ザ・フラッシュ
どうも、松本13です。今回は、『ザ・フラッシュ』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ザ・フラッシュ』は、DCコミックスの同名のキャラクターをベースにしたアメリカのスーパーヒーロー映画。主演はエズラ・ミラー。
【あらすじ】
ジャスティス・リーグのフラッシュことバリー・アレンは偶発的に見つけた時間を遡る能力によって、母の死を回避する事に成功する。しかしその影響で様々な物事が変化し、挙句の果てに自分の能力を失ってしまう…
この映画、めちゃくちゃ面白かったです。
アメコミヒーロー映画としてはもちろんのこと、マルチバースものとしても本当に最高の出来だったんじゃないかと。
人によっては多少物足りなさを感じる部分はあるかもしれませんが、とはいえ評価は概ね好評。絶賛の声も多数。
前評判にしても公開後のユーザーレビューにしても、ここまで好意的に迎えられたDCエクステンデットユニバース作品というのはないんじゃないかと。
この映画、フラッシュの設定的に決して明るく楽しい話ではないのですが、とはいえこれまでのDCEU作品に比べると大分明るく軽いノリ。
しかも何かしらの作品を予習しなくてもこの作品単品で楽しめます。
クロスオーバーやら何やらで何かと複雑になりがちな一見さんお断り仕様のここ数年のアメコミ映画としては、かなりとっつきやすい作品だと思います。
もちろんこれまでの作品を見ていないとちょっとわけがわからない部分もあったりしますが、
とはいえアメコミ映画って単品映画でも原作を知らないとちょっとわからない部分もあったりするのが普通だと思うので、
そのような部分も、アメコミ映画としては許容範囲内ではないかと。
それより何よりこの映画と言ったらマイケル・キートンのバットマン。
これに尽きるかと思います。
最近のアメコミ映画には興味ないのだけれど、ただ昔好きだったマイケル・キートンのバットマンが出るから、という理由でこの作品を見た人も結構多いんじゃないかと思います。
そういう意味でもこの映画の果たした役割ってかなり大きかったと思うのですが、ただそれが数字に反映されてるかと言ったら微妙なところ。
興行的に爆死との報道も出ていましたし、その真偽は分かりませんが、少なくとも成功はしていない模様。
それって多分、実際に見た人の多くは絶賛しているけど、そもそも見に行くことすらしなかった、興味すら持たなかった人が相当数いるということなのだと思うのですが。
興行成績という現実的な数字を目の前にして、ふと冷静になって考えてみると、マイケル・キートンのバットマンで盛り上がれる人って、そこまで多くはないんじゃないだろうか?なんて思ったり。
その盛り上がりの渦中にいた私としては全然気づかなかったのですが。
確かに世代によってはマイケル・キートンのバットマンと言われても、いまいちピンと来ないかと思います。
映画も今から30年以上前の映画ですし。
そうやって考えると、確かにこの映画の興行成績が振るわなかったのも頷けます。
マイケル・キートンのバットマンという要素で盛り上がれなかったとしたら、スーパーガールにしてもスーパーマンほどの訴求力は無いと思いますし、フラッシュについても演じるエズラ・ミラーの私生活の問題などでマイナスイメージを持っている人もいるかと思います。
実際その部分を理由にこの映画をボイコットしたという声もそれなりに聞かれましたし。
私個人としても、エズラ・ミラーのフラッシュについては、意識して考えないようにしないと、ちょっと色々考えてしまう部分もあったりします。
私生活の面は別としても、過去の出演作品のイメージが強烈すぎて、どうしてもスーパーヒーローとは見れなかったりするんですよね。
エズラ・ミラーって世界観的には圧倒的に『THE BATMAN』寄りだと思うんですよね。
そうやって冷静に考えてみると、この映画の興行成績が振るわなかったのも頷けるのですが。
確かに自分の興味のないジャンルで過去の登場人物が出てきたりしても全然盛り上がらないですしね。
とはいえこの映画、実際に見てみればとても面白い映画なんですよね
マイケル・キートンのバットマン云々を抜きにしても普通に楽しめる作品。
多くの人が見たかった『ジャスティスリーグ』って多分こんな感じだったと思うんですよね。
この映画がもしあと数年早く公開されていたとしたら、DCEUの未来も変わっていたんじゃないかと。
少なくとも打ち切りエンドにはならなかったんじゃないかと。
コロナとかキャストの私生活に関する問題とか致し方ない部分もあったりするのですが、内容がとても素晴らしいだけに、もしそれらがなかったら…と考えずにはいられないんですよね。
スケジュール通り公開されていたのなら今よりも多くの人の目に触れることができたでしょうし。
逆に考えるとここまでの作品が興行的に失敗してしまうのですから、DCEUが打ち切りとなるのもまあ仕方がないんじゃないかと。
そういう惜しい部分は多々あるものの、作品としては本当に素晴らしいですし、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に続き、映画においてのマルチバースという概念を切り開いたこの作品の役割って決して小さくはないと思います。
個人的に映画としてはもう最高に楽しめましたし、そんな自分と世間一般とのアメコミ映画に関する温度差というか、現実とのギャップに気づくことができたというのも、ある意味貴重な経験でした。
マーベルにしてもDCにしても、アメコミ映画って日本ではマイナーではないにせよ、そこまで誰でも普通に知っているものでもないんですよね。
自分がそのムーブメントの渦中にいると本当にわからないのですが。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。