ヴェノム:ザ・ラストダンス
どうも、松本13です。今回は、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は、マーベル・コミックスのキャラクター『ヴェノム』をベースにした、2024年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。『ヴェノム』(2018年)シリーズの3作目であり、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の5作目となる。
【あらすじ】
エディ・ブロックと、彼の身体に寄生する地球外生命体シンビオートのヴェノムは、カーネイジとの戦いでパトリック・マリガン刑事の殺害容疑をかけられ追われる身となり、当てもなく放浪していた。エディは自らの無実を証明するため、ニューヨークへ向かうことを決意する…
この映画、一般的な評価についてはいまいちパッとしない印象の作品ですが、個人的にも同様の評価です。
とはいえ個人的にはヴェノムというキャラクターも、主演のトム・ハーディも大好きなので、ヴェノムとトム・ハーディがいちゃこらしてるだけで大満足だったりするのですが。
ただ今作はいまいちパッとしないソニー ズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)という、そもそもその呼称すらあまり知っている人がいない、クロスオーバーシリーズの一環でして。
そもそもSSUって、スパイダーマンの名を冠していながらスパイダーマンが出ないというかなり微妙なシリーズでして。
実際シリーズのほとんどの作品がコケるか酷評されるかみたいなかなり悲惨な状態だと思うのですが。
そんな微妙なシリーズの中で唯一それなりの成功を収め、シリーズをけん引する役割を担っていたのがヴェノムだったわけでして。
そういう部分も含めるとちょっとこの作品は弱いかなと。
それに加え今作はヴェノムシリーズの完結編なので、どうしてもシリーズが終わってしまう寂しさゆえに評価がマイナス方面に触れがちだと思うんですよね。
そういう諸々を含めるとちょっと微妙な評価になってしまいがちなのですが、ただ作品単体で見るのならそこまで悪くはないんじゃないかと。
クロスオーバー要素がちょっとノイズになってしまっている部分はあるかと思いますが、とはいえ大味アメコミ映画くらいの感覚で見るのなら結構楽しめるんじゃないかと。
個人的にヴェノムシリーズはとても好きなので、ひとまず綺麗な形で完結したという部分については評価したいところです。
昨今、非常に香ばしい状況にあるアメコミ映画においては打ち切りエンドや爆散エンドなんて可能性も大いにあったわけでして。
それと個人的にはMCUのフェーズ3終了後の虚無感と、地獄のようなフェーズ4、そしていまいちぱっとしないDCEUやSSUなど、アメコミ映画シーンが黄金期を過ぎた後の数年間の空白期間を救ってくれたみたいな、ちょっとした恩義を感じていたりもします。
それとこれまで決して誰もが知る存在ではなかったヴェノムというヴィランを、かなりメジャーなものにしたという功績も多々あると思うんですよね。
実際実写化映画においては『スパイダーマン3』のトビー・マグワイア演じる、「あの」とんでもない狼藉が、「あの」中2仕草がヴェノムだったわけでして。
作品自体も相当に痛々しく、興行成績も評価も散々だった故に、それと一緒に封印されてしまっているみたいな、かなり微妙な状態だったヴェノムを、マーベル屈指の名ヴィランくらいにまで押し上げた功績は本当に評価されてしかるべきかと。
かなり間接的ではあるものの、MCUやスパイダーマンとのクロスオーバーも実現しましたし、本当にシリーズとしてはよくやった方なんじゃないかと。
そういう部分も含め、個人的にはかなり評価したいですし、お疲れ様と言いたいです。
なので個人的な思い入れや評価点は多々あるものの、ヴェノムシリーズの予備知識に加え、SSUに関する予備知識とMCUに関する予備知識がないと楽しめない部分もあり、それを持ってしてもそこまでの傑作とはならないという部分を考慮すると評価が微妙になってしまう部分は仕方がないかなとは思うのですが。
ただそれらの難点を踏まえた上で、ある程度寛容なスタンスで見るのであれば一度は見ておいても損はない作品かと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。