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悪魔祓い株式会社

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どうも、松本13です。今回は『悪魔祓い株式会社』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『悪魔祓い株式会社』は、2025年の韓国のホラー・アクション映画。主演はマ・ドンソク。 【あらすじ】 悪魔崇拝カルトが台頭する街。警察も神父もお手上げの中、民間会社「悪魔祓い株式会社」が立ち上がる。腕自慢の社長、エクソシスト、情報担当の3人は、異常行動を起こす女性の救出依頼を受ける。だがその裏には悪魔崇拝者の陰謀と、想像を絶する強大な悪魔が待ち受けていた… ​今やちょっと偏った方面のアクション映画ファンから、絶大な支持を得るマ・ドンソク主演。反社からシリアルキラーまで、これまで様々な悪を無双の鉄拳でしばき倒してきたドンソクの兄貴が、今回はエクソシストになっちゃうという話でして、もはやその設定の時点で勝ち確定かと思うのですが。 ​ただ、肝心な評価はと言うと、マ・ドンソク主演作品としてはちょっと伸び悩んでいる印象です。マ・ドンソク主演作品って、筋肉ゴリラ要素を楽しむドンソク映画としてはもちろん、アクション映画としてもサスペンス映画としても屈指の名作が多々あったりするので、それらと比べるとちょっと今作は弱いと言わざるを得ないかなと。 ​ドンソクの兄貴とエクソシストの組み合わせってめちゃくちゃ面白そうなのですが、実際に見てみると、その部分がちょっと機能不全を起こしちゃっているかなと。相乗効果とはならず、むしろストーリーや設定が足かせになってしまっている感も否めないかと。 ​ドンソク映画はもちろんですが、エクソシスト系映画も個人的にはかなりの激戦区でして、精神攻撃なんのその、バチバチに物理攻撃を仕掛けてくるパワー系ホラーとしても名作シリーズである『死霊館』などと比べると、ちょっと微妙だったりするんですよね。 ​などと、期待値を上げるとちょっと評価が伸び悩んでしまう部分も多々あったりするのですが、期待値控えめなドンソク映画としては、十分に楽しめるんじゃないかと。 ​ドンソク映画おなじみの筋肉無双な鉄拳制裁パートはそれなりにあったりしますし、エクソシスト系ホラーとしてはちょっと微妙な部分はあるかもしれませんが、ドンソク映画としては、過剰な期待さえしなければ一度は見ておいても損はないんじゃないかと。 儀式だなんだと言いつつ結局最後はいつもの鉄拳制裁というツッコミどころも含め、...

ミッション・ポッシブル

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​どうも、松本13です。今回は、『ミッション・ポッシブル』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ミッション: ポッシブル』は、2021年2月に公開された大韓民国のアクションコメディ映画。 【あらすじ】 金さえもらえれば何でもする町の探偵ウ・スハン。ある日、彼のもとに任務に命を懸ける秘密工作員ユ・ダヒから報酬1000万ウォンの依頼が入る… ​韓国の万年金欠なお調子者の探偵と、堅物な中国の女スパイが、紆余曲折あってコンビを組むこととなり、巨悪に立ち向かうというストーリーの今作。 ​あからさまに『ミッション:インポッシブル』に寄せたタイトルとか、ビジュアルなどで、様々な方面への期待がもてるかと思うのですが。 ​本家のような重厚なスパイものや、本格的なアクション要素を期待すると、ちょっと肩透かしの部分はあるかもしれませんが、ただ、重すぎず軽すぎずなスパイ・コメディくらいの感覚で見るのであれば、めちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと思います。 ​個人的には、スパイ・コメディとしてはかなりの傑作といった印象です。 ​個人的に、スパイ・コメディというジャンルって傑作が多い、かなりの激戦区なのですが、その中でも今作はかなり良い位置に来る作品ではないかと。 ​それに加え、お調子者の韓国の探偵と、堅物な中国の女スパイというバディムービーとしても、かなり楽しめるのではないかと思います。 ​とにかく、その手の映画として見るのであれば、一度は見ておいて損はないんじゃないかと。 ​過剰な期待は禁物とはいえ、アクションシーンもかなり見応えはありますし、ストーリーも思った以上によくできています。 ​安直なラブロマンス方面には持っていかず、しっかりバディムービーに徹しているんですよね。 ​コメディ要素については、全年齢向けの、重すぎず軽すぎずなちょうどいい内容なので、本当にポップコーン・ムービーにはぴったりなんじゃないかと。 ​個人的には、めちゃくちゃおすすめの作品です。 ​ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。 ​  

『HUMINT/ヒューミント』

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どうも、松本13です。今回は、『ヒューミント』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ヒューミント』は、2026年にNetflixで配信された韓国のスパイ・アクション映画。主演はチョ・インソン。 【あらすじ】 ロシアで麻薬組織を追跡する韓国の工作員は、そこで北朝鮮の工作員と相まみえることに。やがてふたりは、強大な危険、そして複雑に絡み合う秘密に引きずり込まれていく… ​個人的に日中韓あたりの、主権が曖昧な国境沿いの諜報戦みたいな作品って、結構当たりが多いイメージでして。そういう意味では今作、めちゃくちゃ面白そうなんですよね。 ​ただ、Netflix独占配信ということで。 ​韓国サスペンスって、他の国の追従を許さない「胸糞さ」や「エグさ」が魅力だと思うのですが、Netflixオリジナル系の作品に関しては、結構当たり外れが激しい印象があるんですよね。 ​ただ、今作に関しては大当たりの部類に入るんじゃないかと。 ​この手のビジュアル、あらすじで期待する韓国サスペンス的な期待のたいていはおそらく叶うんじゃないかと。 ​韓国サスペンスならではのエグさはもちろんのこと、今作はストーリーもかなり面白いんですよね。 ​ロシア極東のウラジオストクを舞台とした、ロシアマフィアや韓国、北朝鮮の諜報員たちの騙し合いやせめぎ合い。その部分が本当に絶妙に面白くてですね。 ​そんなストーリー的な面白さはもちろんなのですが、今作はアクション面もかなり素晴らしいんですよね。 ​アクションメインの映画ではないながら、要所要所でガンアクションから素手での近接戦闘、カーチェイスに至るまで、かなり見応えのあるアクションが詰まっています。 ​他の人気アクションシリーズや名作サスペンスのような、韓国十八番の「過剰すぎるほど過剰」みたいな、突出したぶち抜け要素はないながら、ストーリー面にしてもアクション面にしてもかなり高い水準でまとまっている作品です。かつ、バランスもめちゃくちゃいいので、アクションノワール、サスペンス系が好きなのであれば、一度は見ても損はない作品なんじゃないかと。 ​個人的にはめちゃくちゃおすすめです。 ​ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

監視者たち

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どうも、松本13です。今回は『監視者たち』についてです。 まずは​簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『監視者たち』は、2013年公開の韓国映画。2007年に制作された香港映画『天使の眼、野獣の街』のリメイク作品。 【あらすじ】 ハ・ユンジュは卓越した記憶力と洞察力を持つ新人刑事。配属された特殊犯罪課で冷酷な武装犯罪リーダー・ジェームズを追っていくのだが… ​この映画、ネット上での評価はかなり高く、韓国本国でも大ヒットを記録した作品です。ストーリーにしても、韓国映画としてはかなり期待値の高まるものだと思うんですよね。キャストに関しても結構豪華ですし。 ​じゃあ実際の内容はどうかと言うと、韓国サスペンスとして過剰に期待をしてしまうと、本国での大ヒットやネット上での高評価が少し過大評価に感じられてしまうかもしれません。 ​この映画、良くも悪くも、韓国サスペンスやノワール方面の要素はかなり控えめなんですよね。 その手の要素は多少ありつつも、他の名作のような激烈なスプラッターや、胸をえぐるような胸糞描写のない、かなりライトな内容です。 ​そういう意味では、韓国サスペンスなどにおける過剰すぎるほどに過剰な展開みたいなものを期待すると、かなりの肩透かしを食らってしまうかと。 逆にその手の要素が控えめな刑事物アクションくらいの感覚で見ると、かなり楽しめるんじゃないかと思います。 ​監視班と犯人たちの息をもつかせぬ攻防戦は、この映画ならではの見所だと思いますし、基本的には情報戦であるものの、アクション要素もそれなりに豊富でして。 同じく韓国映画の『悪女』などで有名な、「これ、どうやって撮影してんだ?」みたいなぐるぐるカメラアングルなど、韓国アクションならではの要素なども楽しめます。 ​そういう部分でのバランスはかなり取れているんじゃないかと。なので、韓国映画としてはかなり見やすい作品なんじゃないかと思います。 ​とにかくこの映画、ビジュアルやストーリーがめちゃくちゃ面白そうで、あらぬ方向への期待もいくらでもできちゃうのですが、ただ期待する方面さえ間違えなければ、一度は見ておいても損はない作品なんじゃないかと。 ​というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お嬢さん

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​どうも、松本13です。今回は『お嬢さん』についてです。 ​まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『お嬢さん』は、2016年に公開された韓国のサイコスリラー映画。監督はパク・チャヌク。 【あらすじ】 書物で溢れる舘に住む令嬢・秀子のもとで、孤児の少女がメイドとして働き始める。彼女は詐欺集団の手先で、秀子が相続する財産を仲間と共に狙っていた。しかし、彼女が美しく孤独な秀子に惹かれていったことで、計画は綻び始める… ​今作は、ウェールズの作家サラ・ウォーターズの小説『茨の城』を原作とした映画です。原作ではヴィクトリア朝を舞台とした作品ですが、今作では日本統治時代の朝鮮に舞台が変更されています。 ​ただ、偏った思想だだもれの反日映画というわけではないので、その手の映画は苦手な人でも見ることができるかと思います。 作中の日本人役を韓国人が演じていることもあり、日本語ネイティブから見るとちょっと微妙に感じてしまうシーンもあったりします。ただ、作中に日本人はそこまで多く出てこず、ほとんどが日本人になろうとしている朝鮮人、もしくは日本語を話せる朝鮮人なので、正直「誰が日本人なのか」ってかなり曖昧で、そこまで気になる部分ではないのですが。 ​この映画は海外で高く評価されていたり、文芸映画的な魅力も多々あるのですが、個人的にはパク・チャヌク監督作品ということで見るに至りました。 パク・チャヌク監督といったら、あの伝説的な胸糞映画『オールド・ボーイ』の監督でして。 あの『オールド・ボーイ』の監督が作った映画として、この作品を見た人も結構多いと思うんですよね。 ​『オールド・ボーイ』って本当に胸糞極まるストーリーとバイオレンス描写の多い作品だったので、今作は一体どんな地獄が待ち受けているのだろうかと思って見たのですが、バイオレンス要素に関してはほぼ皆無でした。 胸糞要素についても、『オールド・ボーイ』に比べると控えめです。 ただ、ストーリーが抜群に面白く、『オールド・ボーイ』方面の期待値を持ってみたとしても物足りなさは一切感じませんでした。 ​『オールド・ボーイ』って本当に胸糞バイオレンスが度を超えた、ある種、韓国的な飛び道具満載な作品だったと思うのですが。 今作はそんな飛び道具一切なしの純正直球映画となっています。とはいえ、それは映画の性質であって、ストーリーに関してはめちゃく...

大洪水

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​どうも、松本13です。 今回は、『大洪水』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『大洪水』は、2025年にNetflixで公開された、韓国のSFパニック映画。主演はキム・ダミ。 【あらすじ】 とあるマンションの3階の部屋にて、6歳の息子ひとりと暮らすアンナは、周囲が洪水で沈んでいることに気づく。床は水浸しになり、あっという間にこの建物自体も水没する。そこへ彼女を保護しに来た謎の男が現れるが… ​今作、かなりの賛否両論の作品として話題となりました。 ただ、否定的なレビューに関しても、大体は「ストーリーが意味不明」というものであり、映像作品としての品質はかなり高いと思うんですよね。 ​とにもかくにも今作、見る人によって「面白い」と「意味不明」に評価が真っ二つに分かれるところが、非常に興味深いところでして。 ​ネタバレになってしまうので詳細は伏せますが、今作は「パニック映画の皮をかぶったSF映画」なんですよね。 ​とはいえ、序盤はまっとうにパニック映画しているのですが、SF色が前面に出てくる後半の展開についていけない人が多いようで。 確かに今作、パニック映画として見たら、後半は本当に意味不明な「ぶん投げエンド」なんですよね。 ​ただSF映画としてはかなりよくできていまして、周回プレイを重ねて作品の仕組みを理解すると、「なるほど、そういうことか」と膝を打つシーンの連続。 ​ただそれはあくまでも「SF映画として今作を数回見た上での話」であって、それだけの熱量をこの作品に持てる人がどれだけいたかと言ったら、あんまりいなかった。だから、かなり微妙な評価となってしまっているわけでありまして。 ​そもそも、今作を見る多くの人が、SFじゃなくてパニック映画を期待して観たと思うんですよね。言ってしまえば、「ちょっとした『アルマゲドン』みたいな、映像がすごくて後半ちょっと泣ける」みたいな。 ​視聴スタンスとしては「お約束」を期待する結構ゆるいスタンスであったと思うのですが、実際の内容はと言うと、それとは真逆の「腰を据えて観るSF作品」でして。そりゃあ、ほとんどの人はついていけないよな、と。 ​それに加えて、今作は韓国映画。 主演のキム・ダミって、『The Witch/魔女』でアクション映画好きからは絶大な知名度を誇る女優かと思いますし、胸糞満載なドロドロ展開がお家芸...

泣く男

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どうも、松本13です。今回は、『泣く男』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『泣く男』は、2014年公開の韓国映画。主演はチャン・ドンゴン。 【概要】 組織によって冷徹な殺人マシーンとして育てられた孤独な殺し屋。そんな彼が、あるミスによって初めて罪の意識と哀しい記憶を呼び覚まし、やがて組織との壮絶な戦いに身を投じていく… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。 アクション映画としてはもうこれ以上にないくらいに最高な映画でした。 本作の監督であるイ・ジョンボムって、前作『アジョシ』についても、訳ありキリングマシーンのちょっとしたあれこれみたいな作品作りがめちゃくちゃうまいと思うんですよね。 アクションシーンに関しては文句なしのクオリティだし、妙に泣ける方向であったり甘ったるい方向に持って行ったりもせず、乾いたトーンで淡々と描くみたいな部分も個人的にはめちゃくちゃ好きです。 前作アジョシについても今作についてもラブロマンス要素は皆無なんですよね。 いくらでもそういう方面に持っていくことはできるかと思うのですが、あえてそういうことはやらずストーリーはドライかつシンプル。 かといって人間を全く描いていないというわけではなく、むしろ今作の主人公である殺し屋、めちゃくちゃ人間らしいんですよね。 一見するとこの手の映画にありがちな無口なキリングマシーンみたいに見えたりするんですけど。 割と感情で突っ走るようなところもあったり、情緒やば目なところもあったりと、精神的にはかなり不安定。 映画のキャラクターとしてはめちゃくちゃ魅力的なんですよね。 敵についても同様。かなりいい味出してるんですよね。単なるかませ犬ではなく。 ドライかつシンプルな作りの映画ながら魅せるところはしっかり魅せる、その部分の取捨選択が本当にうまくめちゃくちゃバランスのとれている映画だなと思いました。 アクション映画としては抜群に素晴らしい内容ながら、サスペンス要素はエグくはなりすぎない程度、胸糞にはならない程度、その部分の塩梅もかなり絶妙。 この手の韓国サスペンス映画って、割とぶち抜けたエグさや胸糞さみたいなのが大きな魅力だったりするのですが。 今作は良くも悪くもそういうぶち抜けた要素は控えめだったりします。 ただ全ての要素がかなり高水準でうまいことまとまっているので見ていて退屈はしないん...

呪呪呪/死者をあやつるもの

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どうも、松本13です。今回は、『呪呪呪/死者をあやつるもの』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『呪呪呪/死者をあやつるもの』は、2021年の韓国のアクション・ホラー映画。 【あらすじ】 ある日、死者が殺人を犯すという怪事件が発生する。その謎を追うジャーナリストのジニは、旧知の呪術師少女ソジンと共に、死体を操り殺人を繰り返す凶悪な事件の黒幕に立ち向かっていく… この映画の原作・脚本は、『新感染 ファイナル・エクスプレス』や、ドラマ版『寄生獣』などのヨン・サンホ。 個人的にヨン・サンホというのは、軽すぎず、かといってガチすぎもしないくらいのちょうどいい作品作りが得意なイメージ。 今作もまさにそんな感じで、軽すぎずかと言ってガチすぎもしない、いい意味でのB級ホラーといったところ。 そういう映画として見るのであればこの映画はかなりの良作なんじゃないかと。 個人的にはとても楽しめました。 逆にガチ方面にあまり期待しすぎてしまうとちょっと残念な気持ちになってしまうかもしれません。 ちなみにこの映画はドラマ作品の劇場版らしいのですが、ドラマを見てなくても普通に楽しめるかと思います。 この映画は呪術によって死者が蘇るタイプのホラー映画。キョンシー的な側面もありますし、ゾンビ的な側面もあるのですが。 とにかくこの映画で蘇る死者はキョンシーとして見ても、ゾンビとして見てもかなりハイスペック。 見た目は完全に普通の人間と相違ないレベルに擬態可能。言動についても同様。普通にコミュニケーション可能。車の運転もできるし銃火器の使用も可能。 身体能力もめちゃくちゃ高い。肉弾戦の戦闘能力も相当に高くちょっとしたマーベルヒーローくらいはあります。 そんなハイスペックゾンビがボコボコ出てきてドンパチやり合うのでアクション映画としてもそれなりに楽しめるかと思います。 ガチホラーと見せかけてむちゃくちゃやりおる…みたいな映画は個人的に大好物。その手の映画が好きな人にはとてもおすすめです。 個人的にここ最近見たアジアンホラーは『哭悲/THESADNESS』や『コンジアム』のようなちょっとしたホラーと見せかけておいて想像以上にガチだったというパターンが多かったりしたので、この映画のちょうど良さは個人的にとても心地いいものでした。 重すぎずかといって軽すぎもしないB級ホラーとしてはとて...

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女

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  どうも、松本13です。今回は、『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』は、2022年公開の韓国のクライムアクション映画。主演はパク・ソダム。 【あらすじ】 脱北の過去を持ち、どんな荷物も請け負う特殊配送会社「特送」のエース・ドライバーの女性ウナ。そんな彼女のもとに、「ある人間」を運ぶという依頼が舞い込む… この映画、個人的には大満足の映画でした。 凄腕の女性ドライバーが主役の韓国映画という部分で期待した物の全てがこの映画にはありました。 この手の映画としては意外性はほとんどなかったかと思うのですが。 ストーリーについても凄腕ドライバーが面倒な荷物を抱え込んでしまったことから始まるあれこれというコテコテなストーリー。 他の例に漏れずこの映画の面倒な荷物も人間。 というかこの手の映画ってストーリーのパターンはそこまで多くはないと思うんですよね。 そんなこんなでかなりありがちっちゃありがちなストーリーだったのですが、ただ意外性はないながら期待を下回るようなアレな部分もほとんどなく。 これと言って突出する部分はなかったにせよ全ての要素が平均以上の期待以上。 大幅に期待を上回ることはなかったにせよ、残念要素も皆無というまさに優等生な映画でした。 この映画のようにさらっと期待を叶えちゃうような凄腕ムービーって実際そこまで多くはないと思うんですよね。 なんやかんやで全然凄腕じゃなかったりとかそういうパターンって結構ありますし。 特に女性の凄腕系って途中でちょっと色恋入っちゃって、そっち方面でズブズブみたいな、そんでもって肝心の任務の成功率はそこまで高くないみたいな、それで大抵組織的に回してみたいな。 そんな感じの映画って結構多いと思うんですよね。個人的にはそういう映画も大味さやツッコミどころ込みで好きだったりするのですか。 この映画も一見そっち方面に思えたりもするのですが。特に韓国映画って激情系結構多いですし。 ただこの映画は一切そっち方面に振れないクールっぷり。 主演は『パラサイト 半地下の家族』のパク・ソダム。 まさにクールビューティーといった出で立ちなのですが、彼女が演じる主人公がこれまた見た目通りのできる女でして、めちゃくちゃかっこいいんです...

夜叉-容赦なき工作戦

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どうも、松本13です。今回は、『夜叉-容赦なき工作戦-』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『夜叉-容赦なき工作戦-』は、2022年の韓国のスパイアクション映画。主演はソル・ギョングとパク・ヘス。 【あらすじ】 極秘工作を行うブラックチームと、その悪名高きリーダーの活動を調査するため危険な街に降り立った堅物検事は、スパイ同士の激しい戦いに巻き込まれていく… この映画、ネット上の評価としては賛否混在の平凡な評価と言ったところ。 私としてはこの映画を大味なスパイアクションとして評価する意見にも、逆にその大味すぎる部分に不満を感じる評価にも、どちらにも納得できます。 個人的にNetflixオリジナルや独占配信作品などについては、そこまで期待しないようにしています。 それゆえに今作は期待を上回る大満足できる内容でした。特に私はツッコミどころ満載の大味なアクション映画というのが大好きなので。 ただこの映画を低評価する人の気持ちもめちゃくちゃわかるんですよね。 この映画はよくも悪くも韓国映画っぽくない映画。 韓国エッセンスがゼロというわけではないのですが、ただ血みどろ展開や胸糞・鬱要素など、何かにつきやりすぎる韓国サスペンスやクライム方面の作品としてはかなりマイルドな仕上がり。 この映画、Netflixで見かけたからと、なんとなく見た人もそれなりにいるかと思いますが、これは面白そうだぞと、かなり期待してみた人もかなり多いかと思います。 私は大味な映画は大好きですが、何かと無茶苦茶やりまくる韓国サスペンスも大好きなので、この映画に不満を持つ人の気持ちはもう本当に分かります。 この映画、ビジュアルにしてもあらすじにしても名作フラグが立ちまくりなんですよね。 今作の舞台となるのは中国の北朝鮮国境付近。 スパイが世界一多い地域とのこと。法律もあってないような地域。 しかもタイトルは『夜叉』。 めちゃくちゃ血が出そうだし、エグい展開満載っぽいタイトル。 しかも主演は名優ソル・ギョング。もう嫌な予感しかしないわけです。 そんなソル・ギョング扮するのは国家情報院のチーム長。 韓国サスペンスにおいて、チーム長という肩書き自体がもう地獄しか連想させないのですが。 しかも演じるのはソル・ギョング。 ソル・ギョングが三角地帯のようなやばい土地で、暴力気質なチーム長を演じるとい...

スピリットウォーカー

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  どうも、松本13です。今回は映画、『スピリットウォーカー』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スピリットウォーカー』は、2020年の韓国のSF・アクション映画。主演はユン・ゲサン。 【あらすじ】 交通事故の現場で目を覚ました男。彼は全ての記憶を失っており、鏡に映る自分の顔にも名前にも違和感を覚える。やがて彼は、自分の体が12時間ごとに違う人間のものに入れ替わっていることに気づく… 記憶を失った主人公。しかも12時間ごとに意識が別人に移り変わるというめちゃくちゃ面白そうなストーリー。 もう序盤の展開だけで相当に引き込まれます。 おそらくストーリーにしても、序盤の展開にしても、多くの人が何かしらの変則ムービーを期待すると思うんですよね。 実際序盤の伏線の全てを回収できたとしたら、この映画は相当な名作になったと思います。 しかしネット上の評価を見てみても、この映画の評価は決して高くはありません。突出して低くもないのですが、まあ平凡な評価と言ったところ。 そのような評価になったのは、多分序盤で変則ムービーを期待した層をうまく満足させられなかったからじゃないかなと。 序盤で広げた壮大な風呂敷をこの映画がうまく畳むことができたかと言ったらかなり疑問が残るところ。 一応の回収はできているのだけれど、これじゃあ納得できない人も多いだろうな、と言った内容。 その部分は変則ムービーとしたらかなり微妙なのですが、ただそんな伏線回収の大雑把さも含め、大味ムービーとして見るのならかなり面白かったりします。 序盤はとても面白いのに後半は明確に失速するなんてパターンはよくあります。 この映画の面白いところは明らかに伏線回収などがしきれていない部分やツッコミどころは多々あるのですが、失速はしていないんですよね。 むしろ後半に入ると伏線回収を諦めたかのような怒涛のアクション展開が始まります。 それこそ『ジョン・ウィック』そのまんまのような。 映画後半で失速どころかむしろアクションで加速しているという謎の現象。 なんか伏線うまく回収できなかったけどジョン・ウィックっぽいアクションシーン追加しとくから許してね?みたいなサービス精神すら感じたりします。 そういう諸々を含め、途中は伏線回収の微妙さに「ちょっとこの映画はやばいかも」と思ったりしたのですが、最終的にはとても...

犯罪都市PUNISHMENT

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どうも、松本13です。今回は、『犯罪都市PUNISHMENT』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『犯罪都市PUNISHMENT』は、2024年に制作・公開された韓国の刑事アクション映画。マ・ドンソクが主役の「マ・ソクト刑事」を演じる韓国の人気シリーズ『犯罪都市』の4作目となる。 【あらすじ】 ヤクザも恐れる怪物刑事マ・ソクトとソウル広域捜査課は、デリバリーアプリを悪用した麻薬密売事件を捜査していた。捜査の結果、マ刑事たちは事件の背後に、フィリピンに拠点を置く国際IT犯罪組織の存在を突き止める… 野獣、暗黒肉弾魔人、無敵の暴走機関車、筋肉の二世帯住宅…etc これ、全部20年くらい前の格闘家ボブ・サップのキャッチコピーなのですが。 令和の今、それらを聞くと真っ先に思い浮かぶのはボブ・サップよりもマ・ドンソクだったりします。 個人的に犯罪都市シリーズって、そんなマ・ドンソクの使い方がめちゃくちゃうまいシリーズだと思っていまして。 とにかくマ・ドンソクの特性に、これでもかというくらいに最適化されている作品だと思うんですよね。 そしてその要素が回を増すごとにどんどんインフレしてきているシリーズでして。 アクション映画好きとしてはもう本当にこれ以上にないシリーズだったりします。 特定の俳優目当てに見るジャッキー映画とか、ステイサム映画などと同様、ドンソク映画として見ればもう120点満点の作品なんじゃないかと。 その手の他作品同様、話の筋は毎回一緒だったりするのですが、ただ一ファンとしてはとりあえずこんなノリで永久に続いてほしいシリーズだったりします。 マ・ドンソクのアクションスタイルって結構独特だと思うんですよね。 見た目は筋肉モリモリマッチョマンなのだけれど、ボクシング経験者だけあって動きはめちゃくちゃ俊敏。 ゴリゴリに重量感はありつつもスピーディーみたいな、その部分は本当にドンソク映画ならではの要素だと思うんですよね。 本当にドンソクアクションって、敵の吹っ飛び方とかちょっとした『刃牙』のワンシーンみたいだったりしますからね。 そしてコンプラ重視な昨今ではありえないくらいの鉄拳制裁スタイル。 捜査の基本は暴力と恫喝。口より先に手が出るタイプ。リアルだったら間違いなく現代では社会的に死んでいるタイプだったりするのですが。 ただ少なくとも映画上のキャ...

鬱映画ファイル21『オールド・ボーイ』

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どうも、松本13です。今回は、鬱映画ファイル21、『オールド・ボーイ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『オールド・ボーイ』は、2003年公開の韓国映画。パク・チャヌク監督の復讐三部作の第2作。原作は土屋ガロン(作)、嶺岸信明(画)による同名の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』。第57回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリ、第37回シッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリを受賞した。2013年には、スパイク・リー監督、ジョシュ・ブローリン主演でハリウッドリメイク版が制作された。 【あらすじ】 何者かに拉致され、監禁生活を強いられたオ・デス。理由も期限も知らされない幽閉生活に絶望し、何度か自殺を試みるもかろうじて心を取り戻し、復讐を果たすべく体を鍛え始める。15年後にようやく解放された彼は、若い女性ミドの協力を得て犯人捜しに執念を燃やす… この作品、日本の容赦ない青年コミックと、これまた容赦のない韓国サスペンスが悪魔合体した地獄のような作品なのですが。 ただ映画としてはもう抜群に面白いんですよね。 鬱映画としてだけでなく、サスペンスとしても相当に高いレベル。 そういう映画本来の面白さはもちろんのこと、バイオレンス要素から胸糞要素に至るまで、鬱映画としても相当に盛り沢山の内容です。 死角や不足がここまで少ない鬱映画もなかなかないんじゃないかと。 もう本当に色々とひどい映画です。もちろんこのひどさというのは、一部の人間にとっては魅力ではあるかと思うのですが。 そしてこの映画と言ったら何と言っても主演のチェ・ミンシク。 映画における凶暴なおっさんと聞いて、チェ・ミンシクのこの作品のジャケットを思い浮かべるという人も相当に多いはず。 映画における凶暴なおっさんというのは割と激戦区だったりすると思うのですが、この映画でチェ・ミンシクが一気に上位に躍り出たことは間違いありませんし、人によっては彼がもはや不動のナンバーワンだったりするかと思います。 それくらいにこの作品のチェ・ミンシクはぶち抜けたものがあるかと思います。 とにかくこの映画のチェ・ミンシクの凶暴さについては一見の価値があるかと。もちろん鬱映画としてもサスペンス映画としても一見の価値ありレベル。 本当にこのレベルの作品ってなかなかないと思いますし、この作品のチェ・ミンシクを超えるレベルっ...

破墓/パミョ

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どうも、松本13です。今回は、『破墓/パミョ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『破墓/パミョ』は、2024年に韓国で制作されたホラー映画。主演はチェ・ミンシク。 【あらすじ】 一族に不幸が続いているという家族の依頼を受け、先祖の墓の改葬を行うことになったお祓いや葬儀にまつわる4人のスペシャリストたち。彼らはやがて、掘り返した墓に隠されていた驚愕の秘密に直面していく… この映画、あらすじにしてもビジュアルにしてもめちゃくちゃ面白そうなのですが。 特に韓国サスペンスやホラーが好きな人にとってはもう見る前にかなりの名作フラグが立ってしまっているかと思うのですが。その手の映画の常連俳優チェ・ミンシクが主演ですし。 ただこの映画、その手の期待は控えめにしておいた方が楽しめる作品かと。 エログロ胸糞血みどろスプラッターみたいな、そういう韓国映画ならではのやりすぎ要素みたいな部分に過剰に期待しすぎるとちょっと残念な気持ちを味わってしまうかもしれません。 特に最近のアジアンホラーって大当たり映画が多かったりするので、つい過剰に期待してしまいがちだと思うのですが。 私自身、この映画に対して『哭声/コクソン』のような作品を求めていたのですが、その期待は見事に裏切られました。 その裏切りは決して最高な方面への裏切りではありませんでしたが、落胆とまではいきませんでした。 ただ期待の大きさに関わらずこの映画、多くの人が思ったものと違う方向へ話が転がり出すことは間違いなく、その部分がハマる人にとってはかなり面白い映画になるんじゃないかと。 本当に「え?そっち方面に話が進むの?」みたいな驚きは結構ある映画なので。 ひとまず韓国映画ならではの過激要素さえ過剰に求めなければ、そこまで肩透かしな映画ではないかと思います。 好みはそれなりに分かれるかとは思いますが、一度は見ておいても損はないんじゃないかと。 とはいえ過激要素が控えめというのは何事についてもやりすぎる他の地獄のような韓国映画と比べての話ですので。 一般的な映画感覚で見たら普通に怖いし普通にグロいシーンもあるのでその部分に耐性のない人はご注意ください。 というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

守護教師

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どうも、松本13です。 今回は、『守護教師』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『守護教師』は、2018年の韓国のアクションスリラー映画。主演はマ・ドンソク。 【あらすじ】 暴力沙汰でコーチの職を追われた元プロボクサー・ギチョル。やっと田舎町の女子高校の体育教師という働き口を見つけるが、女の子ばかりの職場でその巨体を持て余す。そんな中、不登校の生徒のことを調べていると不可解な事件が起こり、街に巣食う暴力団の姿が見え隠れするようになる… マ・ドンソクと言ったら刑事かヤクザの役が定番かと思いますが、今回はこれまでの作品とは少し違った教師という役どころ。 とはいえ暴力沙汰で職を追われた元ボクシングチャンピオンの体育教師という、マ・ドンソク以外に誰がこの役を演じるんだというくらいにハマっている役なのですが。 そんなこんなで田舎の高校に赴任したドンソクの兄貴が正義の鉄拳で悪ガキどもを更生…というわけではなく、赴任先は女子高。 お決まりの鉄拳は封印して、多感な思春期の生徒たちとの心の交流を…というわけでもなく。 その部分は不穏なビジュアルからも察せられる通り、内容はしっかりとサスペンスしています。もちろんエグいことで有名な韓国サスペンスなのでストーリーも一筋縄ではいきません。 失踪した友人を探す、何かと問題の多い生徒。彼女と行動を共にするうちに一つまた一つと田舎の暗部が明らかとなり、様々な事件に巻き込まれていくのですが。 もちろんドンソク主演作品なので解決方法は一つだけ。鉄拳制裁。 『犯罪都市』 シリーズほどアクションシーンが満載というわけではありませんが、とはいえ最低限満足できるレベルのドンソク成分は配合されています。 守護教師のタイトルながら、赴任してすぐにバイオレンスな展開に巻き込まれていくので、ほとんど教師の仕事をしていないっちゃいないのですが。 まあそんなツッコミどころを含めてのドンソク映画として見るのがいいのかなと。 この映画はドンソク映画として見るか、普通のサスペンス映画として見るかでも評価は違ってくるかと思います。 ドンソク映画として見れば満足できるいつものドンソク映画です。その中でも突出して傑作の部類に入るとは言い切れませんが、とはいえ決して駄作というわけでもなく、ドンソク映画として見れば十分に面白い映画です。 逆にマ・ドンソクという要...

コンフィデンシャル/共助

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  どうも、松本13です。 今回は、『コンフィデンシャル/共助』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『コンフィデンシャル/共助』は、2017年公開の韓国のアクション映画。主演はヒョンビン、ユ・ヘジン。 【あらすじ】 北朝鮮の特殊捜査員チョルリョンは、国際犯罪組織のリーダーを追って韓国入りする。同じ頃、国際共助捜査要請に、左遷中のベテラン刑事ジンテは現場復帰をかけて志願する。ふたりは互いに真の目的を隠しながら捜査しようとするが… この映画、めちゃくちゃ面白いバディムービーです。 韓国の刑事もの映画と言うと、暗くて重い内容のクライムサスペンスなど、見る人を選ぶ映画も多いですが、この映画はアクションコメディなので誰でも気軽に楽しめる内容だと思います。 私は他の国の映画ではありえないような鬱展開や、グロ描写の多い韓国サスペンス映画はとても好きなのですが、じゃあこの映画が物足りなかったかと言ったら決してそういうわけでもありません。 むしろかなりお腹いっぱい。大満足でした。 アクションシーンはかなり見ごたえがあります。格闘戦から銃撃戦、カーチェイスに至るまでアクション映画の要素は一通り揃っています。 その合間合間にちょっとしたドラマシーンやコメディシーン。その部分のバランスやテンポがとてもよく、124分の上映時間がとても短く感じられます。 もちろんバディムービーにありがちな凸凹感や、それらを乗り越えた上での胸アツ展開などというお約束もしっかり用意されています。 この映画はアクションコメディとしてもとても優秀ですが、バディムービーとしてもかなりレベルの高い作品に仕上がっていると思います。 個人的にバディムービーと言うと『リーサル・ウェポン』や『ラッシュアワー』をまず思い浮かべるのですが、この映画はだいたいラッシュアワーの第1作目と同じようなストーリーです。 ラッシュアワーは香港の刑事とアメリカの刑事でしたが、この映画は韓国と北朝鮮。ラッシュアワーに負けず劣らずの凸凹感が何ともいい感じです。 この映画は基本的に北朝鮮の刑事がイケメン担当、韓国の刑事がお笑い担当なのですが、とはいえ韓国側もお笑い一辺倒ではなく、うだつが上がらないおっさんかと思いきや、思わぬところで優秀だったりとかなりいい仕事をしています。 ちなみにこの映画のストーリーは大体ラッシュアワ...

新しき世界

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どうも、松本13です。 今回は、『新しき世界』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『新しき世界』は、2013年公開の韓国映画。2013年2月21日に韓国、翌2014年2月1日に日本で公開された。 【あらすじ】 国最大の犯罪組織に潜入し、8年になる警察官ジャソン。潜入捜査に疑問を感じながらも、上司のカン課長の命令に服従するしかない。そんなある日、組織のリーダーが急死し、後継者争いが勃発する… なんとなくビジュアルが社会派サスペンスっぽかったので、この映画は韓国サスペンスにありがちな血しぶきやドロドロ鬱展開は控えめなのかなと思ったら映画が始まった瞬間に顔面ボッコボコの血まみれのおっさんが登場。 ですよねー。 エグさに定評のある韓国サスペンスですもんね。血が出ないわけはないですよね。 というわけで映画が始まるのですが、この映画は潜入捜査ものです。 潜入捜査ものの映画と言ったらそれがバレるかバレないかみたいな、その部分のハラハラドキドキが売りなわけですが。 この映画に関してはその部分のスリルが他の映画の比ではないんですよね。 一流スターが出演する大衆的な作品であっても18禁レベルのゴア描写を平気でぶち込んでくる韓国サスペンスなので。 もし潜入捜査がバレたとしたらとんでもない地獄が待っていることは想像に難くありません。 そしてその手の映画にありがちなのが拷問シーン。 主人公がヘタを打ったらもう相当な地獄の展開が待っているわけなので、とにかく作中の緊張感が半端ないです。 しかもこの映画にはチェ・ミンシクも出演しています。 映画における凶暴なおっさんと言ったらまずチェ・ミンシクを思い浮かべる人も多いはず。 それは別に韓国映画に限ったことではなく、世界的にも同じことが言えるかと思います。 少なくとも私の中で、あらゆる国の映画の登場人物の中で一番凶暴なおっさんと言ったらまず思い浮かぶのがチェ・ミンシクです。 それくらいにかつて出演した『悪魔を見た』は強烈な作品です。それ以外にも数々の凶暴なおっさんの役を演じています。 そんなチェ・ミンシクが脇に控えているだけでもう不穏で不穏で仕方が無いわけです。 そんなこんなで潜入捜査員である主人公の地獄の日常が続いていくのですが、とあるきっかけで事態が大きく動き始めます。 この映画はハラハラドキドキのスリルが売りの潜入捜査も...

殺人者の記憶法

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どうも、松本13です。 今回は、『殺人者の記憶法』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『殺人者の記憶法』は、2017年の韓国映画。ストーリーが本編とは若干異なる『殺人者の記憶法 新しい記憶』というバージョンも同時に公開されている。 【あらすじ】 かつて連続殺人犯だった獣医のビョンスはアルツハイマーを患っており、自身の声を録音することで記憶をつなぎとめていた。ある日、車で接触事故を起こしたビョンスは、相手のテジュもまた殺人犯であると確信する… 個人的に韓国サスペンスと言うと他国のそれにはない、むちゃくちゃな胸糞ストーリーやグロ要素などが魅力なのですが、この映画はそのような韓国サスペンスならではの要素もありながら、ストーリーがとてもよくできているめちゃくちゃ面白い映画です。 とにかく先の読めない二転三転するストーリーや一瞬たりとも安心できないハラハラドキドキの連続。 とにかくよくできた映画です。 主人公がアルツハイマーを患っているゆえ、記憶が短期間しか持たないという部分がこの映画を面白くしている最大の要因だと思うのですが、この手の変則ムービーというのは脚本にしても作中の時系列にしても複雑になりがちなので、相当なセンスや技術のある人しか手を出せないジャンルかと思います。 下手に手を出しても物語として成立しないので。 もちろん原作小説の力という部分も大いにあるかとは思いますが、ただその魅力を損なうことなく映像化するのも簡単なことでは無いかと思います。 主人公の頭部の怪我が原因で記憶が短期間しか持たない。それゆえの変則的なストーリー展開という部分に関しては、変速ムービーの金字塔『メメント』とよく似ている部分がある映画だと思います。 メメントに関してはストーリーはもちろんのこと、ビジュアルやスタイリッシュさも魅力の一つかと思うので、韓国版メメントと言い切ってしまうには若干弱い部分もあったりするかもしれませんが。 とはいえビジュアルはともかく、変則ムービー としては相当に素晴らしい出来の映画だと思います。 ストーリー展開を二転三転させるために常識ではありえないような無茶苦茶な出来事やファンタスティックな巡り合わせがあるのが、ある意味韓国サスペンスのお約束みたいな部分がありますが。 この映画に関しては主人公のアルツハイマーという部分で十分にストーリー展開がつ...

アンダードッグ 二人の男

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どうも、松本13です。 今回は、『アンダードッグ 二人の男』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『アンダードッグ 二人の男』は、2016年の韓国のクライム・アクション映画。出演はチェ・ミンホ、マ・ドンソクなど。 【あらすじ】 家を持たない不良グループのリーダー・ジニルは、仲間と一緒に盗みと転売を繰り返し生きていた。ある日、ジニルが仕事でミスをした穴埋めに美人局を画策するもゴリラのようなおっさんがやってきて… SHINeeのミンホと人気俳優マ・ドンソクW主演! が売り文句なこの映画。 アイドルグループの誰々が主演!なんて売り文句の映画は日本だと大抵ライトなラブコメか、ちょっと泣ける感じの感動系なんてパターンが多いですが。 この映画は地獄の地獄で血反吐にまみれるパターンのゴリゴリのサスペンスです。事務所への忖度とかはないのでしょうか?と見ていてちょっと心配になってしまうレベル。そういう部分の容赦の無さがまた韓国映画の魅力でもあるかと思うのですが。 この映画に限らずアーティストやアイドルが扮する登場人物が洒落にならないレベルの地獄に突き落とされるというパターンの韓国映画は結構あると思うのですが、入り口で一旦地獄を見せるみたいな、登竜門的意味合いでもあるのでしょうか? 個人的にはこの映画はダブル主演のもう一方のマ・ドンソク目当て。ドンソク映画として見ました。 とはいえ今回の作品は単独主演ではなくダブル主演なので、そこまでいつものドンソク要素はないかなと思ったのですが、意外と見どころは十分でした。 大抵どの映画でも暴力担当のドンソクの兄貴。今作でもしっかり魅せてくれます。 マ・ドンソクの役どころと言ったら大抵は刑事か反社かどちらかですが、今回は違法風俗の店長という何とも香ばしい反社会的な役どころ。 しかも投資で失敗して経済的にはカツカツ。しかし家に帰ると娘を愛する家庭人な一面も。 暴力担当という部分は変わらないながら映画によって正義だったり悪だったりするドンソクの兄貴。 今回はゴリゴリの反社会的な黒ドンソクながらも時折人間らしい白ドンソクも垣間見えたり。その部分が見どころの一つでもあったりします。 まあ暴力兄貴という部分は相変わらずなのですが。 そんな兄貴相手に美人局を画策してしまったのが運の尽き。 紆余曲折ありながらも結局バチバチにしばかれ、借金を背...

毒戦 BELIEVER

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  どうも、松本13です。 今回は、『毒戦 BELIEVER』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『毒戦 BELIEVER』は、2018年公開の韓国映画。2013年公開のジョニー・トー監督による香港・中国合作映画『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイク作品。 【あらすじ】 巨大麻薬組織に君臨し、その悪名を轟かせているにも関わらず、誰ひとり本名も経歴も、顔さえ知らない麻薬王“イ先生”。麻薬取締局のウォンホ刑事は、組織壊滅のため大胆かつ危険極まりない筋書きによる、組織への潜入捜査を決意する… この映画はいわゆる黒幕は誰なんだ系映画です。この手の映画って途中である程度犯人が分かってしまったりもするのですが、とはいえ最後まで見ないと本当のところは分からないのでなんやかんやで面白かったりするのですが。 黒幕は誰なんだ系のサスペンス映画と言ったら、『ユージュアル・サスペクツ』が代表的かと思います。 ユージュアル・サスペクツで言うところのカイザー・ソゼがこの映画で言うところのイ先生です。 それが誰なのかが分かりそうでわからない、分かったようで本当にわかっているかどうかがちょっと曖昧だったり、大どんでん返しがあったり。最後の最後まで目が離せません。 ジャンルとしては韓国ノワールに分類される映画かとは思いますが、ユージュアル・サスペクツのような純ミステリーサスペンス的な成分も多分に含まれているので、そのような楽しみ方もできるかと思います。 ユージュアル・サスペクツのような歴史的傑作ほどの期待値を持ってみるべきではないかと思いますが、過剰な期待さえしなければ十分に楽しめる作品だと思います。 韓国ノワールと言ったらエグい描写や胸糞鬱展開が定番ですが、この映画は香港・中国映画のリメイクということもあり、良くも悪くもそのような韓国ノワール特有の成分は控えめです。 なので韓国のその手の映画としては比較的見やすい作品ではあるかと思います。 韓国ノワールの「いつものやつ」を求めている人にとってはちょっと物足りないかもしれませんが。とはいえサスペンス映画としてはかなり面白い部類に入るかと思います。 作中の登場人物についてもかなり個性豊かな極悪人が何人も登場します。 よくあるテンプレ通りの悪人というわけではなく、割と色々なパターンの悪人や狂人がポンポン登場し、いきなり退場く...

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