クソ映画検証8『“それ”がいる森』
どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証8、『“それ”がいる森』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『“それ”がいる森』は、2022年9月30日に公開された日本のホラー映画。監督は中田秀夫、主演は相葉雅紀。
【あらすじ】
訳あって妻子と別居し、故郷の福島県でミカン農家を営む淳一。そんな彼の元に3年間一度も会わなかった息子の一也が訪ねてくる。時を同じくして、近隣の森では様々な怪現象が起こり始める…
この映画、比較的近年のクソ映画としてはかなり有名な作品かと思います。
個人的にこの映画はビジュアルなどの印象で、一周回って面白い系の映画かなと思ったのですが、実際に見てみると直球でつまらなかったので驚きました。
キャストの演技力からストーリー、CGなど。様々な要素においてまんべんなく低レベルなバランス型のクソ映画。
ただ主演の相葉雅紀の演技に限っては演技力どうこうというより、良くも悪くもいつもの相葉くんそのまんまであり、あまり演技力どうこうについてのマイナスな印象は受けませんでした。
無名の俳優が同レベルの演技をしていたとしたらまた印象は違ったのかもしれませんが。
ストーリーに関してはいかようにも面白くなりそうにもかかわらず、絶妙につまらないままというのは逆にすごいとも感じました。
本当になにもかもが絶妙に面白くないし、絶妙に盛り上がらない。
ただ見るものを心底不快な気分にさせる特級呪物の多々あるクソ映画というジャンルにおいてはかなりライトな内容かと。
ある程度無理をすれば一周回って面白いみたいな楽しみ方もできなくはありませんし。
相葉くんへの好感度次第ではそれなりに見れたり、場合によっちゃ楽しめたりもするかと思いますし。
その他にもそれなりには愛せるようなクソ映画ポイントみたいなものもある映画だったりします。
個人的には全く魅力は感じませんが、ただ楽しもうとすればそれなりに楽しめる映画だと思いますし、失笑やしょーもなさ、ギリそれくらいで許せるクソさではあるかなと思います。
個人的にこの映画に対して驚いたのは、ジャニーズのタレント抱き合わせ商法を含め、この作品が数十年前の大昔の作品のように感じられたこと。
おそらくファンしか楽しめないであろう作品のクオリティはもちろんのこと、CGについても同様。
令和のご時世にこのCGは逆にすごいと思えるレベルの酷さ。
このような作品を構成するにいたった日本芸能界特有のシステムについても、作品のクオリティについても、なにもかもが数十年前のソレと全く変わっていなくて、その部分は素直に驚きました。
皮肉でも何でもなく、まだそこで止まっているのかと。
この作品、令和の劇場公開作品にも拘らず、数十年前の『奇跡体験!アンビリバボー』などのTVスペシャルでやっていても何の違和感もないクオリティなんですよね。
しかも監督はJホラーの金字塔『リング』の中田秀夫監督。
Jホラーの最上位作品の監督がなぜこのような最下位作品を撮っているのか、そういう部分も含め、日本映画界の先行きが色々と心配になる作品でもありました。
もちろん先に進んでいる人も多々いるかと思うのですが。
ただそれらに取り残された人々がそれこそ数十年間同じ位置で全く進歩のないことをおそらく何の危機感も覚えずにやっていることに個人的には本当に驚かされました。
勿論この映画に関わる全ての人がそういう訳ではないかと思いますが。
という訳で今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。