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デビルマン

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どうも、松本13です。今回は、『デビルマン』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『デビルマン』は、同名漫画を原作とした2004年公開の特撮映画。興行・批評共に大失敗した「伝説のクソ映画」として広く知られている。 【あらすじ】 親友の父の死をきっかけに悪魔と合体してしまった少年。強い意志でなんとか人の心を残した彼だったが、半人半魔の「デビルマン」となり、やがて人類滅亡計画に巻き込まれていく… 今やクソ映画の代名詞とも言うべきデビルマン。 ただ、クソ映画と一口に言っても、一周回って面白かったり、クソだクソだと言われつつ、めちゃくちゃ愛されている作品もあるかと思うのですが。 デビルマンも割とそっち方面の楽しみ方ができそうな作品ではあるかと思うのですが。 実際に見てみると、めちゃくちゃつまらないどころか、見ていられないレベルに不快なんですよね。 そんなデビルマンを伝説のクソ映画たらしめている不快感の正体、それは役者の演技だと思うんですよね。 出演俳優の演技の酷さについてはかねてから指摘されてはいたかと思うのですが。 デビルマンにおける演技のひどさって、ちょっと独特だと思うんですよね。 そもそも主人公の演技が筆舌に尽くしがたいレベルの酷さなのですが。 ただデビルマンって、主演の2人が双子の兄弟なんですよね。 単体でも十分にひどい演技が2人分。しかも双子ゆえ、顔も声もそっくり。 デビルマンの不快さって言ってしまえば、下手な演技の奏でる不協和音だと思うんですよね。 主演の双子が奏でる不調和音という時点で相当の破壊力があるかと思うのですが。 他にも学芸会レベルの演技力なキャストが多々出演していまして。 それらが奏でる不協和音が本当に不快。 出演キャストの中には本職の俳優などもいたりするのですが。 ただ他を引っ張り上げるような演技ができるレベルに実力派な俳優はごくわずか。 大抵は引っ張り上げるところか、引っ張り下げられているんですよね。 そして学芸会レベルの演技の中に半端にまともな演技が混ざっているゆえに、逆にそれがノイズになってしまっていて、むしろ不協和音増幅に一役買ってしまっているんですよね。 そんな不協和音が作品の大半を占めるため、神経が休まる暇がないんですよね。 しかもデビルマンって無駄に長いんですよね。 2時間越えの大作。 ただ、ここまでひどい不協和音...

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2

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​どうも、松本13です。 今回は、『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから 【概要】 『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』は、同名ゲームを原作とした2025年のアメリカのホラー映画。2023年公開の第一作の続編となる。 【あらすじ】 廃墟と化したピザレストランで起きた悪夢のような出来事から1年。当時の警備員だったマイクは日常を取り戻しつつあった。しかし彼の娘がきっかけとなって再び封印されていた恐怖が呼び覚まされる事になる… ​個人的に「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」シリーズについては、めちゃくちゃ過大評価されているといった印象です。 前作においてもそこまでピンと来なかったというのが本音です。 ​名作ホラーを多々世に送り出しているブラムハウス史上最大のヒットを記録したと言われても、いまいち腑に落ちないんですよね。それこそ「過大評価されすぎなのでは?」といったところでして。 ​それゆえに、今作においても期待値は世間一般より相当に控えめであったのですが、実際に見てみると、そんな控えめな期待値すら下回る内容の駄作であったと言わざるを得ないかと。 ​個人的に映画においては、極力いい部分を拾っていきたいタイプなので、良作の範囲を広く取り、駄作認定はそこまで積極的に行わないタイプなのですが。 今作においては相当に脚本に難があり、とにかく圧倒的に退屈で、伏線回収要素もほとんどない「ぶん投げ展開」の連続。 ​それでもホラーって、そういうノリが一周回って面白かったりするのですが、今作は登場人物の多くに圧倒的に魅力がなく、言動にも難あり。かつ、アニマトロニクスによる殺戮劇みたいな部分も終盤までほとんどなく、全年齢対応ゆえ過激描写もほぼなし。視覚的な部分はもちろんのこと、ホラーとしての怖さもないという。 ​にもかかわらず、ストーリー的に前作の予習は必須。普通に見ても面白くないし、かといって頭を空っぽにして見れるタイプのポップコーン・ムービーでもないという、何とも救いがない内容になってしまっています。 ​個人的に、前作はそこまでピンと来る作品ではなかったものの、とはいえ良作のラインを割り込むことはありませんでした。その手のある種の無難な作品の続編って、特にホラーというジャンルにおいては、魔改造されてめちゃくちゃ面白くなって帰...

クソ映画検証29『シャドウ・イン・クラウド』

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どうも、松本13です。今回はクソ映画検証、『シャドウ・イン・クラウド』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『シャドウ・イン・クラウド』は2020年のアメリカ合衆国・ニュージーランドのサスペンスアクション映画。主演は クロエ・グレース・モレッツ。 【あらすじ】 第二次世界大戦下のニュージーランド。女性兵士モード・ギャレット空軍大尉は最高機密の荷物をサモアまで運ぶ任務を上官から任され、B-17大型爆撃機フールズ・エランド号に乗り込む。しかし離陸したフールズ・エランド号には、想像を絶する悪夢が待ち受けていた… この映画、制作時に脚本家が逮捕されたらしく、元の脚本の原型がなくなるまでリライトが繰り返されたとのことです。 そんなドタバタがあってなのか、脚本については相当にひどいことになっています。 個人的には、色々な事情があったにせよ、「もうちょっと、なんとかならなかったのか?」というのが正直なところです。 それくらい脚本がひどくてですね。とにかく何もかもが唐突、かつ意味不明。 それだけだったらまあ「超展開」みたいな楽しみ方をできるかと思うのですが、 脚本が息をしていないせいで、登場人物同士の会話もかなり微妙なことになっていたり、会話が成立していないような部分も多々あったりするんですよね。 真面目に見ているとかなりストレスを感じてしまうかと。それくらいにひどいんですよね。 正直、海を越えて日本までやってくる著名なスター俳優が主演している作品としては、まれに見るレベルのクソ映画だと思うんですよね。 本当にここまでひどい作品はなかなかないんじゃないかと。 ここまでの欠陥品を世に出すという時点で、クソか否かと言ったら圧倒的にクソかと思うのですが、 じゃあこの映画がつまらないかと言ったら、クソ映画としては結構楽しめたりするんですよね。 脚本が息をしてないゆえ、細部については壊滅的ではあるものの、大筋に関してはかなりとっつきやすいストーリーに加え、絵的にも結構派手なシーンが多いので。 間違っても普通の映画としては見てはいけませんが、クソ映画との前提で見るのであれば割と楽しめるんじゃないかと。 そういうクソ映画なりの愛嬌のようなものに関しては多分に持ち合わせている作品ではあったりします。 見る者をもれなく不快な気分にさせる“特級呪物”の多いクソ映画というジャン...

クソ映画検証25『珍遊記』

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  どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証、『珍遊記』についてです。 まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『珍遊記』は、漫☆画太郎の同名漫画を原作とした2016年の日本映画。主演は松山ケンイチ。 【あらすじ】 天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘は、道中出会った老夫婦に、天下の不良少年・山田太郎を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印する。しかし紆余曲折の末、一緒に旅をすることになってしまう… この映画、何の予備知識もない人が見たら、クソ映画と言われても仕方がない内容だと思うんですよね。 そもそも原作が相当なクソ漫画であるゆえ、どう考えたって実写化もクソにしかならないんですよね。 ただ原作漫画については、クソはクソでもいいクソなんですよね。 ただ実写化映画については、本当に最悪な方のクソとなってしまったので、個人的にはとても残念でした。 そもそも今作を含む漫☆画太郎先生の作品の基本要素って、うんこちんちん、ゲロ、裸のババア、それがほとんど全てだったりするんですよね。 そんな漫画があるわけがないと思う人もいるかもしれませんが、それがあるんですよね。しかも30年以上前から天下の週刊少年ジャンプで。なんならめちゃくちゃ人気もありますし。 まあ原作がそんな感じなので、実写化なんてまず無理なんですよね。 実際今作においても、原作におけるお下品な部分はほとんど割愛されていますし。 ただ珍遊記という漫画って、お下品な部分を割愛したらほとんど何も残らないんですよね。 原作のシーンはそれなりに再現できてはいるものの、その核にあるうんこちんちん要素がないのでめちゃくちゃスカスカなんですよね。 一応今作ではその部分をそれなりのギャグパートで埋めているわけなのですが、そのギャグがことごとく面白くないんですよね。 個人的に原作漫画については大好きでして、これまで読んだ全てのギャグ漫画の中で5本の指に入るぐらいに面白いくらいに思っている漫画なのですが、映画の方は本当に全く笑えないんですよね。 抱腹絶倒の伝説的ギャグ漫画を実写化して、笑えるシーンが一つもないって逆にすごいと思うんですよね。 下品なシーンを割愛しても、1つや2つ笑いどころはあるだろうと思っていたので、今作における作品全般にわたる滑りっぷりには本当に驚かされました。 シュールな映像作品としてみ...

クソ映画検証21『進撃の巨人』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証21、『進撃の巨人』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『進撃の巨人』は、諫山創の同名漫画を原作とした2015年公開の日本映画。監督は樋口真嗣。 【あらすじ】 100年以上前に突如現れた巨人たちによって人類の大半は喰われ、瞬く間に文明は崩壊した。かろうじて生き残った者たちは彼らの侵攻を防ぐために、巨大な壁を三重に築いて、その内側で暮らしていた。しかし再び巨人が現れ、壁が破壊されてしまう… 基本的にクソ映画って、クソ映画と分かった上で見ればそれなりに楽しめるものだったりします。 実写化作品についても同様。原作要素を意識しなければそこまでのクソではない場合も多いですし。 個人的にクソ映画検証については、叩いても問題はない作品を容赦なく叩くみたいな死体蹴りのようなスタンスではなく、むしろいい部分や素晴らしい部分があったらしっかり拾って評価していくというスタンスなのですが。 そのようなスタンスを持ってしても尚、この作品はクソでした。問答無用のクソでした。 原作要素を意識しなければそれなりに楽しめる類の作品かなと思っていたら想像のはるか上を行くクソだったので本当にびっくりしました。 この映画、とにかく脚本がひどい。本当に絶望的なレベル。 キャストの演技のレベルとか特撮とか、それ以外の部分は全然ひどくはないと思うんですよね。 とにかく脚本の酷さが天元突破していまして、その一点のみでデビルマンに肉薄するレベルのクソになるって本当に相当だと思うんですよね。 個人的に進撃の巨人はとても好きな作品なので、原作要素を意識してみると本当にデビルマンに肉薄するレベルの鑑賞ストレスを感じたりします。 じゃあ原作要素を意識しなかったらどうなのか?と言ったら決して面白くはないかと思います。 ただこの映画、フラットな目線で見るということがなかなかに難しい映画だと思うんですよね。 原作要素を意識しなかったとしても、特撮好きとしては平成ガメラ三部作の樋口真嗣監督作品という部分を意識してしまいますし。 脚本はなぜか脚本家ではない、むしろその手の仕事は未経験の著名映画評論家の町山智浩氏だったりしますし。 それらを含め公開前後には色々と炎上していましたし。 とにかくこの作品を何のバイアスもなしに見るというのは個人的にもかなり難しかったりするので...

クソ映画検証17『CUBE 一度入ったら、最後』

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  どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証17、『CUBE 一度入ったら、最後』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『CUBE 一度入ったら、最後』は、2021年公開の日本映画。1997年に公開されたカナダ映画、『キューブ』のリメイク作品。 【あらすじ】 6人の男女はある日、謎の立方体の中で目を覚ます。年齢も性別も職業も異なる彼らは、閉じ込められた理由を分からずにいた。それでも懸命に暗号を解き、出口を探そうとする6人。しかし、そんな彼らをいくつもの罠が待ち受ける… この映画、密室ホラーの先駆けとなった名作中の名作、『キューブ』のリメイク作品。 原作はカルト映画としても名高い、とにかく素晴らしく面白い作品なんですよね。 ひとまずそんな原作要素抜きに見ると、この映画はそこまで悪い映画ではないかと思います。 突出して面白かったり素晴らしかったりということはないかと思いますが、超がつくほどつまらなくもないかと思います。 退屈ではあるかと思いますが、かと言って星1つ台というほどひどくはなく、星2つから3つくらいの評価を平均的に得るタイプの作品。 特定の俳優目当てで見たり、その手の補正があったりするとむしろそれなりに楽しめるんじゃないかと。 原作要素抜きにある程度フラットな目線でこの映画を評価するならそんな感じです。 悪くて凡作、よくて良作。それくらいかなと。 ちなみにここからは原作要素ありきで語りますが。 ひとまずキューブのリメイク作品としては相当に酷いレベル。 名作映画のリメイクということもあり、原作を超えることはできないであろうけど、そこまでひどくはないであろうと。 それくらいのスタンスで見てみたのですが想像以上のひどさだったので本当にびっくりしました。 キューブってゴリゴリのグロ描写とかその部分の表現が容赦のない映画なのですが。 まあ邦画だしその部分はマイルドになるだろうなと。 それくらいは織り込み済みで見てみたのですが。 多少のツッコミどころや難点はさらっと流せるくらいに寛容なスタンスで見てみたのですが。 筆舌に尽くしがたいレベルのひどさで本当に驚きました。 この映画、作品単体では全くクソではないものの、キューブファンとして原作ありきで見ると、それこそ『デビルマン』に肉薄するレベルの鑑賞ストレスを感じてしまいます。 それくらいにひど...

大怪獣のあとしまつ

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どうも、松本13です。今回は、『大怪獣のあとしまつ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『大怪獣のあとしまつ』は、2022年の日本映画。監督は三木聡。主演は山田涼介。 【あらすじ】 日本中を恐怖に陥れた巨大怪獣が死亡する。しかし怪獣の死骸は腐敗によって爆発を起こす恐れがあった。政府直轄の特殊部隊・特務隊の青年たちは、日本の運命をかけた危険な死体処理に挑む… この映画は批評・興行ともに大爆死した映画として記憶している人も多いかと思います。 令和の『デビルマン』なんて言われたりもしていますが。 個人的にこの映画は普通に楽しめました。 ただそれはこの映画の評価が完全にクソ映画に固まってから「三木聡監督作品」として見たから。 これ、普通に劇場に見に行ったらクソと言われても仕方がないと思うんですよね。 この映画を見に行った人の大半は特撮や怪獣要素を期待して見に行ったかと思います。 実際この映画、予告で見る限りではかなり面白そうなんですよね。 それなりにお金もかかっていてキャストも豪華。東映と松竹の合作というかなりの大作なんですよね。 しかし蓋を開けてみたら特撮や怪獣要素はほとんどなしの三木聡映画。 不条理だったりシュールだったりな脱力系コメディ。三木聡監督作品としては通常営業。 この映画、ギャグが寒いとか滑り散らかしてるとかあれこれ言われていますが。 別にそこまでひどい内容ではないと思うんですよね。三木聡監督作品ってだいたいいつもこんな感じのノリですし。 普通に見たらそこまで叩かれる内容ではないかと思いますし、結構笑えるシーンも多いと思うんですよ。 岩松亮が笑えないジョークを言ったりするのはある意味形式美のようなものだったりしますし。 ただこの映画を見に来ているほとんどの人はそんな三木聡劇場を見たいわけではなく、怪獣映画を見に来ているわけで。 そこでこんなことやられたらそりゃ誰も笑わないと思うんですよね。見た人めちゃくちゃ怒っていますから。 この映画の公開時に、なんでこんなに大炎上しているのだろうと不思議だったのですが、この映画の監督が三木聡だと知って納得しました。 予告で見かけて私もこの映画には目をつけていたのですが、ただ三木聡監督作品とは思ってもいなかったので。 怪獣映画を期待して見に行ったら、「これ面白いでしょ?」みたいな脱力系コメディだったって...

メタルマン

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どうも、松本13です。今回は映画、『メタルマン』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『メタルマン』は、2008年のアメリカ映画。『アイアンマン』の、いわゆる「パクリ映画」として一部では非常に有名な作品。 【あらすじ】 人畜無害な大学生カイルは、頭のおかしな科学者ブレイク博士の実験の為にメタルマスクをかぶることに。しかし紆余曲折あり、そのマスクを二度と外す事ができなくなってしまう… この映画は一見してわかる通り、『アイアンマン』のパクリ映画です。 もちろん中身は別物。 Z級映画にありがちな、パッケージだけ寄せただけのクソ映画。 個人的に映画について語る際、クソ映画のような極端な表現を用いることには慎重になりたいタイプなのですが、この映画に関しては問答無用のクソ映画と言っても過言ではないかと思います。 とはいえこの映画は単なるクソ映画というわけではなく、クソ映画としてはかなりの名作。 名作クソ映画という謎概念な映画です。 普通に見たらこの映画は文句のつけようのないレベルのクソ映画、というよりも文句のつけどころしか見当たらないような映画なのですが。 ただネットの一部で擦られまくった結果、1周回って面白い、もしくは2周3周回って面白いくらいのネタ映画として、今ではかなり高い知名度を誇っています。 一部世代や一部界隈では一般教養レベルに有名だったりします。 実際この映画、ネタ映画として見たらめちゃくちゃ面白いんですよね。 何の予備知識もなしにこの映画を見たらとても見られたものじゃないのですが、ある程度の予備知識やネット上の語録などを踏まえてみると本当に抜群に面白い。 それはこの映画そのものというより、ツッコミや語録など、この映画をネタ映画として見出し、成立させた人のセンスによるものだと思いますが。 そういうスタンスでこの映画を見てみるとなんか妙に癖になるんですよね。 たまに無性に見たくなるというか。 とにかくツッコミどころしかない映画なので、見るたびに新たな矛盾点を見つけられるという新鮮さもあります。 諸々の予備知識や語録などで補填した後に見てみると、ストーリーも結構面白いんですよね。 マッドサイエンティストによって一生脱げないヘルメットをかぶらされ、砂糖水しか摂取できない体になってしまい、両親も殺され、ヘルメットにはマッドサイエンティストの人格を反映...

クソ映画検証14『メタルマン』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証14、『メタルマン』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『メタルマン』は、2008年のアメリカ合衆国のSF・アクション映画。ジャケットなどを『アイアンマン』に似せた、いわゆるパクリ映画としても一部では知られている。 【あらすじ】 大学生カイルは、軍事企業で極秘裏に製造された戦闘用パワードマスクを装着するも、外すことができなくなってしまう。そんなカイルに軍事企業からの魔の手が迫る… この映画、個人的にはクソ映画でも何でもないんですよね。 どちらかというと名作寄り。めちゃくちゃ面白い映画です。 ただそれってこの映画がネット上で擦られまくり、ネタにされまくり、すでにこの映画を楽しむためのテンプレが確立されているからだと思うんですよね。 それらにざっと目を通してからこの映画を見るともうめちゃくちゃに楽しめるわけなのですが。 じゃあそれらなしに普通にこの映画を見たとしたらどうかと言ったらもう紛れもないクソだと思うんですよね。 この手の超低予算なクソ映画ってまあよくあるとは思うのですが。 ただこの映画が他の映画と違うところはアイアンマンを確信犯的にパクリに行っているところ。 配給会社が、ガワを寄せただけとかタイトルを寄せただけとかそういうわけではないんですよね。 製作者側がもう言い逃れはできないレベルにパクっているので。 しかもビジュアルに関しては相当に完璧。注意していないと本当に間違えてしまうレベル。 ただ一旦再生をしたらもう一見しただけで偽物とわかる低クオリティ。 クオリティとしては大学の卒業制作レベルといったところ。 とは言っても大学の卒業制作にもかなりハイレベルなものがあるので、これは卒業制作として見ても相当にダメなレベル。 おそらく卒業しても業界への就職は一個もなさそうな、そんなサークルのレベル。 1周回って面白いという見方をしなければおそらく評価できる点は皆無だと思うんですよね。 ただ1周回って面白いという見方さえすれば、めちゃくちゃ楽しめるくらいには、いびつながらに設定や世界観やストーリーに関しても一貫しているんですよね。 逆に初見時でもそういうスタンスに切り替えることさえできれば普通に楽しめたりもします。 仮に楽しめなかったとしても、この映画に感じるのって虚無なんですよね。 プラスマイナスで言った...

クソ映画検証10『DRAGONBALL EVOLUTION』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証10『DRAGONBALL EVOLUTION』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『DRAGONBALLEVOLUTION』は、鳥山明の同名漫画を原作とした2009年公開のアメリカ合衆国の映画作品。原作ファンからの否定的評価が非常に多く、実写化映画の失敗例としても広く知られている。 【あらすじ】 7つの球を揃えると、どんな願いも叶えてくれるというドラゴンボール。本来の力を隠し、普通の高校生として暮らしていた孫悟空。しかし18歳の誕生日に祖父の孫悟飯を何者かに殺害されてしまう… おそらく邦画として最も有名なクソ映画と言ったら『デビルマン』だと思いますが。 洋画として最も有名なクソ映画と言ったらおそらくこの作品なんじゃないかと。 超有名コミックドラゴンボールの実写化、公開前後の大炎上、そして予想通りの大コケと酷評。 本当にクソ映画の要素がパーフェクトに揃っているんですよね。しかもそれがデビルマンのような国内レベルではなく全世界規模。 ある意味最強レベルのクソ映画と言えます。 個人的にこの映画、原作へのリスペクトがない時点でクソ映画であることは間違いないと思っています。 本当にこの映画、関わった全ての人間にとっての汚点でもあり、脚本家にいたっては後に「このような薄っぺらいゴミを作ってごめんなさい」と謝罪するレベル。 本当に何もかもの要素において映画としては最低レベルだと思うんですよね。 この映画公開前後の雰囲気は私としてもとてもよく覚えています、 制作発表の時点でもうすでに不安の声が上がっており、情報が明らかになるにつれ「こりゃないだろう」と言った騒ぎとなり。 公開前にはもうすでに駄作との評価がほとんど固まっていたかと思います。 そして実際に映画が公開されてすぐにクソ映画との評価が固まり、そしてすぐになかったことにされました。 賛否両論で話題となるとかそういうことなしに、本当に臭いものに蓋とばかりになかったことにされたんですよね。 ドラゴンボール公開直後の全世界での黙殺感というのは、本当に史上稀に見るレベルであったと思います。 それくらいのスピードでなかったことにされた映画なんですよね。それこそ公開後1ヶ月も経っていなかったんじゃないかと。本当にそれくらいのスピード感でなかったことにされた作品。 なのでこ...

クソ映画検証8『“それ”がいる森』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証8、『“それ”がいる森』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『“それ”がいる森』は、2022年9月30日に公開された日本のホラー映画。監督は中田秀夫、主演は相葉雅紀。 【あらすじ】 訳あって妻子と別居し、故郷の福島県でミカン農家を営む淳一。そんな彼の元に3年間一度も会わなかった息子の一也が訪ねてくる。時を同じくして、近隣の森では様々な怪現象が起こり始める… この映画、比較的近年のクソ映画としてはかなり有名な作品かと思います。 個人的にこの映画はビジュアルなどの印象で、一周回って面白い系の映画かなと思ったのですが、実際に見てみると直球でつまらなかったので驚きました。 キャストの演技力からストーリー、CGなど。様々な要素においてまんべんなく低レベルなバランス型のクソ映画。 ただ主演の相葉雅紀の演技に限っては演技力どうこうというより、良くも悪くもいつもの相葉くんそのまんまであり、あまり演技力どうこうについてのマイナスな印象は受けませんでした。 無名の俳優が同レベルの演技をしていたとしたらまた印象は違ったのかもしれませんが。 ストーリーに関してはいかようにも面白くなりそうにもかかわらず、絶妙につまらないままというのは逆にすごいとも感じました。 本当になにもかもが絶妙に面白くないし、絶妙に盛り上がらない。 ただ見るものを心底不快な気分にさせる特級呪物の多々あるクソ映画というジャンルにおいてはかなりライトな内容かと。 ある程度無理をすれば一周回って面白いみたいな楽しみ方もできなくはありませんし。 相葉くんへの好感度次第ではそれなりに見れたり、場合によっちゃ楽しめたりもするかと思いますし。 その他にもそれなりには愛せるようなクソ映画ポイントみたいなものもある映画だったりします。 個人的には全く魅力は感じませんが、ただ楽しもうとすればそれなりに楽しめる映画だと思いますし、失笑やしょーもなさ、ギリそれくらいで許せるクソさではあるかなと思います。 個人的にこの映画に対して驚いたのは、ジャニーズのタレント抱き合わせ商法を含め、この作品が数十年前の大昔の作品のように感じられたこと。 おそらくファンしか楽しめないであろう作品のクオリティはもちろんのこと、CGについても同様。 令和のご時世にこのCGは逆にすごいと思えるレベルの酷...

クソ映画検証6『X-MEN:ダーク・フェニックス』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証6、『X-MEN:ダーク・フェニックス』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『X-MEN:ダーク・フェニックス』は、マーベル・コミックの『X-メン』をベースとした、2019年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。X-MENフランチャイズでは『デッドプール2』(2018年)に続く12作目であり、メインシリーズでは『X-MEN:アポカリプス』(2016年)に続く7作目であり、最終作。 【あらすじ】 アポカリプスから人類を救う戦いから10年。サイコキネシスとテレパシーの特殊能力をもつミュータントであるジーンは、宇宙でのミッションで起きた事故が原因で自分の中のダークサイドが増幅し、内に封じ込められていたもう一つの人格が解き放たれてしまう… この映画、作品としてのクオリティが極端に低いわけではなく、単体で見ればそこまで悪い作品ではないかと思います。 ただ昨今のアメコミ作品、特にマーベル作品となると前後のつながりや他作との関係などが非常に重要になってくるわけでして。 私個人としても作品単体としてはそこまで悪くはないと思うのですが。 ただ作品以外の諸々の要素を考慮すると個人的にはこの映画はクソ映画になってしまうかと。 今作公開前後のマーベル作品の雰囲気ってめちゃくちゃいいものがあったと思うんですよね。 紆余曲折ありながらも大団円。結果良ければ全てよしみたいな。 ここまでの道のりは決して平坦ではなかったのだけれど、良くないことも多々あったのだけれど、ただなんとかいい形に決着できたよねみたいな。 X-MENシリーズとしてもマーベル作品としても。 程度の差はあれど、少なからずのファンがそのような気持ちでいたと思うのですよね。 そこにいきなりぶち込まれたこの作品。 そもそもこのタイミングでこのエピソードを選んで実写化する必要性があったのかという部分については甚だ疑問ですし、本当にこの映画、シリーズに対しては余計なことしかしていないと思うんですよね。 作品単体としては悪くはないながらも、そこまで突出していいわけでもなく、少なくとも大河シリーズの大団円に水をさすことを正当化できるレベルには全く達していないと思うんですよね。 ただ上述のような一連のシリーズへの愛着や感情が一切ないのであれば、全く悪い作品ではないかと思うので、人...

クソ映画検証3『極道大戦争』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証3、『極道大戦争』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『極道大戦争』は、2015年6月20日に公開の日本映画。主演は市原隼人。監督は三池崇史。 【あらすじ】 敏感肌で刺青も入れられない半端者のヤクザ・影山は、不死身と噂された伝説の親分・神浦に憧れていた。ところがある日、神浦が刺客に八つ裂きにされてしまう… この映画、一部ではクソ映画と呼ばれていたりしますが、それはしょうがないことかなと。 この映画、ビジュアルにしてもあらすじにしてもめちゃくちゃ面白そうなんですよね。 キャストもかなり豪華ですし。 しかし蓋を開けてみれば支離滅裂で意味不明な内容。 ぱっと見のビジュアルからこの映画に期待した要素って何一つ叶えられていないと思うんですよね。 なのでそういう部分に期待した人がクソ映画との判断を下してしまうのも仕方のないことかと。 ただこの映画の監督は三池崇史。 何も知らない人が見たらこの映画、内容無茶苦茶なよくわからない映画に見えるかもしれませんが。 三池崇史監督作品としてはこの手のノリって割と通常営業だったりするんですよね。 三池崇史監督ってこういう無茶苦茶なノリの映画を昔から数限りなく撮ってきた監督なので。 ただ無法地帯なVシネなどが主流だった昔と違い、何かと制約の多いメジャーな作品を監督することが増えてきた昨今では、かなり当たり外れが激しくなってきているんですよね。 ただこの作品、ビジュアルやあらすじを見るとめちゃくちゃ面白そうなんですよね。 これは三池崇史監督作品では当たりなんじゃないかと。 名作を連発していた昔のような三池崇史監督が帰ってきたんじゃないかみたいな。 そう期待できる映画でしたし、実際そう期待した三池崇史ファンも、私を含め結構いたと思うんですよね。 しかし蓋を開けてみるといつものダメな方の三池崇史映画だったり。 三池崇史映画として見ればこの作品、内容が意味不明という点に関しては全然問題ないんですよね。 シュールとかそういうレベルではない意味不明って三池崇史監督作品ではよくあることだったりするので。 ただ昔の監督作品って、それでも面白かったり、二度三度見たくなるような強烈な魅力やアクの強さのようなものがあったんですよね。 今作も近年監督した他の駄作に比べたら全然悪くはないレベルだと思うんで...

クソ映画検証2『ムービー43』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証2、『ムービー43』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ムービー43』は、2013年にアメリカ合衆国で公開されたインディペンデント系のコメディ・アンソロジー映画。本作の脚本はほとんどのスタジオによってあからさまに拒絶されたため、完成までに丸10年の期間を要した。多くのスター俳優の出演と、多くの批評家から酷評されたことで広く知られている。 【あらすじ】 脚本家が自らの脚本の購入を映画会社に迫り、幹部の男を銃で脅迫する。男は上役に相談するが、それを機にあらぬ騒動が巻き起こる… 名作映画にも洋画邦画、メジャーなものからインデペンデント系まで様々なものがあるように、クソ映画にも様々な種類がありまして。 私がインデペンデント系のクソ映画と聞いてまず思い浮かぶのがこの映画だったりします。 この映画、とにかくネタがひどい。 下ネタはもちろんのこと、ブラックなネタも相当に盛りだくさん。 しかもそれらのレベルが相当にぶち抜けたレベル。 ネタにしても描写にしても洋邦問わず映画の中ではなかなか見ないレベル。 それくらいにひどいんですよね。 そういうぶち抜けた酷さって1周回って面白いみたいな評価になったりもすると思うのですが、この映画のすごいところは全くそういう楽しみ方ができないところなんですよね。 そもそもこの映画、ネタがネタなだけに間違って見ない限りはそれなりにひどい映画だと思って見るわけです。 悪趣味なもんだと、一周回って面白いならそれはそれでありなんじゃないかと、それくらいのスタンスで見る人がほとんどだと思うんですよね。 にもかかわらず全く面白くないという。 これだけ制約もクソもないやりたい放題の映画を作っておいて、全く面白くないってむしろかなりすごいことだと思うんですよね。 一般層が見たら不快なのはもちろんのこと、この映画の属性を知った上で見てる人すら不快にさせるレベル。 この作品は14本の短編からなるアンソロジーなのですが、その作品のほとんどが本当に見ていてつまらないし不快。 一周回ったら面白いのだけれど、絶妙に一周回らずに、めちゃくちゃ不快な部分で止まっているのが逆にすごいと思うんですよね。 むしろこの映画、笑える映画にする方が簡単だと思うんですよね。 このようなノリやネタで全く笑えないって本当に逆にすごいと...

クソ映画検証1『デビルマン』

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  どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証 1『デビルマン』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『デビルマン』は、永井豪の同名漫画を原作とする、2004年公開の日本の特撮映画。興行・批評ともに大失敗した「伝説のクソ映画」として広く知られている。 【あらすじ】 両親を亡くし、牧村家に引き取られた高校生・不動明は、親友・飛鳥了の父の死をきっかけに、人類の滅亡を画策するデーモン(悪魔)と合体することに。その強い意志により、人間の心を残したデビルマンとなった明は、デーモンと孤独な戦いを続けるが… 言わずと知れたクソ映画の代名詞。 今後、クソ映画を検証していく上での一つの判断基準として触れないわけにはいかないであろう今作。 とはいえこの映画が問答無用のクソ映画であることはもうこれでもかというくらいに明らかなわけで。 しかし今回検証する上での鑑賞については、すでにクソと確定した映画をただぶん殴るだけというわけではなく、映画として素晴らしい部分があるのであればしっかり拾っていこうと、評価していこうと、そういうスタンスで鑑賞しました。 公開から20年以上経ち、さすがに許せる部分もそれなりに出てきてるかと思いますし、私自身、様々なクソ映画やクソ吹き替えを経験しているので、許容範囲もそれなりに広がっていますし、作品としてのいいところの一つや二つくらいは見つけられるのではないかと、1周2周回って面白いくらいの感覚で見れるのではないかと、そう思っていました。 おそらくデビルマンを見るにあたってのスタンスとしては相当に寛容なレベルだったと思います。 にも関わらず作品としていいところを全く見つけることができませんでした。 本当にこの作品は純然たるクソ。クソの中のクソ。冗談抜きで吐き気を催すレベルのクソでした。 これは本当に比喩でも何でもなく、かなり寛容なスタンスで、いいところは拾っていこうと、普通の映画を見るような感性でこの映画と向き合ってしまったゆえに、本当に少し体調を崩すレベルの影響を受けてしまいました。 それくらいにいいところが何一つない、ある意味パーフェクトなクソ映画でした。 本当にこの映画、救いようのないレベルのクソなんですよね。 私個人としてはどんな映画にも素晴らしい部分の一つや二つはあるものだと思っているのですが、この映画に関しては論外。 本当...

マダム・ウェブ

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どうも、松本13です。今回は、『マダム・ウェブ』 についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『マダム・ウェブ』は、マーベル・コミックスの同名のキャラクターを主人公とした、2024年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。コロンビアピクチャーズがマーベルと共同で製作した、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の第4作目である。 【あらすじ】 ニューヨークで救急救命士として働くキャシー・ウェブは、救命活動中の事故により、未来予知の能力に目覚める。偶然出会った3人の少女たちが殺される未来のビジョンを見てしまった彼女は、少女たちを助けることを決意する… この映画、興行・批評、あらゆる面で失敗し、ボロクソに言われている映画かと思うのですが。 個人的には結構好きです。普通に楽しめました。 ただそれは私が、SSU(ソニーズ・スパイダーマン ・ユニバース) という、使っている人を全く見たことがない呼称なのですが、とにもかくにもこの一連のシリーズに、全く期待をしていないからというのもあるかと思います。 そもそもスパイダーマンの世界観だけど、スパイダーマンは出てこないという、その時点で普通に考えたらかなり微妙だと思うんですよね。 もちろん同じような性質の作品でも『ジョーカー』のように大成功した事例もあるのですが。ただジョーカーとはキャラクター性も、その知名度も、何より作品としての質も全く違うと思うんですよね。 アメコミヒーロー映画なのにヒーローが出ないという、その時点で相当にうまくやらなければいけない映画かと思うのですが。 そもそもSSUってその部分を一度もうまくできていないわけで。 なので私としてはSSUに関してはいまいちパッとしないシリーズ、くらいの期待値で毎回見ているのですが、それくらいの期待値で見る分には普通にどの作品も面白いんですよね。 他のアメコミシリーズほど壮大にもなりすぎず、重くもなりすぎない楽に見れるB級映画みたいな。 本当にそれくらいのノリで見る分には普通に面白いんですよね。 ただ誰しもがそういう生ぬるい目線でこの映画を見てくれるわけじゃなく、むしろスパイダーマン関連作品なのだから、それなりに期待をするのが普通だと思います。 それにこの映画って、これまでのSSU作品よりもさらに微妙さに磨きがかかった作品だと思うんですよね。 これまで...

ジュラシック・エクスペディション

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どうも、松本13です。今回は、『ジュラシック・エクスペディション』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ジュラシック・エクスペディション』は2017年制作のアメリカのSF・アクション映画。 【あらすじ】 資源調査のため、とある惑星に降り立った宇宙船の乗組員たち。だがそこは恐竜のようなモンスターがのさばる恐怖の星だった… 本家以外のジュラシック○○というタイトルの時点でもうすでに壮大な駄作フラグが立っているかと思うのですが。 その期待を裏切ることのないなかなか香ばしい内容です。 ジュラシック・エクスペディションというめちゃくちゃ語呂の悪いタイトルについても、星1つ台というめちゃくちゃ低い評価についても。 そのくせジャケットだけはめちゃくちゃ面白そうという点についても琴線にビンビンくるものがありましたので視聴をするに至りました。 実際に見てみると、まあ予想通りいろいろとツッコミどころが豊富な内容。 案の定ほとんど恐竜は出てこず。 よくあるジュラシック詐欺。 ストーリーや描写などについても、既存の作品を切ったり貼ったりしたといった印象。どこかで見たことのあるシーンの連続。 とりあえずこの映画作った人、攻殻機動隊はめちゃくちゃ好きなんだろうなと。 登場する恐竜型エイリアンについても、もろに『エイリアン』のデザイン。しかも透明になれる特殊能力付き。そこはなぜかプレデター。 透明になれるので直接的な描写も最小限で済み、めちゃくちゃ制作費節約にもつながるという親切設計。 まあそんなエイリアンと、これまた香ばしい上陸部隊があれこれやらかすみたいな内容なのですが。 この映画の低評価に学芸会レベルとか作りの安っぽさなどを指摘するレビューが多々あるのですが。 個人的にはそのようなことはあまり感じませんでした。 CGについても作中の小物などについても、これよりひどい作品を多く見ているので、むしろそこにはクオリティーの高さを感じました。 CGについてはZ級映画を多数見ている私からすると全然問題ないレベル。 作中の小物については、安っぽさはあるものの、ただそれなりに手はかけてある感じは伝わってきます。 宇宙船内部についてもZ級映画にありがちな貸会議室ほど安っぽくはなく、底辺ビジホくらいのクオリティはあるかと。 何の加工もないポリタンクを背負って火炎放射器とかそういうこと...

X-MEN:ダークフェニックス

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どうも、松本13です。今回は、『X-MEN:ダークフェニックス』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『X-MEN:ダーク・フェニックス』は、マーベル・コミックの「X-メン」をベースとした、2019年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「X-MEN」フランチャイズでは『デッドプール2』に続く12作目で、メインシリーズでは『X-MEN:アポカリプス』に続く7作目であり、最終作。 【あらすじ】 アポカリプスから人類を救う戦いから10年。サイコキネシスとテレパシーの特殊能力をもつミュータントであるジーンは、宇宙でのミッションで起きた事故が原因で自分の中のダークサイドが増幅し、制御不能になってしまう… この映画、あらゆる面で爆死したフルボッコ映画として私は記憶しています。 個人的にも、この映画については擁護する点のない映画だと思っています。 ただこの映画、一連のX-MENシリーズ作品としてはかなり問題のある作品かとは思うのですが、単体で見ればそこまで悪い作品ではないかと思います。 というか現時点でこの映画を見ていない人というのは、おそらくX-MENにそこまで興味も愛着もない人かと思います。 一連のシリーズにそれなりに興味や愛着を持っている人って、もうすでにこの映画を見て辛辣な評価を下していると思うので。 ただその手の評価で既に原型無きまでにボッコボコにされている状態のこの作品を、大して期待しないで見るとむしろ普通に面白いんじゃないかと。 そういう意味ではそれなりの良作ではあるかと思います。本当に作品単体としてはそこまで悪くはないと思うんですよね。 単体作品としてフラットな気持ちで見るのだとしたら、むしろ普通におすすめできるくらいのレベルなんじゃないかと。 この作品単体で見たら、なんでこの映画がここまでぶっ叩かれまくっているのかわからない人もいるかと思うのですが。 まあ簡単に言ってしまえば、この作品踏んじゃいけない地雷を片っ端から踏んでいる作品なんですよね。 個人的に、この映画を見た素直な感想は、「何でこんなひどいことをするんだろう?」でした。 理不尽な暴力を受けた時のように。そしてこの映画は本当に私にとっていきなり何の理由もなくぶん殴られたような、そんな暴力に等しいひどさでした。 まあ理屈はわかるんですよね。 初期三部作でまあいろいろあって。 そこ...

デビルマン

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  どうも、松本13です。今回は、『デビルマン』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『デビルマン』は、永井豪の同名漫画を原作とした日本の特撮映画。2004年公開。興行・批評などあらゆる面で失敗した「伝説のクソ映画」として語られることも多い。 【あらすじ】 両親を亡くし、牧村家に引き取られた高校生・不動明は、親友・飛鳥了の父の死をきっかけに、人類の滅亡を画策するデーモンと合体することに。その強い意志により、人間の心を残したデビルマンとなった明は、デーモンと孤独な戦いを続けるが… 「邦画はクソ」という人がたまにいたりしますが、さすがにそれは言い過ぎなんじゃないかと思います。 日本の芸能界や映画界の一部の要素が激しくクソで、それが悪目立ちしている部分はあるものの、邦画ならではの素晴らしい部分も多々あったりします。 決して全てがクソというわけではないと思うんですよね。 ただ私自身、口には出さないながらも、心の中には邦画はクソ、みたいな妙なアンチテーゼがどこかにあるんですよね。 全く無いといったら嘘になります。 幼い頃は別に邦画はクソなんて思っていなかったんですよね。 当時は分かりやすい洋画ばかり見ていたので、邦画は暗いとか退屈とか難しいとか、そんなイメージしかありませんでした。 ただクソだとは思っていなかったんですよね。 じゃあ私はいつから邦画はクソと思うようになったのだろう?そう考えるとやはりデビルマンからなんですよね。 私はデビルマンを劇場公開から少し後のレンタルで見たのですが、当時は今ほどインターネットが発達していなかったので、デビルマンの悪評ってそこまでド派手に聞こえては来なかったんですよね。 というわけで私はデビルマンをノーガードで見てしまったんですよね。なんならちょっと期待すらしていたのですが。 内容のひどさについてはもはや語るべくもないかと思いますが。 そのついでに、というわけではないのですが、他の邦画の実写化作品も何本か見てみたんですよね。 それもまあデビルマンほどではないにせよ、どれも手放しには面白いとは言えない作品ばかりでして。 デビルマン公開前後ってアニメの実写化作品が割と立て続けに公開されていたと思うんですよね。 しかもそれらが結構大作チックにテレビで特集組まれてゴリ押しされていたり。 少なくともその時点ではどの映画も...

ザ・クーリエ

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どうも、松本13です。 今回は、『ザ・クーリエ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ザ・クーリエ』は2019年のアメリカ合衆国・イギリスのアクション映画。出演はオルガ・キュリレンコ、ゲイリー・オールドマンなど。  【あらすじ】 かつて特殊部隊最強と呼ばれながら、いまは運び屋としてひっそりと生きる女性。戦地で兄を失った彼女はその悲しみが癒えないでいた。そんなある日の配達中、彼女は巨大犯罪組織のボス、マニングスが殺人事件の証人ニックを消そうとする現場に居合わせてしまう… この映画は評価のめちゃくちゃ低い駄作との呼び声も高い映画です。世間で駄作扱いされていても個人的にはめちゃくちゃ楽しめた映画というのは多々あるのですが、この映画に関しては個人的にも駄作だと思います。内容もめちゃくちゃつまらなかったです。 ただあまりにもよくできた駄作すぎて、むしろZ級映画としては優秀なのではないかなと思います。よくできた駄作というのもおかしな話なのですが。 とりあえず時間を無駄にしたい時や途中で席を立ったりしても、なんなら寝落ちしちゃっても問題ないような、そんな映画を見たい時はとてもおすすめです。 この映画はそういうスタンスで見るならば割と優秀なタイプの映画かと思うのですが、主演はオルガ・キュリレンコ、悪役にゲイリー・オールドマンという豪華キャスト。 元特殊部隊の凄腕が、証人保護のために悪と渡り合うというめちゃくちゃ面白そうなストーリー。 とにかく面白そうな要素しかないのにも関わらず、めちゃくちゃにつまらないところが逆にすごいです。 まあ多少期待はずれであったにしてもB級映画としてはそれなりに楽しめたよね、程度に落ち着くのが普通だと思うのですが、この映画はその程度の擁護すらできないぐらいにつまらない映画です。 とにかく面白くなりそうな要素しかないのに絶妙に面白くならない。それどころか見ているのもちょっと苦痛になってしまうぐらいにつまらないというのは逆にすごい事だと思います。 しかも極端に製作費をケチっているとかそういうわけでもありません。 低予算ではあるのかなとは思いますが、とはいえアサイラムレベルの映画というわけではなく、最低限のお金はかかっています。 全体的なストーリーに関してもそこまでひどいというわけでもありません。 一つ一つの要素を見ればつまらなく...

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