クソ映画検証10『DRAGONBALL EVOLUTION』



どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証10『DRAGONBALL EVOLUTION』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『DRAGONBALLEVOLUTION』は、鳥山明の同名漫画を原作とした2009年公開のアメリカ合衆国の映画作品。原作ファンからの否定的評価が非常に多く、実写化映画の失敗例としても広く知られている。


【あらすじ】

7つの球を揃えると、どんな願いも叶えてくれるというドラゴンボール。本来の力を隠し、普通の高校生として暮らしていた孫悟空。しかし18歳の誕生日に祖父の孫悟飯を何者かに殺害されてしまう…


おそらく邦画として最も有名なクソ映画と言ったら『デビルマン』だと思いますが。


洋画として最も有名なクソ映画と言ったらおそらくこの作品なんじゃないかと。


超有名コミックドラゴンボールの実写化、公開前後の大炎上、そして予想通りの大コケと酷評。


本当にクソ映画の要素がパーフェクトに揃っているんですよね。しかもそれがデビルマンのような国内レベルではなく全世界規模。


ある意味最強レベルのクソ映画と言えます。


個人的にこの映画、原作へのリスペクトがない時点でクソ映画であることは間違いないと思っています。


本当にこの映画、関わった全ての人間にとっての汚点でもあり、脚本家にいたっては後に「このような薄っぺらいゴミを作ってごめんなさい」と謝罪するレベル。


本当に何もかもの要素において映画としては最低レベルだと思うんですよね。


この映画公開前後の雰囲気は私としてもとてもよく覚えています、


制作発表の時点でもうすでに不安の声が上がっており、情報が明らかになるにつれ「こりゃないだろう」と言った騒ぎとなり。


公開前にはもうすでに駄作との評価がほとんど固まっていたかと思います。


そして実際に映画が公開されてすぐにクソ映画との評価が固まり、そしてすぐになかったことにされました。


賛否両論で話題となるとかそういうことなしに、本当に臭いものに蓋とばかりになかったことにされたんですよね。


ドラゴンボール公開直後の全世界での黙殺感というのは、本当に史上稀に見るレベルであったと思います。


それくらいのスピードでなかったことにされた映画なんですよね。それこそ公開後1ヶ月も経っていなかったんじゃないかと。本当にそれくらいのスピード感でなかったことにされた作品。


なのでこの映画、本当に作品としてはこれ以上にないくらいに最低な扱いを受けているんですよね。


そしてある意味もうこれでもかというくらいに報いは受けているんじゃないかと。


そういう部分を考慮し、この映画をクソ映画との前提で、ドラゴンボールと考えなければ…くらいのスタンスで見ると普通に面白かったりするんですよね。


そういうスタンスで見るのであればどんなクソ映画だってそれなりには見れたりするかと思うのですが。


ただ原作は他ならぬ史上最高の漫画と言っても決して大げさではないレベルの名作中の名作ドラゴンボールゆえ、多くの人が寛容になれなかったゆえに賛否両論とすらならずに黙殺されたわけなのですが。


私もドラゴンボールは直撃世代なので、リアルタイムだったら絶対にこの映画を許すことはできなかったと思いますが、さすがにここまで時間が経つと許せてくる部分も多々あったりします。


逆にまだ許せないくらいの気持ちだったらこの映画を見ることもしない方がいいかと思いますが。


そろそろ許してもいいんじゃないか?くらいのスタンスなのであれば本当にこの映画、クソ映画としてはめちゃくちゃ楽しめます。


そういうある種のおバカ映画としてはかなり優秀だと思うんですよね。


この映画、ドラゴンボールのピッコロ大魔王編までをわずか90分程度の尺でアメリカ映画にありがちなジュブナイルアドベンチャー風味に仕上げているのですが。


その部分の無理やりさ加減も、原作を知っていると見ていて面白かったりします。


この設定をこうやっちゃうの?みたいな驚きや笑いが多々あったり。


ドラゴンボールかどうかは別として、その手のB級映画としては普通に面白いレベルだったりするんですよね。


CGや格闘シーンのチープさや、大味さやツッコミどころなども含め。


本当に上述のような世界最大レベルのクソ映画との前提で、これはドラゴンボールではないくらいのスタンスで見るのであれば、そのギャップもあってかなり楽しめるかと思います。


あくまでもこの映画が世界最大級のクソとして長年にわたり黙殺されてきた割にはという前提での話ではありますが。


上述のようにおバカ映画としては楽しめる点はかなりあり、そしてキャスティングなどについても個人的には評価できる点もあったりします。


主人公に関してはどう考えても悟空ではないのですが。そもそも悟空がスクールカースト最下層の一介の学生という設定自体があり得ないのですが。


悟空としてはどうかと思いますが、ただ顔の作りは鳥山明先生のタッチで描くサイヤ人っぽくはあるんですよね。おでこの広さや髪型など、かなり雰囲気はあったりします。


悟空ではないものの、仮にもっとしっかりと作られた映画で同じ俳優が悟飯を演じていたとしたらめちゃくちゃハマっただろうなと思ったりもしました。


原作とは似ても似つかなかったりしますが、ただキャラ特性を加味した上での1つの解釈としてヤムチャはそれなりにありなんじゃないかと。


実写化を前提としたリアル志向の造形としてはピッコロ大魔王も悪くはないんじゃないかと。


個人的にチョウ・ユンファの亀仙人は大好きです。これはめちゃくちゃあり。


とはいえそれは私がチョウ・ユンファファンであるからかもしれませんが。


ただブルマに関してはこの映画の唯一と言っていいくらいに明確に評価していい点ではないかと思います。


この作品、原作リスペクトなんてかけらも感じない作品なのに、ブルマ実写化においての解像度だけはなぜか無駄に高いんですよね。


本当にこの映画のブルマってめちゃくちゃブルマなんですよね。


ただ別に原作をそのまま実写化したみたいなコスプレっぽい感じではなく。


あくまでも原作初期のブルマぽさをどう現実のキャストで表現するかみたいな、その部分の塩梅が本当に絶妙な、めちゃくちゃいい感じの実写ブルマなんですよね。


いまだに多くの人がこの映画をドラゴンボールとして見ると、それなりの怒りやストレスを感じてしまうかと思うのですが。


時間の経過によってその部分はそろそろ許せるんじゃないか?くらいのスタンスになってきたあたりに見ると、この映画は上述のように普通に楽しめるタイプのクソ映画かと思います。


おバカ映画としてはもちろん、ネタ映画としてもかなり優秀かと。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



Twitterで更新通知を受け取る

このブログの人気の投稿

クソ映画検証16『ルパン三世』

ミスト

プリティ・リーサル