ツイスター



どうも、松本13です。 

今回は映画、『ツイスター』 についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ツイスター』は、1996年に公開されたアメリカのパニック映画。アメリカの竜巻多発地帯を舞台として、竜巻に極限まで接近し、危険な観測に挑む竜巻研究者夫婦の姿を描いた。


【あらすじ】

幼い頃、巨大竜巻の直撃を受けて父親を亡くした科学者・ジョーは、竜巻発生のメカニズムを解明する仕事に明け暮れていた。竜巻到来のシーズンを迎えたオクラホマに到着した彼女は、別居中の夫・ビルと合流し、衝突を繰り返しながらも巨大竜巻に挑んでいく…


この映画は個人的にとても好きで、そしてとても印象深い作品です。


自然災害を描いたパニック映画というのは多々ありますが、その中でもツイスターは個人的に間違いなくナンバーワンの作品。


思い入れもとても強く、そして鑑賞回数もその手の映画の中では群を抜いて多いです。


ツイスターと言ったら何と言ってもCGで再現されたリアルな竜巻が魅力の映画です。公開当時にもとても話題となりました。


作中の竜巻の強風で牛が飛ばされてくるシーンについては、この映画を象徴するシーンの一つであり、実際この映画を牛が飛んでくる映画として記憶している人も多いかと思います。


とはいえこの映画が単なる映像だけの映画かといったら決してそういうわけでもなく、スッカスカにならない程度にはストーリーもしっかりしています。


とはいえこの映画の主役はあくまでも竜巻。


なので映画の魅力における映像の比率というのは他の映画よりもはるかに大きいかと思います。


逆に言うと竜巻の映像でどれだけ楽しめるかによって、この映画の評価も変わってくるかと思います。


ツイスター以降にも竜巻が出てくる映画というのは多々ありますが、ただリアルな竜巻を主軸とした純竜巻映画というのはそこまで多くはないので、そういう意味でも貴重な映画ですし、多くの新作に世代交代をされていないという部分でも今なお鑑賞に耐える作品だと思います。


映画に関しては様々な部分に諸説があるので、一概に何かを断言するということはなかなかできないのですが、ツイスターに関してのリアルな竜巻をCGで描いた世界初の映画という部分については間違いないかと思います。


そもそもこれ以前にはリアルなCGというのはまだ存在していませんでした。


ジュラシックパークからインデペンデンス・デイ、そしてこのツイスター。この辺りの映画でCGが一般的となり、またその技術においても確立されてきた頃かと思います。


ツイスターという映画が同じ年代のCG映画と違うところは、GGで描いている対象が竜巻という点です。


ジュラシックパークは恐竜、インデペンデンス・デイはUFOによる侵略がCGで描かれました。


それらの描写は当時で言えば衝撃的かつ、革命的とも言えるレベルのものでしたが、恐竜もUFOも、それ以前の特撮技術でもそれなりには再現されていたものでした。


おそらく竜巻についても、少なからずはあったのでしょうが、とはいえ恐竜やUFOなどに比べたらその数は段違いに少なかったと思います。


実際リアルな竜巻というものをこの映画で初めて見たという人もかなり多かったと思いますし、公開から何十年と経った今でも頭の中にある竜巻のイメージはこの映画のままという人もそれなりにいるかと思います。


実際ツイスターが公開されるまで、竜巻という現象は少なくとも日本ではそこまでメジャーなものではありませんでした。


実際に目にするのはつむじ風くらいなもので、大規模な竜巻は漫画やアニメに出てくる物くらい。


実際の竜巻を見るのは数年に一回程度。世界仰天映像などのテレビ番組で見るくらいという人がほとんどだったと思います。


そのような映像も今ほど鮮明ではなく、数も多くはありませんでした。当時はまだスマホも携帯も普及する以前の時代で、何かがあった時に動画を撮影できる人というのはほとんどいませんでした。


なので竜巻の映像も今よりずっと少なかったと思います。


私自身、当時の認識としてはそこまで竜巻が驚異的な災害とは思っていませんでした。同じような認識の人も多かったと思います。


そんな時代に公開されたツイスターで受けた衝撃というのは、今の比ではありませんでした。


竜巻大国アメリカなどは別として、竜巻が起きない国や地域の人々にその脅威を知らしめたという意味でもこの作品の果たした役割というのはかなり大きいかと思います。


ツイスターでは現実ではまず発生しないであろう発生確率が限りなくゼロに近いレベルの超巨大竜巻も描かれてはいましたが、気候変動などの影響で今は当時ほどそのレベルの竜巻が起きる確率というのは低くありませんし、それ以上のレベルの竜巻も発生しています。


公開から数十年で現実が映画を追い越してしまったという点も興味深いですし、超巨大竜巻については映画の中だけではなく、今では普通に現実に起こり得るという点も興味深いです。


ツイスター公開当時、日本はほとんど竜巻になじみのない国だったので、竜巻のメカニズムなどを解説する特番も組まれたりしていました。


当時の日本では大規模な竜巻はまず起きないであろうと言われていたのですが、今では本場アメリカほどではないにせよ一昔前ではありえないレベルの竜巻が普通に起きています。


それらの映像をスマホで撮影したものがインターネットにアップロードされたりもしています。


そういう意味では今の時代の方がよりリアルな驚異としてツイスターを見れるのかもしれません。


驚異の映像技術や当時日本人になじみのなかった竜巻という題材でとても話題になったツイスターですが、とはいえそれだけの映画ではなく、数十年たった今でもしっかりと鑑賞に耐えうるクオリティの映画ですので、気になる方はぜひ一度ご覧になってみてください。


しばしご無沙汰の方もこの機会にもう一度ご覧になってみてはいかがでしょう?


というわけで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



Twitterで更新通知を受け取る

このブログの人気の投稿

ボーはおそれている

ウィッチサマー

ミッション:インポッシブル2