夜叉-容赦なき工作戦


どうも、松本13です。今回は、『夜叉-容赦なき工作戦-』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『夜叉-容赦なき工作戦-』は、2022年の韓国のスパイアクション映画。主演はソル・ギョングとパク・ヘス。


【あらすじ】

極秘工作を行うブラックチームと、その悪名高きリーダーの活動を調査するため危険な街に降り立った堅物検事は、スパイ同士の激しい戦いに巻き込まれていく…


この映画、ネット上の評価としては賛否混在の平凡な評価と言ったところ。


私としてはこの映画を大味なスパイアクションとして評価する意見にも、逆にその大味すぎる部分に不満を感じる評価にも、どちらにも納得できます。


個人的にNetflixオリジナルや独占配信作品などについては、そこまで期待しないようにしています。


それゆえに今作は期待を上回る大満足できる内容でした。特に私はツッコミどころ満載の大味なアクション映画というのが大好きなので。


ただこの映画を低評価する人の気持ちもめちゃくちゃわかるんですよね。


この映画はよくも悪くも韓国映画っぽくない映画。


韓国エッセンスがゼロというわけではないのですが、ただ血みどろ展開や胸糞・鬱要素など、何かにつきやりすぎる韓国サスペンスやクライム方面の作品としてはかなりマイルドな仕上がり。


この映画、Netflixで見かけたからと、なんとなく見た人もそれなりにいるかと思いますが、これは面白そうだぞと、かなり期待してみた人もかなり多いかと思います。


私は大味な映画は大好きですが、何かと無茶苦茶やりまくる韓国サスペンスも大好きなので、この映画に不満を持つ人の気持ちはもう本当に分かります。


この映画、ビジュアルにしてもあらすじにしても名作フラグが立ちまくりなんですよね。


今作の舞台となるのは中国の北朝鮮国境付近。


スパイが世界一多い地域とのこと。法律もあってないような地域。


しかもタイトルは『夜叉』。


めちゃくちゃ血が出そうだし、エグい展開満載っぽいタイトル。


しかも主演は名優ソル・ギョング。もう嫌な予感しかしないわけです。


そんなソル・ギョング扮するのは国家情報院のチーム長。


韓国サスペンスにおいて、チーム長という肩書き自体がもう地獄しか連想させないのですが。


しかも演じるのはソル・ギョング。


ソル・ギョングが三角地帯のようなやばい土地で、暴力気質なチーム長を演じるという時点でもう名作フラグが立ちまくりなわけです。


もう地獄の地獄しか見えないだろうと、相当ひどいことになるのだろうなと、めちゃくちゃ期待できるのですが。


蓋を開けてみればマイルドな大味スパイアクション。


韓国サスペンスを好きな人ほど、その手の映画特有の様子を期待した人ほど、この映画は肩透かしだったんじゃないかと。


この映画における敵勢力が日本という点も賛否が分かれる点かと思いますが。


特にこの作品は、日・中・南北朝鮮というめちゃくちゃセンシティブな部分を描いてる映画なので。


ただこの映画は、そのような映画にありがちな雑日本というわけではなく、それなりにはフラットな描かれ方をしているかなといった印象を受けました。


いや、スパイが日本刀持って出てくる時点で十分にアレなのですが、ただ和太鼓とかふんどしは出てこなかったので、まあ許容範囲かなと。


この映画単体で見たら日本は結構雑な描かれ方をしているのですが、とはいえこの映画自体がかなり雑な映画なので、本国である韓国も相当に雑に描かれているので、そういう意味ではそれなりにフラットなのかなと。


とはいえ人によってはかなりセンシティブに感じる部分もあるかと思うので、そういう部分が気になる人はこの映画の視聴は控えた方がいいんじゃないかなと思います。


まあそんなあれこれは多々ありつつも、ソル・ギョングの日本語の演技には素直に感心しました。


ただ日本語を読み上げているのではなく、普通に日本人が見ても納得できるくらいに感情乗せた日本語なんですよね。


めちゃくちゃうまい演技。


ソル・ギョングすげーなと、その分は本当に素直に感心してしまいました。


スパイアクション映画ながら、『ミッション:インポッシブル』ほどの大作でもなく、ソル・ギョングや韓国サスペンス方面のファンを納得させられる内容でもなく、かつセンシティブな問題を扱っているということもあり、あらゆる方面の評価においてとても中途半端になってしまった今作ですが。


この映画は過剰な期待さえしなければ楽しめる大味なスパイアクション映画との前提で見れば十分楽しめる映画かと思います。


あれこれバイアス抜きにフラットな目線で見れば良作の範囲には入るんじゃないかと。特に当たり外れの激しいNetflixの中小規模の作品としては決して悪くはないかと思います。


ただ本当にこの映画あらゆる方面で期待させる要素が多すぎるので、本当にその部分さえなんとかなれば十分に楽しめる映画だと思います。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合い頂きありがとうございました。


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