ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
どうも、松本13です。今回は、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、2024年公開のアメリカ合衆国のスリラー映画。2019年の映画『ジョーカー』の続編。
【あらすじ】
5人を殺害し勾留中のアーサー・フレック。ある日、音楽療法のプログラムを受けていた彼は、そこで謎めいた女性リーと出会う。彼女との交流をきっかけに、アーサーの中で抑え込まれていた狂気が再び暴走を始める…
この映画、それこそ映画史に残るレベルの大爆死をかました映画かと思うのですが。
興行的な失敗の規模についてはともかく、批評面での前作からの落差については、本当に映画史に残るレベルなんじゃないかと。
しかもこの映画、実際に公開されるまでは名作フラグしか立っていなかったと思うんですよね。
監督やキャスト変更などの良からぬフラグもなく、むしろ多くの人が前作以上の名作であると信じて疑わなかったと思うのですよね。
私自身、ジョーカーの続編でレディー・ガガがハーレイ・クインを演じると聞いた時は、これはとんでもない映画になるぞと思いました。
それこそ『ターミネーター2』レベルの名作続編が爆誕するんじゃないかと。
実際それくらいの期待値を持って今作を見た人は相当に多かったと思うんですよね。
ただ本当に幸運なことに日本公開については全米よりかなり遅い時期だったゆえ、日本公開時にはすでにこの映画の香ばしさが伝わってきていたんですよね。
この映画、本当に予備知識なして見たら、それこそ映画史に残るレベルの大爆死映画となったかと思うのですが、ただ相当にアレな内容という予備知識を持ってみると、むしろかなりの傑作なんじゃないかと。
この映画、本当に否定する人の気持ちはめちゃくちゃわかるんですよね。
私も予備知識なしで、従来の期待値でこの映画を見たら絶対に、「駄作として見れば傑作」みたいな逆張りじみた評価はできなかったと思いますし。
ただ本当にシャレにならんレベルの駄作くらいの感覚で見るとこの映画、めちゃくちゃ面白いと思うんですよね。
そもそもDC映画って、名作もかなり多いのだけれど、近年の作品においてはそれ以上に駄作も相当に量産されていまして。
DC映画をそれなりに見ている人ならば、駄作への耐性って相当についてると思うんですよね。
その部分を踏まえて駄作を前提に見てみると普通に面白い映画だったりします。
これよりひどい映画ってめちゃくちゃありますからね。
とにかくこの映画、予備知識なしで見たらとても冷静ではいられないくらいの内容かと思うのですが。
ただある程度予備知識を持った上で見てみると全然悪い映画ではないかと思います。
そしてこの映画を見終わった後に、冷静によくよく考えてみると、この映画って本当に悪い冗談みたいな映画だと思うんですよね。
ただそれ以前に、よくよく考えてみればジョーカーの映画が数々の映画賞を受賞し、あらゆる方面から大絶賛された前作の方が悪い冗談という見方もできなくはないと思うのですよね。
弱者の代弁者みたいな、負け犬のヒーローみたいな、そういう持ち上げられ方を映画の中でも外でもされていましたし。
ジョーカー当人からしたらそっちの方が悪い冗談だと思うんですよね。
そういう意味ではこの映画、そのような評価に対しての最高の皮肉と言うか、見方によってはアンチテーゼとも取れると思うんですよね。
前作でそれこそ映画史に残るレベルの大傑作を作り、その続編で世界中を大いに期待させた挙句、最低な形で裏切るって、まさにジョーカーそのものだよなと。
ジョーカーってそういうことめちゃくちゃやりそうですからね。
今作、そういう見方をすると果てしなく考察が捗るし、めちゃくちゃ面白い映画だと思うんですよね。
本当にこの映画を見た後に冷静に考えてみると、私がふわっと望んだターミネーター2レベルの名作とか。
ジョーカーとハーレイ・クインのちょっとした『ナチュラル・ボーン・キラーズ』とか、そっちの方がよくよく考えたらおかしいよなと。
とはいえそれらは本当にこの映画がシャレにならんレベルにぶっ叩かれていると事前に情報を仕入れられたからそう思えるのであって。
事前情報なしに劇場での鑑賞時に裏切られていたら、私としても絶対に上述のような評価はできなかったでしょうし、本当に10年くらいは怒りが収まらなかったかと思うのですが。
ただ幸運なことに日本公開はそれらの悪評が聞こえてきた後のことなので、楽しむ余地はいくらでもあると思うのですよね。
何も知らずにこの映画を見てしまったら本当にシャレにならんレベルの駄作かもしれませんが、ただ駄作との前提で見るのであればむしろ結構な傑作なんじゃないかと。
ジョーカーというキャラクターの受け止め方や解釈によって、それぞれのジョーカー観によって様々な感想が持てる点は本当に面白いと思うんですよね。
そういう意味ではこの映画、めちゃくちゃオススメだったりします。
本当に事前情報ありきでこの映画を観れるってめちゃくちゃ幸運なことだと思うんですよね。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。