グランツーリスモ
どうも、松本13です。
今回は、『グランツーリスモ』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『グランツーリスモ』は、2023年のアメリカ合衆国の伝記ドラマ映画。同名のレーシングシミュレーションゲームシリーズと、10代のグランツーリスモプレイヤーでありプロのレーシングドライバーとなったヤン・マーデンボローの実話に基づいている。
【あらすじ】
世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。そんなヤンに、グランツーリスモのプレイヤーを本物のレーサーとして育成する「GTアカデミー」というビッグチャンスが訪れる…
なるほどなるほど。そんな映画みたいな話が実際にあったんですねと、概要を見て納得。
実際、ゲームグランツーリスモの実写化と聞いて、一体どうやって映画にするんだろうか?と思ったのですが、そんな実話があったとは。私はレースにもゲームにも全く興味がなかったので知りませんでした。
レースはともかく、ゲームについてはシリーズ初期の頃から体験版や友達の家などでちょいちょいプレイはしていたのですが、特別好きであったり自分で買ってプレイするということはありませんでした。
が、グランツーリスモの映画はめちゃくちゃ面白かったです。
私のようにグランツーリスモというゲーム自体は知ってはいるけどそこまで好きではないような層に絶賛されていたので、私も気になって鑑賞してみたのですが、その評判通りとても楽しむことができました。
むしろ自分がそのような層だからより楽しめたのかもしれませんが。
グランツーリスモや実際のレースに愛着のある人だと、また違った目線や評価になる部分もあるかもしれないな、なんて思ったり。
実際レースゲーマーがリアルのレーサーになるというのはなかなかにすごいことだと思います。
おそらく反発なんかも相当にあったのではないだろうかと。風当たりに関しても同様。
とはいえレーサーというのは目指すこと自体がとても難しい職業であるとは思うので、入り口自体がとても狭いです。
あえてそこからではなく、世界中に何百万といるグランツーリスモプレイヤーの中からレーサーに必要な資質を持つ人間を選ぶというのは、ある意味合理的といえば合理的と言えます。
とはいえ、それを実際に行動に移したことはとてもすごいことだと思いますが。
レーシングゲームをやっていたらプロになっちゃった!なんて相当なサクセスストーリーですが、とはいえ世界中に何百万といるグランツーリスモプレイヤーの頂点に立ったのですから、その動体視力や才能というのも相当なものだと思います。
とはいえ前例のない試みゆえ、最初から何もかもがうまくいくはずはなく…という感じで ストーリーが進んでいくのですが。
とりあえずゲームやレースに関する予備知識は一つもなくても楽しめますし、むしろ無駄な予備知識がない方が楽しめるんじゃないかと思います。
映画のテーマがゲームやらレースやら興味のない人にとっては全く接点のないものではありますが、それでもこの映画がめちゃくちゃ面白いのは、内容自体がシンプルなスポ根ものだからだと思います。
スポ根や、底辺からの成り上がり系ストーリーというのは 大昔から大人気のジャンルであったりします。私も大好きです。
その手のジャンルの映画が好きな人にとってはグランツーリスモはとてもおすすめの映画です。
その手の映画にありがちな胸熱要素がこれでもかというくらいに詰まっています。
とにかくのっけからラストまで胸熱展開の連続。思わず目頭が熱くなるような感動シーンもあったり。
とにかく余計な小細工のないめちゃくちゃ気持ちのいい映画です。
私がこの映画を見てとても驚いたのは、ニール・ブロムガンプという監督がこの映画を撮ったということです。
グランツーリスモは余計な小細工のないめちゃくちゃ気持ちのいい映画なのですが、ニール・ブロムガンプという監督は、むしろあれこれ小細工を駆使して映画を面白くするというイメージがあったので、まさかこんな王道中の王道の映画だとは思ってもみませんでした。
才能とは振れ幅と言いますが、やはり飛び道具が得意な監督は、その対極にある正統派もしっかり作れてしまうものなんですね。などと素直に感心してしまいました。
比較的近年の作品で言うと、『トップガン マーヴェリック』のような胸アツ作品が好きな人にとって、この映画はこれ以上にない作品になるんじゃないかと思います。
個人的には『クール・ランニング』に近い胸熱さと感動がありました。クール・ランニングが好きな人にはゴリゴリにおすすめしたいです。
グランツーリスモはレースゲームが原作ということもあり、興味がないからスルーしたという人もいるかもしれませんが、興味がなくても十分に楽しめますし、
めちゃくちゃおすすめです。
というわけで今回はこの辺で。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。