サンキュー、チャック
どうも、松本13です。今回は『サンキュー、チャック』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『サンキュー、チャック』は、2024年制作のアメリカ合衆国の映画。スティーヴン・キング原作の短編小説『チャックの数奇な人生 イフ・イット・ブリーズ』の映画化となる。 【あらすじ】 世界の終わりまであと少し。未曾有の大災害が相次ぎ、すべての通信手段も失われたあるとき、街中に突然「ありがとう、チャック」という広告が現れる… 公開直後から、非常に高評価の多い今作。 ぱっと見のビジュアルだと、ダンスミュージカルやヒューマンドラマに見えてしまうかと思うんですよね。ただ、実際の中身はと言うと、結構毛色の違った作品なんですよね。序盤はかなり不穏な雰囲気ですし。 個人的にはその部分、とてもいい「裏切り」に感じられましたが、ぱっと見のイメージのまま、感動する気満々で見るとちょっと肩透かしを食らってしまう部分もあるんじゃないかと。 というのも、今作の監督ってマイク・フラナガン監督でして、もうめちゃくちゃホラー方面の人なんですよね。そして原作は、これまたゴリゴリのホラー作家であるスティーヴン・キング。そういう部分を把握してこの映画を見ると、またビジュアルの見え方も違ってくると思うのですが。 ホラー作家のスティーヴン・キングですが、『スタンド・バイ・ミー』や『グリーンマイル』のような非ホラー作品も多数手がけていまして、今作もそっち方面の作品だったりします。ホラー作品の実写化に関しては結構当たり外れの大きいスティーヴン・キングですが、非ホラーに関してはかなり名作が多いと思うんですよね。今作も、その名作の列に並ぶような作品なんじゃないかと。 スティーヴン・キング原作なので、超自然的な要素が多々ありつつ、ビジュアルや予告などの素晴らしいダンスシーンもあったり。そして全三章の構成で、3章から1章に遡る変則ムービー的側面もあったりと、かなり多要素なんですよね。 そして、かなり余白の多い作品なので、1回見ただけだとちょっとわからない部分もあったり。ミステリー要素も多々ある作品なのですが、伏線回収にしてもバシッと決まるわけではなく、結構曖昧な部分もあったりします。 ただ、決して「ぶん投げエンド」ではなく、作品としての感触はとても素晴らしいんですよね。 とにかく強烈な「何か」がある...