ターミネーター2
どうも、松本十三です。
今回は映画『ターミネーター2』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ターミネーター2』は、1991年のアメリカのSFアクション映画。ウィリアム・ウィッシャーと共同で脚本を執筆したジェームズ・キャメロンが監督・製作を務めた。出演は、アーノルド・シュワルツェネッガー。1984年に公開された『ターミネーター』の続編であり、「ターミネーター」シリーズの第2作目。
【あらすじ】
最初のターミネーター出現から10年後。サラ・コナーの息子ジョンは少年に成長。近未来に人類抵抗軍のリーダーとなるジョンを少年のうちに殺すため、機械軍は新しいターミネーターを送り込む。
言わずと知れた名作なので今更説明は不要かもしれませんが。
強いて言うなら制作が1991年というのが意外ということくらいでしょうか。思ったよりも昔なんですね。90年代後半、2000年代初頭でも通じるくらいのクオリティの映画なので。
ターミネーター2と言ったら前作でひ弱だったヒロインがクソ強メスゴリラになって帰ってくる代表的作品。
私は幼い頃に比較的リアルタイムに近いタイミングでターミネーター2を見たのですが、前作でドジっこウエイトレスだったサラ・コナーがパイプベッド立てて懸垂しちゃうくらいワイルドになっているのには非常に驚きました。
というよりもターミネーター2は驚きの連続なんですよね。
主人公のサラ・コナーはもちろんのこと、シュワちゃん演じるターミネーターが悪玉から善玉になってアイルビーバックしたり、一見善良そうな警官が悪玉ターミネーターだったり、その能力だったり、ジョン・コナーの美少年さだったり。
ターミネーター2という作品が多くの人にとって衝撃的な作品だったのはそんな驚きの連続による部分も多いと思います。
当時はまだSNSもインターネットも存在していなかった時代。ネットの原型くらいはあったのかも知れませんが、ネットはおろかパソコンを持ってる人すらほとんどいない時代。
そんな時代だから余計に多くの人が予備知識や ネタバレをしない状態で見て、そして衝撃を受けたのだと思います。
当時は情報収集のほとんどがテレビかラジオかもしくは雑誌か、くらいしか選択肢がなかったので、映画のネタバレ情報が自然と目に入るということはほとんどありませんでした。
とはいえ雑誌をパラパラめくったり、テレビをずっと見ていたりすればそれなりのネタバレ情報が目に入ったかもしれませんが、子供だとその手のメディアに触れる機会は大人ほど多くありません。
とはいえターミネーター 2は相当に話題になったので、子供の耳にもなんとなく情報は漏れ伝わってきました。とはいえそれらは真偽が定かではない噂程度でしかなく、結局本当のところは分からず、それでもただ一つ確かだったのは今回は前回に比べて相当にすごいということでした。
そしていざ見てみたら案の定の衝撃。
私はターミネーター2を始めてみたのはレンタルビデオでのことでした。劇場公開からレンタルビデオに登場するまでネタバレほとんどなしでいられるというのはインターネットがない時代ならではのことなのかもしれません 。
劇場公開の後にデンタルビデオ店でレンタルが開始され、その後しばらくしてテレビ放映、その時もこれまた大変でした。
ターミネーター2を見た小学生が次の日の体育の授業でT1000走りをするなんて言うのは、ちょっとした社会現象だったと思いますし、お風呂やプールで溶鉱炉のシーンの真似をするなんてこともみんなやっていました。
当時はまだとにかくテレビというものが絶対的だった時代なので、その影響力も絶大。放映の次の日はクラス全体がターミネーター2一色だったと言っても過言ではありませんでした。
それは何もやんちゃな男子に限ったことではなく、女子も同様で、初恋の相手はターミネーター2のジョン・コナーなんて女子も結構いたり。そこまでは行かずとも当時覚えた美少年イコールジョン・コーナー なんて定義を未だに持っている女性も結構いたりしますし。そんな女性たちが 一斉に悲鳴をあげたのが次回ターミネーター3のジョン・コナーのキャスト変更だったりするのですが…
今や数々の映画でパロディやオマージュされ尽くしている作品なので序盤からラストまでどこかで見たことのあるシーンの連続だったりします。 そういう意味での答え合わせとしても一見の価値はあるかと。
ターミネーター2には名脇役も多数います。ダイソンの例のシーンはもはや伝説と言っても過言ではないでしょうし、ターミネーター2屈指の名シーンとして今も多くの人の印象に残っています。
ターミネーター2ほどの映画のある意味一番おいしいところを持って行ったのが主役ではなく脇役というのもなんだかすごい話ですが。とはいえダイソンという役はそれくらいにインパクトのある役でした。そして例のシーンはそれくらいに印象深いシーンでした。
ターミネーターシリーズの名脇役としてはシルバーマン先生も外せません。腕の骨を叩き折られたあげく、映画史に残る名言「人間には215本骨があるのよ!1本くらい何よ!」と言われたその人です。
ちなみにシルバーマン先生はターミネーター3まで皆勤。どの作品もいい感じの場所でいい感じに登場します。映画史に残る名脇役としてシルバーマン先生を思い浮かべる人もそれなりにいるかと思います。
なんて語ろうと思えばターミネーター2についてはいくらでも語れてしまうのですが、きりがなくなってしまうので今回はこの辺で。
まだこの作品を未見という幸運な方がいましたら是非見てみてください。バージョンによっては 2時間半近い大作ですが体感90分ぐらいで見れてしまいます 。
多分ターミネーター2が今日まで人気なのは作品の質はもちろん、何度も楽に見れる映画であるということも大きいかと思います。
とはいえ楽に見れるというのはテンポや展開の話で、話自体が薄いわけではなくむしろ何度見ても最後にはしっかり感動してしまいます。
ちなみに私がターミネーター2で地味に好きなシーンは吹き替え版の警備員のおっちゃんの「なぜ撃った!」 という謎のリアクションシーンです。
と言う訳で今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。