アウトロー



どうも、松本13です。今回は、『アウトロー』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『アウトロー』は、リー・チャイルドの全米でベストセラーとなっているジャック・リーチャーシリーズ9作目の2005年の小説『アウトロー』を原作とした2012年のアメリカ映画。主演はトム・クルーズ。


【あらすじ】

ペンシルベニア州の公園で、5人の市民が射殺される事件が発生する。現場に残された証拠から逮捕された男は容疑を認めず、「ジャック・リーチャーを呼べ」と要求する…


この映画、個人的にめちゃくちゃ好きな映画です。


トム・クルーズ主演作品としてはひとまず『ミッション:イン ポッシブル』は殿堂入りとして、それ以外ではトップクラスに好きな作品。


可能ならば永久にシリーズが続いてほしいと思っていたのですが、世間一般的な評価としてはそこまで突出して高くはない模様。


一作続編は作られたもののその後は沈黙。雰囲気的にもう復活はなさげ。


トム・クルーズ主演作品としてもそこまで存在感のない作品だったりはするのですが。


ただ映画としてはめちゃくちゃ面白いんですよね。


アクション要素はもちろんのこと、クライムサスペンスとしてもかなり面白い。


小説原作ということもありストーリーがめちゃくちゃよくできてるんですよね。


かと思ったらめちゃくちゃ笑えるシーンもあったり。


映画のタイトルがアウトローと言うだけあり、いつもの爽やかなトム・クルーズとは一味違ったトム・クルーズが味わえたりもします。


個人的にその部分もこの作品を好きな理由の一つです。


本当にこの作品のトム・クルーズのキャラってめちゃくちゃいい感じなんですよね。


そのようなもろもろの部分も含め、めちゃくちゃ面白い映画なので個人的にはとてもおすすめです。


が、それって原作要素を抜きにしての話なんですよね。


とはいえ日本では本国アメリカほど原作は有名ではないかと思うので、あまり問題ではないかと思うのですが。


個人的には文句なしに面白かったこの映画の評価があまりよろしくない部分が不思議でならなかったのですが、トム・クルーズ演じるジャック・リーチャーというキャラクターに色々と問題があるみたいなんですよね。


原作ではジャック・リーチャーは大男な設定。トム・クルーズはどちらかというと小柄。


その部分でかなり「これじゃない感」を感じる人が多かったようです。


とはいえジャック・リーチャーだと思わなければめちゃくちゃに面白い映画です。


が、そういう考え方ができるのって結局原作に対しての愛着が全くないからできることであって、その手の言説って原作に愛着を持つ人の低評価に対しての反論にもフォローにも全くならないんですよね。


私自身、ローランド・エメリッヒ版ハリウッド『ゴジラ』を、ゴジラだと思わなければ楽しめるという段階に達するまでには20年近くかかりましたし。


とはいえ実写化というのは何にしても結構難易度が高いものであったりしますし、多少寛容になってもいいんじゃないかと思う部分もあったりするのですが。


さすがにアウトローに対しての風当たりはちょっときつすぎないかなと思ったりもしたのですが。 だって作品自体はめちゃくちゃ面白いですし。


ただ後にAmazonオリジナルでドラマ版『ジャック・リーチャー』が制作され、それが多くの人が望んだジャック・リーチャーだと知った時は、そりゃトム・クルーズのジャック・リーチャーがいまいちだと言われるのも仕方がないなと思いました。


Amazonオリジナルドラマのようなジャックリーチャーを頭の中に思い浮かべていたとしたら、トムクルーズをジャック・リーチャーだと思うのは相当に難しいことかと思います。


今作のトム・クルーズはタイトルの通りのアウトローではあるのですが、ただそれはこれまでのトム・クルーズに比べてという話で。


やっぱり普通に見たら全然アウトローじゃないんですよね。何と言うか一匹狼と言うか風来坊な感じがそこまでしない。


もちろん作品のノイズにならないくらいにはしっかりとアウトローキャラは演じているのですが、ただやっぱりトム・クルーズはトム・クルーズなんですよね。


めちゃくちゃ爽やか。アウトローを演じていてもにじみ出ちゃってますし。


穿った見方をすればアウトローも、ちょっと機嫌の悪いイーサン・ハントくらいにしか見えなかったり。


正直この作品におけるジャック・リーチャー要素についての批判はAmazonドラマを見たらもうぐうの音も出ませんでした。


ただもしもこの映画をそのような要素と切り離して見ることができるのであれば、それはある種とても幸運なことだと思います。


フラットな目線で見ればめちゃくちゃに面白い映画なので。


個人的にこの映画も含め、イーサン・ハントじゃないトム・クルーズのアクション映画に関しては大体好きです。


ドル箱シリーズであるミッション:インポッシブルもいいかと思うのですが、それ以外の作品ももっと作ってくれたらなと個人的には思います。


現状可能性は相当に低いかと思いますが、私個人としてはトム・クルーズ版ジャックリーチャー3も待っています。


トム・クルーズは本当にもうちょっと力を抜いた感じの映画も作った方がいいと思うんですよね。


ミッション:インポッシブルみたいな命がけのことばかりやっていたらいつか死んじゃいかねないですし。マジで。


本当に毎回ありえないことやってますからね。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。




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