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悪魔祓い株式会社

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どうも、松本13です。今回は『悪魔祓い株式会社』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『悪魔祓い株式会社』は、2025年の韓国のホラー・アクション映画。主演はマ・ドンソク。 【あらすじ】 悪魔崇拝カルトが台頭する街。警察も神父もお手上げの中、民間会社「悪魔祓い株式会社」が立ち上がる。腕自慢の社長、エクソシスト、情報担当の3人は、異常行動を起こす女性の救出依頼を受ける。だがその裏には悪魔崇拝者の陰謀と、想像を絶する強大な悪魔が待ち受けていた… ​今やちょっと偏った方面のアクション映画ファンから、絶大な支持を得るマ・ドンソク主演。反社からシリアルキラーまで、これまで様々な悪を無双の鉄拳でしばき倒してきたドンソクの兄貴が、今回はエクソシストになっちゃうという話でして、もはやその設定の時点で勝ち確定かと思うのですが。 ​ただ、肝心な評価はと言うと、マ・ドンソク主演作品としてはちょっと伸び悩んでいる印象です。マ・ドンソク主演作品って、筋肉ゴリラ要素を楽しむドンソク映画としてはもちろん、アクション映画としてもサスペンス映画としても屈指の名作が多々あったりするので、それらと比べるとちょっと今作は弱いと言わざるを得ないかなと。 ​ドンソクの兄貴とエクソシストの組み合わせってめちゃくちゃ面白そうなのですが、実際に見てみると、その部分がちょっと機能不全を起こしちゃっているかなと。相乗効果とはならず、むしろストーリーや設定が足かせになってしまっている感も否めないかと。 ​ドンソク映画はもちろんですが、エクソシスト系映画も個人的にはかなりの激戦区でして、精神攻撃なんのその、バチバチに物理攻撃を仕掛けてくるパワー系ホラーとしても名作シリーズである『死霊館』などと比べると、ちょっと微妙だったりするんですよね。 ​などと、期待値を上げるとちょっと評価が伸び悩んでしまう部分も多々あったりするのですが、期待値控えめなドンソク映画としては、十分に楽しめるんじゃないかと。 ​ドンソク映画おなじみの筋肉無双な鉄拳制裁パートはそれなりにあったりしますし、エクソシスト系ホラーとしてはちょっと微妙な部分はあるかもしれませんが、ドンソク映画としては、過剰な期待さえしなければ一度は見ておいても損はないんじゃないかと。 儀式だなんだと言いつつ結局最後はいつもの鉄拳制裁というツッコミどころも含め、...

爆弾

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どうも、松本13です。 ​今回は『爆弾』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『爆弾』は、呉勝浩の同名小説を原作とした2025年の日本のサスペンス映画。主演は山田裕貴。 【あらすじ】 酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された正体不明の中年男。自らを「スズキタゴサク」と名乗る彼は、霊感が働くとうそぶいて都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する… ​個人的に佐藤二朗ってめちゃくちゃ信頼している俳優でして、そんな佐藤二朗がゴリゴリに狂気じみた爆弾テロリスト(と思しき役柄)を演じるということで、もはやその時点でちょっとした勝ち確定だったりするのですが、実際に見てみると期待を大きく上回る素晴らしさ。 ​洋邦問わず、この手の狂気じみたサスペンスって大好きなのですが、今作においては、邦画補正とかその手の忖度なしに、海外の名だたる名作と並べても遜色のないレベルかと。それくらいに、映画として抜群に面白いんですよね。 ​今作と言ったら、何と言っても佐藤二朗の怪演。 今作の佐藤二朗っていわば『ダークナイト』のジョーカーみたいなもので、自称している「スズキタゴサク」という名前以外は一切謎なんですよね。映画史に残る名ヴィランである『ダークナイト』のジョーカーを引き合いに出すのは「ちょっと大げさじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、今作の佐藤二朗に関しては、ダークナイトを引き合いに出しても決して大げさではない素晴らしい演技。 ​そして今作の素晴らしいところは、そんな佐藤二朗の怪演に食われることのない、むしろ渡り合っちゃうくらいの他のキャストの素晴らしさ。それぞれ一癖も二癖もあり、総じて「睡眠時間が足りていなさそうな、目の死んだ、性格悪そうな人間」なのですが、その部分の演技の塩梅がこれまた絶妙なんですよね。 ​例えば、クソ邦画にありがちな「ナイフペロペロしちゃうギャハハ系」とか、大した演技力がなくても演じられる「感情の抑揚がない、ただボソボソ喋るだけの何言っているかわからないやつ」とか。あるいは刑事物にありがちな「傲慢な上司」とか「本庁の嫌なやつ」とか。そういうありがちなテンプレに一切頼ることのない、めちゃくちゃ人間臭いくせ者たちの応酬というのは、本当に素晴らしいの一言。 ​そして、彼らのねちっこく陰湿なやり取りが「これぞ日本」といった感じでして。 例えば...

ロング・ウォーク

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​どうも、松本13です。 ​今回は、『ロング・ウォーク』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ロング・ウォーク』は、2025年のアメリカのホラー映画。スティーヴン・キングの小説『死のロング・ウォーク』を原作としている。 【あらすじ】 近未来のアメリカ合衆国では、年に一度ロングウォークという命懸けの競技が開催されていた。16歳の少年レイ・ギャラティは母親に引き止められながらも、ロングウォークへの参加を決める… ​スティーブン・キング原作作品って、何気に結構当たり外れが激しかったりするので、あまり過剰な期待はしないようにしているのですが、今作に関しては大当り。めちゃくちゃ面白かったです。 ​そもそも、ディストピア社会を舞台としたデスゲームものって時点で、めちゃくちゃ面白そうですし、時速4.8km以下になったら警告、警告3回で即射殺という命がけのルールながら、最後の一人まで残ったらどんな願いも叶えてもらえるという、これぞディストピアと言った一発逆転仕様に関しても同様。 ​この手のデスゲームものって、展開をつけるために主催者の都合であれこれ飛び道具が使われたりなんてことも多々あったりするのですが、今作のすごい所って、そういう要素は一切ないんですよね。本当に、冒頭のルールそのまま。 ​じゃあ「ただ歩き続けるだけでどうやって展開をつけるのか」というのが、今作の一つの見所なんですが、まあ上手いことできていまして。とにかく長時間立ち止まってはいけないので、足がつってしまったらもう終わりなんですよね。 ​警告3回で即射殺なので、最低1回は警告を食らわないといけないトイレタイムも、まさに命がけ。ちょっとキレが悪かったら射殺なんてこともあったりと、とにかく緊張感が半端ないんですよね。 それに加え、不眠不休ゆえ、距離を歩けば歩くほど精神的にもおかしくなってきたり、その合間合間の登場人物たちの会話の中でむき出しにされる人間性などなど。ド派手な展開は一切ないにも関わらず、最後まで一切だれることのない緊張感と面白さなんですよね。 経験ある人ならわかると思うんですけど、徹夜って2日目あたりからどんどんおかしくなってきますからね。心身ともに壊れてきますし、情緒も極端になってきますし。その部分のリアルな描写も今作の見所の一つかと。 ​個人的にスティーブン・キング原作作品って『ス...

スクリーム7

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どうも、松本13です。今回は『スクリーム7』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スクリーム7』は、2026年のアメリカのスラッシャーホラー映画。シリーズ4作目まで主人公であったシドニー・プレスコットが再び主人公に復帰している。 【あらすじ】 過去のすべての惨劇を生き延びたシドニーは、家族と共に静かで平穏な日常を送っていた。しかし再びゴーストフェイスによる事件が発生。今度は娘がターゲットとなる… ​スラッシャー映画の金字塔『スクリーム』シリーズとしては、いまいち評価がパッとしない印象のある今作。ただ、内容に関しては普通に面白いと思うんですよね。 ​『スクリーム』って「誰が犯人なのか」という部分が最大の魅力の作品だと思うのですが、シリーズのファンなら誰しも「今作の黒幕は誰なのか」という部分を予想しながら観ていると思うんですよね。そういうシリーズならではの楽しみは、今作でも十分にできるかと思います。オチに関しては、毎回それなりに評価が分かれるところはあるかと思いますが、個人的には、もうあらゆるパターンを使い果たした7作目としては、決して悪いストーリーではなかったんじゃないかと。 ​本来なら、この内容でもう少しくらいは評価が高かったと思うのですが、今作って製作に至る経緯にちょっと問題がありまして。 ​知っている人は知っているかと思いますが、前作・前々作の主演女優が本来なら続投するはずだったものの、イスラエルによるガザ進攻を批判するSNS投稿をしたゆえに解雇され、真偽は定かではない部分はあるものの、もう一人の主演女優と監督もその後に降板しています。そんな経緯で、4作目までのシドニーからカーペンター姉妹へと主役を変更しての新シリーズ(5と6)をリセットし、再びシドニーを主人公として制作された今作ゆえ、公開前からあまり印象が良くない作品だったんですよね。 ​この『スクリーム7』の主演女優降板って、あれだけポリコレが何だと言っておきながら、多くがユダヤ資本で成り立っているが故、道理的に正しくともイスラエル批判は一切許さないというハリウッドのダブルスタンダードぶりが露呈した、象徴的な出来事だったと思うんですよね。それゆえに相当な逆風が吹いていたと思うのですが、興行的にも批評的にも失敗をしなかったのだから、その部分は普通にすごいことだと思うんですよね。個人的に...

オブセッション 災愛

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どうも、松本13です。今回は『オブセッション 災愛』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 オブセッション 災愛』は、2025年に製作されたアメリカ合衆国のホラー映画。製作費わずか75万ドルという低予算ながらも、全米公開後はオープニング3日間で1,700万ドル強の大ヒットを記録した。 【あらすじ】 孤独で内向的な青年ベアは、同僚のニッキーに秘かに思いを寄せていた。彼女との距離を縮めたいとの思いから、彼は不気味なまじない「ワン・ウィッシュ・ウィロー」に手を出してしまう… ​近年のホラーではナンバーワン、今年のベストなどなど、公開より絶賛の声多数のため、かなり期待値高めで鑑賞した今作でしたが、期待を超える面白さでした。 ​気になるあの子に、自分を好きになるように恋の魔法をかけたら、とんでもないことになっちゃうという、ちょっとした因果応報系のストーリーの今作。 ​魔法をかけて最初はいい思いをするも、ちょっと効きすぎちゃってひどい目にあって、「ひえ〜、もう恋の魔法なんてこりごりだよー」みたいな感じのストーリーかな、と思っていたんですよね。地獄絵図なお仕置きパートは、後半くらいかなと。 ​ただ今作、序盤で恋の魔法をかけた直後からもう地獄の地獄でして、お仕置きというよりハイレベルな拷問レベル。 ​魔法をかけられちゃったかわいいあの子も、その可愛さが大気圏外まで吹っ飛んでしまうくらいの、メンヘラレベル100の狂気の沙汰でして。 ​そんな彼女のメンヘラ具合が本当に限界突破していましてですね、そして、その手の愛情、執着、嫉妬心って誰にでもわかる感情なだけに、見ていて思った以上にきついんですよね。 ​本当にメンヘラの究極系ともいえる彼女のイカれた言動って、見ているだけでも相当に精神を削られまして。もちろん今作、それなりの過激描写や胸糞描写などもあるものの、そこまで突出したレベルではないと思うんですよね。 ​ただ、ホラー映画としての「キツさ」に関しては、本当に近年屈指と言っても決して大げさではないレベルだと思いますし、恋愛系・こじらせ系ホラーは多々あるものの、今作のようなキツさを持つ作品ってなかなかないと思うので、そういう意味でも一度は経験しておいても損はない作品なんじゃないかと。 ​そういう作品の構成要素云々を抜きにしても、ホラー映画としてはストーリーも非常によくでき...

十三人の刺客

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どうも、松本13です。​今回は、『十三人の刺客』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『十三人の刺客』は、2010年9月25日公開の日本の時代劇映画。1963年の同名作品を三池崇史の監督によりリメイクした作品。 【あらすじ】 幕末の世。時の将軍・家慶の弟で明石藩主の松平斉韶の悪政を止めさせようと、老中の土井は斉韶暗殺を御目付役の島田新左衛門に命じる。新左衛門は13人の刺客を集め、斉韶の参勤交代時に暗殺を狙うのだが… ​1963年の傑作時代劇を、三池崇史監督が超豪華キャストでリメイクした今作。暴虐の限りを尽くす将軍の弟を暗殺するため、13人の刺客が宿場町を要塞化して待ち構えるという、まさに「男のロマン」を煮詰めまくったような作品です。 ​最近の三池崇史監督といえば、正直なところ「当たり外れ」がかなり激しい……というか、正直「外れ」の方が多いと言わざるを得ない状況かと思うのですが。 ​ただ、今作に関しては、監督が「ゴリゴリに攻めていた頃」の凄みが凝縮されているんですよね。近年は残念な作品が目立つ監督ですが、かつては名リメイクや名実写化映画を、多数手がけていました。その筆頭が、まさにこの作品にあたるかなと。 ​大作時代劇に求められる伝統的な重厚さと、三池ファンが渇望する過激なバイオレンス要素。この二つが、スプラッターなチャンバラ活劇として奇跡的なまでに一致している。作品としての純粋な魅力と、興行としてのビジネス、そして三池崇史ならではの作家性……近年ではまずお目にかかれない、それらの要素が最大規模で噛み合った瞬間が今作なのかなと感じました。 ​そして、登場人物がこれまた凄まじく豪華なんですよね。主要キャストの安定感はもちろんですが、脇役の怪演が本当に素晴らしい。特に、当時国民的アイドルだった稲垣吾郎が演じる「極悪非道のバカ殿」は、それこそ邦画史に残るレベルの強烈なインパクトを残しています。 ​思えば三池監督って、俳優の「魔改造」がめちゃくちゃ上手いんですよね。 今作における「狂気の吾郎ちゃん」だけでなく、谷原章介やベッキーなどにもとんでもない役をやらせていましたし。 ​三池崇史映画としても、アクション時代劇としても、間違いなく一見の価値がある名作と言えます。個人的には、この頃の「キレッキレな三池崇史」が、いつかまた戻ってきて欲しいと切に願わずにはいられ...

ゴジラ-1.0

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どうも、松本13です。今回は『ゴジラ-1.0』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ゴジラ-1.0』は、2023年の日本の特撮映画。監督は山崎貴。 【あらすじ】 戦争により、先進国から「無」の状況に陥ってしまった日本。だがそこへゴジラが現れ、日本を「無」から「マイナス」の状況へとさらに落とし込んでいく… この映画、今や語るべくもない名作かとは思うのですが。 この映画のすごい所って、ゴジラ映画としてのツッコミどころの少なさだと思うんですよね。 個人的にゴジラ映画って、初代を覗けば結構ツッコミどころのある作品が多かったりするのですが。 個人的にどう思うかは別として、批判的レビューなどについても、「理屈としてはわかる」みたいなものは多いんですよね。 まあ、「ここでそう言われるのはしょうがないよね」みたいな。 ただ、『ゴジラ-1.0』って、そういう部分が本当に少ない映画だと思うんですよね。 皆無ではないかと思いますが、ただ『ゴジラ-1.0』についての批判的レビューって、どこかちょっと無理がある感じと言うか、「そもそも批判前提で鑑賞してませんか?」みたいな感じになってしまう感が否めなかったり。 そういう部分の隙のなさや、ある種のフラットさは、ある程度偏りのあるゴジラ映画が好きな層にとっては味気なさになるかもしれませんが。 ただそういう性質の作品だからこそ、これほどの大成功を収められたという部分はあるんじゃないかと。 そんな今作、人間ドラマパートについてのツッコミが少なからずあったりするのですが。 「取ってつけたみたい」みたいな言われ方もしていたりしますし。 ただ個人的にゴジラ映画って、取ってつけたような人間ドラマって結構多いかと思いますし、あくまでもゴジラがメインで、しかも核や戦争などの暴力や理不尽についてのアンチテーゼもしっかり含められており、なおかつゴジラ映画としての基本ストーリーを邪魔しない程度に人間ドラマもしっかり完結するという部分については、むしろ個人的には評価したい部分だったりします。 そこまで凝ったストーリーではないかと思うのですが、ただここまでノイズにならない人間パートを持つゴジラ映画というのもなかなかないんじゃないかと。 演技面についても同様です。昔のゴジラ映画って、年に1回のお祭りみたいな面もあったんですよね。 それゆえに色々な業界...

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