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9月, 2026の投稿を表示しています

ディスクロージャー・デイ

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どうも、松本13です。今回は『ディスクロージャー・デイ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ディスクロージャー・デイ』は、2026年のアメリカ合衆国のSF映画。監督はスティーヴン・スピルバーグ。 【あらすじ】 ある日突然、特殊能力を得た気象予報士のマーガレットと、謎の組織から機密情報を盗んだサイバー専門家のダニエル。接点のない2人は謎の協力者ヒューゴに導かれ、政府が長年隠蔽してきた世界を揺るがす衝撃の真実に迫る… ​この映画、「スピルバーグ最高傑作」なんて絶賛の声もあったりして、現時点でものすごい評価されてる映画だと思うんですよね。 ​なので、私のような小物が何を言っても何の影響もないと思うので、あえてオブラート無しに言ってしまうと、今作は近年まれに見る期待はずれ映画でした。 ​今作がUFOとか宇宙人とかそっち系の映画ということは、誰しも想像つくかと思うのですが。 ​ただこの映画、多くの人が「あの頃のスピルバーグ」的な期待をする作品だと思うんですよね。ちょっと最近の作品の傾向とは違う、昔のスピルバーグ映画的な期待を。 ​よくよく考えると、「あの頃」と一口に言ってもスピルバーグのキャリアも作品数も膨大なわけでして、それゆえに「あの頃のスピルバーグ観」というのも無数にあるんですよね。 ​ただこの映画、その手の期待をしてしまうと、かなり多くの人が私のように期待はずれとなってしまうんじゃないかと。ひとまず過度な『E.T.』とか『未知との遭遇』とか、その手の期待は控えめにしておいた方がいいんじゃないかと。 ​いや、映画としては全然悪くないんですよね。むしろかなり素晴らしい内容でして、最後の最後まで目が離せないんですよね。 ​ゆえに余計に期待はずれだった部分もありまして。「ここまではちょっと期待外れだけど、どこかで一発逆転の奇跡を起こしてくれるんじゃないか、だってスピルバーグなんだし」と思っていたら、「あれ?」って感じで終わってしまいまして。 ​ある一定の世代にとってのスピルバーグって、それこそ親同然の、自分を育ててくれたと言っても過言ではないくらいの存在だと思うんですよね。 ​私にとってもそうでして、故にこの作品には過剰に期待しすぎてしまい、かなりの肩透かしをくらってしまいました。 ​逆にスピルバーグ云々抜きに、この映画を単なるSF作品として見たらかな...

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女

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どうも、松本13です。今回は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』は、富野由悠季の小説を原作としたアニメ映画。3部作の第2部として、2026年に公開された。 【あらすじ】 地球連邦軍による「人狩り」の横暴が横行する中、反地球連邦政府運動「マフティー」を率いるハサウェイは、政府閣僚暗殺の責務と過去のトラウマに葛藤する。一方、ケネス司令官率いるキルケー部隊も始動するのだが… この映画、現状でかなり高く評価されている作品でして、私個人としても映像作品としての質は非常に高いと思ったのですが、ただ「映画として素直に面白かったか?」と言ったら、全然面白くなかったんですよね。 個人的にガンダムってこれまで絶妙に触れてこなかったコンテンツでして、ただ、これだけ多くのファンを獲得しているのだから面白くないわけがないんですよね。 なので、『閃光のハサウェイ』ってガンダムというコンテンツを本格的に嗜むには絶好の機会だと思ったんですよね。オリジン作品のソリッドな感じのアナザーストーリーってもうめちゃくちゃ好みですし。 ただ、実際に見てみると全然面白くないんですよね。 もちろん前作は見ていますし、さすがにアニメ全部を見ている時間はないのですが、オリジナルアニメの内容が端的にわかるという『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は見ていますし、一応それなりに調べたりして作品内での専門用語に関してもある程度はわかるくらいの予習をした上で見てみたのですが……そこまでした上で見ても全然面白くない。 この手の作品を「楽しませてくれよ?」みたいなスタンスで見て面白くないのであればまだわかるのですが、それなりの予習をして楽しむ気満々で見ても全く楽しめないって、めちゃくちゃ「ガンダム」というコンテンツの壁の高さを感じてしまいます。 特に今作、ガンダム同士のバトルみたいなシーンは終盤に少しあるだけで、作中の大半が人間ドラマなんですよね。その人間ドラマも何と言うか、面白みを見出せるポイントとか盛り上がれるポイントみたいなものがどこかわからず。 結局、何だかよくわからない人たちのよくわからない会話を延々と見せられた挙句、最後の最後に流れたガンズ・アンド・ローゼズのエンディングテーマでよう...

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃

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どうも、松本13です。 今回は、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』についてです。 まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』は、2001年に公開された日本の特撮映画。監督は金子修介、主演は新山千春。 【あらすじ】 1954年の初出現以来、47年ぶりに日本へ上陸したゴジラ。太平洋上で防衛軍の特殊潜航艇を襲撃した邪悪な破壊神ゴジラに対し、日本の防衛軍と足柄山・富士山・池田湖に眠る「護国三神」が立ち向かう… この映画は、平成ガメラ3部作の金子修介監督によるゴジラ作品です。 平成ガメラ3部作は、怪獣映画というジャンルを大幅にアップデートさせた歴史的傑作と言っても過言ではない素晴らしいシリーズでして、そんな金子修介監督が今度はゴジラを監督するということで、個人的にはとてつもない期待をしていました。 今の感覚で言うと、MCUでめちゃくちゃいい仕事をしたジェームズ・ガンが今度はDCUの監督をするみたいな、そういう感覚に近いかなと思うのですが。 とにもかくにもこの映画は、そんな金子修介監督によるゴジラ作品なのですが、これまたガメラに負けず劣らずの素晴らしさ。 登場怪獣の設定にしても、怨霊の集合体としてのゴジラや護国聖獣というような、これまでのシリーズにはない設定が使われており、個人的にはそこがとても素晴らしいなと思いました。 登場怪獣の造形や設定などについても、本当に素晴らしいの一言。 ストーリーや描写などについても、平成ガメラ三部作のような金子節がしっかり効いているので、その部分での期待も大いに叶うんじゃないかと。 とにかく、ゴジラ作品としてはかなり異質な作品ではありますし、これがベスト・オブ・ゴジラ映画かと言われたら、その部分は人によりけりかと思いますが。 ただ、一つのゴジラ映画の方向性としてはめちゃくちゃありだと思いますし、とても素晴らしい作品かと思います。 怪獣映画としては色々な飛び道具を使ってはいるものの、とはいえ、反戦・反核作品としてのゴジラ映画としての軸は全くぶれていないので、一つの怪獣映画としてはもちろんのこと、基本を押さえたゴジラ映画という部分に関しても、しっかりしているかと思います。 個人的にはめちゃくちゃおすすめの作品。 今作を含むミレニアムシリーズって、ドル箱シリーズであった平成VSシリーズと比べ...

碁盤斬り

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  どうも、松本13です。今回は、『碁盤斬り』 についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『碁盤斬り』は、2024年5月17日公開の日本映画。監督は白石和彌、主演は草彅剛。 【あらすじ】 浪人・柳田格之進は、娘のお絹と貧しい長屋で二人暮らし。疑惑を着せられて藩を追われた過去を持ちながらも、生真面目に将棋を指す日々を送っていた。しかし、ある人物との出会いから隠された悲劇の真相が発覚する… この映画、めちゃくちゃ良かったです。 作品としてのクオリティはとても高いのですが、ただコメディ色のない時代劇ということもあり、期待する内容によって評価が微妙に違ってくるかと思います。 私個人としてもこの作品、草薙剛主演の時代劇、かつさわやかではないビジュアルということで、割と重厚な感じの時代的なのかなと思っていたのですが。 監督は白石和彌。 ならば血の雨が降るタイプの時代劇だなと 、白石和彌監督作品という部分にとても期待して鑑賞を始めたのですが。 いざ始まってみると割と普通な人情劇なんですよね。 まあ白石和彌監督も振れ幅の大きい監督ですからそっち方面の作品もあるのかなと思って見ていたら、途中からどんどんと様子がおかしなことになっていくんですよね。 そこからの展開がもう抜群に面白かったです。 白石和彌監督って重厚なサスペンスやゴリゴリの鬱展開がめちゃくちゃ得意な監督ですからね。 必要とあらば 過激描写も厭わないですし。 それゆえにちょっと様子がおかしくなってからの後半の展開が全く読めないんですよね。 まあなんとか丸く収まる可能性もなきにしもあらずですが、監督の過去作品の傾向を考えると、極悪胸糞エンドという可能性も大いにあるわけで。 何がどうなって最終的にどう決着するのかという部分が、本当に最後の最後までわからず、その部分のジェットコースター感が本当に面白かったです。 そのような期待を持ってこの映画を見るのであれば、めちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 よくも悪くもこの映画、多くの人の期待を大きく裏切ってくる作品かと思います。 その裏切りが悪い方面とならないよう、ひとまずこの作品は、ある程度のサスペンス風味を帯びているという点に関しては、事前に把握しておいて損はないかと思います。 個人的にはとてもいい 映像体験となった作品でした。 というわけで今回はこの辺で。最...

ナイトスイム

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どうも、松本13です。今回は、『ナイトスイム』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ナイトスイム』は、2024年のアメリカ合衆国のホラー映画。主演はワイアット・ラッセル。 【あらすじ】 難病で現役を断念した元大リーグ選手とその家族が、リハビリを兼ねてプール付きの一軒家に引っ越してくる。しかし、一見快適そうなそのプールには、一家を恐怖へと引きずり込む恐ろしい秘密が隠されていた… この映画、一般的な評価はそこまで突出して高くはない作品かと思うのですが、個人的にはかなり好きな作品だったりします。 そこまでぶち抜けた要素はないものの、鑑賞ストレスはなく、そこそこ面白いガチすぎないホラーって個人的には大好きなんですよね。 そういうスタンスで見るのであれば、この映画、めちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 怖すぎず重すぎず、しかしそれなりの物を見た気にはさせてくれるとてもいい映画です。 とある一軒家にちょっと訳ありな一家が引っ越してくるという、この手のホラーとしてはもう最高にありがちな冒頭が何ともいい感じ。 その手のホラーって、大抵越してきた家のどこかに問題があったりするのですが、この映画も同様、プールがなんだか異様なんですよね。 ただそれがどこがどうおかしいのかがなかなかわからない。プールの中に得体の知れない何かがいるようないないような。 その部分がめちゃくちゃ面白かったです。逆にその部分であらぬ方向に期待してしまうと肩透かしかなと思いますが。 ひとまずちょっとしたB級ホラーくらいの感覚で見るのであればめちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 本編とは直接関係ありませんが、今作の主演であるワイアット・ラッセルって、カート・ラッセルの息子なんですね。 ドラマ版キャプテンアメリカの2代目キャプテンアメリカなど、いい感じの作品でいい感じの役柄を演じていることが多いので、顔は覚えていたのですが、まさかあのカート・ラッセルの息子とは。 この映画について調べてる時に初めて知りました。 ちなみにワイアット・ラッセル出演作品だと個人的には『オーヴァーロード』がめちゃくちゃおすすめです。 というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ガス人間

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どうも、松本13です。今回は『ガス人間』についてです。今回は映画ではなくドラマなので、番外編程度とお考えください。ということで、まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ガス人間』は、2026年7月2日にNetflixで配信された配信ドラマ。1960年に制作・公開された『ガス人間第一号』を題材としている。 【あらすじ】 生放送中のテレビ番組で、出演していた大学教授の身体が突然膨張し爆死する惨事が発生。謹慎中だった刑事の岡本賢治は、現場に居合わせた元婚約者の記者・甲野京子とともに捜査を始める… ​カルト的な人気を誇る東宝特撮映画のリメイクとなる本作。 ​個人的に映画に比べると、ドラマってそこまで積極的に見るものではないのですが、ただ原作が東宝の名作映画でして。それに加え、製作総指揮と脚本が『新感染 ファイナル・エクスプレス』などのヨン・サンホと、『岬の兄妹』や『さがす』などの地獄のような映画を世に送り出している片山慎三が監督でして。 ​どちらも個人的には非常に信頼しているクリエイターなんですよね。 ​とにかく心をゴリゴリに削ってくる片山慎三監督の作風と、それなりにキワモノな題材やテーマを選びつつも、大衆性は失わないバランス感覚に優れたヨン・サンホのタッグということで。その部分がうまいこと機能したらとんでもない傑作になるんじゃないかと期待していたのですが、実際に見てみると、その期待を大きく上回る大傑作でした。本当にめちゃくちゃ面白かったです。 ​ただ、一般的な評価は決して低くはないものの、そこまで突出して高くはないのが驚きでした。 ​確かにオリジナルを意識すると、ちょっと評価が違ってくる部分はあるかと思いますが。CGがない時代に見たガス人間の衝撃って今の比ではなかったかと思いますし。 ​ドラマとしての脚本の荒さの指摘も結構あったりもしますし。確かにリメイク云々抜きにドラマとしてシビアに見れば、ちょっと評価が伸び悩んでしまう部分もあるかもしれませんが。 ​ただ、原作の方も原作でそこまで緻密な作品というわけではないんですよね。むしろストーリーは結構大雑把だったりしますし。 ​その部分を本当にうまいこと広げて全8話構成にしている部分は、個人的にはむしろ評価したい部分だったりするのですが。 ​主演の小栗旬と蒼井優という、何の意外性もないキャストみたいな部分も賛否が多少分かれ...

レインマン

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どうも、松本13です。今回は『レインマン』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『レインマン』は、1988年公開のアメリカ合衆国の映画。主演はダスティン・ホフマン、トム・クルーズ。 【あらすじ】 高級外車ディーラーのチャーリーは、絶縁状態にあった父の訃報を聞き、遺産目当てに帰省する。ところが、遺産の300万ドルは全て匿名の人物に相続されることとなっていた。その人物は、今まで存在すら知らなかった自閉症の兄レイモンドだった… トム・クルーズ、ダスティン・ホフマンのダブル主演となる今作。 もはやその2人の共演の時点で勝ち確定かと思うのですが、実際の内容も相当に素晴らしく、その手のヒューマンドラマとしては映画史に残る名作と言っても過言ではない評価を受けている作品かと思います。 個人的にこの作品、ヒューマンドラマとしてはもちろん素晴らしいとは思うのですが、その手の作品というよりはロードムービーとして鑑賞することが多いです。 ダスティン・ホフマンのロードムービーと言ったら、これまた超絶名作である『真夜中のカーボーイ』が有名かと思うのですが、こちらの作品もロードムービーとして見ても相当な名作だと思うんですよね。 疎遠になっていた父の訃報を聞いた借金でカツカツのトム・クルーズが、遺産を受け取ろうとしたら、実はサヴァン症候群で病院暮らしの兄がいて、その兄が全額相続することになっているという。 そこで激怒したトム・クルーズが、なんとかして遺産を手に入れようと兄を連れ出し、ロサンゼルスに連れ帰ろうとするものの、兄は頑なに飛行機に乗るのを拒否するものだから、仕方なく1週間近くかけて車で旅をすることになるという話。 まあ、その道中にいろいろあるわけなのですが、その部分のドラマが非常に秀逸でして。 障害のある兄と弟の話となると、「ちょっとしたお涙頂戴ものかな」と思ってしまう人もいるかと思うのですが、実際この手の話が大都会の一角や、片田舎の農場を舞台にした話だったら、ちょっと話は違っていたと思うのですよね。ただロードムービーとなると、実にすっと物語が入ってくるのですよね。 私のようなちょっと偏ったアクション映画好きって、基本この手のヒューマンドラマってそこまで積極的に見たりする方ではないのですが、ただロードムービーとなるとめちゃくちゃ食指が動いてしまうんですよね。やっぱりロー...

インデペンデンス・デイ

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どうも、松本13です。今回は、『インデペンデンス・デイ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『インデペンデンス・デイ』は、1996年のアメリカ合衆国のSF映画。監督はローランド・エメリッヒ。 【あらすじ】 7月2日、月ほどの大きさを持つ超巨大な異星人の母船が地球の軌道上に接近。母船から分離した直径約24kmにも及ぶ数々の宇宙船が地球の大気圏へ突入し、ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.など世界各国の主要都市の上空へ着艦・静止する。世界が混沌に包まれる中、アメリカ政府は宇宙船と交信を試みるのだが… 7月4日はアメリカの独立記念日です。 他国の独立記念日を正確に記憶している人ってそうは多くないかと思うのですが。 ただこの映画の直撃世代は本当にもう強烈に7月4日という日を覚えていると思うんですよね。 この映画、宇宙人が攻めてきてなんやかんやあって、7月4日に人類存亡をかけた戦いが始まるのですが。 そこでのアメリカの大統領の演説がまあ胸熱すぎるシーンでして。 個人的には映画史に残る名シーンだと思ってますし、映画における名演説シーンでこのシーンを思い浮かべる人も多いはず。 そのシーンも含めこの映画、めちゃくちゃ胸アツなシーンが多いんですよね。 インデペンデンス・デイって公開当時は、それまでの映画にはなかったド派手な特撮やCGでめちゃくちゃ話題になった映画なのですが。 ただこの映画の本当の魅力って、魅力的な登場人物と胸熱シーンの連続だと思うんですよね。 本当に登場人物に魅力的な人物が多いですし、そして彼らの織りなすドラマがこれまた最高に胸熱なんですよね。 公開から時間が経った今となっては映像面での斬新さはありませんし、SF映画としても相当に大味な映画ではあるかと思うのですが。 そういう部分である種今の時代では通じなくなってしまっている部分はあるかと思うのですが。 ただ登場人物の魅力や胸熱という部分は、どんな時代も共通のもの。そこは全然古くならないんですよね。 なので個人的には今見ても全然楽しめる映画だと思っています。 ちなみに上述の演説シーンに関しては吹き替えよりも圧倒的に字幕がおすすめです。 ただ他のシーンに関しては、青野武大先生をはじめとした、名優たちがめちゃくちゃいい仕事をしている吹き替えの方が良かったりもするのですが。 とにもかくにも個...

バックルームズ

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​どうも、松本13です。 ​今回は『バックルームズ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『バックルームズ』は、2026年公開のアメリカ合衆国のホラー映画。海外の匿名掲示板に投稿された都市伝説をモデルとしている。 【あらすじ】 1990年6月18日、家具店を経営するクラークは、店の地下から現実には存在しない奇妙な空間へ迷い込んでしまう。そこには黄色い壁紙と蛍光灯に照らされた部屋や迷路や廊下が広がっており、現実とは思えない怪異が潜んでいた… ​家具店の地下室で、あるはずのない空間に迷い込んでしまう……というストーリーの本作。ビジュアルにしてもあらすじにしてもめちゃくちゃ面白そうなのですが、実際の評価はというと、結構な賛否両論となっています。 ​というか、元ネタ(都市伝説)を知っている人にとってはかなり絶賛の声が多いのですが、何も知らない状態で見た人からはかなり賛否が分かれる結果となっています。 ​個人的にも、この手の不条理ホラーみたいな、一昔前の表現で言うところの「電波系」みたいな映画ってめちゃくちゃ好きなんですよね。ただそっち方面に過剰に期待しすぎていて、少し肩すかしな印象でもありました。 ​謎の空間に迷い込んでしまうという部分や、一部のビジュアルでちょっとこの映画とかぶる部分のある『8番出口』は、比較的近い時期に公開され、そちらがかなり出来が良かっただけに、同じような期待を持ってしまった故、本作に関してはちょっと残念な部分がありました。 ​今作が映像作品として微妙なわけではないのですが、ただ今作の世界観を理解するには、それなりに元ネタを知っていたり、何かしらの補足情報があったりする必要があるんですよね。 ​ただ『8番出口』って、そのような補足の必要がない、割と予備知識なしでも楽しめるような映像化だった故、めちゃくちゃ高評価だったと思うのですが。 ​今作は良くも悪くもとっつきやすく分かりやすい映画というわけではないので、『8番出口』のような期待は控えめにしておいた方がいいんじゃないかと。 ​とはいえ、今作の多くを語らない部分や、謎の空間の世界観、映像表現などに関しては、見方によっては今作ならではの魅力とも言える部分でして。あらぬ方向に過剰な期待さえしすぎない限りは、今作もめちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 ​むしろ、この手の不条理系ホラーってそ...

レミニセンス

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  どうも、松本13です。今回は、『レミニセンス』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『レミニセンス』は、2021年のアメリカ合衆国のSFサスペンススリラー映画。主演はヒュー・ジャックマン。 【あらすじ】 記憶潜入エージェントのニックは、海に沈んだ近未来の都市で人々から過去の記憶を取り出すビジネスを営んでいた。ある日、失くした鍵を探す謎の美女メイが訪れたことをきっかけに、彼は巨大な陰謀へと巻き込まれていく… この映画、酷評多数というわけではないものの、ただイマイチパッとしない評価だったりします。 ちなみに興行成績については、パッとしないどころかシャレにならんレベルの大爆死。 この映画、ビジュアルもあらすじもめちゃくちゃ面白そうなんですよね。しかも主演はヒュー・ジャックマン。 ただまあ何と言うか、色々と甘いんですよね。大味と言うか何と言うか。 この映画、ビジュアルやあらすじだけを見れば、いにしえのサイバーパンクの名作映画や、それこそクリストファー・ノーランの変則ムービー方面の期待もできなくはないのですが。 ただ本当にそこまでじゃないんですよね。 ゆえに評価がいまいちパッとしないのも、興行成績が振るわないのもわかるにはわかるのですが。 ただ個人的にはめちゃくちゃ好きな映画だったりするんですよね。 近未来SFスリラーながら、難しすぎず重すぎず。 それが原因で爆死をかましてしまったのですが、個人的にはこの映画のそういう色々と甘い部分が結構好きだったりするんですよね。 変に奇をてらっていたり、小難しい方面へ持って行っていない分、そのような期待をした人にとっては、とても退屈だと思うのですが、ただめちゃくちゃ見やすくはあるんですよね。 この映画、言ってしまえばちょっとしたメロドラマだったりするのですが。その部分の大味さが個人的にはめちゃくちゃ心地よかったりするんですよね。 世界観や設定については本当に文句なしの近未来SFだったりするのですが、ただこの世界観や設定だったらもっと面白くできるだろうと、そういう不満を持つ人が多いのは本当にうなずけるんですよね。 ただそういう甘さも含めて個人的には本当に好きでして、そういう性質の映画ゆえ、肩の力を抜いてめちゃくちゃ楽に見れるんですよね。 ほどよく没入感を味わえ、そこそこハラハラできて、それなりにジーンともで...

THE FIRST SLAM DUNK

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​どうも、松本13です。今回は『THE FIRST SLAM DUNK』についてです。まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『THE FIRST SLAM DUNK』は、2022年に公開されたアニメーション映画。原作者の井上雄彦が自ら監督と脚本を務める。 【あらすじ】 沖縄県で育った幼少期の宮城リョータは、バスケの天才だった兄・ソウタを事故で亡くす。失意の中、バスケを通して兄の背中を追い続けるリョータは、やがて湘北高校バスケ部に入部し、インターハイへと挑んでいく… ​いにしえの名作が数十年の時を経て、劇場版で復活。しかし、声優全とっかえで、そんでもって公開前にちょっとネットで炎上したり……。 ​しかし、いざ公開されると史上空前の大ヒット。日本のみならず海外でも、特にアジア圏での熱狂は相当のものだったと思うんですよね。 ​やはり、原作者である井上雄彦氏が過去の栄光に奢ることなく、本気の本気でこの映画に取り組んだ部分も大きいと思うんですよね。 ​当時のデフォルメされたアニメ路線ではなく、劇場版ドラマとして見ると、声優交代も決して間違いではなかったと思いますし。 ​そのような作品的素晴らしさに加え、やはり『スラムダンク』というのは、多くの人にとって何かしらの「原体験」や「初期衝動」の源だからだと思うんですよね。 ​『スラムダンク』って、スポーツ漫画としての面白さはもちろんのこと、ある種の「おしゃれさ」みたいな要素も多分にあると思うんですよね。 ​そもそも『スラムダンク』以前って、バスケットボールというスポーツ自体が今よりもだいぶマイナーであった時代。 ​ただ当時って、そういうちょっとした「マイナーなアメリカ文化」みたいなものが、最先端中の最先端でめちゃくちゃかっこよかった時代だと思うんですよね。 ​同じく当時まだマイナーだったヒップホップなどがその典型例かと思いますが、あの当時のヒップホップって、アンダーグラウンドではあったものの「かっこいい人はだいたい触ってる」みたいな、そういう「ハク」があったと思うんですよね。 ​『スラムダンク』も同様で、そういうおしゃれや都会的・先進的な魅力も多分にあり、日本のみならず海外、特にアジア圏の多くの人にとっても、そのような魅力の原体験であったと思うんですよね。 ​そもそも『週刊少年ジャンプ』って、そういうおしゃれさとは少しニュア...

悪魔を見た

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どうも、松本13です。今回は、『悪魔を見た』 についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『悪魔を見た』は、2010年公開の韓国のサスペンス映画。主演はイ・ビョンホン。 【あらすじ】 ある雪の夜、国家情報院の捜査官スヒョンの婚約者が残忍な連続殺人鬼に惨殺される。深い絶望と怒りに駆られたスヒョンは休職し、自らの手で犯人を突き止めて最も苦しい方法で制裁を加えるべく、冷酷な復讐劇へと身を投じていく… 凶暴なおっさんが大暴れする映画って、個人的に大好きでして、めちゃくちゃ名作の多い激戦ジャンルだったりするのですが。 そんな激戦ジャンルにおいて、真っ先に思い浮かぶのがこの作品だったりします。 簡単に言ってしまうとこの映画、胸糞かつエグさ極まる内容でして。 韓国サスペンスを見慣れていると、まあその部分のニュアンスはわかるかと思うのですが。 血飛沫ドバドバ、胸糞鬱展開満載のやりすぎ韓国サスペンスの中でも、とにかく頭一つ抜きん出たやりすぎ感。 とにかくあらゆる方面にやりすぎちゃってるんですよね。 それゆえにもはや1周回って笑えてきてしまったり。 ただもう半周回って全く笑えなかったり、もう半周回って笑えてきたりみたいな。 とにかく1周回ってどころか、2周3周4周回って笑えたり、それどころかドン引きだったりみたいな、そんなぐるぐる感も今作の魅力の一つ。 そんな今作の主人公を演じるのはイ・ビョンホン。 個人的にイ・ビョンホンがひどい目に遭う映画はだいたい面白いと思っているのですが。 今作もまた本当に地獄のような目にあったりするのですが。 ただそこからさらに地獄の地獄のような復讐劇が始まるわけでして。 追い詰められたイ・ビョンホンが死んだ目をして復讐に向かうって、めちゃくちゃ名作フラグだったりしますからね。 そんなイ・ビョンホンに対するは、アジアで最も血が似合う男(私調べ)、チェ・ミンシク。 個人的に映画における凶暴なおっさんと言ったら真っ先に浮かぶのがチェ・ミンシクだったりします。 すでに『オールド・ボーイ』で凶暴なおっさんというジャンルにおいては、不動の地位を築いていたにもかかわらず、さらに今作でそれを大幅に更新してしまったのだから恐ろしいものです。 そんな韓国映画における暴れれば暴れるほど映画が面白くなる2人が、本当にもう目も当てられない地獄のようなシバきあいを繰り広...

ザ・リディーマー

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どうも、松本13です。今回は、『ザ・リディーマー』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ザ・リディーマー』は、2014年のチリ・アメリカ合作のバイオレンスアクション映画。主演はマルコ・サロール。 【あらすじ】 元暗殺者のパルドは、過去に犯した罪の贖罪として、毎日ロシアンルーレットで命をかけ、生き残れば「神の意志」として悪党を成敗する日々を送っていた。ある日、彼は麻薬組織の金を奪って追われていた男アグスティンを偶然救うのだが… 凄腕の元殺し屋が過去の贖罪としてなんやかんやなこの映画、めちゃくちゃ面白かったです。 アクション映画好き、特に格闘アクション 好きな人にはめちゃくちゃ おすすめです。 『ジョン・ウィック』などについてはもちろんのこと、ドニー・イェン、マ・ドンソク、やイコ・ウワイス、トニー・ジャーなど、そっち方面のアクション映画が好きな人にはもうこれ以上にはない映画 なんじゃないかと。 実際今作の主演であるマルコ・サロールは一般的には知名度はないものの、その界隈ではかなり知られた存在かと思います。 『ジョンウィック4』にも登場し、めちゃくちゃいい感じの役柄を演じています。 190cm近い巨体から繰り出されるアクロバティックかつ、めちゃくちゃ美しい足技は本当に見ていて惚れ惚れします。 にもかかわらずめちゃくちゃスピーディーなんですよね。 しかも足技だけじゃなく寝技も相当にいける口。 そんなマルコ・サロールのアクションがたっぷりと堪能できる今作。 ストーリーについては流れ者の凄腕が成り行きで悪の組織をぶっ潰す みたいな定番中の定番ストーリー。 その可もなく不可もなさがまた最高だったり。 変に奇をてらっていないのでストーリーがアクションの邪魔にならないいい感じの引き立て役になっており、メインディッシュであるアクションをとにかくたっぷりと堪能できます。 ストーリーに関しては上述の通り、ありがちな大味ストーリー、かつかなりの低予算映画ではあるかと思うので。 普通のハリウッド映画感覚で見るとちょっと微妙かもしれませんが。 ただアクションシーンありきで見るのであればもう本当にこれ以上にない作品かと。 とにかくアクションシーンのクオリティについてはめちゃくちゃ高いですし、そして見応えもかなりあります。 格闘アクションが好きなのであれば一見の価値ありな作品...

鬼手

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どうも、松本13です。今回は、『鬼手』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『鬼手』は、2019年公開の韓国映画。日本では2020年8月7日に公開された。 【あらすじ】 貧しい少年グィスは、姉とともにプロ棋士の屋敷で下働きをして生活していた。しかしある日、姉がその棋士から暴行を受け、絶望の末に自ら命を絶ってしまう。天涯孤独となったグィスは、父から教わった「囲碁」だけを武器に、復讐を誓ってソウルへと向かう… 個人的に韓国映画と言うとアクションやサスペンスなど、ちょっとやりすぎちゃったりエグすぎちゃったりみたいな、そんな独自のクオリティのあるジャンルが好きなのですが。 ただ今作は囲碁を題材とした作品なので、私が常日頃から愛好しているやりすぎ要素については控えめなのかなと思っていたのですが、実際に見てみると想像以上のやりすぎ作品でした。 ツッコミどころ満載な大味な部分も含め、個人的にはかなり好きな作品だったりします。 今作、ストーリーに関しては割とありがちな復讐ものだったりするかと思うのですが。 簡単に言ってしまうとこの映画、ちょっとしたジャンプ漫画みたいな映画だと思うんですよね。 演出とかやたらとド派手ですし、囲碁勝負なのにやたらと人が死ぬし、そもそも復讐劇を主軸としたバトル要素、かつ修行編とか師匠とかイカれた敵とかギミックなども多々あり。 本当にジャンプ漫画がそのままなんですよね。それもちょっと昔の少しぶっ飛んだ感じの。 題材は囲碁ではありますが、いつものやりすぎ韓国クオリティみたいなものは存分に味わえる作品ですので、その部分の期待は大いにしてもいいんじゃないかと。 何かとやりすぎる方面の韓国映画が好きな人にはめちゃくちゃおすすめの作品です。 というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

マッチスティック・メン

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  どうも、松本13です。今回は、『マッチスティック・メン』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『マッチスティック・メン』は、2003年に公開されたアメリカ映画。監督はリドリー・スコット、主演はニコラス・ケイジ。 【あらすじ】 強迫性障害を抱える詐欺師ロイは、相棒のフランクと共に巧みな詐欺で稼いでいた。そんなある日、精神科医の治療を通じて、長年存在すら知らなかった14歳の娘アンジェラと出会い、彼の生活は一変していく… この映画、めちゃくちゃ好きな映画です。 監督はリドリー・スコット、主演はニコラス・ケイジ。 監督にしても主演にしても、名作が無数にあるかと思うのですが、個人的にはリドリー・スコット監督作品にしても、ニコラス・ケイジ主演作品としてもかなり上位に来る作品だったりします。 個人的には3本の指には入るんじゃないかと。 それくらいに素晴らしい映画なんですよね。 リドリー・スコット監督作品、ニコラス・ケイジ主演作品としてはもちろんのこと、この映画、サスペンス映画としても相当にレベルの高い作品かと思います。 大どんでん返し系サスペンスが好きな人にはもうこれ以上にない作品。 ストーリーがとにかく秀逸なんですよね。 『ユージュアル・サスペクツ』のような、大どんでん返し系サスペンス映画が好きな人にはもうゴリゴリに推していきたい作品。 映画の作りとしては大どんでん返し系サスペンスではあるものの、ノリとしてはかなり軽い作品なので、サスペンス云々なしに普通の映画としてもかなり楽しめるんじゃないかと。 私個人としては、ニコラス・ケイジがスーツを着ている映画はだいたい大当たりであると思っているのですが、この映画も本当に大当たり中の大当たり。 にもかかわらずタイトルにしてもビジュアルにしても、あまりインパクトがないからか、ニコラス・ケイジ主演作品としてはもちろんのこと、リドリー・スコット監督作品としても、他のど派手な作品に埋もれがちではあると思うんですよね。 だからこそ個人的には余計に推していきたいところ。 ニコラス映画として、大どんでん返し系サスペンスとして、そしてリドリー・スコット監督作品としても相当におすすめです。 作品の雰囲気やノリとしては『オデッセイ』に近いんじゃないかと。 ああいうノリや鑑賞後のあの感じ、この作品でもめちゃくちゃ味わえたりす...

クソ映画検証35『ラスト・ブラッド』

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 ​ どうも、松本13です。今回はクソ映画検証『ラスト・ブラッド』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ラスト・ブラッド』は、2009年の香港・フランス合作のアクション映画。プロダクションI.Gのアニメ映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を原作としている。 【あらすじ】 16世紀から400年に渡って続いてきた人間と“オニ”と呼ばれる吸血鬼たちの戦い。日本刀でオニたちを斬る謎の少女サヤは、在日米軍基地で発生した殺人事件の陰に究極のオニと呼ばれる“オニゲン”の存在を感じ、基地内のアメリカ人学校に潜入する… ​アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の実写化作品となる今作。 ​実写化作品のクソ映画って、原作要素を意識するか否かで評価が大きく違ってくると思うのですが。 ​ひとまず今作、原作要素を意識しなければ、洋画にありがちなヘンテコ日本を舞台とした女子高生が日本刀片手にバッサバッサと鬼を切る、ちょっとしたB級アクション映画くらいのノリでギリ楽しめる、決してクソ映画ではないかと思うのですが。 ​ただ今作、原作要素を意識すると相当にひどい作品でして。 ​とにかく実写映画としてやってはいけないこと、だいたい全部やっちゃってるんですよね。 ​原作はメイド・イン・ジャパンですが、今作の製作国は香港・フランスという謎の組み合わせ。かつ、主演は日本人ではなく韓国人女優の起用。 ​洋画にありがちなヘンテコ日本描写も満載でして。 ​さらに原作改変も相当にひどく、ストーリーはもとより、基本設定である吸血鬼がなぜか「鬼」に置き換えられてしまっていまして。 ​さらに原作の魅力であった対吸血鬼のスプラッターチャンバラみたいな要素も、香港映画にありがちな謎ワイヤーアクションへと置き換えられているんですよね。 ​まあ、日本人役を別のアジア人が演じるというのは海外製作映画ではありがちだとは思うのですが、その代わりと言っては何ですが、ラスボスには謎に小雪が起用されていまして、これがまたかなり香ばしいことになってしまっているのですが……。 ​そのようなキャスティングの部分に関しては大人の事情もありますし、いたし方ない部分もあるかとは思うのですが、ただ原作改変に関しては全く必要のない部分でして。 ​ぶっちゃけ日本に対しても原作に対してもたいして愛着の...

木挽町のあだ討ち

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​どうも、松本13です。今回は『木挽町のあだ討ち』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『木挽町のあだ討ち』は、永井紗耶子の同名小説を原作とした2026年の日本映画。主演は柄本佑、渡辺謙。 【あらすじ】 江戸の雪降る夜、芝居小屋「森田座」のすぐそばで、美しい若衆・菊之助が父を殺めた下男・作兵衛を討ち取る見事な仇討ちを成し遂げる。血まみれの首を高く掲げるその姿は多くの人々に目撃され、美談として語り草となるのだが… ​若き侍が父親殺しのあだうちを見事成し遂げる、というところから始まる今作。 ​その後はある浪人がいかにしてその仇討ちを成し遂げたかについて、関係者にインタビューして回るという、ちょっと変則的な内容の作品。 ​この映画、原作小説がとにかくめちゃくちゃ面白くてですね、もし原作を知らないのであればめちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。本当にストーリーが秀逸なので。 ​じゃあ「原作小説を読んでいたらどうなのか」という部分なのですが、とにかく最後の最後まで結末が分からない系のミステリーであるゆえ、「原作小説を読んでいるとそこまで楽しめないんじゃないか」と思ったのですが、結末を知っててもめちゃくちゃ楽しめました。 ​今作、映画化にあたりストーリーに若干のアレンジが加えられていまして、そのアレンジゆえに原作を知っていてもめちゃくちゃ楽しめるんですよね。 ​その手のアレンジって、結構「余計なことをしている」みたいなパターンもよくあったりすると思うのですが、今作は本当に映画ならではの面白みに絶妙に作用しています。 ​原作通り映画化するとちょっと冗長になってしまいがちな部分を、本当にうまいことアレンジされており、めちゃくちゃうまいこと1本の映画としてまとまっている部分も本当にさすがだなと。 ​そして今作、ストーリーが面白いのはもちろんなのですが、個性豊かな登場人物というのも魅力の一つかと思うのですが、今作はその部分も非常にうまく映像化できていましてですね。 ​個人的には本当にキャスティングに関しては100点満点、めちゃくちゃハマっている役ばかり。 ​主演の渡辺謙と柄本佑はもちろんのこと、脇役キャストも本当に原作のイメージそのまま。その部分だけでも一見の価値はあるんじゃないかと。 ​などと、初見ではもちろんのこと原作ファンも楽しめる非常に秀逸な映画ですので、一度...

ザ・マミー 棺の中の少女

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  どうも、松本13です。今回は『ザ・マミー 棺の中の少女』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ザ・マミー 棺の中の少女』は、2026年公開のホラー・サスペンス映画。監督はリー・クローニン。 【あらすじ】 エジプトに駐在するジャーナリスト一家の8歳の娘ケイティが、ある日突然姿を消す。捜索も虚しく一家は失意のまま帰国するが、8年後に少女が石棺の中から生存した状態で発見され、恐怖の事態へと発展していく… ​失踪した娘が帰ってくるもなんだか様子がおかしい……から始まるこの映画、めちゃくちゃ面白かったです。 ​ホラー映画としてはかなりの傑作と言ってもいいんじゃないかと。 ​今作はタイトルを見てわかる通りミイラの映画なのですが、ミイラ映画ってどちらかというとホラーというより『ハムナプトラ』とか、あの手のアドベンチャー映画に出てくるようなイメージがあるんですよね。 ​なのであまりガチなホラーみたいなイメージって、特に現代映画においてはなかったのですが、今作はめちゃくちゃしっかりとしたホラー映画になっています。普通に怖いんですよね。 ​ただ、エジプトを舞台としたミイラものという部分に過剰に期待すると、ちょっと肩透かしを感じてしまう部分はあるかもしれませんが。 ​今作の主題となるのはミイラの呪いの部分でして、故にモンスターパニックみたいな話ではありませんし、砂漠とかピラミッドがこれみよがしに出てきたりみたいな話でもないんですよね。 ​むしろ全然壮大ではない、基本的には1つの家族を舞台としたかなりミニマルな話でして。しかしながら、その最小の設定で本当にうまいこと見せている部分はさすがだなと。 ​とにかく今作、呪いを受けた家族が直面する地獄絵図がとんでもなくてですね。グロ要素や胸糞要素、それに加え生理的嫌悪を覚えるような不快描写などなど、きっつい描写のオンパレード。 ​本当に呪いを受けた家族がどえらいことになっちゃうのですが、その部分だけだとちょっとしたエクソシスト系ホラーっぽいノリもあったりするのですが、ただ今作には頼りになる神父とか一切出てこないんですよね。それゆえにまたひどいことになっちゃうのですが。 ​そんなこんなで過激描写と不快描写・サイコロジカル要素については相当な期待値を持ってみても満足できるんじゃないかと。逆にその部分が苦手な人は、最大級...

ストリートファイター

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どうも、松本13です。今回は、『ストリートファイター』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ストリートファイター』は、日本の対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズを原作とした1994年のアメリカ映画。主演はジャン=クロード・ヴァン・ダム。 【あらすじ】 独裁者バイソン将軍に拉致された人質と60億ドルの身代金を要求された軍事組織同盟国軍。バイソンの野望を阻止し人質を救出するため、ガイル大佐はリュウやケンら個性豊かな格闘家たちと共に敵のアジトへ突入する… この映画、個人的には大好きな映画です。 ただ世間一般では問答無用の傑作としては評価されていない模様。どちらかというと駄作寄りの評価を受けているんじゃないかと。 確かにこの映画、今の感覚で見るとコスプレ感丸出しのB級映画に見えてしまうかもしれませんが。 それに加えてストリートファイター2というゲームに関する予備知識の有無でもこの映画の評価は大きく変わってくるんじゃないかと思いますし。 そしてこの映画をストリートファイター2の時代に見たか、それとも3か4か、それ以降か、そのタイミングによっても評価は違ってくるんじゃないかと。 そのような部分で評価が大きく違ってくるのは、この映画の本当に面白いところなんじゃないかと。 あくまで私個人の感想ではありますが、この映画はかなりの傑作なんですよね。 もちろんB級映画感や、大味な部分は多々あるものの、1994年においてのストリートファイター2の実写化作品としては大成功の部類に入るんじゃないかと。 この当時のストリートファイター2というゲームは本当にとんでもない勢いがあった作品でして。 本当に正真正銘の社会現象でした。 この当時のストリートファイター2の凄まじさというのは、ちょっと今の感覚では表現しきれないと思うんですよね。 そもそもこの時代にはまだポケモンというクソデカコンテンツが存在していない時代ゆえ、本当にストリートファイター2の無双感というのはすさまじいものがあったんですよね。 そんなストリートファイター2というコンテンツが最も勢いがあった時代に、これまた当時相当な勢いがあったハリウッドでの筋肉アクションというジャンルでの実写化。 穿った見方をすれば爆死フラグ立ちまくりかと思いますが、蓋を開けて見ればめちゃくちゃ面白いんですよね。 ゲームのキャラ...

池袋ウエストゲートパーク

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  どうも、松本13です。今回は映画ではなくドラマについてですので番外編程度とお考え下さい。 2000年代前後に青春時代を過ごした人にとって、『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』は特別な意味を持つドラマではないでしょうか。テレビが圧倒的なメディアであり、アニメが今ほど浸透していなかった時代、ドラマコンテンツが隆盛を極めていた「ドラマ全盛期」において、まさにその頂点に位置する傑作でした。 IWGPは、当時のテレビ界におけるあらゆる才能が結集した作品と言えます。今では再現不可能とも言える豪華な出演陣に加え、堤幸彦監督と宮藤官九郎脚本という強力なタッグが実現。彼らの手腕によって、まさに「イケイケ」の作品が誕生しました。 このドラマは、単なるテレビ番組の枠を超え、社会現象を巻き起こしました。当時は日本中、どこの祭りに行ってもキングのコスプレをしたヤンキーが一人はいましたし。場合によっては複数人おり、キング同士が「どっちが本物のキングか」で喧嘩になったりなんていう、よくわからないこともありましたし(実際にあった話です)。 多くの出演者がIWGPを代表作や出世作とし、カラーギャングがブームになるなど、その影響力は計り知れませんでした。一部地域で治安が悪化するといったマイナスな側面もありましたが、それでもIWGPが一大ムーブメントを巻き起こした事実は揺るぎません。若者を中心に絶大な人気を誇り、放送終了後も幾度となく再放送が繰り返されたことも、その人気の証と言えるでしょう。 当時のことを知る人なら、「池袋ウエストゲートパークは常に再放送していた」という印象を持っている人もいるのではないでしょうか。2000年代は、今よりもテレビやドラマの放送枠が多く、昼間から夕方、深夜に至るまで様々な時間帯でドラマの再放送が行われていました。その中でもIWGPは、まさに「テレビをつければいつもやっていた」と記憶されるほど頻繁に放送されており、「2000年代、IWGPが常に再放送していた説」にあながち間違いはないかもしれません。しかも、何度見ても一度見始めると最後まで見てしまう、そんな圧倒的な魅力がこの作品にはありました。 今振り返ると、IWGPは「いにしえの平成のカオスさの権化」のような存在です。舞台となった池袋自体が様々な意味でカオスな街であり、そこで繰り広げられるカラーギャングの抗争...

ブレイド・オブ・ザ・サン(太陽の刀)

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どうも、松本13です。今回は、『ブレイド・オブ・ザ・サン(太陽の刀)』、および大神源太についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ブレイド・オブ・ザ・サン(太陽の刀)』は、2000年代初頭に制作された日本のアクション映画。監督・脚本・主演は大神源太。製作費は5億円、全世界で180億円の興行収入を見込んでいたが、大神の逮捕とグループ会社の破綻で一般公開はされなかった。 【あらすじ】 かつて「最強の暗殺者」として裏社会に君臨し、現在は正義のために孤独な戦いを続ける男・源太。彼は神聖な「太陽の刀(ブレイド・オブ・ザ・サン)」を操り、悪党たちを次々と成敗していた。そんな彼に巨大な犯罪組織の魔の手が迫る… あなたは大神源太をご存知でしょうか? ​平成という時代を生きた人なら、名前はともかく画像を見れば「あー、この人か」とわかるはずです。 何も知らない人が大神源太をネット検索すると、「一昔前のアクションスターかな?」と思ってしまうかもしれませんが、実際は俳優でも何でもない詐欺師なんですよね。 2002年に自身が経営する会社などの出資詐欺で逮捕。2010年に18年の実刑が確定しています。ハリウッドスターであり、自称友人のジャン・クロード・ヴァンダムを起用したCMなどでも話題となりました。 ​とにかく言動が素人目に見ても何かと演技がかっていて痛々しく、とにかく自分大好きなようで、自身が主役の、これまたかなり痛々しい自社商品の販促ビデオを作ったり、挙句の果てには詐欺で稼いだ大金を突っ込んでアクション映画を制作し、世界公開を目論んでいたりと、とにかくとんでもなく痛いおじさんだったんですよね。 ゆえに何となく映画方面っぽい空気感は、確かにあると思うんですよね。空気感だけなんですけど。 そのキャラは本当に強烈でした。強烈過ぎてもはやフィクション作品ですら見ないレベル。 ​ただ、そんなツッコミどころも含め、ネットの一部ではかなり人気があり、いじることに配慮の必要ない犯罪者ということもあり、ネット以外の様々な場所でもネタにされたりしています。 かつて『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングのゲストが、大神源太のポスターを持ってきて生放送で張り出された、なんてこともありましたしね。 ​犯罪者ゆえ、彼の存在が正義か悪かと言ったら圧倒的に悪かとは思うのですが、多くの人の記憶に残る...

エイリアン4

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どうも、松本13です。今回は、『エイリアン4』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『エイリアン4』は、1997年のアメリカ合衆国のSF・アクション映画。主演はシガニー・ウィーバー。 【あらすじ】 死後200年、リプリーは軍の極秘実験によってクローンとして復活を遂げる。彼女の体内から摘出されたエイリアン・クイーンの繁殖が進む中、研究用宇宙船内で凶暴なエイリアンたちが脱走し凄惨な惨劇が始まる この映画、めちゃくちゃ好きな映画です。 他のエイリアン作品とはちょっと毛色が違う作品だったりしますが。 他の作品は基本的にSFホラーノリかと思いますが、今作についてはホラー要素は控えめ。 SFアクションくらいの感覚で見るのがちょうどいいんじゃないかと。 なんて言うと4作目で煮詰まったシリーズの飛び道具的作品と思われたり、ふわっとしたイメージで大味アクションみたいなノリの映画と思われがちですが。 確かに従来のエイリアンらしさのない映画ではあるかと思いますが、ただやけっぱちな飛び道具的映画というわけでもなく、これと言って大味というわけでもなく。 むしろストーリーについてはめちゃくちゃよくできているんですよね。世界観や設定についても同様。 これ以上のシリーズ出演に関しては難色を示していたリプリー役のシガニー・ウィーバーが、この脚本ならばと出演を承諾したのもうなずけます。 とにかくこの作品、前作までにはなかったちょっとした爽快感や気持ちよさみたいなものを味わえる作品でして。 これまでって良くも悪くも縛りプレイだったと思うんですよね。ろくな武器もなく基本戦術は逃げるか隠れるか。 ただ今作はそのような縛りは一切なし。攻めるところはゴリゴリに攻めていきます。 そんな痛快なシーンも多々ありつつも、ただ気持ちいいだけの映画ではなく、むしろめちゃくちゃ気持ち悪いゴアシーンについてはシリーズ屈指のボリューム。 これまたシリーズ屈指の某胸糞シーンなどもあったりと、エイリアンらしいエッセンスもたっぷりと含まれているんですよね。 その部分のバランスが本当に絶妙な作品でして。 ここまで思い切ったことをやっているにも関わらず、従来のシリーズとしての魅力も損なうことなく、なおかつ映画として抜群に面白いレベルに仕上げているって本当にすごいと思うんですよね。 特に今作をリアルタイムで見た当時は前...

サイクロンZ

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  どうも、松本13です。今回は、『サイクロンZ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『サイクロンZ』は1988年に公開された香港のアクション映画。監督はサモ・ハン・キンポー、主演はジャッキー・チェン。 【あらすじ】 弁護士のジャッキーは、水質汚染で工場を訴えている水産養殖場の弁護を引き受ける。勝ち目の薄い裁判を有利に進めるため、ジャッキーは友人を巻き込み、裏工作を画策する。しかし、計画を進める中で、工場側が裏で大規模な麻薬密造を行っているという恐ろしい真相が浮き彫りになり、巨大な悪の組織との闘いに巻き込まれていく…  この作品、ジャッキー映画としては第一に名前が上がる作品ではないかと思うのですが。 とはいえ内容はめちゃくちゃ面白い映画です。 ジャッキー映画の凄まじいところは、『プロジェクトA』や『ポリス・ストーリー』などのいわば1軍レギュラーが素晴らしいのはもちろんのこと、 控えも他だったらエース級の名作が揃っているところだと思うんですよね。 2軍はほとんどなし。 1軍レギュラーの名だたる名作に加え、他だったらエース級の実力のある控えという層の厚さ。 ジャッキー映画って本当に外れのないジャンルだと思うのですが。 なのでジャッキー映画を見たくてジャッキー・チェン主演作品を見れば肩透かしはほぼないのですが。 なのでこの作品の特性を語るには、この作品に何があるかというより、他の作品に比べて何がないかという部分を語った方が分かりやすいんじゃないかと。 この映画、基本的にはジャッキー映画としての最低限のノルマは全て果たしているのは間違いないかと思います。 ただサモ・ハン・キンポーやユン・ピョウの出番がかなり多いので、単独主演という感じはあまりしないかもしれません。 決死のスタントに関しても今作は控えめ。 とはいえそれは本気で命がけのスタントをやり、実際に生死の境を何度もさまよっている他のジャッキー映画に比べればであって。 今作単体で見たらアクション映画としての見所は十分かと思います。 プロ格闘家の攻撃をガチで受ける、「これ死んだんじゃ…?」みたいなシーンも多々ありますし。 戦う弁護士という他のジャッキー映画にはあまりない設定ではあるものの、法廷ドラマに関しては相当に大味な内容なのでその部分は期待しない方がいいかと。 ジャッキー・チェン...

オデュッセイア

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​どうも、松本13です。今回は『オデュッセイア』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『オデュッセイア』は、クリストファー・ノーランが脚本・製作・監督を務める、叙事詩的なファンタジー・アクション映画。主演はマット・デイモン。 【あらすじ】 トロイア戦争の英雄オデッセウスは、トロイア戦争の終結後、愛する妻と息子の待つ故郷イタカ島を目指して出航する。しかし、神々の怒りを買ってしまい、未知のモンスターや過酷な試練が待ち受ける長大な帰還の旅が始まる… ​個人的にクリストファー・ノーラン監督作品って、ダークナイト3部作までは大好きだったんですけど、それ以降は作品としては全然悪くはないものの、ちょっと個人的にはついていけないというのが正直なところでして。 ​『テネット』の冒頭で「理解することはあきらめろ」なんてセリフがありましたが、まさにその通りで、近年の作品も触れてはいるものの、理解することはもう諦めているんですよね。 ​ただ今作、神話もので巨人とのバトルシーンと思しきビジュアルもあったりと、「あれ?今回の作品は割と直感的に楽しめる作品なんじゃないか」と思ったのですが、実際に見てみると、いつもの3時間近い長尺の壮大で重厚な作品でした。 そりゃそうですよね。クリストファー・ノーランにちょっとした実写版魔界村なんて期待しちゃだめですよね。 ​それと今作、ギリシャ神話が元になっているので、そっち方面のそれなりの知識がないとちょっと分からない部分もあったり。 私のように教養が『モチモチの木』レベルで止まっていたりすると、ちょっとついていけない部分もあったりするんですよね。 ​そもそも今作、神話をもとにした叙事詩的作品なのですが、「叙事詩」って字が読めなかったですし。虫型怪獣がうじゃうじゃ出てきた時に「我が名はレギオン…」くらい言えるだけの教養がある人だと、また評価は違ってくるかと思うのですが。 ​個人的には、この手の映画ってできれば『300 〈スリーハンドレッド〉』か『グラディエーター』くらいのわかりやすさでやってくれたら助かるのですが。 ​とは言え、『インターステラー』や『テネット』などに比べれば特段難しい話ではなく、要所要所で神話上の生き物などとの戦いなどアクション要素もそれなりにあり、主演のマット・デイモンから、アン・ハサウェイ、トム・ホランド、ゼンデイヤ、...

新座頭市物語 笠間の血祭り

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どうも、松本13です。今回は『新座頭市物語 笠間の血祭り』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『新座頭市物語 笠間の血祭り』は、1973年4月21日に東宝が配給した時代劇映画。勝新太郎の代表作、座頭市シリーズの第25作目となる。 【あらすじ】 盲目の居合斬りの達人・座頭市は、常陸国笠間の地で幼馴染と再会する。しかし再会を喜んだのも束の間、笠間一帯は悪徳代官とやくざの不正・暴政に支配されており、市は巨大な陰謀へと巻き込まれていく… 長く続いていた劇場版『座頭市』最終作となる今作。16年後にもう1作だけ作られてはいるものの、第一作目から長く続いていた劇場版シリーズとしては、一旦今作にて区切りとなります。 正直、シリーズとしては今作、そこまで評価は高くない賛否両論な作品かと思うのですが、ただ「座頭市シリーズ」って日本のみならず世界で評価されるモンスター級の名作が多々あったりするシリーズ。そんなシリーズの最終作としては「ちょっと物足りない」と思うファンの気持ちもわからなくはないのですが。 とにかく、ここまであらゆるパターンは使い果たしていますし、他の作品のような「凄腕同士の一騎打ち」みたいな要素は今作にはありませんし。 とにかく一切隙がない名作、みたいな他の作品に比べると、ちょっと評価が伸び悩んでしまう部分はあるかもしれませんが、ただ単体で見るのであれば決して悪い作品ではないと思いますし、個人的には「これはこれで傑作なんじゃないかな」と。 確かに、スター俳優演じる凄腕用心棒との一騎打ちみたいな要素はないものの、多人数相手の大立ち回りの居合ラッシュみたいな、アクション映画としての見所は決して他の作品に劣らないかと思います。 座頭市が自分の生まれ故郷に帰る、みたいな要素は、これまで流浪の旅を続けてきたシリーズ最終作ならではだと思いますし。 まあ、そうやって帰った故郷が普通ではない状態なのですが、ただその部分のドラマが非常に面白くてですね。 この手の名作時代劇って「無難な内容の、言ってみればおじいちゃんと孫が一緒にテレビで見られるような」みたいなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、そのようなノリはテレビドラマの時代劇であって、この時代の劇場版って割とえぐい内容の時代劇が結構多いですからね。 座頭市に関しても同様で、「時代劇」と言うとちょっと敷居が高...

オオカミ狩り

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どうも、松本13です。今回は、『オオカミ狩り』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『オオカミ狩り』は、2022年に制作された韓国のバイオレンス・アクション映画。キム・ホンソン監督、ソ・イングク主演。 【あらすじ】 2022年にフィリピンで身柄を拘束された極悪犯罪者たちを、韓国・釜山港まで護送する大規模な計画(通称「オオカミ狩り」)が実行される。ベテラン刑事たちが護送官として同乗し、貨物船「フロンティア・タイタン号」は太平洋へと出航するが、凶悪犯パク・ジョンドゥをはじめとする囚人たちが船内で一斉に反乱を起こす。仲間や警察を巻き込んだ血で血を洗う暴動によって船上が占拠される中、事態は思わぬ方向へ動き出す… 囚人護送がなんやかんやで地獄絵図なこの映画、めちゃくちゃ面白かったです。 韓国の血みどろアクションやサスペンスのような映画が好きな人にとっては、これ以上ない作品なんじゃないかと。 本当にその手の映画に期待する要素のほとんどが詰まっている作品。 その部分のバランスがめちゃくちゃいいんですよね。 物足りなさは一切なく、かと言って見ていて疲れてしまうくらいの過剰さもなく。 この映画、ビジュアルやあらすじからある程度話の流れが読めそうだったりするのですが。 韓国映画ってそれなりの整合性を犠牲にしても、その部分の期待を全力で裏切ってくるきらいがあるかと思うのですが。 その部分についても今作は抜かりなし。本当に斜め上の展開の連続。 なので最後の最後までどうなるかが本当にわからないんですよね。 とはいえそこまで難解なことをやってはいないので、ちょっと分かりそうではあるのだけれど、だけど核心部分だけは絶妙にわからないみたいな、そんな感じでラストまで見れてしまうのはさすがだなと。 多分この手の映画、日本でやったら割とオチが読めてしまうと思うんですよね。 キャスティングの時点で誰が生き残るかみたいな部分、読めてしまったりするので。 ただ韓国って本当にイケメンであればあるほど、どえらい目にあったりすることが多いので本当に展開が読めないんですよね。 韓国映画っていつ何時誰が死んでもおかしくないみたいな、そういう部分の保証が一切ないので。 その部分の展開も見どころの一つかと。 そしてこの映画、流血表現が半端ないこと。 とにかくドバドバと血が出るんですよね。 そこに爽快感...

ザ・ランナー

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どうも、松本13です。 今回は『ザ・ランナー』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ザ・ランナー』は、2026年のイギリスのアクション・スリラー映画。主演はガル・ガドット。 【あらすじ】 弁護士のマイアは、朝のランニング中に息子を誘拐した男から電話を受ける。「走り続けろ、誰にも話すな」と命じられた彼女は、息子の命を救うため、犯人の危険な指示に従いロンドンの街を疾走し始める… ​何かと評価が甘くなりがちなAmazonでのレビューが異様なほどに低かったので、気になって鑑賞した今作。 ​脚本破綻系か、Amazonプライムなのでもしかしたらクソ吹き替え系の低評価かなと思ったのですが、全然そんなことはなく、作品としても全く問題なく普通に楽しめました。 ​タイトルの通り、子供を人質に取られたガル・ガドットがひたすらに走りまくるという今作。本当にめちゃくちゃ走らされてます。 ​ただひたすらに走り続けなければいけないという部分では、ちょっとしたシチュエーション・スリラー的でもあるかと思います。 ​というか、むしろ今作はシチュエーション・スリラー的観点で見るのが一番楽しめるんじゃないかと。 ​シチュエーション・スリラーって、良くも悪くもある程度の当たり外れは許容した上で見ると思うんですよね。 ​「ダメで当たり前」みたいな、「よかったら拾いもの」みたいな。それくらい寛容な視点で見る人が多いと思うのですが、今作もそのぐらいの視点で見れば、むしろ結構な拾いものなんじゃないかと。 ​ストーリーもわりとしっかりしていますし、最後の最後も結構しっかりと落ちますし。もちろん先読みできる部分もありますし、意外性があったかと言ったらちょっと微妙なところなので、決して秀逸なストーリーではないかと思うのですが。 ​とはいえ、シチュエーション・スリラーとしてはよく出来てるんじゃないかと。 ​逆に、それ以外を期待すると評価が伸び悩んでしまうかと思うのですが、そもそもガル・ガドットって『ワンダーウーマン』だったり『白雪姫』だったり、超絶大作に出まくっている俳優ですからね。 ​故に期待値が上がりすぎてしまった部分はあリますし、ただガル・ガドットの出演作品ってよくよく見てみると結構当たり外れが多いと思うんですよね。 ​そのくらいの感覚で見れば、今作は決して駄作ではないんじゃないかと。 ​それと...

名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜

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どうも、松本13です。今回は『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 〜史上最悪の2日間〜』は、2014年12月26日に『金曜ロードSHOW!』で放送されたテレビアニメ『名探偵コナン』のスペシャル番組。 【あらすじ】 銭湯で足を滑らせ気絶したコナンは、居合わせた怪しい2人組、殺し屋のコンドウと貧乏役者のタツに連れ去られてしまう。目を覚ましたコナンは、頭部打撲のショックで記憶喪失に。自分が何者かも分からぬまま、裏社会が絡む危険な計画に巻き込まれていく。一方、一向に帰らないコナンを心配した蘭と灰原も捜索を開始。消えたコナンの行方を追う中、事態は思わぬ方向へと動き出す… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。 とはいえ、名作揃いのコナンシリーズの中では、そこまで突出して評価が高い作品というわけではないかもしれませんが。 というよりこの作品、予備知識の有無によって評価が大きく変わってくる作品だと思うんですよね。 ちなみに今作は内田けんじ参加作品(今作は脚本を担当)。 そして内田けんじの代表作である実写映画『鍵泥棒のメソッド』の実質的な続編でもあるんですよね。 実写映画の続編をアニメでやる、しかもそれを国民的アニメの中でやるというのは、かなり珍しいパターンかと思います。 それが本当に大成功しているのが今作なんです。 まさに『鍵泥棒のメソッド』の続編として見るとめちゃくちゃ面白いんですよね。そこにコナンが絡んでくるという部分も含めて。 その設定を知っている人は知っているものの、そこまで大々的に知られているわけではないので、めちゃくちゃもったいないなと思うんですよね。 今作を手掛けた内田けんじのことは、個人的にめちゃくちゃ好きで、すごく信頼している監督なのですが。 本当にこの監督の撮る映画って、どれもめちゃくちゃ面白いんですよね。 大どんでん返し系のサスペンス映画が好きな人には、ゴリゴリにおすすめしたい監督だったりします。 大どんでん返し系サスペンスとして評価・知名度ともにトップクラスの作品と言ったら『ユージュアル・サスペクツ』かと思いますが、内田けんじ監督作品は『ユージュアル・サスペクツ』と並べても遜色ないくらいに素晴らしい作品なんですよね。 さすがに超えたとまで...

プリズナーズ

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どうも、松本13です。今回は、『プリズナーズ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】  『プリズナーズ』は、2013年のアメリカ合衆国のクライムドラマ映画。監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ、出演はヒュー・ジャックマン、ジェイク・ジレンホールなど。 【あらすじ】  感謝祭の日、ドーヴァー家とバーチ家が集い穏やかな時間を過ごしていたところ、幼い娘二人(アナとジョイ)が突然姿を消してしまう。直前に近くで目撃された怪しいキャンピングカーの運転手が拘束されるが… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。 サスペンス映画としては相当に良くできた映画なんじゃないかと。 主演はヒュー・ジャックマン、刑事役はジェイク・ジレンホール、容疑者役はポール・ダノ。 もうこのキャストの時点で勝ち確定だと思うんですよね。勝ちどころか優勝と言ってもいいくらいの豪華キャスト。 このキャストで、このビジュアルで、しかもジャンルはサスペンスって、もうその時点で名作フラグが立ちまくっているかと思います。 そこまでの期待を持って見てみても全く肩透かし感はなく、本当に大満足でした。 あらすじを見ればわかる通り、決して明るく楽しい話ではないのですが。 サスペンスならではのじめっとした感じはもう存分に味わえるかと。 2時間半のかなり長尺な作品にも関わらず、全くダレることも退屈することもなく最後の最後まで夢中になって見てしまいました。 サスペンス映画においての大どんでん返しって定番要素ではあると思うのですが、この映画、意外とそういう要素は控えめなんですよね。 大どんでん返しというより、最後の最後まで真相が分からないみたいな。 その部分が本当にめちゃくちゃ面白いんですよね。 大どんでん返し系のサスペンスは数あれど、この手のサスペンスってあまりないと思うので、そういう意味でもかなりおすすめだったりします。 とにかくサスペンス映画としては一度見ておいても損はない作品かと思います。 というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

スーパーガール

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​どうも、松本13です。今回は『スーパーガール』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スーパーガール』は、2026年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。DCスタジオが展開する「DCユニバース(DCU)」シリーズの映画第2作目。 【あらすじ】 故郷を失ったトラウマから気ままな宇宙旅行を続けていたカーラ(スーパーガール)。誕生日を祝う旅の途中で謎の敵クレムの襲撃を受け、愛犬クリプトが毒に侵されてしまう。愛犬を救う解毒剤を求め、彼女は危険な追跡の旅へ出る… ​ジェームズ・ガン率いる(今作は「制作」にて参加)DCUの『スーパーマン』に続く2作目となる今作。概ね好意的に受け止められている印象ではあるものの、賛否両論寄りな印象があります。どちらにしても、問答無用の大成功とはいかなかった模様。 ​ただ、個人的にはめちゃくちゃ楽しめました。ジェームズ・ガンって『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも『ザ・スーサイド・スクワッド』でもそうでしたが、アウトローを描くのがめちゃくちゃうまいですからね。 ​スーパーマンはどちらかというと直球ヒーロー映画だったと思うのですが、スーパーガールの方はジェームズ・ガンお得意の、ちょっとアウトロー寄りな作風だったりします。 ​スーパーマンの従兄妹ではありますが、スーパーガールは清廉潔白なスーパーマンに比べると、ちょっとやさぐれているんですよね。 ​スーパーマンは故郷の星が滅ぶ前に脱出をしましたが、スーパーガールは故郷の星が滅び、家族が死んでいくのを見ながら育ったので、性格もかなり違うんですよね。 ​その部分の違いが非常に絶妙でして。ただ、スーパーガールも正義の心がないわけじゃないんですよね。 ​ただスーパーマンほどまっすぐじゃなく、だいたい酔っ払っていて腰を上げるのがいちいち重い、みたいな。なんか親戚に1人はいるおっちゃんみたいな感じのキャラがこれまた絶妙なんですが。 ​そしてお堅い新聞社勤めのスーパーマンと違い、スーパーガールは酒も飲むしクラブも行くしの自由人。 ​そういうタイプなので、スーパーマンからもらったちょっとダサいスーツも頑なに着ない。 ​そんな彼女がいかにしてあのダサいスーツを着て正義のために立ち上がるのか、みたいなのが今作の見どころでして。 ​​確かにスーパーマンのような直球路線ではないので、賛否両論になっ...

グレイ・ミッション

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どうも、松本13です。今回は『グレイ・ミッション』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『グレイ・ミッション』は、2026年制作のアメリカ合衆国・イギリスのアクション映画。ガイ・リッチー監督、ヘンリー・カヴィル、ジェイク・ジレンホール主演。 【あらすじ】 元特殊部隊員のシドとブロンコは、法で裁けぬ闇の犯罪から奪われた巨額の資金を取り戻す非公式任務に就く。彼らは手段を選ばず標的を追い詰めるが、成功直前で標的が思わぬ反撃に打って出る… ​特殊部隊上がりの凄腕二人組が、独裁者相手にドンパチやり合うという今作。 ​凄腕2人組を演じるのはヘンリー・カヴィルとジェイク・ギレンホールという、もはやその時点で勝ち確定な布陣なのですが、ただ監督がガイ・リッチーなんですよね。 ​今作、映像作品のクオリティとしては非常に高く、現状でも十分高く評価されていると思うので、私のような小物が何を言っても何の影響もないと思うので言ってしまうと、個人的にはガイ・リッチーの映画ってちょっと苦手なんですよね。 ​映像作品としてはどの作品も素晴らしいと思うのですが、ただなんかいまいち私のような偏った趣味の人間のツボに刺さらないというか。 ​逆に言うと、マニア向けなアクの強さがないので、とても見やすい作品ではあると思うんですよね。 ​今作についてもちょっとスマートすぎちゃって、個人的にはもう少しアクの強さとはっちゃけた部分が欲しかったというのが本音です。 ​めちゃくちゃ甘ったるいミートソースが食べたかったのに、トマトソースのパスタが出てきたみたいな。 ​ガイ・リッチーの映画って、毎回そんな感じの味付けなんですよね。 ​めちゃくちゃ味塩コショウが欲しいのに、クレイジーソルトで味付けされたみたいな。 マコーミックのドレッシングぶっかけたいのにオリーブオイルと塩だけで味付けみたいな。 ​今作もそんなガイ・リッチー・クオリティ全開のめちゃくちゃカプリチョーザな作品なので、私のように駄菓子屋のペペロンチーノのようなノリで見ると、かなり肩透かしを食らってしまう作品ではあるかと思います。 ​ただ、カプリチョーザの気分で見るのであれば全然悪い作品ではありませんし、ガイ・リッチー特有のスマートさというのは、多くの人にとってはデメリットではなくメリットと言える部分ですので、私のようにあらぬ方向に期待しないの...

『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の予習15作が多すぎる問題と、個人的に推したい映画たち

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どうも、松本13です。今回は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の予習で観るべき15作品についてです。 少し前にDisney+で『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の予習で見るべき15作品が発表され、世界中から壮大なツッコミが入りました。 その少し前にマーベル・スタジオから「『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』と続編の間に作品は公開しない」「量より質」という宣言がなされ、世間のマーベル疲れが「ようやく分かってきたか」と思った矢先に、全部で42時間・15作品の予習をしろだなんて全然分かっていなくて、「そういうとこだぞ」と思ってしまったのですが。 それに加え、マルチバース設定ゆえにMCU以外の作品にまで予習の範囲が広がったって、本当に本末転倒なんじゃないかと思うのですが。 それに加え、予習で見る15作品についても続編ものが多く、それを理解するのにもさらなる予習が必要という、全く実用性のない15作品となってしまっている感が否めないのですが。 ひとまず個人的におすすめしたいのは、予備知識なしで単体で見ることができる『X-MEN』『X-MEN2』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『ザ・ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』あたりかなと。 キャプテン・アメリカはMCUのオリジン的作品ですし、X-MENは実写化アメコミ映画のパイオニア的存在なので、見ておいて損はないかと。 X-MENの成功がなかったら、後のMCUもDCUもありませんでしたからね。 ちなみに、同年代に公開され同じく実写化アメコミ映画の立役者となった『スパイダーマン』がまさかのマルチバース客演を果たす『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』も、個人的にはおすすめです。それなりの予備知識は必要であるものの、歴代スパイダーマンの何かしらを見ていれば盛り上がれる要素が多々ある超絶傑作ですので。 ちなみに全然関係ありませんが、X-MENとスパイダーマンに加え、アメコミ実写映画の立役者となった作品に『ブレイド』があります。 MCUとして「リブートするする」と何年も言い続け、引っ張りに引っ張った挙句、つい最近ついにポシャってしまった不遇な作品ではあるのですが、オリジンである3部作もめちゃくちゃ面白いので、個人的にはめちゃくちゃおすすめです。 ついでに『アンダーワー...

アウェイク

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どうも、松本13です。今回は『アウェイク』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『アウェイク』は、2007年のアメリカ映画。実際の医療現場でも起きることのある術中覚醒をモチーフとしている。 【あらすじ】 心臓病を抱える青年クレイトンは、待望の移植手術に臨む。しかし全身麻酔中、身体は動かないまま意識だけが醒めてしまう「術中覚醒」に陥る。激痛に耐える中、彼は執刀医らの恐ろしい企みを知ってしまう… 手術中に目が覚めるという地獄のシチュエーションスリラーであるこの映画、めちゃくちゃ面白かったです。 大味なB級映画が好きな人には激しくおすすめの作品。 逆にそれ以外のスタンスで見ると、ちょっと残念な気分を味わってしまうかもしれませんが、視聴スタンスさえ間違いなければめちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 手術中に麻酔から覚めてしまうも体が動かない、しかし感覚はあるという地獄のシチュエーションが特徴的な今作。 主人公が麻酔で動けない肉体に閉じ込められているゆえ、ちょっとしたシチュエーションスリラーや密室ホラーのような状態になってしまっていたりします。 麻酔で動けないという状態でのシチュエーションスリラーって、めちゃくちゃ面白いと思うんですよね。 意識はない(体は動かない)状態ながら心の声は聞こえるような演出になっていて、手術でザクザク肉体を切り刻まれながら、見た目は意識を失っているのに心の声では絶叫しているような、そんなシーンが妙にシュールでめちゃくちゃ笑えたり。 そこから一転した大どんでん返し系のサスペンス展開は、かなり見事です。 シビアに見ればツッコミどころは多々あるものの、設定や登場人物の全てをめちゃくちゃうまく使っているところは、個人的にかなり評価したいポイントです。 それらを綺麗に使い切って、最後の最後は綺麗にオチがつくので。 普通のサスペンス映画として見たら色々とツッコミどころが豊富だと思いますが、シチュエーションスリラー系の作品として見たらめちゃくちゃ楽しめるかと思います。 シチュエーションスリラーって、良くも悪くもB級だったりツッコミどころが多々あったりがデフォルトな、香ばしい作品が多いですしね。 この作品はそのくらいのスタンスで見るのがいいんじゃないかなと。 この映画に過剰に期待しすぎてしまったが故の低評価、という意見も分からなくはないのです...

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