スポーン
どうも、松本13です。今回は映画、『スポーン』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『スポーン』は1997年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。同名コミックを原作とした実写作品である。
【あらすじ】
CIAの特殊工作員アル・シモンズは、上司の裏切りにあい、任務中に惨殺される。やがて地獄に墜ちたシモンズは、最愛の妻に会いたい一心で闇の支配者マレボルギアとある契約を交わす…
この映画は世界中で大コケした映画として有名です。評価もかなり低め。
ただ個人的にはとても好きな作品です。
大コケした低評価映画ですが、かと言ってストーリーに問題があるというわけでもなく、作品として致命的な欠陥があるというわけでもありません。
ただ作中のCGの一部が相当に安っぽい部分は問題かと思いますが。
1997年公開という部分を考慮してもかなりひどい出来のCGです。
ただその一部のCGを除くと、それ以外の部分でのCGはむしろ今見てもそこまで違和感を感じないレベルに素晴らしい出来だったりします。
実際この映画の公開当時は「脅威の映像マジック」みたいな触れ込みで特集が組まれたりしていましたし。脅威の映像マジックという表現自体に今や時代を感じてしまいますが。
この映画の公開された1997年はまだアメコミ映画というジャンルが今ほど確立されていない時代です。
もちろんまだMCUもDCEUもありません。
現代のようなアメコミ映画の礎となったのは、おそらく2000年に公開された『X-MEN』だと思うのですが、そんなX-MENが公開するまでは、アメコミ映画というのは今ほど強力なコンテンツではなかったかと思います。
一般的に知られているヒーローはスーパーマンとバットマンくらい。
2002年にサム・ライミ版の『スパイダーマン』が公開されるまでは、スパイダーマンですらそこまで広く知られたヒーローではなかった気がします。
スポーンという映画が受け入れられなかったのはそんな時代背景もあるかなと。
スポーンはあまり子供向けではないダークヒーローなのですが、当時はダークヒーローという概念も今ほどはっきりと出来上がっていなかったと思いますし。
それゆえに明るく楽しいアメコミ映画だと思って見てみたら全然内容が違ったみたいな低評価も結構多かったと思います。
漫画原作のヒーローものだからと間違って子供に見せてしまうなんて事故もそれなりにあったかと思います。
スポーンも他のアメコミヒーロー同様、広く知られてはいませんでしたが、しかし当時、一部の子供の間でスポーンというのは多少知名度のあるヒーローではありました。
当時スポーンのフィギュアがとても流行っていたんですよね。
とはいえ売っている場所だって相当に限られていますし、値段だって子供が気軽に手を出せるものでもありません。
なので実際にスポーンのフィギュアを持っている子供は私の周囲にはいませんでした。とはいえアメリカでスポーンという漫画がとても流行しており、そのフィギュアもとても流行しているくらいの話は伝わってきてはいました。
スポーンのコミックを売っている本屋なんて皆無でしたし、映像作品についても同様でした。
ちょっと尖った感じの雑貨屋でショーケースの中に入ったフィギュアを見るくらい。
そんな時にちょうど実写化映画ということで、公開前は相当に盛り上がっていたと思います。
ただあの当時の日本で、実際のスポーンを知っていた人というのはあまりいなかったと思うんですよね。
大コケと低評価の原因はその部分にあるんじゃないかと個人的には思うのですが。
実際私も子供の頃見た時はそこまで夢中になれるほどではありませんでした。
内容が子供向けではないため、リアルタイムでは見せてもらえなかったので、私が実際にこの映画を見たのはそれから数年経って多少成長してからですが。
ただ大人になってから見ると、この映画めちゃくちゃ面白いんですよね。
シリーズ序章となる部分の話なので、若干話が地味に感じられてしまう部分もあるのですが。
とはいえ見せ場はしっかりありますし、これ以上の内容を詰め込んだら詰め込んだらで、内容が崩壊してしまった可能性もありますし。
そんなこんなな事情や時代背景もあっての大コケと低評価だったのですが、ダークヒーローというジャンルがしっかりと確立された今の感覚で見たらかなり面白いんじゃないかと思います。
少なくとも当時ほど極端な低評価にはならないんじゃないかと。
前述のようなCGの粗さや作中の不快描写など、好みが分かれる部分も多々ある映画ですが、ただ好きな人にはかなりぶっ刺さるタイプの映画かと思います。
今はマニアでなくとも大人がアメコミ映画を見ることは普通ですし、その手の映画が必ずしも明るく楽しいものではないということも知られていますし。
昨今のDCのようなダークな世界観の作品も多々あったり、『ザ・ボーイズ』のような過激さを極めたある種アンチテーゼの塊のような作品も多々あったりする時代なので、当時ほど拒絶反応を示す人もいないんじゃないかと思いますし。
不快描写の多いダークヒーローものなので、好き嫌いは分かれるかとは思いますが、ただ駄作でないことは間違いないかと思います。
世界中で大コケした低評価映画と聞くとそれこそ駄作だと思われがちですし、実際未だに一部では駄作のレッテルを貼られたままの作品かとは思うのですが、内容は本当にそんなことは全くないので、気になる方は是非一度見てみてください。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。