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BROTHER

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どうも、松本13です。今回は、『BROTHER』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『BROTHER』は2000年の日英共同制作のバイオレンス映画。北野武監督作品。 【あらすじ】 抗争で組織を追われ、日本を脱出しLAに高飛びしたヤクザ組長の山本。彼は現地でヤクの売人をしている弟と、その仲間たちと共に縄張りを拡大してくのだが… この映画、個人的にめちゃくちゃ好きな映画でして。 北野武監督作品って、ちょっと難解だったり、語るには語彙力が必要だったりする作家性強めの作品もあったりするのですが。 この作品は北野武監督作品の中では割と直球で楽しめる映画だと思うんですよね。 そういう意味では、めちゃくちゃとっつきやすい作品かと思いますし、北野武監督作品の入り口としてもうってつけなんじゃないかと。 もちろん世界中の映画好きを唸らせる北野映画としての美質もしっかりとありながら、娯楽映画としてのとっつきやすさもあったりと、この映画、そういう意味では北野武監督作品の中ではかなりバランスが取れている作品だと思うんですよね。 日本を追われることになった武闘派ヤクザが、今度はアメリカで色々やらかしちゃうというめちゃくちゃに面白そうなストーリーなのですが、実際見てみるとまあ面白いこと面白いこと。 バイオレンス要素はかなり強めなものの、ただバイオレンス一辺倒かというとそういうわけでもなく、北野映画ならではのエモーショナルで美しいシーンなども多々あったり。 かと思ったら、ゴリゴリにバイオレンスだったり、胸アツなシーンがあったりと、緩急も本当に素晴らしいんですよね。 実際ここまでとっつきやすいバイオレンス映画というのもなかなかないと思うんですよね。 そしてこの映画と言ったら、何と言っても北野武監督自ら演じる主人公山本の魅力。 この映画の英題は『ANIKI』なのですが、まさに「兄貴ぃ〜!!!!!!」と呼ばずにはいられない、ぶち抜けた魅力や格好良さがあるんですよね。 特にラストシーンは必見中の必見。 そのシーンだけでも、この映画1本見る価値ありだと思います。 個人的にあらゆる映画の中で「最もシビレたワンシーン」というと、真っ先に思い浮かぶのがこの映画のラストシーンだったりします。 映画から得られる印象や感動というのは多々あるかと思うのですが、ただ「シビレる」という感覚ってそこまで多...

プレイ・ダーティ

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どうも、松本13です。今回は、『プレイ・ダーティー』についてです。 ​まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『プレイ・ダーティー』は、2025年のアメリカのクライム・アクション映画。主演はマーク・ウォールバーグ。 【あらすじ】 キャリア最大の強盗を計画したパーカーは、腕利きの仲間を集め、巨額の財宝強奪に挑む。しかし、予想外の敵である犯罪組織が立ちはだかり、命がけの攻防戦へと発展する… ​過去にメル・ギブソンやジェイソン・ステイサム主演で映画化されたこともある、『悪党パーカー』シリーズの実写化作品となる今作。 ​ちなみに、今作で主演を演じるのはマーク・ウォールバーグ。 ​その存在感や極悪ゴリラ感は、メル・ギブソンやジェイソン・ステイサムに負けてはいないかと思います。 ​ただ、肝心の評価については過去の実写化作品と比べるとかなり伸び悩んでいる様子。 ​決して低評価一辺倒と言われているわけではないのですが、突出して高くもない平凡な評価といったところ。 ​確かに今作は、過去作品と比べるとクライムドラマとしての重厚さには劣るかなと。 ​ただ、過去作品と比較せず、今作単体である程度大味なクライムアクションくらいの感覚で見るとめちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 ​今作の監督はシェーン・ブラック。 ​脚本家・監督としての参加作品は、『リーサル・ウェポン』や『ラスト・アクション・ヒーロー』、『ザ・プレデター』など。 ​そんなシェーン・ブラック監督の作品の傾向さえ知っているのであれば、この映画、めちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 ​シェーン・ブラック監督作品って個人的には大好きでして、重すぎず軽すぎないちょうどいい感じのアクション映画がめちゃくちゃ得意なんですよね。 ​なんか、妙なところで人がポンポン死ぬし、そこまであからさまにコメディはしてこないものの、めちゃくちゃ笑えるシーンも多々あったり。 ​その部分の塩梅が本当に絶妙なんですよね。 ​それゆえに、本格的なアクションやドラマを期待した層からの評価は毎回伸び悩んでしまうのですが。 ​ただ、逆にそんな「シェーン・ブラック・クオリティ」というのも、一度嗜み方を覚えるとめちゃくちゃ楽しめるので、そういう意味でもこの作品の傾向を踏まえた上で一度見ておいても損はないんじゃないかと。 ​過去の実写化作品と比較さえしなければ、めちゃくち...

楽園追放 -Expelled from Paradise-

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​ どうも、松本13です。 ​今回は、『楽園追放 -Expelled from Paradise-』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は、2014年11月15日に公開されたアニメーション映画。監督は水島精二、脚本は虚淵玄。 【あらすじ】 多くの人類が電脳世界で暮らす未来。安住の地であったディーバが何者かにハッキング攻撃を受ける。捜査官アンジェラは、犯人を追って無秩序で危険な地表へと降下する… ​多くの人類が肉体を捨て、データとして電脳空間で暮らす未来。謎のハッカーを追うために、電脳世界からリアルワールドに降り立ったエリート調査官と、リアルワールドの地上で暮らす協力者による「あれこれ」を描いた今作。 ​電脳、ロボット、美少女、イケオジ、レトロ趣味とロックンロール……という、アニメのおいしいところをだいたいぶち込んだ感じの作品です。 ​その手の作品って、多要素であればあるほどバランスブレイクしちゃったり、ぶん投げエンドで終わっちゃったりするものですが、今作はこれだけ多要素をぶち込んだ作品ながら、ストーリーもめちゃくちゃ秀逸に仕上がっているんですよね。 ​練りに練られた世界観、秀逸なストーリー、このノリ……。もしかしたら……?と思ったら、やはり脚本が虚淵玄。 ​その時点で虚淵玄ファンにとっては「勝ち確定」だと思うのですが、個人的には虚淵玄作品はあまり得意ではなかったりするんですよね。それは作品の良し悪しではなく、好みの問題なのですが。 ​彼の作品って、作品としてはとても素晴らしいのですが、ただ理詰めな優等生すぎて、それ以前の世代の「だいぶ偏った方面のアニメ」が好きな私にとっては、フラットすぎてちょっと物足りなさを感じてしまう部分もあったりするんですよね。 ​ただ、今作に関してはめちゃくちゃ好きだったりします。 ​基本的なストーリーはシンプルな浪花節でして、世界観は緻密ながら設定は最小の非常にミニマルな作品。ゆえに、めちゃくちゃとっつきやすく、そして直感的に理解しやすいんですよね。 ​そのようなストーリー的魅力もありつつ、CGアニメとしてのクオリティもかなりのもの。10年以上前の作品とは思えないほどの完成度です。 ​そして、現代の感覚でこの映画を見ると、人工知能が特定のアーティストの傾向...

ロストランズ 闇を狩る者

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どうも、松本13です。今回は、『ロストランズ 闇を狩る者』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ロストランズ 闇を狩る者』は、2025年制作のアメリカ合衆国のアクション映画。主演はミラ・ジョヴォヴィッチ、デイヴ・バウティスタ。 【あらすじ】 文明が崩壊した荒廃した世界。報酬さえ払えばどんな願いも受け入れる不死身の魔女グレイ・アリスは、愛と権力に飢えた王妃の願いを叶えるため、案内人のハンター・ボイスと共に魔物が支配する絶望の地“ロストランズ”へと旅立つ… ​ミラ・ジョヴォヴィッチ主演、彼女の夫であるポール・W・S・アンダーソン監督のアクション映画ということで、『バイオハザード』や『モンスターハンター』のような、「いつもの夫婦のいつもの映画」である今作。 ​ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻が組んでいる作品、かつ助演はデイヴ・バウティスタ。ならば、「60点満点」くらいの期待値で見るのがいいのかなと思います。 ​ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻による作品も、デイヴ・バウティスタ出演作品も、結構当たり外れが激しいかと思うのですが、B級ノリで、60点満点くらいの寛容な心で見ると、結構楽しめる作品が多いんですよね。逆に彼らの作品って、B級アクションくらいの感覚で見ると優秀な作品が結構ありますし。 ​実際に見てみると、まさに期待通りの内容。「ゴリラと魔女の抱き合わせ商法」、わかるようでわからない設定、あるのかないのかわからないストーリー。だけど、なんとなく雰囲気はいいし、アクションもそれなりに見応えがあるという、まさに「いつものミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻の映画」でした。 ​実際、作中のミラの役名はアリスですし、なんかスーパーパワー持っていますし、内容はだいたい『バイオハザード3』なんですよね。髪型も同じ感じですし。かつては『ヘルボーイ』で魔女を演じたこともありますし、『ジャンヌ・ダルク』では魔女と疑われて火あぶりにされたりしていますし、なんか「ミラ・ジョヴォヴィッチあるある」を寄せ集めたような作品でして。そしてそこに、これまたいつものデイヴ・バウティスタ。もう意外性も何もない、安定の「いつものやつ」です。 ​初見なのにめちゃくちゃ気を抜いて見れる、めちゃくちゃ優秀な「ポップコーン映画」なんですよね。そういう意味では個人的な期待通りで、概ね満足な作品でした。同じようなスタン...

ゴジラ対スペースゴジラ

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どうも、松本13です。今回は『ゴジラ対スペースゴジラ』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ゴジラvsスペースゴジラ』は1994年に公開された日本映画。ゴジラシリーズの第21作となる。 【あらすじ】 ゴジラをテレパシーで操る計画を進めると同時に、対ゴジラ戦闘ロボット・モゲラの開発を進める人類。そんな中、宇宙から飛来したスペースゴジラが地球に降り立つ。やがて福岡市で、ゴジラ、モゲラ、スペースゴジラによる三つ巴の壮絶な戦いが繰り広げられる… ​この映画、一部のゴジラファンの間では「駄作」扱いされていると知って、非常に驚いた記憶があります。個人的には、この映画を含む「平成VSシリーズ」って、ハズレが一切ないシリーズだと思っていたので。 ​確かに、他の「平成VSシリーズ」に比べると、ちょっと深みに欠けるというか、ライトな部分がある作品かとは思うのですが。 本来なら完結編であるはずだった前作『ゴジラ対メカゴジラ』、そして今度こそ本気でゴジラを終わらせるとして作られた次作『ゴジラ対デストロイア』。 その合間に急遽作られた作品ゆえに、他の作品に比べると何かと至らない部分はあったりするかと思うのですが、とはいえ、この作品単体で見ると、ゴジラ映画としては「これはこれでアリ」なんじゃないかと個人的には思います。 ​それより何より、スペースゴジラというキャラクターの素晴らしさ。なんか色々結晶体とか付いてるし、空も飛べちゃうし、完全にゴジラの上位互換。 というか、『ゴジラ対ビオランテ』で宇宙に舞い散ったゴジラ細胞が、謎の宇宙パワーでスペースゴジラになっちゃう、もうその設定の時点で、個人的には勝ち確定だと思うんですよね。 ​モスラに付着したゴジラ細胞が原因との説もありますが、個人的には「ビオランテ説」を押したいかなと。微妙にデザインにもビオランテっぽさが反映されていますし。 ​そして、かつて登場した『地球防衛軍』では土木用ロボットだったモゲラが、ちょっとしたメカゴジラレベルの戦闘仕様になって登場。 しかも、分離して戦闘機になったり、もう1回合体したりみたいなロボットアニメ的要素もあったりする部分もかなり最高です。ドリルも付いていますし。 ​チビゴジラは可愛く、脇を固めるのは中尾彬や上田耕一、柄本明など、後のゴジラシリーズ作品でも重要な役どころを演じる名優の面々。 ​全...

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2

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​どうも、松本13です。今回は『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』は1989年のアメリカ映画。監督はロバート・ゼメキス。主演はマイケル・J・フォックス。 【あらすじ】 ドクと共に未来に行ったマーティーであったが、自身の欲が原因で過去を大きく歪めてしまう。歪んだ過去を正すために彼らは再び1955年へと戻ることになる… ​個人的に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは、オールタイムベスト、不動のナンバーワン作品だったりするのですが、このシリーズのすごい所って、1本見ると3本目まで絶対に見ちゃうところだと思うんですよね。その部分の強烈な魅力は、もはや「呪い」のレベルかと思うのですが。 ​三部作の2作目となる今作は、シリーズとしてはちょっとした「通過点」扱いをされがちな作品ではあるかと思います。しかし、作品単体としてもめちゃくちゃ面白いんですよね。 ​なにげに主人公であるマーティの父親ジョージや、恋人のジェニファーのキャストが変わっていたりもしますし、ロックバンド・レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーや、『ロード・オブ・ザ・リング』などで有名なイライジャ・ウッドが子供時代に出演していたりもします。それ以外にも「周回プレイ用」の小ネタが多々あったりする、シリーズならではの楽しみ方もできます。 ​また、製作当時は遠い未来であった「2015年」が、今では過去になってしまっているという部分も、今作の面白いところなんじゃないかと。今作で描かれた大半の未来予想は実現はしなかったものの、中には当時では思いもつかなかったものが発明されていたり、少なからず映画よりも先に進んでいるものもあったりします。そういう観点で見るのもめちゃくちゃ面白いんですよね。 ​映画を追い越したといえば、今作における悪役であり、傲慢で強権的な街を牛耳る大富豪ビフ。そのモデルとなったのは、当時不動産王だったドナルド・トランプです。これは当時、トランプに対してのちょっとした風刺や皮肉みたいな意味合いもあったかと思うのですが、ところがどっこい、街を牛耳るどころか現実では大統領になっちゃってますからね。 ​かつては今作のビフがめちゃくちゃ傲慢で強権的な悪い奴に見えたのですが、現実が映...

お嬢さん

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​どうも、松本13です。今回は『お嬢さん』についてです。 ​まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『お嬢さん』は、2016年に公開された韓国のサイコスリラー映画。監督はパク・チャヌク。 【あらすじ】 書物で溢れる舘に住む令嬢・秀子のもとで、孤児の少女がメイドとして働き始める。彼女は詐欺集団の手先で、秀子が相続する財産を仲間と共に狙っていた。しかし、彼女が美しく孤独な秀子に惹かれていったことで、計画は綻び始める… ​今作は、ウェールズの作家サラ・ウォーターズの小説『茨の城』を原作とした映画です。原作ではヴィクトリア朝を舞台とした作品ですが、今作では日本統治時代の朝鮮に舞台が変更されています。 ​ただ、偏った思想だだもれの反日映画というわけではないので、その手の映画は苦手な人でも見ることができるかと思います。 作中の日本人役を韓国人が演じていることもあり、日本語ネイティブから見るとちょっと微妙に感じてしまうシーンもあったりします。ただ、作中に日本人はそこまで多く出てこず、ほとんどが日本人になろうとしている朝鮮人、もしくは日本語を話せる朝鮮人なので、正直「誰が日本人なのか」ってかなり曖昧で、そこまで気になる部分ではないのですが。 ​この映画は海外で高く評価されていたり、文芸映画的な魅力も多々あるのですが、個人的にはパク・チャヌク監督作品ということで見るに至りました。 パク・チャヌク監督といったら、あの伝説的な胸糞映画『オールド・ボーイ』の監督でして。 あの『オールド・ボーイ』の監督が作った映画として、この作品を見た人も結構多いと思うんですよね。 ​『オールド・ボーイ』って本当に胸糞極まるストーリーとバイオレンス描写の多い作品だったので、今作は一体どんな地獄が待ち受けているのだろうかと思って見たのですが、バイオレンス要素に関してはほぼ皆無でした。 胸糞要素についても、『オールド・ボーイ』に比べると控えめです。 ただ、ストーリーが抜群に面白く、『オールド・ボーイ』方面の期待値を持ってみたとしても物足りなさは一切感じませんでした。 ​『オールド・ボーイ』って本当に胸糞バイオレンスが度を超えた、ある種、韓国的な飛び道具満載な作品だったと思うのですが。 今作はそんな飛び道具一切なしの純正直球映画となっています。とはいえ、それは映画の性質であって、ストーリーに関してはめちゃく...

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