コンフィデンシャル/共助
どうも、松本13です。
今回は、『コンフィデンシャル/共助』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『コンフィデンシャル/共助』は、2017年公開の韓国のアクション映画。主演はヒョンビン、ユ・ヘジン。
【あらすじ】
北朝鮮の特殊捜査員チョルリョンは、国際犯罪組織のリーダーを追って韓国入りする。同じ頃、国際共助捜査要請に、左遷中のベテラン刑事ジンテは現場復帰をかけて志願する。ふたりは互いに真の目的を隠しながら捜査しようとするが…
この映画、めちゃくちゃ面白いバディムービーです。
韓国の刑事もの映画と言うと、暗くて重い内容のクライムサスペンスなど、見る人を選ぶ映画も多いですが、この映画はアクションコメディなので誰でも気軽に楽しめる内容だと思います。
私は他の国の映画ではありえないような鬱展開や、グロ描写の多い韓国サスペンス映画はとても好きなのですが、じゃあこの映画が物足りなかったかと言ったら決してそういうわけでもありません。
むしろかなりお腹いっぱい。大満足でした。
アクションシーンはかなり見ごたえがあります。格闘戦から銃撃戦、カーチェイスに至るまでアクション映画の要素は一通り揃っています。
その合間合間にちょっとしたドラマシーンやコメディシーン。その部分のバランスやテンポがとてもよく、124分の上映時間がとても短く感じられます。
もちろんバディムービーにありがちな凸凹感や、それらを乗り越えた上での胸アツ展開などというお約束もしっかり用意されています。
この映画はアクションコメディとしてもとても優秀ですが、バディムービーとしてもかなりレベルの高い作品に仕上がっていると思います。
個人的にバディムービーと言うと『リーサル・ウェポン』や『ラッシュアワー』をまず思い浮かべるのですが、この映画はだいたいラッシュアワーの第1作目と同じようなストーリーです。
ラッシュアワーは香港の刑事とアメリカの刑事でしたが、この映画は韓国と北朝鮮。ラッシュアワーに負けず劣らずの凸凹感が何ともいい感じです。
この映画は基本的に北朝鮮の刑事がイケメン担当、韓国の刑事がお笑い担当なのですが、とはいえ韓国側もお笑い一辺倒ではなく、うだつが上がらないおっさんかと思いきや、思わぬところで優秀だったりとかなりいい仕事をしています。
ちなみにこの映画のストーリーは大体ラッシュアワーですが、北朝鮮のイケメン担当刑事のバックストーリーに関してはリーサル・ウェポンのメル・ギブソンと大体同じだったりします。
イケメンで喧嘩がめちゃくちゃ強く、過去に妻を亡くしており、そのせいで少し自暴自棄な部分があったり。
そんな過去の名作の美味しいところをピックアップし、韓国と北朝鮮という舞台に見事に落とし込んだ良作バディムービーのコンフィデンシャル、 個人的にはめちゃくちゃおすすめです。
エンドロールに後日談が流れるという部分も最高です。個人的にめちゃくちゃ好きな演出です。
多少ハラハラドキドキしつつ、視覚的にも楽しめ 、ちょっとクスりと笑えちゃったりもする、娯楽としてとても優秀な作品。一見の価値は十二分にあるかと思います。
というわけで今回はこの辺で。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。