守護教師



どうも、松本13です。

今回は、『守護教師』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『守護教師』は、2018年の韓国のアクションスリラー映画。主演はマ・ドンソク。


【あらすじ】

暴力沙汰でコーチの職を追われた元プロボクサー・ギチョル。やっと田舎町の女子高校の体育教師という働き口を見つけるが、女の子ばかりの職場でその巨体を持て余す。そんな中、不登校の生徒のことを調べていると不可解な事件が起こり、街に巣食う暴力団の姿が見え隠れするようになる…


マ・ドンソクと言ったら刑事かヤクザの役が定番かと思いますが、今回はこれまでの作品とは少し違った教師という役どころ。


とはいえ暴力沙汰で職を追われた元ボクシングチャンピオンの体育教師という、マ・ドンソク以外に誰がこの役を演じるんだというくらいにハマっている役なのですが。


そんなこんなで田舎の高校に赴任したドンソクの兄貴が正義の鉄拳で悪ガキどもを更生…というわけではなく、赴任先は女子高。


お決まりの鉄拳は封印して、多感な思春期の生徒たちとの心の交流を…というわけでもなく。


その部分は不穏なビジュアルからも察せられる通り、内容はしっかりとサスペンスしています。もちろんエグいことで有名な韓国サスペンスなのでストーリーも一筋縄ではいきません。


失踪した友人を探す、何かと問題の多い生徒。彼女と行動を共にするうちに一つまた一つと田舎の暗部が明らかとなり、様々な事件に巻き込まれていくのですが。


もちろんドンソク主演作品なので解決方法は一つだけ。鉄拳制裁。


『犯罪都市』 シリーズほどアクションシーンが満載というわけではありませんが、とはいえ最低限満足できるレベルのドンソク成分は配合されています。


守護教師のタイトルながら、赴任してすぐにバイオレンスな展開に巻き込まれていくので、ほとんど教師の仕事をしていないっちゃいないのですが。


まあそんなツッコミどころを含めてのドンソク映画として見るのがいいのかなと。


この映画はドンソク映画として見るか、普通のサスペンス映画として見るかでも評価は違ってくるかと思います。


ドンソク映画として見れば満足できるいつものドンソク映画です。その中でも突出して傑作の部類に入るとは言い切れませんが、とはいえ決して駄作というわけでもなく、ドンソク映画として見れば十分に面白い映画です。


逆にマ・ドンソクという要素を抜きにサスペンス映画としてみたらちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれません。


サスペンス映画としてのミステリー要素も最低限の体裁は整っているのですが、とはいえ目を背けたくなるようなエグい展開や予想不可能なストーリーや大どんでん返しで定評のある韓国サスペンスを期待して見るとちょっと残念な気持ちになってしまうかなと。


とはいえそれはあくまでも名だたる名作と比べたらの話で、そこまで過剰な期待をしなければサスペンス映画としても普通に楽しめると思います。


ある意味そういう部分での軽さはドンソク映画として見れば、それなりの見やすさでもあるかと思うのですが。


前述の通り、韓国サスペンスにありがちな強烈なゴア描写や、目を背けたくなるようなエグい展開などに関しては控えめなので、そういう意味ではある種とっつきやすくもあるかと思います。


もちろんそれらは他の韓国サスペンスと比較しての話なので、その手の要素が全くないというわけではありません。


ストーリー重視のサスペンス映画として見るとちょっと物足りない部分もあるかもしれませんが、とはいえドンソク主演作品をドンソク要素抜きで見るという人もあまりいないかと思うので、そういう意味では見る人の大抵の期待は叶えられる、「いつものやつ」。 安定のドンソク映画かと思います。


色々足りない部分はあるけど、そこはドンソクで補うのがドンソク映画の所作かと思うので。


というわけで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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