バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー



どうも、松本です。

今回は映画、『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』は、2021年のフランスのコメディ映画。フィリップ・ラショー監督・主演。


【あらすじ】

俳優の道に進んだものの鳴かず飛ばずのセドリック。そんな彼はヒーロー映画「バッドマン」の主役に抜擢される。しかし、彼は事故に遭い記憶喪失になってしまう…


この映画はもう本当に最高の映画です。めちゃくちゃ面白いです。


映画の褒め方って色々あるかと思うのですが、素直に最高と言える映画というのはあまりないような気がします。


とにかくそれくらいに素晴らしい映画です。


タイトルやビジュアルからはZ級映画臭しかしませんが、内容はB級どころかA級、S級と言っても大げさではないくらいによくできた映画です。


それもそのはず。この映画の監督は実写化映画の大傑作『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』のフィリップ・ラショー監督です。 脚本と主演も同氏。


ちなみに私生活のパートナーでもあり、シティーハンターで香役を演じていたエロディ・フォンタンもしっかり出演しています。


そんなシティーハンター 制作陣によるアメコミパロディとなると俄然興味が湧いてくる人も多いのではないでしょうか。


何せあのシティーハンターの監督なので。


シティーハンターは原作の再現はもちろんのこと、脚本にセンスが溢れまくっていました。ビジュアル的には完璧すぎるくらいに完璧でしたが、 コメディとしても最高に笑えますし、くどくなりすぎない程度のいい感じの尺でしっかりストーリーもオチる。


シティーハンターはそういうコメディ映画としての完成度も相当に高い映画でしたが、この映画もシティーハンターと同じぐらいにコメディとしての完成度は高いと思います。


特に今回はマーベルやDCなど様々な映画からネタを引っ張ってきてのコメディなので、見どころもたくさん。しかもめちゃくちゃ笑えます。本当に素晴らしすぎるセンス。


昨今のアメコミ作品に対するちょっとしたオマージュやコメディというのは多々あるかと思うのですが、この映画はその中でも群を抜いて面白いです。ナンバーワンと言ってもいいくらい。


アメコミが関係ないギャグパートなどもかなり秀逸。本当に素晴らしいセンスだと思います。


特定ジャンルのコメディ映画と言ったら『最終絶叫計画』シリーズも私は好きなのですが、内容的に万人におすすめできるものではありませんし、 好き嫌いも相当に分かれるかと思います。


が、この映画は胸を張って万人におすすめできるコメディ映画です。ちょっとしたブラックジョークや下ネタなどもありますがおそらくギリ地上波でも放送できるライン。


最終絶叫計画のような汚い系のネタもありません。というか最終絶叫計画は地上波はおろか劇場公開すらできなかった作品もあるので。


映画を題材としたコメディ映画 というのは元ネタがわからないと面白くないかと思うのですが、この映画は今や一大ジャンルと化したアメコミヒーローのコメディなので、他ジャンルの映画に比べたらわかる率ははるかに高いかと思います。


それにこの映画は、元ネタの映画を見たことがなかったり、うっすらとした知識くらいしかなかったりしても十分に楽しめると思います。


バットマンとジョーカーや、アベンジャーズのなんとなくなビジュアル程度は誰でも知っていることだと思うので。


この映画は本当に文句のつけようのない傑作。名作だと思います。コメディ映画として個人的に想定していた内容のはるか上を行く素晴らしい内容でした。


とにかく最高の映画です。面白かったり、感動したり、個人的なツボにぶっ刺さったり、映画の好きにも様々な種類があったりしますが、この映画はとにかく最高、その一言に尽きます。


最高の映画と言うのは簡単ですが、実際に手放しで最高と賛美できる映画との出会いというのはそこまで多くはないと思います。この映画との出会いには本当に感謝。そしてシティーハンターに続いて最高な映画を作ってくれた監督やキャストに対しても。


この映画の面白さはとにかく監督・主演・脚本のフィリップ・ラショーのセンスによるものですので、この部分は言葉じゃなく実際に見ないと分からない部分も多いのですが。


とにかく見て損は一切無いめちゃくちゃ面白い映画なので、気になる方は是非見てみてください。気にならない方も是非是非。


アメコミ映画もコメディ映画もあまり見ないという人でもこの映画は十分に楽しめる内容だと思います。


昨今のアメコミ映画の雰囲気がちょっと苦手という人は結構多いですし、洋画のコメディ映画独特の雰囲気がちょっと苦手という人もいるかと思います。


この映画はある種アメコミを茶化した映画なので、むしろアメコミ映画が嫌いな方が楽しめる部分もあるかと思いますし、フランス映画なのでアメリカのコメディ映画のような独特なノリはありません。日本人としてはかなりとっつきやすいノリなんじゃないかと。


とにかくこの映画はあらゆる人におすすめしたい、それくらいに大好きな映画です。


胸糞要素も鬱展開もグロもゴアもなければ 特殊な 趣味や性癖や特定ジャンルや要素への無駄に深い造詣がなくても楽しむことができる、私の好きな映画では本当に数少ない万人に自信を持っておすすめできる映画です。


というわけで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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