しているフェーズ4以降のMCUも、クロスオーバーの設定作りの部分でつまずいてしまっている感があるんですよね。クロスオーバーで先々は面白くなるのだろうけど、そのために今ここにある作品が犠牲になってしまっているというか、退屈になってしまっているというか。


ただ今作の監督であるジェームズ・ガンは、MCU黄金期の立役者であることもあり、その部分をめちゃくちゃうまくやっていると思うんですよね。今作はまず設定云々というより、もうすでにジャスティスリーグやクロスオーバーの原型が存在しているという設定で物語が進んでいまして、スーパーマンとしても立身編というより、すでに活動を始めてから3年が経っているところからのスタートなんですよね。


微妙な作品を連発して結果的に打ち切りとなってしまった旧DCユニバースですが、第一作目である『スーパーマン:マン・オブ・スティール』はめちゃくちゃ名作だったと思うんですよね。ただ今作は、『マン・オブ・スティール』のようなリアルで重厚な路線ではなく、ライトでポップな路線なんです。


スーパーマンのスーツについても、ちょっとかっこいい方面にアレンジとか無しの、古き良き時代のカラーリングだったりしますし。個人的にスーパーマンって圧倒的な正義のヒーローかつ聖人君子のイメージがあったのですが、今作のスーパーマンって、善人ではあるのだけれど、ちょっと善人すぎるというか、馬鹿正直すぎるというか、そういうとても人間臭い部分がありまして、そういう部分のキャラも今作ならではの魅力なんじゃないかと思います。


決して斬新すぎるようなことをやっているわけではないものの、これまでの作品とはまた違ったスーパーマンの創造に成功しているという点も素晴らしいと思うんですよね。とにかく今作、主人公も含め、登場人物が全体的にかっこよすぎないんですよね。『マン・オブ・スティール』のスーパーマンとか、めちゃくちゃかっこいいですからね。彼らの両親についても同様です。実の父親はラッセル・クロウ、育ての親はケビン・コスナーですからね。


ただ、今作におけるスーパーマンの育ての親は、本当に田舎の普通のおじいちゃんおばあちゃんといった感じでして。作品自体はかなりポップでライトではありながら、デフォルメされすぎていない、みたいなバランスも本当に素晴らしかったんじゃないかと。


全体的な作風はポップでライトではあるものの、ただ明らかにイスラエル・ガザ戦争を彷彿とさせるようなシーンがあったりと、攻めるべきところはめちゃくちゃ攻めている作品なんですよね。


イスラエル・ガザ戦争においては、圧倒的にイスラエルを支持する立場であり、反対の言動をしようものなら容赦なく干される状況である現在のハリウッドの語るヒーローや正義というものに、果たして説得力が持てるのかと言ったら全く持てないわけです。


ゆえにノータッチは許されない部分ではあるかと思うのですが。とはいえ、そうそう簡単に入れられる描写ではないと思いますし、それなりの逆風もあったかと思いますが、それでもしっかり描き切ったという部分も本当に素晴らしいんじゃないかと。などと個人的な御託をこねようとすればいくらでもこねられるのですが、そのようなこと抜きにしても素直に面白い映画なんです。


クロスオーバーとか予備知識とかそういうの無しに、普通に見て普通に楽しめる、そういう部分もこの映画の大きな魅力の一つかと思います。スーパーマンって歴史のあるシリーズなので、何かしらの難癖をつけようと思えばいくらでもできますし、正直この映画ってもう優等生すぎて、ちょっと逆張りしたくなってしまう、みたいな気持ちも分からなくはないのですが。本当にそれくらいに出来のいい映画なので、一度見ておいても損はないんじゃないかと。


ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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