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ラストサマー:リターンズ

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どうも、松本13です。今回は、『ラストサマー:リターンズ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ラストサマー:リターンズ』は、2025年公開のアメリカのホラー映画。『ラストサマー』シリーズ三作目であり、『ラストサマー2』の直接的な続編となる。 【あらすじ】 ある夜、誤って致命的な交通事故を起こしてしまった若者五人組。罪を問われることを恐れた彼らは、真実を隠し通すことを誓い、その場をやり過ごす。しかし1年後、忘れたはずの過去が彼らを追い詰め始める… この映画は『ラストサマー』のリブート的作品でありながら、『ラストサマー2』とストーリー的つながりのある実質的続編としての側面もある作品なんですよね。なので、作品単体として見るか、続編として見るかでも評価が結構分かれる部分があるんじゃないかと。 私は予備知識ありな続編視点で見たのですが、めちゃくちゃ面白かったです。今作のような古の名作のリブートや続編映画としては、かなり良くできた映画なんじゃないかと思います。 オリジナルの『ラストサマー』のような要素を盛り込み、現代風にアップデートしてのリブート作品としての側面も多々ありながら、過去とのストーリー的つながりやオリジナルキャストの登場など、続編としてのファンサービスも多分に盛り込まれており、とてもバランスの良い仕上がりとなっています。 『ラストサマー』って、90年代を代表するスラッシャー映画かと思うのですが、同じ路線の『スクリーム』とは違い、意外と出血シーンやグロシーンは控えめなんですよね。 そんな原作に比べると、今作は若干スプラッター要素が強めと感じるかもしれません。ただ過激描写のインフレが進みまくった昨今のホラー映画としてはそこまで過激ではないと思いますので、過去作品と同様、その手の描写が苦手な人でもギリ見れるかと思います。 ストーリーに関しては、予備知識があるに越したことはありませんが、とはいえ初見でも普通に理解できるかと思いますし、スラッシャーホラーとしてはかなり面白いストーリーなので、一度は見ておいても損はないんじゃないかと。特に原作ファンの方にはめちゃくちゃおすすめです。原作ファンへのサービスシーンも多々あったりするので。 うまくいけば続編も制作される流れなので、今後の展開にも期待したいところです。 ということで今回はこの辺で。最後までお付き合...

エイリアン:アース

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 ​ ​どうも、松本13です。今回は『エイリアン:アース』についてです。今回は映画ではなくドラマについてですので、番外編程度とお考えください。​ということで、まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『エイリアン:アース』は、2025年のアメリカのSFホラーテレビシリーズ。1979年の映画『エイリアン』の2年前を舞台としている。 【あらすじ】 時は2120年、地球は5つの巨大企業に支配されていた。そんな地球に謎の宇宙船が不時着する。調査の為に宇宙船内に潜入した特殊部隊であったが、その中には恐るべき生物が潜んでいた… ​個人的に、好きな映画のドラマバージョンはスルーする派です。ドラマというコンテンツには死ぬほど好きだった『ターミネーター サラ・コナークロニクルズ』の打ち切りを食らった恨み辛みもありますし。 ​実際、完結が保証されていないコンテンツですし、原作の世界観を補填するような名作もありはするものの、ただ多くは、単に原作の要素を薄めただけだったりしますし。 ​特に昨今のディズニー関連のドラマに関してはかなり懐疑的でして、一部好きな作品もあったりはするのですが、大半のマーベルやスター・ウォーズ作品に関しては不信感しかないんですよね。 ​そんなディズニーががっつり関わったエイリアンシリーズ初のドラマということもあり、個人的には不信感しかなかったのですが、ふたを開けてみれば評価が異常に高かったので「これなら大丈夫だろう」と見てみるに至った次第です。 ​ただ、結果としては個人的な琴線に一切触れることのない、私のような人間にとってはとても退屈な、いつもの「ディズニーのドラマ」といったところでして。結局、4話をもって視聴を断念しました。 ​もちろん、それ以降に面白くなる可能性もあったりするのですが、これまでに視聴した似たような感触のディズニーのドラマで、最後まで見て得をしたことが一切なかったので、視聴を続けるに至る信頼がどこにもなかったんですよね。 映画原作ドラマにありがちな、原作絡めた最終話のファンサービスのみでうやむやにされるのも癪でしたし。 個人的に映画はよほどのことがない限り最後まで見ますが、コンテンツ過多な、このご時世のドラマに関しては、残りエピソードがどうなっても回収不可能なレベルにマイナス点が達した時点で視聴を止めることにしています。時間がもったいない...

マーシー:AI裁判

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どうも、松本13です。今回は『マーシー:AI裁判』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】  『マーシー:AI裁判』は、2026年のアメリカのSF・スリラー映画。主演はクリス・プラット。 【あらすじ】 AIが裁判官を務める近未来。身に覚えのない妻殺しの容疑でAI裁判にかけられた男性。彼は、世界中のデータベースから証拠を集め、制限時間である90分以内に無実を証明しようと奮闘する… ​AIが裁判をすることとなった近未来。逮捕されてからすぐに裁判が始まり、「90分以内に無実を証明できなければ即死刑」。ということで、「90分、はい、よーいスタート」で始まるこの映画。 ​よくよく考えるとかなり無茶苦茶な設定だったりするのですが、ただ内容はというと、めちゃくちゃ面白いんですよね。冷静に考えると突っ込みどころのある設定ながら、少なくとも見ている間はそうは思わせないくらいには説得力のある世界観でして、とにかくストーリーが非常によく出来ている作品なんですよね。 ​今作における物語の大半は、AI裁判に用いるモニターの中で行われていまして、主人公は被告席兼処刑台である椅子に固定されている状態という、非常にミニマルな設定。なので、壮大なSF映画というよりは、シチュエーションスリラーに近いんじゃないかと。 ​物語の大半がパソコンの画面の中で完結することで話題となった『サーチ』に近い作品、といえばわかる人も多いんじゃないかと思います。それゆえ、SF大作を期待するとちょっと肩透かしかもしれませんが、これ、シチュエーションスリラーとして見ればかなり面白い作品だと思います。 ​身に覚えのない罪で逮捕されてからの真犯人探しとなるのですが、なかなか犯人がわからない。主人公も主人公で、やけになって「もう死刑でいいや」なんて気分にもなったりするのですが、ただAIは公正ゆえに、無実の証明に関しても、しっかり応援してくれるんですよね。自暴自棄の自白は認めなかったりとか。 ​その部分のAIの塩梅が絶妙でして、決して「ディストピア社会の冷酷なマシーン」というわけではないんですよね。そんなこんなであっち行ったりこっち行ったりした挙句、物語はどんどんと斜め上の展開へ。 ​そういう紆余曲折あってからの大どんでん返しみたいな展開も、本当に『サーチ』に似てる作品だと思うんですよね。 ​主演のクリス・プラットが...

トゥギャザー

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どうも、松本13です。今回は『トゥギャザー』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『トゥギャザー』は、2025年のオーストラリア・アメリカ合作のホラー映画。日本では2026年に公開された。 【あらすじ】 長年連れ添ってきた倦怠期のカップル。ひょんなことから互いの身体が接合しはじめた2人は、やがて想像を絶する事態に直面していく… ​倦怠期を迎えたとあるカップル。離れがちな2人の心にもかかわらず、肉体が物理的にくっついてしまうという、めちゃくちゃ面白そうなストーリー。ホラー映画としても、そのアイデアの時点で勝ち確定だと思うんですよね。 ​実際の内容はと言うと、アイデア一本勝負の作品というわけではなく、決して「飛び道具映画」だけにとどまらない、ホラーとしてはかなり良質な作品なんじゃないかと。昨今話題になることも多い「ボディ・ホラー」というジャンルの作品としても、かなり優秀なのではないでしょうか。 ​ボディ・ホラーならではの、生理的な拒絶反応が出てしまうような視覚的なエグさに関しても見応え十分。そういう意味でのグロテスクさはかなりのものです。それに加え、このジャンル特有の「胸糞の悪さ」みたいな部分も適度に配合されています。 ​倦怠期を迎えたカップルの噛み合わなさや、いたたまれなさみたいな部分は、ちょっと見ていて色々な部分が痒くなってしまうくらいにリアルだったり。 ​ただ、視覚的にもストーリー的にもボディ・ホラーとしての刺激はかなりあるものの、近年のこのジャンルにありがちな「トラウマレベルで数日間引きずる」ような強烈すぎるものとは少し違います。本作においては、いい意味でライトであり、「刺激はあるけれど後を引くほどではない」という塩梅が、個人的にはめちゃくちゃ高評価です。 ​「肉体同士がくっついてしまう」というちょっとシュールな不条理系のストーリーかなと思いきや、わりとロジックはよくできており、それらを主軸とした起承転結もめちゃくちゃしっかりしているので、ホラー映画としてのカタルシスもかなり感じられるのではないかと。 ​そもそもボディ・ホラーというジャンル自体が相当に見る人を選ぶゆえ、評価も分かれがちな作品ではあるかと思います。とはいえ、キワモノ系ホラーが好きなのであれば、一度見ておいても損はない作品なんじゃないかと。 ​前述のようにボディ・ホラーとしては...

ブゴニア

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​どうも、松本13です。今回は、『ブゴニア』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ブゴニア』は、ヨルゴス・ランティモス監督による、2025年のブラック・コメディ・スリラー映画。2003年の韓国映画『地球を守れ!』の英語リメイクである。主演はエマ・ストーン。 【あらすじ】 宇宙人が地球を侵略しようとしていると信じる2人の男。彼らは、宇宙人の陰謀を阻止すべく全米から注目を集めるカリスマ経営者のミシェルを誘拐しようと企てる… ​ギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス監督作品。 出演はエマ・ストーン、ジェシー・プレモンスという、どちらも名作請負人と言っても過言ではない名優。もはやこの時点で勝ち確定だと思うのですが、実際の内容も優勝レベルの作品です。 ​ヨルゴス・ランティモス監督作品って、批評家受けは圧倒的にいいものの、内容的には見る人を選んだり、難解であったり、大衆的な娯楽作品ではない一筋縄ではいかない作品が多かったりするのですが。 ​今作も「頭にアルミホイルを巻いているタイプ」の陰謀論者が大企業の社長を拉致監禁するという、一見するとちょっとした社会派作品に見えたりもするのですが、実際の内容はブラックコメディやホラー、サスペンス要素も内包した作品です。 ​韓国映画のリメイクということもあってか、ヨルゴス・ランティモス監督作品としてはかなりとっつきやすく、直感的に理解できる「普通に面白い」作品です。 ​ブラックコメディ要素が強い作品ではありながら、昨今社会問題化している「陰謀論」がテーマということもあり、結構笑えないシーンなどもあったりするのですが。 ひと昔前って良くも悪くも、陰謀論を気軽に茶化したりネタにしたりということが普通でした。 冷静に考えると、かつてコメディであったものが笑えないサスペンス味を帯びてしまうって相当危ういと思いますし、場合によっては現実がもう既にフィクションを追い越してしまっている部分もあったりするのですが。 ​それに加え、ちょっとしたホラー要素や、シーンによっては容赦ないバイオレンス要素もあったりするので、設定やストーリーだけでなく、視覚的にも十分な刺激のある作品。とにかく何が起きてもおかしくない世界観なだけに、先の展開が全く読めないですよね。 ​それゆえ、大どんでん返し系サスペンス的な面白みもあったりと、本当に盛りだくさんな作...

ワン・バトル・アフター・アナザー

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どうも、松本13です。今回は、『ワン・バトル・アフター・アナザー』についてです。 ​まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、2025年のアメリカ合衆国のアクションスリラー映画。監督・製作・脚本はポール・トーマス・アンダーソン、出演はレオナルド・ディカプリオ。 【あらすじ】 元革命家の頼りない中年男ボブ。彼はさらわれた愛娘を取り戻すため、かつての仲間の助けを借りながら、恐ろしい軍人ロックジョーに立ち向かっていく… ​今作の監督であるポール・トーマス・アンダーソンは、世界三大映画祭の全てで監督賞を受賞している名監督。 ​個人的にポール・トーマス・アンダーソンの映画って、そこまで得意ではないのですが。 ​確かに批評家ウケは良さそうだし、映画としてもめちゃくちゃ素晴らしい。ただし、個人的にはそこまで好みではない、みたいな作品も結構あったりします。 ​私は同じポール・アンダーソンでも、ポール・トーマス・アンダーソンではなく、大味アクション映画で定評のあるポール・W・S・アンダーソン方面の人間なので。 ​そんなポール・トーマス・アンダーソンがトマス・ピンチョンの小説を映像化した作品って、「まあ、私には縁がないだろう」と思っていたら、めちゃくちゃ面白かったです。 ​これは『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソン方面が好みの人にも、めちゃくちゃ刺さる映画だと思います。 ​確かに今作においてもポール・トーマス・アンダーソン・エッセンスは含まれてはいるものの、ただ単純なアクションスリラーとしてもめちゃくちゃ面白いんですよね。 ​主演はディカプリオ、助演はショーン・ペンやベニチオ・デル・トロと、めちゃくちゃ豪華ですし。 ​私のような理由でポール・トーマス・アンダーソン作品が合わないと思っている人にも、この作品はかなりおすすめできるかと。 ​とにかく今作、ストーリーがよくできており、単純な娯楽映画としてもめちゃくちゃ楽しめるんですよね。 ​なんか様々な紆余曲折があるものの、「これ、どうしたいの?何が起きるの?最終的にどうなるの?」みたいな展開に目が離せないんですよね。 ​そして、本当に登場するキャストの演技の素晴らしさ。 ​『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でもそうでしたが、ダメ親父を演じるレオナルド・ディカプリオって本当に...

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

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​どうも、松本13です。今回は、『鬼滅の刃 無限城編 第一章』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、漫画『鬼滅の刃』を原作とした日本の長編アニメーション映画。三部作の第1作目となる。 【あらすじ】 鬼になった妹を人間に戻すため「鬼殺隊」に入隊した炭治郎。彼は鬼殺隊の仲間たちと共に落とされた無限城で、壮絶な最終決戦を繰り広げていく… ​個人的に、一部作品の「劇場版商法」に関してはどうかと思うのですが、今作はかなり「劇場版である必然性」のある作品だと思いまして。 ​無限城編って、かなり尺の長いクライマックス編だと思うんですよね。とにかく怒涛の展開で、ラストまで畳み掛けるような。それをテレビの細切れでやってしまうと、ちょっとテンポ的に微妙な部分も出てきてしまうかと思うのですが、逆に尺的に「劇場版三部作」ってめちゃくちゃ丁度いいと思うんですよね。 ​無限城内部における複雑怪奇な映像表現においても、本当にしっかり予算と人員を投入した、劇場版ならではのクオリティだったと思います。 ​ただ、2時間半近い尺に関しては、若干評価が分かれる部分ではあるかと思います。個人的には全然「アリ」だと思いましたし、劇場版ジャンプアニメの史上最高峰のクオリティで2時間半って、めちゃくちゃ凄いことだと思います。しかも、その時間すら一瞬で過ぎたと思えるくらいに面白かったのですが。 ​「もう少し短くても良かったのでは?」という意見もごもっともです。テンポ重視で尺を削れる余地は、確かに結構あったと思います。前述のように、無限城編は畳みかけるような怒涛の展開こそが魅力ですしね。 ​個人的に「無限列車編」は、私の中でちょっと過剰に評価されすぎていたと思うんですよね。当時はコロナ禍の真っ只中で、娯楽も非常に限られていました。本編であれだけ号泣したのも、もちろん作品やキャラクターの良さがあってのことだったと思いますが、ただ、あの当時の涙ってそれだけじゃなかったと思うんです。 ​「辛いのは自分だけじゃないんだから」と、泣くに泣けなかった鬱屈した感情が爆発した感がありまして。そんなこんなで、無限列車編は必要以上に私の中で評価されまくっている作品ではあるので、そのような「補正」なしに見た今作はどうなるだろうと思っていたのですが。 ​結果は、文句...

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