鬱映画ファイル1『ミスト』
どうも、松本13です。
今回は、鬱映画ファイル1、『ミスト』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ミスト』は、スティーヴン・キングの1980年の中編小説『霧』を原作とした、2007年のアメリカ合衆国のSFホラー映画。監督・脚本は、過去にキング原作の『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』を手がけたフランク・ダラボン。
【あらすじ】
激しい嵐が過ぎ去った町に不気味な深い霧が立ち込め、住民たちは身動きが取れなくなってしまう。やがて霧の中に潜んだ様々な怪異が彼らを襲いはじめる…
この映画、もはや鬱映画を語る上で避けては通れない映画なんじゃないかと思います。
今や鬱映画の金字塔と言っても過言ではないレベルの映画かと思いますので。
それくらい言ってしまっても決して大げさではないくらいに、この映画は素晴らしい作品かと思います。
ミストと言ったら胸糞なストーリーばかりがフィーチャーされがちですが、何気ない日常が得体の知れない何かによって侵食されていくその展開がまさに秀逸ですし、異形クリーチャーの造形も本当に素晴らしいと思うんですよね。
それに加えてこの映画、本当に登場人物が魅力的。
私は未だに「副店長」と聞くとこの映画の副店長が頭の中に思い浮かびます。
カルトババアについても同様。コロナ禍に陰謀論やら何やらが話題となった際に頭の中に真っ先に思い浮かんだのはこの映画のカルトババアでした。
もうそれくらいにインパクト大の登場人物が脇を固めまくって胸糞ストーリーを盛り上げまくっているんですよね。
そして作中のそれぞれの選択によって、それぞれの結末を迎えるというその部分もまたちょっと色々と心に来るものがあります。
それらを含めた全てのバランスがめちゃくちゃいいんですよね。
だから見ていてめちゃくちゃ気分の悪い胸糞映画にも関わらず、それでもなんか妙な心地よさみたいなのもあったり。
そして本当に何度も見たくなってしまう謎の中毒性があるんですよね。
これだけ胸糞悪い映画なのに何度も見たくなってしまうって本当にすごいことだと思いますし、それだけ作品が優れているということなのだと思います。
とにかく鬱映画としても普通の映画としても、名作であることは間違いないので一度は通っておいて損はない作品かと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。