スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ



どうも、松本13です。今回は『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、2026年のアメリカのスーパーヒーロー映画。シリーズ4作目、MCUとしては38作目となる。


【あらすじ】

ドクター・ストレンジの魔術によって、全世界の人々からピーター・パーカーに関する記憶が消されてから数年後、ピーターはニューヨークで一人暮らしをしながら、スパイダーマンとして自警活動を行っていた。しかし、新たな敵の出現により、再び自分の大切な人々に危機が訪れようとしていた…


​近年、一部では没落が囁かれており、いまいちパッとしない印象のあるMCU。そんなシリーズの最後の砦と言っても過言ではないスパイダーマン最新作。

​多少の賛否はあれど、シリーズ全ての作品で成功を収めてきたMCUの優等生ですが、今回もしっかり傑作クオリティに仕上がっています。

​何かと予習復習が必要なMCUですが、今作は予備知識がなくても楽しめる作品。

​ただ最低限、「スパイダーマン=ピーター・パーカー」ということが世界に知られてしまったので、それをなかったことにするために魔術師ドクター・ストレンジの力を借りて、親友や恋人を含む全ての人々の記憶から自分の存在を消してもらった、とてつもなく孤独な状態から、はいスタート……という部分は事前に知っておいて損はないんじゃないかと。

​じゃあ今作は結局「みんなの記憶が戻ってハッピーエンド」という展開を、おそらく多くの人が予想するかと思うのですが、

​その部分も含めたストーリーも、今作は非常に秀逸にできていまして。

​それに加え、パニッシャーやハルクなど、客演する他のMCUシリーズの人選もこれまたかなり秀逸でして。

​特に今作でスパイダーマンの実質的な相棒を務めるのがパニッシャー。

​個人的にもパニッシャーってマーベル屈指の名キャラだと思っていまして。

​スーパーパワーのない一般人なのに、ヤムチャ的立ち位置になることのない脳筋ゴリラ的存在感や、ピーター・パーカーとの関係性などはかなりの見どころ。

​トニー・スタークしかり、今作のパニッシャーしかり、やさぐれたおっさんに何かと気に入られる人たらしな可愛げみたいな部分って、歴代のスパイダーマンにはないトム・ホランド版スパイダーマンならではの魅力かと思うんですよね。

​お互いに抱く正義は全く違うものながら、大切な人を失ったという同じ傷を持つ二人がなんやかんやあって巨悪に立ち向かうことになるのですが、

​何かと壮大になりがちなMCU。今作の敵も相当にやばいやつではあるものの、基本的にはニューヨークが舞台のこじんまりとした作品でして、本来の「親愛なる隣人」スパイダーマンの基本路線を踏襲しています。

​前作でマルチバース全開となっておきながら、今作のようなミニマルな設定に戻すことができたのはかなりすごいことだと思うんですよね。

​しかも、しっかりと面白い。

​前作の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』も個人的には相当な傑作だったと思うのですが、​あれって歴代スパイダーマンとヴィランが登場するという夢の共演もあっての評価かと思います。

​そのような作品の後に、前作のような飛び道具なしの比較的ミニマルな作品で、前作に見劣りしないクオリティの作品に仕上げるって、本当にかなりすごいことだと思うんですよね。

​とにかく今作、予備知識無しでも十分に楽しめる作品。

​先述した通り無駄に壮大になりすぎない、ちょうどいい規模のストーリーながら、決してライトというわけではないんですよね。

​むしろかなりハードな部分もあったりと、重すぎず軽すぎずな、その部分のバランスも非常に秀逸だと思うんですよね。

​とにかく、これまで外しに外してきたMCU作品の反面教師のような作品。昨今の「予習復習必須」なMCU作品って、気軽に人におすすめできるものではなかったりするのですが、今作に関しては全方位におすすめできる作品かと思います。

これまでも、​作品自体は素晴らしいものが多かったものの、何かとやらかして微妙なところで打ち切られてきたスパイダーマンシリーズとしては最長の4作目が、とても素晴らしい形で成功したという部分に関しては素直に喜んでもいいと思うんですよね。

​よほどのことがなければ、このまま5作目も作られそうですし。

​ということで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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