ハロウィン・キラー!



どうも、松本13です。

今回は、『ハロウィン・キラー!』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ハロウィン・キラー!』は、2023年のアメリカ合衆国のコメディ・ホラー映画。2023年9月28日にファンタスティック・フェストでワールドプレミア上映され、同年10月6日にAmazon Prime Videoで公開された。


【あらすじ】

1987年、ハロウィンに3人の女子高生が相次いで惨殺される事件が発生。 被害者はいずれも16歳で、ナイフで16回刺されていたことから、犯人は「スイート16キラー」と呼ばれるように。それから35年後のハロウィンの日、スイート16キラーが再び姿を現す…


この映画、めちゃくちゃ面白かったです。


個人的にB級ホラーコメディとしては200点満点。 


B級映画好きな人でこの映画を嫌いな人はいないんじゃないだろうか?というくらいによくできた映画でした。


もちろんB級映画ならではの大味さや設定がガバい部分はあったりするのですが、この映画はタイトルにしてもビジュアルにしてもB級ホラー感がにじみでまくりなので、あらぬ期待をして見てしまい肩透かしというパターンの事故はほとんどないかと思います。


大抵の人はB級ホラーとしてこの映画を選び、そしてそれ以上の内容に満足している印象です。実際レビューも肯定的、または絶賛が殆ど。


基本的にB級映画というのはそこまで過剰な期待をしてみる映画でもないので、内容がどうであれ期待値が低いのでそこそこは満足できるものなのですが、その中でもたまに期待値を大きく超えた200点満点の隠れた名作にぶち当たることがあります。


個人的にこの映画の前に出会った200点満点の大当たり映画は『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』でした。


この映画もファイナル・ガールズに似た映画ではあるのですが、決して丸パクリというわけではなく、この映画ならではの魅力は多々あります。


ファイナル・ガールズは主人公たちが映画の中に入ってしまうループものという側面がありましたが、この映画はタイムスリップものです。


ファイナル・ガールズの何が面白かったかと言ったら、ループ物の中に定番ホラーやそれらに関するメタ要素をとてもうまく落とし込んでいたところだと思いますし、その部分の斬新さが隠れた名作と今もなお呼ばれている所以だと思います。


この映画もファイナル・ガールズと同じようにタイムスリップ要素とホラーコメディ要素がとてもいい感じにマッチしています。


現代を生きる主人公が1987年にタイムスリップしてしまった際の世代間ギャップなどもかなり笑えるところです。


ホラーに関するメタ要素や、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を引き合いに出すというタイムスリップ映画のお約束もしっかりと守っています。


とにかくテンポがよく、笑える部分も多々あり、しかし出すべきところではしっかりスプラッターもしています。


それだけだったらよくできたホラーコメディーくらいだったのかもしれませんが、この映画はスラッシャー映画要素もかなりよくできています。


作中でもメタい言及がありますが、スラッシャー映画の金字塔『スクリーム』のような「犯人は一体誰なんだ?」的なドキドキ感もありますし、大どんでん返しもあります。


B級ホラーのいいところを全部乗せした挙句、ひとつの映画としてもしっかり面白いものに仕上がっているのはさすがとしか言いようがありませんし、そのセンスの良さにも脱帽です。


様々な要素を詰め込んでいるにも関わらず、それらのバランスもよく、テンポもよく、めちゃくちゃ気持ちよく見終えることができます。


前述したファイナル・ガールズが 好きな人には間違いなくおすすめ。もしファイナル・ガールズを見たことがなければそちらもおすすめです。


楽に見れるB級ホラーや大味な映画が好きな人にもとてもおすすめです。


例えばロバート・ロドリゲス監督作品で言ったら 『マチェーテ』が一番好きというような、私のようなちょっと偏った趣味の人にとってはもう本当にこれ以上にないくらい最高な映画です。


というわけで今回はこの辺で 。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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