バッド・ガイズ

どうも、松本13です。

今回は映画『ザ・バッド・ガイズ』についてです。

まずは簡単な概要とあらすじから。

【概要】

『ザ・バッド・ガイズ』は2019年に韓国で制作されたアクション映画。ドラマ『バッドガイズ ー悪い奴らー』の劇場版。主演はマ・ドンソク。

【あらすじ】

囚人たちを乗せた護送車が、覆面武装集団に襲撃される事件が発生し、多くの凶悪犯罪者がふたたび野に放たれてしまった。警察の上層部は逃亡した凶悪犯たちを再び捕まえるため、重大な罪を犯して刑務所に収監されている服役囚たちを集めた極秘プロジェクト「特殊犯罪捜査課」を始動させる…

この映画はテレビドラマシリーズの劇場版ですが、テレビドラマ未見でも楽しむことができるかと思います。

もちろん細かな設定やストーリーを把握するならばテレビドラマも追っているに越したことはないかと思いますが。

とはいえいわゆるドンソク映画として見るならこの映画単体でも十分かと思います。

この映画を見る多くの人はマ・ドンソクを目当てにドンソク映画として見るかと思います。

いつものスターがいつもと同じような活躍を見せてくれればそれでOKというような、特定の俳優の名を冠する映画というのは実際そこまで多くはないかと思います。

かつてはジャッキー映画やスタローンやシュワちゃん主演作品がそれらの筆頭格でした。

比較的近年だとドニー・イェン主演作品や、ジェイソン・ステイサムのステイサム映画などもありますが、それ以降はその手のジャンルの映画というのはあまりありませんでした。

そこにお隣韓国から彗星のごとく現れた男が我らがドンソクの兄貴。

厳密に言えば彗星のごとく現れたというよりも世界市場でブレイクしたという方が適切かもしれませんが。

とにかく古き良きカンフー映画や筋肉映画を好きな人は、だいたいマ・ドンソクも好きなのではないでしょうか。

イコ・ウワイスやヤヤン・ルヒアンなどと同様に、その手のジャンルの俳優の中で世界トップクラスに今熱い男であることは間違いないかと思います。

ジャッキーと言ったらコミカルさを併せ持つカンフーシーンと命がけのスタントが特色。シュワちゃんと言ったらバズーカ。スタローンと言ったら腰撃ち機関銃。

これは個人的な印象ではありますが、とはいえこの手のスターにはお決まりのイメージや作品のパターンなどのいわゆるお約束があったりします。

ドンソク映画の見どころと言ったらその重量感のあるアクションかと思います。

それまで主流だったスピーディーであったり、アクロバティックな格闘戦とは一線を画す重量感のあるアクションシーンというのは本当にドンソク映画ならではのものだと思います。

しかしながら重量級ゆえのもっさり感は一切なし。ドンソク自身がボクシング経験者ということもあり、ノックアウトシーンの美しさはかなりのものです。

まさに漢の拳。

そんなドンソク映画の魅力いっぱいな今作ですが、内容を一言で言ってしまえば韓国版『スーサイド・スクワッド』。

ストーリーについては本当にそのまんま。

服役中の犯罪者ながら、なんだかんだでみんな普通にいい人というツッコミどころもスーサイド・スクワッドと一緒。

唯一違うのはスーサイド・スクワット(2016)は映画としては決して成功したとも、名作とも言えない内容ですが、バッド・ガイズはしっかりと面白いということです。

こちらにはバットマンもジョーカーもハーレイ・クインもいませんが、その代わりリアルハルクバスターなドンソクの兄貴がいます。

そしていつものように無双の鉄拳を披露してくれます。ドンソク映画としての不足は一切ありません。

ドンソクの兄貴の役どころもだいたいいつもと同じ。

ステイサム映画と言ったら、だいたい殺し屋か元特殊部隊なイメージですが、ドンソクの兄貴の場合はだいたい刑事かヤクザのどちらかだったりします。

この映画のドンソクの兄貴も安定の元ヤクザ。

そういう部分でも期待を裏切らないドンソク映画かと思います。

個人的に、ドンソクの兄貴に怯える三下のチンピラという部分もドンソク映画の見どころの一つと思っているのですが、そういう部分もこの映画ではしっかりとカバーしています。

私としてはジャッキー映画でも、ステイサム映画でも、ドンソク映画でも、お目当てのスターが出ているだけで80点は確定というタイプです。

なのでその手の映画は大体いつも90点台から100点超え。ちょっと残念な部分があっても70点台というガバガバ判定です。

同じような基準の人にとってはバッド・ガイズはこれ以上にない映画かと思います。

というわけで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。