ゴールデンカムイ
どうも、松本13です。
今回は『ゴールデンカムイ』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ゴールデンカムイ』は、野田サトルの同名漫画を原作とした2024年の日本映画。主演は山﨑賢人。
【あらすじ】
明治末期の北海道。元軍人の杉元佐一とアイヌの少女・アシㇼパはそれぞれの目的のため、隠された金塊を見つけ出すべく共に旅を始める…
とにかく今作、原作再現度が半端なく、「実写化邦画最高峰」との評価も多々あったり、原作ファンからの評価もかなり高い作品だと思うんですよね。
ただそれってあくまで「原作ファン目線」であって。今作を仮に、原作ファンでも山崎賢人ファンでもない人が見たらどうなのかと言ったら、そこまでの大傑作にはならない可能性はあるんじゃないかと。
決して見るに堪えない駄作ではないものの、ただ今作って物語の序章部分しか描いていませんし。
『ゴールデンカムイ』って、絵柄にしてもストーリーにしても、登場人物についてもかなりアクが強かったりするので、好みが分かれる部分も多々あるかと思うのですが。
ただそのようなことなどどうでもよくなってしまうくらい圧倒的な面白さと魅力がある作品だとは思うのですが、それって「囚人争奪編」で物語が本格的に動き出してからの話だと思うんですよね。
なので、序章のみのあっさりとしたストーリーで「続きはWOWOWのドラマで見てね」と言われて、続きが気になる「ライト層」ってどこまでいるんだろう?というのが正直なところ。
劇場版の続きはWOWOWで、という商法に批判的な意見も多々あったりしましたが、個人的にも、贅沢を言わせてもらえれば劇場版「前後編」でもうちょっとガッツリとストーリーを盛り上げてからドラマにつなげても良かったんじゃないか、などと劇場公開作品としては思う部分は多々あったりします。
ただそれらはあくまで劇場版としての評価であって、 今作を「劇場公開作品」単体ではなく、ドラマも含む「メディアミックス作品」の一環として見るのであれば、個人的にはめちゃくちゃ好きです。
とにかく今作って、原作再現度が半端ないと思うんですよね。実写化が難しい部分を本当にうまいこと実写に落とし込んでいますし、コンプラ的に絶対にアウトなシーンも、なんとかギリギリを攻めて実写化していますし。
ゴールデンカムイって原作の絵柄がかなりデフォルメされたものなので、実在の人物で演じるには限界があったりするのですが、その部分をしっかりとした本職の俳優が、確かな演技力を持ってめちゃくちゃ秀逸に演じているんですよね。
そういう部分に関しては、週替わりで頭のおかしな変態やサイコパスが登場する「ドラマバージョン」ならではの魅力なのではないかと。
実写化作品ゆえ、どうしてもコミックと違ってしまう部分もあったりはするものの、ただ作中の名シーンや名台詞など、決めるところに関してはバッチリと決まっているんですよね。
キャラクターによっては見た目はもちろんのこと、声のトーンもアニメ版にかなり近づけていたりと、相当なこだわりと作品へのリスペクトが感じられる作品です。本当に「原作再現度」という部分において、ここまでしっかりと作り込んだ実写化作品ってそうそうないかと思うんですよね。
同じく実写化最高峰との評価が高い『るろうに剣心』。個人的にも大好きな映画ではあるものの、ただ「原作再現度」という部分に関しては、そこまで高くはない作品だと思うんですよね。そういう意味では、本当に今作の再現度って実写化ナンバーワンと言っても決して大げさではないんじゃないかと。
先述のように今作、映画単体としてはちょっと物足りない部分もあったりするのですが、ただドラマも含めたメディアミックス・コンテンツとしては、本当に傑作中の傑作なのではないかと。
個人的には、このレベルの気合の入った原作再現度での「ロシア編」をめちゃくちゃ見てみたいんですよね。
個人的には、映画単体としてはそこまで全方位にゴリゴリにおすすめできる作品ではありませんが、ドラマ込みなのであれば、めちゃくちゃおすすめの作品だったりします。
この手のメディアミックス作品って「映画はいいけどドラマで下がる」みたいなパターンも多々あったりしますが、今作に関してはドラマも間違いのない出来なので、映画を見たならドラマまで追いかけておいて、まず損はないかと思います。
ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。