ジョン・ウィック:コンセクエンス




どうも、松本です。

今回は映画、ジョンウィック4(正式放題は『ジョン・ウィック:コンセクエンス』)についてです。



まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、2023年に公開されたアメリカ合衆国のアクション映画。2019年公開の『ジョン・ウィック:パラベラム』の直接の続編で、『ジョン・ウィック』シリーズの第4作。


【あらすじ】

裏社会の掟を破った殺し屋のジョン・ウィックは、粛清から生還する。組織の中で勢力拡大を図る若きグラモン侯爵は、ジョンを守ってきたNYコンチネンタルホテルを爆破し、旧友を引き入れて追い詰める。ジョンは友人のシマヅに助けを求め、大阪に降り立つ…


ジョン・ウィック シリーズと言ったらもはや語るべくもない名シリーズであり、キアヌ・リーブスの代表作でもあり、ガンアクションというジャンルを新たな次元へと押し上げた記念碑的作品でもあるかと思います。


ガンフーという言葉はいまいち定着しませんでしたが、ガンカタを彷彿とさせる銃火器を用いた近接戦闘は、この映画の一番の見所であることは間違いありません。


ジョン・ウィックシリーズはガンアクション映画としてはどれも優れた作品だとは思いますが、しかし作品によって若干見どころやそれに伴う評価も違ったりします。


ちなみに私にとってジョン・ウィック4は最高のポップコーンムービーです。


しかも今作の舞台の一部は日本であり、洋画ならではのへんてこ日本という要素も楽しめます。ちなみにその部分も私の大好物です。


ジョン・ウィック4という映画は制作が決まった時点ですでに私の中では成功が約束されていました。


キアヌ・リーブス扮するジョン・ウィックの大暴れを楽しむだけで後は何も考える必要がないことが事前に分かっていたからです。


ジョン・ウィックシリーズは綿密に作り込まれたその独特な世界観が特徴的な作品です。


コンチネンタルグループや主席連合、その他の組織などの力関係や掟・ルール、システムなどなど。


ジョン・ウィック シリーズの面白いところはそれだけ作り込まれた世界観にも関わらず、主人公であるジョン・ウィックがそのルールのほとんどを守らないことです。


一応守ろうとする姿勢を見せる部分もありますが、一時の感情などで深く考えもせず絶対に破ってはいけないルールを破ってしまったりします。


だけど反省して謝りに行ったら意外となんとかなっちゃったり。


かと思ったら昔の借りを返せと古い知り合いがやってきたり。


場当たり的に気軽にしてはいけない類の貸し借りをしたり、殺し屋という職業ゆえか、色々なことがどんぶり勘定です。


それでもまあ得意の殺人術で毎回なんとか乗り切るのですが、しかし徐々に徐々に状況は悪くなっていき…そしてついにパート4へ。


既にパート3の時点でジョン・ウィックという人物は後先考えずにむちゃくちゃやるというテンプレが出来上がっており、こちらとしてもあれこれ難しいことを考える必要はないのだと、細かいツッコミどころには目を瞑っていればいいのだと、そのような視聴スタンスもしっかり固まっていました。


それゆえにジョンウィック4は私にとって成功の約束された映画でした。


ジョン・ウィック第1作目はともかくとして、2作目や3作目は明らかに「これはジョン・ウィックにも原因があるだろう」というツッコミどころも多々ありました。


パート2以降は主人公よりむしろ敵側の言い分の方が社会人や組織の一員としては真っ当だったりします。


そんなガバい設定やつっこみどころがありつつも、後のシリーズも追いかけてしまうくらいに夢中になってしまうのは、それら全てを吹き飛ばすくらいの強烈なアクションシーンのテンポや演出の良さ、キャストの魅力などがあるからだと思います。


ジョン・ウィックはシリーズ毎に魅力的なキャスティングが行われていますが、特に4においては制作発表時よりその豪華なキャストが注目されていました。


スコット・アドキンスから真田広之、そしてドニー・イェンという豪華すぎる顔ぶれ。


特にドニー・イェンの今作におけるアクションの数々はとても素晴らしいものでした。


演者としての才能やアクション俳優としての能力はもちろんのことなのですが、盲目ながらジョン・ウィックと同等以上に渡り合う凄腕という部分に関して一切のツッコミどころを感じさせなかったのは、とてもすごいことだと思いました。


殺し屋としてはすでに神の領域に達しつつあり、その鬼神のごとき姿をこれまでのシリーズで散々見せつけてきたジョン・ウィックとパート4でぽっと出てきた盲目の殺し屋が同等以上に渡り合うという展開に何の違和感も感じさせないのは、もちろん優れた脚本や演出によるものもあるのでしょうが、それ以上にドニー・イェンという俳優の存在が大きいと思います。


スター・ウォーズで無双し、マイク・タイソンとも タイマンした、そんなドニー・イェンという俳優の存在自体の強烈な説得力が、この映画を傑作に導いた一番の要素なのではないかと私は思っています。


ジョン・ウィックシリーズとしては本作で一応の完結となっています。


正直、危ない手形をバンバンと切り、後先考えずに契約書にサインをするようなジョン・ウィックの性格を考えれば、今後いくらでもシリーズの継続は可能だと思うのですが、とはいえ1作ごとに多くの大物俳優を消費、というよりストーリーの基本が殺し合いなので消費せざるを得ず、再登場も難しい、という性質上、延々と続けばいつかは尻窄みになってしまうかもしれません。


そう考えるとこの辺で終わっておくべきなのかもしれないなとは思うのですが。


とはいえこれからはスピンオフなどの違った形での展開も控えているので、まだまだ楽しみはつきません。


ジョン・ウィック シリーズはビジュアルだけ見ると、なんだか重厚そうで、それゆえに視聴のハードルを高く感じてしまっている人もいるかもしれませんが、いざ中身を覗いてみれば何も考えずに気楽に見れる映画だったりします。


特にパート2以降は真面目にやっているのかもしれないのだけれど、なんかちょっと笑えてしまうようなそんなシーンも多々あったりします。


もしまだジョン・ウィック シリーズを見たことがないのであれば、是非一度見てみてください。ポップコーンムービーとしてならば見て損は一切無いはず。


シリーズはパート1から見るに越したことはありませんが、長尺なジョン・ウィックシリーズを一から追いかけるのはさすがにハードルが高いかと思いますので、いきなりパート4からというのもそれはそれでありだと思います。


アクションシーンだけでも十分楽しめますし、ストーリーはあってないようなものだったりするので。


ひとまず最低限必要な知識としては、犬を殺された元殺し屋が犬を殺した犯人に復讐をする。その後家を燃やされたり 、その他にも色々ひどい目にあったりするのですが、大体においては自業自得。とはいえジョン・ウィック本人にそんな客観性はなく、復讐に燃えてえらいやつをしばきに行く。


その程度のことを知っていればパート4は十分に楽しめるかと思いますし、それが大体ジョン・ウィック パート1からパート3までのほとんど全てだったりもします。


というわけで今回はこの辺で 。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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