ジーパーズ・クリーパーズ

 


どうも、松本13です。

今回は映画、『ジーパーズ・クリーパーズ』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ジーパーズ・クリーパーズは、2001年のアメリカ合衆国のホラー映画。ヴィクター・サルヴァが監督、主演はジーナ・フィリップスとジャスティン・ロングが務めた。タイトルは1938年に発表された同名の楽曲に由来している。


【あらすじ】

23年前、カップルがドライブ中に行方不明になり、死体がいまだに見つかっていないという都市伝説がある町。この町に春休みで帰省した姉妹は不気味なトラックを目撃する。そのトラックが遺体を運んでいる事を知ってしまい、しつこく追いかけられる羽目になる…


この映画の製作総指揮はフランシス・フォード・コッポラ。『地獄の黙示録』や『ゴッド・ファーザー』シリーズを作った映画界の巨匠です。


ジーパーズ・クリーパーズに関しては監督ではなく制作総指揮の立場ですが、劇場公開時のポスターにしてもソフト発売時のパッケージにしてもデカデカとコッポラの名が刻まれていました。


なので私としてもこの映画はコッポラ映画として見ました。


ゴッド・ファーザーのような往年の名作レベルとは言わずとも、まあそれなりに重厚な内容であるだろうと。


実際序盤はコッポラ映画としても何の違和感も感じずに見れたりします。


しかし物語が進んでいくにつれ違和感が。そしてその違和感は次第に大きくなり、物語はとんでもない方向へと転がり出します。


コッポラ映画と思って見てみたらとてつもなく予想を裏切られました。


その裏切りがいい意味でか、悪い意味でかは見る人によって判断が分かれるところかと思いますが。


なのでこの映画の評価についても決して肯定的な意見が大半というわけではありません。


しかし興行的にはしっかり成功しており、続編も製作されていますし、このシリーズのファンも多くいます。


ちなみに私にとってこの映画の裏切りは、とてもいい裏切りでした。コッポラ映画と思って見たら思わぬ拾いものをしたといった感じです。


詳細を話すとネタバレになってしまいますのでその部分は伏せますが、ひとまずまだ見たことがない人は上述した程度のうっすらとした知識を持って見るくらいがこの映画を一番楽しめるんじゃないかと思います。


コッポラ云々の要素がなかったとしてもホラー映画としてはそれなりによくできているので、よほど過剰な期待をしない限りはどのようなスタンスで見ても楽しめるかと思います。


しかし何度見ても「なぜコッポラがこのような映画を?」と思わずにはいられないのですが。


例えば『トランスフォーマー』の製作総指揮にスティーブン・スピルバーグの名があったとしても全く違和感はありませんし、『パージ』シリーズの製作にマイケル・ベイの名があったとしてもこれまた全く違和感はありません。


しかしジーパーズ・クリーパーズとフランシス・フォード・コッポラというのはおそらく多くの人の中では容易に結びつかないと思います。


ジーパーズ・クリーパーズという内容が想像しづらいタイトルもまたその部分に一役買っているのかもしれません。


そんな様々な要素が絡み合う今作。


人によってはコッポラ映画と期待して見たらとんでもない肩透かしを食らってしまったなんてことになりますが、私のように「こういう裏切りも嫌いじゃない」と、肯定的に受け止められる人もそれなりにいるんじゃないかと思います。


だから興行的に成功できたのでしょうし、続編も製作されました。公開から数十年経った今でもなおジャンル映画としてはそれなりの人気を誇っています。


この映画は問答無用のコッポラ映画でもなければ、賞レースに参加するような批評家受けのいい重厚な映画というわけでもありません。


しかしある程度の許容範囲さえ持って見ればとても楽しめる映画だと思いますので、気になる方は是非一度ご覧になってみてください。


人によっては私のように、たまに何だか無性に見たくなるホラー映画として長い付き合いとなるかもしれません。


というわけで今回はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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