ある会社員



どうも、松本13です。

今回は、『ある会社員』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ある会社員』は、2012年公開の韓国のアクション映画。シングルマザーと恋に落ち、仕事を辞めた後、元雇い主に狙われることになった殺し屋を描いた物語。


【あらすじ】

商社を装った殺人請負会社に勤めるヒョンドは、社内で一番の忠実な殺し屋。しかし少年時に憧れていた元アイドル歌手ミヨンと出会ったことで、彼女との平凡な幸せに満ちた人生を願い始める。だが会社が見逃すはずはなく、同僚たちに命を狙われるはめに…


映画を何本も見ていると面白い映画のパターンのようなものができてきたりするのですが。


その中の一つに、死んだ目のおっさんがメインビジュアルな韓国映画はだいたい面白い、というのがあります。


そういう意味ではこの映画はそのパターンの通り。めちゃくちゃ面白かったです。


あらすじを見てわかる通り内容は非常にありきたりな殺し屋映画です。


真実の愛に目覚めて引退した殺し屋が元同僚から狙われるという、もうこれでもかというぐらいにコテコテなストーリーですが、やはり王道中の王道というのは何度見てもいいものだったりします。


もちろん引退した殺し屋が平和に暮らせるわけがありません。本人もそれは重々承知のはずなのですが。


しかしながら真実の愛に目覚めてしまった相手が、なんと自分が昔推していたアイドル だったりするのですから。それはまあリスク 承知で引退もしたくなるかと思います。


もちろん数多くの殺し屋から狙われることになるので恋人も無傷では済みません。


そこでついに主人公がブチギレます。それまでは死んだ目で淡々と仕事をこなす社畜の典型のような男だったのですが、そんな男が愛する人を傷つけられてついにブチギレてしまいます 。


多分一番怒らせてはいけないようなタイプ。洒落にならないタイプ。しかも殺しの腕は超一流。


ということでそこからは血の雨がざんざん降るのですが、まあ殺し屋映画ですので人は本当によく死にます。


殺し屋映画 と言ったらバッドエンドが定番ですが、さてこの映画はどうなるか?その部分も見どころの一つです。


誰が死んで誰が生き残るか?その部分はどの映画でも気になる部分かと思いますが、韓国映画の場合、まあ普通なら生き残るだろうと思うような主要人物も容赦なく殺したりするので、殺し屋映画の王道 ストーリーながら、なかなか結末が読めません。


この映画は基本的にアクション映画、もしくはアクションサスペンス映画とジャンル分けされていることが多いです。


アクションに関してはもうこれでもかというくらいに満載です。視覚的にはとても楽しめるかと思います。


『ジョン・ウィック』レベルの過剰な期待さえしなければアクション映画としてはとても満足できるんじゃないかなと。殺し屋ジャンルの映画としても。


ただサスペンス 要素については若干控えめかと思います。


もちろん皆無ではありませんが、グロや胸糞展開に定評のある韓国サスペンスの他の作品に比べればあっさり目の内容かと思います。


もちろんそれは他の韓国サスペンスに比べたらの話なので、耐性がない人が普通に見たら十分に残酷ですし十分にサスペンスかと思いますが。


決して明るく楽しい内容というわけでもありませんが、とはいえ他の韓国サスペンス映画のようなトラウマ要素はないので、比較的気軽に見れる映画の部類に入るかと思います。


作中の世界観などについても、ちょっとガバい部分もあったりする大味な映画です。その部分は見ていれば雰囲気でなんとなくわかるかと思います。嗚呼、この映画はある程度肩の力を抜いて見ていい映画なのだと。


他の国にはない独特なクオリティを誇る韓国アクションや韓国サスペンスの名作と並べたらやや劣る感は否めないかと思いますが。


とはいえある程度肩の力を抜いて見れる映画の部類としてはとても優秀ですし、めちゃくちゃ面白い映画だと思います。


というわけで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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