バイオレント・ナイト



どうも、松本13です。 

今回は 、『バイオレント・ナイト』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『バイオレント・ナイト』は、2022年のアメリカ合衆国のクリスマスを題材としたブラックコメディアクション映画。出演はデヴィッド・ハーバーとジョン・レグイザモなど。


【あらすじ】

クリスマスイブの夜。疲れた体に鞭打ち子供たちにプレゼントを届けるために空を駆け巡るサンタクロース。だが、とある富豪家族が暮らす屋敷に煙突から忍び込んだところ、武装集団と鉢合わせしてしまう…


物欲まみれの現代っ子に嫌気がさし、やさぐれたサンタ。この仕事も今年で最後でいいかと向ったプレゼントの届け先がこともあろうに強盗に占拠された家という不運。


というわけでサンタが武装強盗相手に孤軍奮闘という、いわばサンタクロース版『ダイ・ハード』のようなストーリー。


これはめちゃくちゃに面白い映画です。


おそらくこの映画のビジュアルから期待するような要素は大抵叶えられるかと思います。


この映画がダイ・ハードっぽいのは何もシチュエーションだけではなく、1人また1人と強盗をやっつけていく、サンタクロースのその手際がまたダイ・ハード的というか、ジョン・マクレーンぽかったりします。


この映画に出てくるサンタクロースは、今は落ち着いているものの昔はゴリゴリのワルで、相当な武闘派だったという設定。


しかしながらそれは昔の話で今は年を取り、腹も出た老体。


ということで強盗との格闘シーンもスタイリッシュだったり、効率的にサクサク殺していくというわけではなく、むしろ一人一人にかなり苦戦したりします。


格闘シーンの一つ一つもいちいち泥臭く、その部分がこれまたなんともダイ・ハード的だったりします。


しかもそれらの格闘シーンの一つ一つもかなり凝っていて、特にゴア描写はかなり力が入っています。


内容においてはだいたい予想通りではあったのですが、ゴア描写の激しさは予想外でした。個人的にその点は嬉しい誤算ではあるのですが。


とはいえ一見すると子供が見ても大丈夫そうなビジュアルだったりするのですが、ゴア描写などがかなり激しいため、子供にはおすすめできない内容かと思います。


逆に言うとしっかり大人向け。確実にアクション映画好きにターゲットを絞った作りになっている映画です。


上述の通りアクション要素に関してはかなり作りこんであります。それに加えてコメディ要素もしっかりと配合。


血しぶきドバドバなゴアシーンの合間合間にクスりと笑える小ネタが入り込んできます。そのバランスもなかなかいい感じ。


ダイ・ハードだけでなく、同じくクリスマス映画の名作である『ホーム・アローン』などへのオマージュや小ネタなどもあり、割とコメディ映画としてもよくできています。


この手の映画に100点満点の内容を求める人はあまりいないかと思います。まあ頭を空っぽにして見て、それなりに楽しめればいいだろうくらいの期待値でみる人がほとんどかと思います。


この映画はビジュアルやアイデアだけで勝負している映画というわけではなく、内容もしっかりと作りこんであるので、おそらく多くの人が期待した以上の満足感を得られるかと思います。


○○版ダイハードな映画というのはこれまで数多く作られてきましたが、シチュエーションが売りなだけで内容が伴っていないハズレ映画というのも多々ありました。


が、この映画はその手のジャンルの映画としては大当たりの部類に入るかと思います。


さすがに ダイ・ハード を超えるとまでは言い切れませんが。相当にいい線行っていることは確かです。


サンタクロースが主人公の映画ではありますが、その手の映画にありがちなファンタジー要素や感動要素などはほとんどありません。


良くも悪くもファミリームービーではないのでとりあえずアクション映画を見るようなノリで気楽に見るのが一番かなと思います。


とはいえ主人公も一応はサンタなので、要所要所では一応サンタをしています。なのでかろうじてクリスマスムービーとしても成立するかと思います。


とにかく笑えて爽快感があって後には何も残らないようなとても素晴らしい映画なので、その手の映画が好きな人にはとてもおすすめです。


毎年クリスマスシーズンになると『34丁目の奇跡』のようなコテコテなクリスマスムービーよりダイ・ハードが見たくなるというような趣味の人にとっては毎年のクリスマスシーズンの選択肢の一つとしても使えるかもしれません。


ということで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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