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クライム101

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どうも、松本13です。今回は『クライム101』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『クライム101』は、2026年公開のアメリカ合衆国・イギリス合作のクライムスリラー映画。主演はクリス・ヘムズワース。 【あらすじ】 アメリカ西海岸線を走るハイウェイ101号線沿いで、一切のミスなく宝石強盗を繰り返してきたデーヴィス。そんな彼を、犯人逮捕に執念を燃やす刑事が追う… ​この映画、めちゃくちゃ面白かったです。2時間20分という決して短くはない尺の作品ながら、退屈することがない見事なストーリー展開でした。 ​今作、一応の主人公はクリス・ヘムズワース演じる強盗犯なのですが、実質的にはそれを追う刑事など、複数の視点による群像劇となっています。個人的に群像劇ってハズレがほとんどないイメージです。 ​群像劇ってそれなりの技術がないと成立できませんし、あえてそこに手を出すのだから、勝算もそれなりにあるのだろうなと。なので個人的に、群像劇はちょっとした「当たりフラグ」だったりするのですが、今作に関してもかなりの当たりでした。 ​基本的なストーリーに関しては、「完璧主義の強盗」と「それを追う刑事」、そして「後にどう絡んでくるかわからない複数の登場人物」といった構成で、そこまで突飛なことはやっていないものの、とにかく最後の最後までどうなるかわからない巧みなストーリー展開、そして大どんでん返しもしっかりあります。 ​練りに練られた超変則的ストーリーというわけではありませんし、超ド級のアクションやクライム映画にありがちなハードボイルド要素はちょっと控えめだったりしますが、よほど過剰な期待さえしなければ、おそらく大抵のサスペンス好きにとっては満足できる作品ではないかと。 ​先述した通り、今作はクライム映画ながらハードボイルド要素に関しては結構控えめなんですよね。 ​クリス・ヘムズワース演じる主人公も、複雑な過去を持つ神経質な男。 ​マーク・ラファロ演じる刑事も、嫁に逃げられた窓際族。 ​個人的には、テンプレ通りじゃないその部分は、むしろデメリットというよりメリットに感じたりします。 ​クリス・ヘムズワースにマーク・ラファロと言ったらMCUを思い浮かべる人も多いかと思いますが、それ以外にもハル・ベリーやバリー・コーガンなど、めちゃくちゃ豪華な面々が揃っています。 ソーにハルク、...

HELP:復讐島

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どうも、松本13です。 ​今回は『HELP:復讐島』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『HELP/復讐島』は、2026年のアメリカのホラー映画。監督はサム・ライミ。 【あらすじ】 会社員のリンダは、日々パワハラを繰り返す上司ブラッドリーのもとで、息の詰まるような毎日を送っていた。ある日、出張に行くリンダたちを乗せた飛行機が墜落し、目を覚ますと見渡す限りの孤島にいた… ​飛行機の墜落で、パワハラ上司と共に無人島に漂着した主人公。サバイバルスキルがある主人公と、金持ちのボンボンであるパワハラ上司。会社も文明もない無人島でその立場が逆転するという、めちゃくちゃ面白そうなストーリーの今作。 ​監督もサム・ライミということで、相当な期待を持って見てみたのですが、想像以上の面白さでした。 ​ただ今作、タイトルやあらすじほど「リベンジムービー」はしていないんですよね。 リベンジムービーってそれなりに好き嫌いが分かれるかと思うのですが、本作においては、リベンジムービーがちょっと苦手な人でも楽しめる、割と広範囲向けなホラー作品なんじゃないかと。 ​リベンジムービー的側面は多々ありつつ、パワハラ、墜落、サバイバルで立場逆転は序盤のかなり早い部分でなされており、リベンジはある程度成功しちゃっているんですよね。 ​じゃあ、そこから何があるのか? そこからどうなるのか? という部分がこの映画の面白いところでして。 ​舞台は無人島、登場人物は基本的に主人公とパワハラ上司の2人という、めちゃくちゃミニマルな設定。にも関わらず、最後の最後まで本当に面白いんですよね。これだけ少ない条件で最後まで見せるって、結構すごいことだと思うんです。 ​そこはさすがのサム・ライミ。スプラッター映画の礎を築いた、巨匠中の巨匠ですからね。 ​それだけだったら特定のジャンル特化の監督だったかもしれませんが、サム・ライミはホラーだけじゃなく、『スパイダーマン』などのド直球な娯楽映画も手掛けています。『スパイダーマン』って、現代アメコミ映画の源流ともなった本当に名作中の名作ですからね。 ​そんな「ド直球」も「飛び道具」もどっちも行ける監督の作品だけに、先の展開が本当に予想つかないんですよね。そして、サム・ライミと言ったらスプラッターやアメコミなどの派手な部分だけでなく、人物描写もめちゃくちゃうまか...

プロジェクト・ヘイル・メアリー

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  どうも、松本13です。今回は、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』  は、同名小説を原作とした2026年のアメリカのSF映画。主演はライアン・ゴズリング。 【あらすじ】 宇宙船の中でたった1人目覚めた男性。失われた記憶を少しずつ取り戻しながら自らに課された使命を思い出した彼は、不可能とも思えるミッションに挑んでいく… ​何が起きているのか詳しくはわからないけれど、宇宙遭難っぽいシチュエーションから始まる今作。 ​『ゼロ・グラビティ』しかり、『オデッセイ』しかり、『インターステラー』しかり。宇宙遭難系の作品って、名作がめちゃくちゃありますからね。個人的に『ゼロ・グラビティ』と『オデッセイ』は、めちゃくちゃ好きなんですよね。 ​ただ『インターステラー』って、映画として素晴らしいのはわかるのだけれど、個人的にはそこまでピンとこなかったというのが正直なところでして。実際『インターステラー』って、絶賛する人が多くいる一方、「言うほどか?」という層が結構いたりするのも確かだと思うのですが。 ​なので個人的には、『ゼロ・グラビティ』か『オデッセイ』方面に物語が進んでほしいと思っていたのですが、残念なことに今作、めちゃくちゃ『インターステラー』方面なんですよね。そのため、『インターステラー』が苦手な私にとってはちょっと退屈でして。 ​とはいえ、大味なアクションが好きな私のような層が退屈するということは、それだけ緻密で重厚ということなので、直感的ではない理論的なSF映画としてはむしろ魅力的であると思うんですよね。 ​ということで、今作は、絶賛する人が多い高評価映画ながら、自分には刺さらないインターステラータイプだと、すでに中盤ぐらいで諦めていたのですが。 ネタバレになるので詳細は伏せますが、​この映画、私のような人間にとっても、終盤の展開はめちゃくちゃ面白いんですよね。 ​最後まで同じようなノリなのであれば「インターステラーみたいな作品」で片付けられるのですが、終盤が本当に素晴らしかったので、このような展開になるのであればもう何周かしてみたいです。 ​正直、中盤ぐらいでもうすでに「私には向いていない」と諦めていたのですが、終盤の展開を踏まえた上でもう一回見ると、かなり評価が...

ザ・ブラフ ブラッディ・メアリーの戦い

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どうも、松本13です。 今回は、『ザ・ブラフ ブラッディ・メアリーの戦い』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ザ・ブラフ ブラッディ・メアリーの戦い』は、2026年に公開された、海賊を題材としたアメリカのアクション映画。 【あらすじ】 かつて海賊だったエルセル・“ブラッディ・メアリー”・ボーデンは暗い過去から逃れ、現在は愛する夫や息子、義妹とともに平穏な日々を過ごしていた。しかし、悪名高い海賊コナーとその一味が復讐を果たしに来たことで、彼女は再び戦いの世界へと引き戻されてしまう… ​静かな島で平和に暮らしていた元女海賊の元に、恨みを持つ海賊がやってきて、なんやかんや……な今作。アクション映画好きとしては、めちゃくちゃ楽しめた作品でした。 ​今作の主人公は、現在は平凡な主婦ですが、昔はゴリゴリの武闘派海賊だったという、アクション映画としてはこれ以上にない設定。パッと見のイメージだと「なめてたやつがクソ強だった系」映画っぽいですが、どちらかというと『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のような「過去が追いかけてくる系」の映画です。 ​ストーリーに関しては、これ以上の補足も考察も必要ないようないたってシンプルなものなのですが、とにかく今作はアクションが素晴らしい。 ​主人公の「クソ強メスゴリラ感」が本当に何ともいい感じでして、ただ無敵の無双展開というわけじゃないんですよね。やったりやられたり、でも結局やっつける……みたいな。 ​腕っぷしはもちろん、戦い慣れているゆえに機転も利くし頭も回る。そのあたりが「元武闘派海賊」という設定に非常に説得力を持たせているんですよね。 そしてそんな彼女の宿敵は、極悪アメコミドラマ『ザ・ボーイズ』でお馴染みのカール・アーバン。彼の極悪ゴリラっぷりがこれまた最高なんですよね。 ​今作は近接戦闘はもちろんのこと、ちょっとしたガンアクションもあったりします。それより何より、景気よく火薬を使ったトラップなどなど、とにかく悪人血祭り展開のパターンが非常に豊富でして。 ​「まあ、よくあるB級映画でしょ」くらいの感覚で見ると、かなり驚かされるんじゃないかと思います。これはそこかしこで言われていることではありますが、まさに「女版ジョン・ランボー」といったところでして。 ​とにかく、今作のビジュアルやあらすじでピンと来た人にとっては、これ...

俺たちのアナコンダ

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​どうも、松本13です。 今回は、『俺たちのアナコンダ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『俺たちのアナコンダ』は、2025年制作のアメリカ合衆国のコメディ映画。主演はジャック・ブラック、ポール・ラッド。 【あらすじ】 少年時代から映画を愛してきた幼なじみのダグとグリフは、1997年公開のパニックスリラー映画「アナコンダ」をバイブルとして崇めていた。ある日、地元のパーティで再会した2人は、長年の夢だった「アナコンダ」のリメイク版を自主制作するべく立ち上がる… ​90年代を代表するモンスターパニック映画『アナコンダ』のリブートとなる今作。90年代洋画に慣れ親しんだ世代なら、知らない人がいないほどの名作だけに、かなりの期待をしている人も多いかと思うのですが。 ただ​今作は、視聴に際してちょっと注意が必要な作品だったりします。 ​今作って、相当にメタ要素が強い作品なんですよね。 『アナコンダ』のリブートである今作ですが、作中でも同様に「『アナコンダ』のリブートを撮影する隊」がジャングルで本物のアナコンダに遭遇するという、めちゃくちゃメタいストーリーでして。しかも、基本的にはコメディータッチの作品です。 ​そもそも『アナコンダ』といえば、その脅威をこれでもかというくらいに世界に知らしめた作品。というか、「アナコンダ」という蛇の総称を誰もが知る一般的な用語にまでメジャー化させたのが、あのオリジナル版だと思いますし。 ​ただ、リブート版となる今作は、作中でも言及がありますが、一般的なリブートや続編というよりは「精神的続編」でして。アナコンダそのものではなく、「映画『アナコンダ』に関しての言及やネタ要素」などが非常に多いんですよね。 ​なので、ひとまず原作のような「モンスターパニック要素」に関しては、皆無ではないものの、期待は相当に控えめにしておいた方がいいかと思います。 ​それと、主演のポール・ラッドやジャック・ブラックって、それこそ「コメディ映画ランク」の上位に必ず食い込むような名作に多々出演しているので、コメディとしても過剰に期待してしまいがちなのですが。 今作も相当な傑作ながら、彼らが過去に出演した「超」がつくほどの名作を超えるかと言ったら、そうは言い切れない部分もあったりするので、そのあたりの期待もある程度は控えめにしておいた方がいいかと。 ​期...

プリティ・リーサル

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​どうも、松本13です。今回は、『プリティー・リーサル』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『プリティー・リーサル』は、2026年のアメリカのアクション・スリラー映画。出演はユマ・サーマンなど。 【あらすじ】 バレエ公演に向かう5人の若きバレリーナたち。バスの故障で立ち寄った人里離れたホテルで、不穏な支配人デボラが支配する犯罪組織の罠にかかり、命がけの逃走と逆襲を行う… ​異国の山奥でやばいやつに捕まってしまったバレリーナ5人組が、バレエの技術と身体能力を駆使して生き残りを図る……という、めちゃくちゃ面白そうなストーリー。その時点でもう、相当なツッコミどころとB級映画的期待が持てるかと思うのですが。 ​ちなみに今作、戦闘バレリーナという部分で『ジョン・ウィック』とちょっと被る部分があるかと思うのですが、ただ、その部分ではあまり期待しない方がいいんじゃないかと。そもそもジョン・ウィックって現代アクションの金字塔ですし、あちらはあちらで「クソ強バレリーナ作品」も作っていますしね。なので、ジョン・ウィック方面への期待は相当に控えめにしておいた方がいいんじゃないかと思います。 ​ただ、そういう過剰な期待さえしなければ、今作はめちゃくちゃ面白い作品なんですよね。そもそも、ツッコミどころ満載な今作のあらすじの時点で、正統派作品を期待する人はおそらくほとんどいないかと思うのですが。ちょっとした「飛び道具アクション」くらいの感覚で見れば、めちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 ​ストーリーはいたってシンプルですし、尺もそこまで長くはない。楽に観れる「ポップコーン・ムービー」としてはかなり優秀です。 ​今作、パッと見のイメージだと、最近よくある「ナメてた相手が実はクソ強だった」系映画に思ってしまいがちなのですが、そういうわけでもないんですよね。バレエの技術を駆使した戦闘スタイルが確立しているというわけでもなく、戦闘については「やったりやられたり」の泥臭い感じで。そういう、決してプロフェッショナルではないアマチュアな感じも、個人的にはかなり好きです。 ​一流のステージに立てるレベルのバレリーナって、相当な努力を重ねてきているわけでして。その「不屈の精神」と「鍛え抜かれた身体能力」、さらに「生爪を日常的にはがす」などの痛みへの耐性……。よくよく考えると「その要素ってめ...

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘

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どうも、松本13です。今回は、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』は、1966年公開の日本の特撮映画。ゴジラシリーズ第七作目。主演は宝田明。 【あらすじ】 南太平洋で遭難した4人の男が漂着した島では、秘密結社が悪事を働いていた。捕らえられた島民を救出して脱出すべく、4人は島に眠っていたゴジラを覚醒させるのだが… この映画、現代のゴジラの感覚で見ると、ちょっと異質に感じてしまう部分があるかもしれませんが。 ただ昭和のポップ路線なゴジラとして見るのであれば、めちゃくちゃ面白い作品なんじゃないかと。 昭和シリーズ後期のゴジラって、予算不足であったり、完全子供向けであったり、迷走していたり、みたいな作品が多いのですが。 今作はその後の迷走につながるような要素は多々ありつつも、ゴジラ映画としての原型はまだ留めています。 ゴジラは正義の味方ではないし、かなりポップでライトな内容ながら、反核という部分もぶれていませんし、それより何よりストーリーがシンプルに面白いんですよね。 ちょっとした冒険活劇くらいの感覚で見ると、めちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 そして今作に登場するエビラという怪獣の素晴らしさ、本当に怪獣としては100点満点だと思うんですよね。 そして今作、登場怪獣にそれぞれ役割や立ち位置があり、その部分がめちゃくちゃ面白いと思うんですよね。 単なる寄せ集めなVSものではなく、むしろ今作ってVS要素ってそこまで強くはないんですよね。 なので怪獣プロレスみたいな展開を期待すると、ちょっと肩透かしな部分はあるかもしれませんが、ただ、ゴジラが出てくる冒険活劇映画くらいの感覚で見るのであれば、めちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 このような作品の性質さえ事前に把握していれば、見て残念な気分を味わうことはまずないかと思うので、一度は見ておいても損はない作品なんじゃないかと思います。 ということで、今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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