アクアマン/失われた王国



どうも、松本です。

今回は映画、『アクアマン/失われた王国』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『アクアマン/失われた王国』は、DCコミックスの同名のスーパーヒーローをベースにした、2023年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。2018年の『アクアマン』の続編であり、「DCエクステンデッド・ユニバース」の第13作目であり、これが最終作となった。


【あらすじ】

伝説の兵器によって邪悪な力を解き放ったブラックマンタ。海底アトランティスの王アクアマンは、海と地上の世界を守るべく、仲間たちと共にブラックマンタに立ち向かう…


この映画、個人的にはめちゃくちゃ楽しめた映画でした。


本国アメリカでは相当酷評されたようですが。


日本公開以前にそのような話が漏れ伝わってきていたので、ある程度の覚悟はしていたのですが、全然そのようなこともなく、普通に面白い映画でした。


バットマンやスーパーマンなどの数々のDCヒーローを共演させるDCEU最終作品である今作が、「普通に面白い映画」、で終わっていいのかという問題はあるのですが。


確かにDCEU作品としては酷評されても仕方がないのかもしれません。


DCEU最終作品と銘打つからには、それなりの展開なり大団円があるのだろうなと期待するのが普通だと思いますし。


そういう意味ではこの映画はDCEUに思い入れや期待が強い程、残念感の強い映画なのかもしれません。


私はDCガチ勢ではないので、もしかしたら本国のガチ勢でないとわからない酷評される何かしらの要因があるのかもしれませんが。


ゴジラに対しての認識が日本と海外とではちょっと違うように。


それとキャストに関するちょっとしたゴタゴタや、何かとゴタゴタしているキャストについての問題が評価に影響した可能性もなきにしもあらずですが。


ただ私のような比較的ライトな層がそこそこの期待値で見る分には十分面白い映画だと思います。


軽すぎず、かと言って重すぎもせず、そこまで複雑なストーリーでもなく、前作1本見ておけばとりあえず理解できて、なおかつこれから何作も見なくてもいいし、サブスクに登録してドラマを見なくてもいい。


思えばそういうアメコミ映画って随分久しぶりな気がします。


そういう部分のライトさも個人的には好きでした。


マーベル疲れなんて言葉が囁かれ始めて久しいですが、この映画はそんなアメコミ映画に疲れた人こそ楽しめるんじゃないかと。


わざわざマーベル作品と比較する必要はないかと思うのですが、ただこの作品は同じ神話ベースの兄弟ものということで、どうしても『マイティ・ソー』を思い浮かべてしまいました。


ソーに関しては家族を含む周囲の人間が本当に悲惨なことになっているので、こちらはどうなんだろうと見ていてハラハラする部分もかなりあり、個人的にはそういう面でもかなり楽しめました。


DCEUシリーズとしては完全な打ち切りエンド。


バットマンやスーパーマンなど、あれだけの役者が揃っていながらクロスオーバー作品としては相当に苦戦したDC映画ですが、ただ単体の作品としては大成功を収めているものも多々あります。


マーベル疲れなんて言葉が囁かれ始め、かつて無双していたMCU人気にも陰りが見え始めた昨今、 DCEUの、ここでの打ち切りというのはある意味英断だったんじゃないかと私は思ったりもします。


これ以上無理して続けたところでうまくいくとは限りませんし、というか現時点ですでにクロスオーバー要素があるのかないのかわからない作品が多数公開されているカオスな状態。


しかもそれらの多くが大成功している現状。


ならば無理してクロスオーバーする必要もないんじゃないか?そもそもDC作品にとってクロスオーバー要素って足かせにしかなっていなかった印象があります。


バットマンもクロスオーバーで肩身の狭いヤムチャ的立ち位置でいるよりも、病んだ引きこもりみたいな立ち位置でむちゃくちゃやっている方が良かったりしますし。


むしろDC作品はあれこれ面倒なこと考えずに作品ごとにやりたい放題やってくれればいいんじゃないかなと。


MCUの2匹目のドジョウを狙って甘い見込みで参入して散々痛い目にもあったと思いますし、そういう紆余曲折を経て問題のあった制作体制も徐々にまともになってきているようですし、DCはDCの独自路線を突き進めばいいんじゃないかなと。


マーベルに関してはもう後戻りできない状況まで来ていますし、もはやクロスオーバー要素がちょっとした呪縛のように感じたりもするのですが。


DCはこの作品で明確にクロスオーバーという足かせから解放されたと思ので、思う存分むちゃくちゃな映画を作ってくれたらなと思う次第です。


この映画はクロスオーバー要素やDCEU最終作という部分で製作が相当に難航したらしいのですが、それでもしっかりと面白い映画に仕上げてきたジェームズ・ワンという監督は本当にすごいなと思います。


この映画がアメリカで酷評されていると聞いた時、 ジェームズワン監督もついに外す時が来たのかと、そう思うくらいにジェームズ・ワン映画って当たりばかりだったのですが。


この映画も私としてはしっかり当たりでした。


そんなジェームズ・ワンという超優秀な監督に加え、これまたジェームズ・ガンという超優秀な監督を抱えているDCのこれからに個人的にはかなり期待しています。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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