クソ映画検証30『白雪姫』



どうも、松本13です。

今回は、クソ映画検証、『白雪姫』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『白雪姫』は、2025年のアメリカ合衆国のミュージカル・ファンタジー映画。ウォルト・ディズニーによる『白雪姫』(1937年)を実写で再構築した作品である。


【あらすじ】

善良な国王と王妃は、雪の降る日に生まれた娘に「白雪姫」と名付け、その誕生を祝う。数年後、王妃は病に倒れて亡くなり、後妻となった継母にその美しさを妬まれ命を狙われた白雪姫は逃げ込んだ森で、七人の小人と暮らし始める…


ディズニー映画史に残る大赤字と大炎上騒動を巻き起こした今作。


興行的にも批評的にも、シャレにならないレベルに低い作品なのですが、ただ作品自体の出来はそこまで悪くないんですよね。


実写化作品ゆえ、賛否はそれなりにあるかと思いますが、キャスティングについても、決して最悪ではないんじゃないかと。


白雪姫役にしても、パッと見、「コレジャナイ感」はあったりするのですが、見慣れてくると、これはこれでアリなんじゃないかと思えてきたりもしますし。


ただ作品として悪くはないものの、決して素晴らしいとは言えない出来でして。


ミュージカル シーンも他作に比べると決して素晴らしいとは言えない出来、脚本についても明らかに難ありの部分が多々あったり。


あらゆる方面に大金じゃぶじゃぶ使ったディズニー映画としては、かなり微妙な作品なのではないかと。


ただ、良ければ良作、普通に見れば凡作、否定的な目線で見ても駄作くらいの作品。


決してクソ映画とまではいかないかなと。


映画としての最終防衛ラインはしっかり守っているんですよね。その部分はさすがディズニー。


じゃあなんでこの映画がこんな悲惨なことになっているかと言ったら、公開前の様々な騒動で、尋常ではないレベルにマイナスのバイアスがかかっていたからだと思うんですよね。


私はそれらの騒動とは距離を置いていましたし、ディズニー作品に関しても強い思い入れはないのですが、そんな私でさえも、一連の騒動を踏まえた上で見たら、かなり評価は低くなってしまったと思うんですよね。


今作にかかったマイナスのバイアスって本当にそれくらいに強烈なものだったと思うんですよね。


作品に罪はないということは分かってはいるのですが、ただそれも限度があると思いまして。


さすがに、メインキャストが公開直前に作品に関わる部分での言動で大炎上となると、作品の印象にもそれなりに影響を与えてしまうと思うんですよね。


一連の騒動の原因は多々あるものの、その多くに関係してくるのがポリコレでして。


ディズニーに対するポリコレ批判って、今に始まったことではないかと思うのですけど、ただ表だって批判はしていなくても、もやもやしている人って多いと思うんですよね。


それらが今回のようなSNS騒動をきっかけに爆発した面も少なからずあると思いまして。


特に今作、原作改変をしてまで白雪姫をラテン系女優にしていまして。


果たしてそこまでする必要があったかと言ったら、かなり微妙なところだと思うんですよね。


ディズニーのポリコレ要素が叩かれるのって、「別にこの作品でやらなくてもいいじゃん」って部分だと思うんですよね。


ディズニープリンセスって、もう世界中の憧れを集めている存在。


そのテンプレを作ってきたのは間違いなくディズニー自身ですし、実際それで商売もしてきているわけで。


作品だって素晴らしいクリエイターたちの努力の上に成り立っているわけでして。


やはり実写化作品と言ったら、かつて憧れたものをそのまま見たい人が大半だと思うんですよね。


そこで毎度、全く違ったものを出してきて、「これは正しいことですよ」みたいな、ちょっと上から目線の押し付けっぽいディズニーの態度、本当にめちゃくちゃモヤっとすると思うんですよね。


めちゃくちゃ甘ったるいミートソースが食べたいのになんか 意識高い系のやたらと量が少ないトマトソースのパスタを出されて、「でもこれが今のスタンダードですし体にもいいんですよ?」って言われたって納得はできないと思うんですよね。


しかもそれやってるのがさんざん甘ったるいミートソースで商売してきた喫茶店でして。二代目が先代の勝ち馬に乗ったようなイキり方をしている訳で。


ポリコレ自体は正しいとは思うけれど、ただそれをこの作品でやる必要があるのか?


その部分、本当にもうちょっと慎重に考えた方がいいんじゃないかと。


多くの批判者はポリコレが間違ってるとか 差別の意図があるわけじゃないと思うんですよね。


ただ本当にそれをこの作品でやる必要があるのか?という部分を問うているのに、その部分の批判の弾除けにポリコレを使ってる部分が少なからずあると思うんですよね。


ディズニー映画って、多くのファンにとっては幼い頃から慣れ親しんだ財産と言っても過言ではない、ちょっとした聖域みたいな存在だと思うんですよね。


そこに、過去作品に何ら関わっていない人間が主義やら政治を持ち込むって、本当にファンとしては許しがたいことだと思うんですよね。


今作の騒動がド派手に火柱をあげた原因は、そのような蓄積したディズニーポリコレについてのフラストレーションもあったんじゃないかと。


ただし炎上の原因となったキャスト個人の言動やSNS投稿については、早期にうまく対処できていれば、ここまで作品に大きな影響を与えることはなかったと思うので、そういう意味ではかなりもったいない作品なんじゃないかと。


決して傑作ではないながらも、良作から駄作くらいな評価分布の、平均したら中評価ぐらいにはなれた可能性は大いにあると思うんですよね。


ただ今作はそれ以下の、本当にクソ中のクソ扱いをされていたり、黙殺されていたりもするので、今作の映画としての印象って相当最悪なものだと思うんですよね。


実際、多くの人がこの映画を黙殺したゆえに、記録的な大赤字となってしまったわけでして。


大作映画において、炎上やバッシングって多々あったりするのですが、ここまでの規模の黙殺って本当になかなかないと思うんですよね。


ここまでの黙殺感、本当に『DRAGONBALL EVOLUTION』以来じゃないかっていうくらいの規模かと思うのですが。


好きの反対は無関心と言いますが、この作品がまさにそんな感じ。


公開前後の一連の騒動を踏まえた上で見るとこの映画、クソと言われてもしょうがないかと思うのですが。


ただ作品単体としては全くクソではないかと。


ほとぼり冷めたあたりに配信で見て見れば、そこまで悪い作品ではないんじゃないかと多くの人が思うはず。


ただし一連の騒動がかなり強烈だったのと、ネットのデジタルタトゥーがある故、そのほとぼりが冷めるかどうかは分かりませんが。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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