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お嬢さん

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​どうも、松本13です。今回は『お嬢さん』についてです。 ​まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『お嬢さん』は、2016年に公開された韓国のサイコスリラー映画。監督はパク・チャヌク。 【あらすじ】 書物で溢れる舘に住む令嬢・秀子のもとで、孤児の少女がメイドとして働き始める。彼女は詐欺集団の手先で、秀子が相続する財産を仲間と共に狙っていた。しかし、彼女が美しく孤独な秀子に惹かれていったことで、計画は綻び始める… ​今作は、ウェールズの作家サラ・ウォーターズの小説『茨の城』を原作とした映画です。原作ではヴィクトリア朝を舞台とした作品ですが、今作では日本統治時代の朝鮮に舞台が変更されています。 ​ただ、偏った思想だだもれの反日映画というわけではないので、その手の映画は苦手な人でも見ることができるかと思います。 作中の日本人役を韓国人が演じていることもあり、日本語ネイティブから見るとちょっと微妙に感じてしまうシーンもあったりします。ただ、作中に日本人はそこまで多く出てこず、ほとんどが日本人になろうとしている朝鮮人、もしくは日本語を話せる朝鮮人なので、正直「誰が日本人なのか」ってかなり曖昧で、そこまで気になる部分ではないのですが。 ​この映画は海外で高く評価されていたり、文芸映画的な魅力も多々あるのですが、個人的にはパク・チャヌク監督作品ということで見るに至りました。 パク・チャヌク監督といったら、あの伝説的な胸糞映画『オールド・ボーイ』の監督でして。 あの『オールド・ボーイ』の監督が作った映画として、この作品を見た人も結構多いと思うんですよね。 ​『オールド・ボーイ』って本当に胸糞極まるストーリーとバイオレンス描写の多い作品だったので、今作は一体どんな地獄が待ち受けているのだろうかと思って見たのですが、バイオレンス要素に関してはほぼ皆無でした。 胸糞要素についても、『オールド・ボーイ』に比べると控えめです。 ただ、ストーリーが抜群に面白く、『オールド・ボーイ』方面の期待値を持ってみたとしても物足りなさは一切感じませんでした。 ​『オールド・ボーイ』って本当に胸糞バイオレンスが度を超えた、ある種、韓国的な飛び道具満載な作品だったと思うのですが。 今作はそんな飛び道具一切なしの純正直球映画となっています。とはいえ、それは映画の性質であって、ストーリーに関してはめちゃく...

『東京タクシー』:キムタクが思った以上に格好良くない(褒め言葉)

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​どうも、松本13です。​今回は『東京タクシー』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『東京タクシー』は、2025年11月21日公開の日本映画。2022年のフランス映画『パリタクシー』を、舞台を日本に置き換えてリメイクした作品となる。 【あらすじ】 仕事に追われるタクシー運転手の宇佐美浩二は、高野すみれという85歳の女性を東京の柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。すみれは浩二に東京の見納めにと、様々な場所へ寄り道を依頼する… ​この映画、リメイク元である『パリタクシー』を知っているかどうかで、若干評価が違ってくる部分があるかと思うのですが、ひとまず原作を抜きにした映画単体としては、かなり面白い映画なんじゃないかと。 ​多作ゆえ、それなりに当たり外れがある山田洋次監督作品としては、間違いなく「当たり」の部類に入るかと思います。映画単体としてはもちろんのこと、山田洋次監督作品ならではの「人情物」としての期待も大いにしていいかと思います。 ​ただ今作、ありがちな人情物というわけではなく、原作がフランス映画ゆえ、結構シリアスな部分もあったりと、いつもの「山田洋次エッセンス」満載ながら、そうではない部分も多々あったりするので、そういう意味での「裏切り」みたいな部分も楽しめる作品なんじゃないかと。 ​山田洋次監督作品って、いつものパターンというか「様式美」を楽しむみたいな部分があると思うんですけど、そこに原作ものならではの「山田洋次らしからぬ展開」が入ってくる。その意外性が、めちゃくちゃ素晴らしく機能している作品なんですよね。 ​山田洋次監督作品だと、そこを好ましからぬ方向に改変しちゃったり……みたいなことも作品によってはあったりするのですが、今作に関してはそのようなこともなく、パリを舞台とした原作をめちゃくちゃうまいこと日本に落とし込んでいるな、といったところです。そういう意味での見どころも多々ある作品なので、一度見ておいても損はないんじゃないかと。 ​……というのが、原作要素抜きでの話。ただ、原作を踏まえるとちょっと話は変わってくるわけでして。 ​私も原作となった映画はめちゃくちゃ好きなのですが、本当にこの映画、山田洋次がめちゃくちゃ好きそうな人情物なんですよね。ゆえに、山田洋次がパリを東京に置き換えてリメイクすると聞いたときは、何...

アナザヘブン

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どうも​松本13です。今回は、『アナザヘブン』についてです。 ​まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『アナザヘヴン』は、飯田譲治と梓河人による同名小説を原作とした2000年の日本のホラー映画。主演は江口洋介。 【あらすじ】 満月から7日後の夜、アパートから男の死体が発見される。被害者は首を叩き折られ、頭からは脳みそがなくなっていた。ほどなく、同じように脳みそを抜き取られ料理された殺人が次々と発生する… ​猟奇殺人事件が発生し、警官が駆けつけると、遺体の頭が空っぽで、台所で煮込まれているシチューの中に脳みそが入っていたという。 ​その冒頭の時点でもうグッと引き付けられるんですよね。 ​「脳みそシチュー」って、この作品の代名詞的存在だと思いますし、この作品を「脳みそシチュー映画」として記憶している人も結構いるんじゃないかと。 ​じゃあこの映画が問答無用の名作かと言ったら、ちょっと微妙なところでして。決して駄作ではないものの、名作と言えるほどの評価を受けているかと言ったら、そこまでではないと思うんですよね。 ​とにかく冒頭がめちゃくちゃ面白そうで、しかも今作、キャストもめちゃくちゃ豪華なんですよね。 ​とにもかくにも、冒頭の時点でもう名作フラグが立ちまくってしまっているので、そこで期待値を上げすぎてしまうと、ちょっとそこからの展開が微妙に感じてしまったりもするんじゃないかと。 ​それと今作、グロシーン満載な胸糞サスペンスみたいな期待を持ちすぎても、ちょっと肩透かしに感じてしまう部分もあるんじゃないかと。 ​作品の雰囲気的に勘違いしてしまいがちなのですが、今作、サスペンス的な期待はあまりしない方がいいんじゃないかと。 ​サスペンスではなく、Jホラーくらいの感覚で見るのがいいんじゃないかと。 ​サスペンスとして見るか、Jホラーとして見るかで、また評価も変わってくるかと思いますし。 ​などと作品の性質を正確に把握するのがちょっと難しい作品ではあったりするのですが、 ​ただ、先述のように出演キャストはめちゃくちゃ豪華。 ​昭和の名優から、令和の今も最前線で活躍している名優、様々な事情で今は表立った活動はしていない平成を代表する俳優など、その部分も含めた、2000年代初頭の、今とは少し違った雰囲気の邦画、という視点で見ても、かなり楽しめるんじゃないかと。 ​とにかく冒頭が衝...

仮面の忍者 赤影

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​どうも、松本13です。今回は、『仮面の忍者 赤影』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『仮面の忍者 赤影』は、2025年の日本のテレビドラマ。横山光輝の同名漫画を原作としている。 【あらすじ】 織田信長が天下統一を成し遂げようとしていたころ。日本支配を目論み、琵琶湖の南にはびこる怪しい宗教「金目教」の幻妖斎に対抗するため、飛騨の里出身で織田信長に仕える忍者赤影が戦いを挑む… ​今回は映画ではなくドラマですので、番外編程度とお考えください。 ​なお、以下は第一話視聴時点の雑感ですので、作品全体の評価ではない点もご了承ください。 ​映像関連のコンテンツについては映画がメインと考えており、ドラマはよほど興味があるものしか見ないので、今作も特に見る予定はありませんでしたが、第一話公開時点でネットで相当に火柱が上がっていたので興味を持った次第です。 ​ざっと調べてみると、監督は三池崇史、キャストはLDH俳優が中心。 ​三池崇史って名作は多々あるのですが、それ以上に迷作や駄作も多い、めちゃくちゃ当たり外れの激しい監督。 それに加えて、これまでLDH俳優の地獄のような演技の地雷映画も数々踏んできているわけで、この二つの要素が悪魔合体した今作はどれだけひどいのだろうかと興味を持った次第です。 ​実際、今作の否定的なレビューには「日本映画の悪い部分の集合体」みたいなものもありまして、「どれだけひどいのだろうか」とある意味期待を込めて見てみたのですが。 ​ひとまず、キャストの演技に関しては全く問題はありませんでした。少なくとも私がかつて遭遇したものよりはずっとまともでした。 ​では三池崇史監督作品としてはどうなのか、と言ったらこれまた特段悪くはなく、アクションがもっさりしているというわけでもなく、むしろ結構ちゃんとしている印象でした。 ​ただコメディ要素が滑り散らかしているという点については、確かに全く面白くはありませんでした。 大して面白くもないギャグをシュールに見せかけて開き直り気味に投げっぱなす、三池崇史監督の一番悪い癖がモロに出ていました。 それでもかつてそのようなギャグが当たったのは監督独自の過激極まるバイオレンス描写との妙な緩急があったからで、バイオレンス控えめな昨今では本当に当たることが殆ど無い、それこそ悪い癖にしかなっていないのですが。 特撮要素...

28年後... 白骨の神殿

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どうも、松本13です。今回は『28年後... 白骨の神殿』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『28年後... 白骨の神殿』は、2026年公開のイギリスのSFホラー映画。2025年公開の『28年後...』の続編であり、三部作の二作目となる。 【あらすじ】 父と暮らす孤島を離れ、ウイルス感染者が蔓延するイギリス本土へ旅立った少年スパイク。だがそんな彼には、過酷な運命が待ち受けていた… ​前作って、かなり賛否両論だったと思うんですよね。とはいえ、肯定的意見がかなり多い中での賛否両論ではあったかと思うのですが。ちなみに個人的に前作は、かなり微妙な印象でした。作風の変化が、期待していた方面と全く違ったので。 ​とはいえ「終末もの」と聞くと、すぐにマッドマックスを期待するのは私のかなり悪い癖ですし、よくよく考えると「ゾンビ版マッドマックス」みたいな映画なんてこれまで何本も作られているわけで、それをやったところで成功したかと言ったら、結構微妙かと思うのですが。 ​ただ、ダニー・ボイル監督とアレックス・ガーランド脚本ということで、何かこちらの想像もしない奇跡を起こしてくれるみたいな期待は、やっぱりあったんですよね。しかし前作はそのような奇跡のない、どちらかというと既存の選択肢をとてもうまく使った作品といったところでした。 ​作風の変化については、期待する方面を間違えなければ、まあ特に問題はないかと思うのですが、個人的に前作って三部作の序章としてはともかく、単体映画としてはものすごい中途半端なところで終わってしまうんですよね。その部分は個人的にかなり肩透かしに感じた部分でした。 ​三部作であることは事前に把握していたものの、映画における三部作って、ちょっとした「爆死フラグ」だと思うんですよね。実際、これまで公開前に三部作構想をぶち上げたあげく、爆死して1本で打ち切りというパターンに何回も遭遇してきたので。ゆえに『28年後』についても、一作で終わってしまう可能性も大いにあるわけで、そういう部分を踏まえると、前作ってかなり微妙な印象になってしまうんですよね。 ​ただ、後にかなりスムーズに続編が公開されたとなると、評価もまた変わってくるわけでして。とにかく今作は、前作がかなり中途半端に終わってしまったゆえ、伏線回収のオンパレードでめちゃくちゃ面白いんですよね。 ​...

ゴールデンカムイ

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​どうも、松本13です。 今回は『ゴールデンカムイ』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ゴールデンカムイ』は、野田サトルの同名漫画を原作とした2024年の日本映画。主演は山﨑賢人。 【あらすじ】 明治末期の北海道。元軍人の杉元佐一とアイヌの少女・アシㇼパはそれぞれの目的のため、隠された金塊を見つけ出すべく共に旅を始める… ​とにかく今作、原作再現度が半端なく、「実写化邦画最高峰」との評価も多々あったり、原作ファンからの評価もかなり高い作品だと思うんですよね。 ​ただそれってあくまで「原作ファン目線」であって。今作を仮に、原作ファンでも山崎賢人ファンでもない人が見たらどうなのかと言ったら、そこまでの大傑作にはならない可能性はあるんじゃないかと。 ​決して見るに堪えない駄作ではないものの、ただ今作って物語の序章部分しか描いていませんし。 ​『ゴールデンカムイ』って、絵柄にしてもストーリーにしても、登場人物についてもかなりアクが強かったりするので、好みが分かれる部分も多々あるかと思うのですが。 ​ただそのようなことなどどうでもよくなってしまうくらい圧倒的な面白さと魅力がある作品だとは思うのですが、それって「囚人争奪編」で物語が本格的に動き出してからの話だと思うんですよね。 ​なので、序章のみのあっさりとしたストーリーで「続きはWOWOWのドラマで見てね」と言われて、続きが気になる「ライト層」ってどこまでいるんだろう?というのが正直なところ。 ​劇場版の続きはWOWOWで、という商法に批判的な意見も多々あったりしましたが、個人的にも、贅沢を言わせてもらえれば劇場版「前後編」でもうちょっとガッツリとストーリーを盛り上げてからドラマにつなげても良かったんじゃないか、などと劇場公開作品としては思う部分は多々あったりします。 ​ただそれらはあくまで劇場版としての評価であって、 今作を「劇場公開作品」単体ではなく、ドラマも含む「メディアミックス作品」の一環として見るのであれば、個人的にはめちゃくちゃ好きです。 ​とにかく今作って、原作再現度が半端ないと思うんですよね。実写化が難しい部分を本当にうまいこと実写に落とし込んでいますし、コンプラ的に絶対にアウトなシーンも、なんとかギリギリを攻めて実写化していますし。 ​ゴールデンカムイって原作の絵柄がかなりデフォル...

ラストサマー:リターンズ

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どうも、松本13です。今回は、『ラストサマー:リターンズ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ラストサマー:リターンズ』は、2025年公開のアメリカのホラー映画。『ラストサマー』シリーズ三作目であり、『ラストサマー2』の直接的な続編となる。 【あらすじ】 ある夜、誤って致命的な交通事故を起こしてしまった若者五人組。罪を問われることを恐れた彼らは、真実を隠し通すことを誓い、その場をやり過ごす。しかし1年後、忘れたはずの過去が彼らを追い詰め始める… この映画は『ラストサマー』のリブート的作品でありながら、『ラストサマー2』とストーリー的つながりのある実質的続編としての側面もある作品なんですよね。なので、作品単体として見るか、続編として見るかでも評価が結構分かれる部分があるんじゃないかと。 私は予備知識ありな続編視点で見たのですが、めちゃくちゃ面白かったです。今作のような古の名作のリブートや続編映画としては、かなり良くできた映画なんじゃないかと思います。 オリジナルの『ラストサマー』のような要素を盛り込み、現代風にアップデートしてのリブート作品としての側面も多々ありながら、過去とのストーリー的つながりやオリジナルキャストの登場など、続編としてのファンサービスも多分に盛り込まれており、とてもバランスの良い仕上がりとなっています。 『ラストサマー』って、90年代を代表するスラッシャー映画かと思うのですが、同じ路線の『スクリーム』とは違い、意外と出血シーンやグロシーンは控えめなんですよね。 そんな原作に比べると、今作は若干スプラッター要素が強めと感じるかもしれません。ただ過激描写のインフレが進みまくった昨今のホラー映画としてはそこまで過激ではないと思いますので、過去作品と同様、その手の描写が苦手な人でもギリ見れるかと思います。 ストーリーに関しては、予備知識があるに越したことはありませんが、とはいえ初見でも普通に理解できるかと思いますし、スラッシャーホラーとしてはかなり面白いストーリーなので、一度は見ておいても損はないんじゃないかと。特に原作ファンの方にはめちゃくちゃおすすめです。原作ファンへのサービスシーンも多々あったりするので。 うまくいけば続編も制作される流れなので、今後の展開にも期待したいところです。 ということで今回はこの辺で。最後までお付き合...

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