ドラえもん のび太のパラレル西遊記



どうも、松本です。

今回は映画『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』は、1988年に公開されたドラえもん映画作品。映画シリーズ第9作。


【あらすじ】

タイムマシンで唐の時代の中国へ行ったのび太は、そこで孫悟空が自分そっくりだと知る。自慢しようと、みんなを連れて唐の時代へ戻るも孫悟空は現れず、泣く泣く現代に戻るのび太。ところが、彼は世の中が妖怪の世界へと変化していることに気づく。開きっぱなしにしていたヒーローマシンから、妖怪が飛び出してしまったのだ。妖怪を退治するため、のび太たちは再び唐の時代へ向かう。


私の中でドラえもん作品は基本的に娯楽作品なのだけれど、パラレル西遊記についてはどちらかというとアニメとは言ってもいわゆるジャパニメーションとか、アニメではなく映画としてのくくりに近い位置付けの作品です。


似たようなところだと『うる星やつら ビューティフル ドリーマー』のような位置付けといえば分かりやすいかもしれません。


タイトルにパラレルと出てくる通り、パラレルワールドやら現実改変やらでなんかえらいことになっちゃう感じのストーリーです 。


まあ今や完全にジャンルとして確立され、テンプレ化されてる設定ですが、公開当時はそこまでありがちな設定ではなかったと思います。


うる星やつらにとってビューティフルドリーマーという作品がよくも悪くも異色な作品であるように、パラレル西遊記もドラえもん映画としてはそれなりに異色な作品と言えると思います。


とりあえず夢か現実かとか、パラレルワールドとか、マルチバースとかその手の作品が好きな人には間違いなくぶっささる内容だと思います。


パラレル西遊記はドラえもん映画としてもパラレルワールドものとしても楽しめる映画ですが、人によってはトラウマ映画や鬱映画としての側面も多々あるかと思います。


実際、子供の頃にこの映画を見てトラウマになったり、怖い思いをしたという人も結構います。私もどちらかというとそっち寄り。幼い頃の初見時はとても恐ろしかったです。


今はどちらかというとテレビアニメの劇場版は泣ける方面に持って行きがちですが、この時代のテレビアニメの劇場版は結構ホラー寄りに持っていく傾向があったと思います。


前述したビューティフルドリーマーも、子供の頃に見た時はなんだか怖かった印象があります。


そういう時代背景や、今とは違う懐かしの声優陣の掛け合いなども含め、色々なノスタルジーも感じられますし、それ以外にも色々な部分で今のドラえもんとは少し違ったドラえもん映画として楽しめる作品だと思います。


子供の頃は怖くて見れなかったけど大人になって見てみたら意外と面白かったなんてこともあるかもしれません。


昨今のドラえもん映画は感動でのドラ泣きですが、パラレル西遊記は恐怖で多くの子供を泣かせた、 違う意味でのドラ泣き映画です。


前述のようなトラウマ 要素もあり、なおかつこの作品の前後に公開された往年の人気作品の影に隠れがちですが、映画としてはとても面白い作品なので、たまには王道から少し外れてみたいような気分の時にもおすすめです。


昨今のドラ泣き映画に対しての賛否は人それぞれだと思いますが、ドラ泣き一辺倒だから拒否反応を起こす人が多いのだと思います。


ドラえもんの泣けるシーンやエピソードは昔から多々ありましたが、それ以外にもホラーや鬱展開など様々な方向性がありました。


今日のドラえもん映画も感動一辺倒ではなくパラレル西遊記のような冒険をもっとしてくれたらと個人的には思います。


まあ時代や大人の事情的に難しい部分もあるかと思いますが。


というわけで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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