アベンジャーズ/エンドゲーム



どうも、松本13です。今回は、『アベンジャーズエンド ゲーム』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、2019年のアメリカのスーパーヒーロー映画。「アベンジャーズ」シリーズの4作目であり、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)の続編。また、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の22作目である。


【あらすじ】

凶悪な敵サノスによる大虐殺の後、紆余曲折ありながらも再び終結した生き残りのヒーローたち。彼らはわずかな可能性に賭けて反撃を開始する…



この映画、ファンにとってはもはや語るべくもない超名作ではあるかと思うのですが。


ただそういう認識を持っている人って実際そこまで多くはないと思うんですよね。


そのムーブメントの渦中にいるとわからなかったりするのですが、特に日本においてはマーベル作品ってそこまで誰もが知る作品ではないんですよね。


個人的にMCUの基礎知識って義務教育レベルくらいの感覚なのですが、世間一般では「マーベルってあのバットマンとかいるやつでしょ?」くらいの認識な人も普通にいたりします。


とはいえ前作は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

』という映画史に残る名作であり、10年以上続いたシリーズの完結編。


お金を湯水のように使ったプロモーションが血反吐を吐くレベルで行われたこともあり、エンドゲームについてはかなり盛り上がり、そして有終の美を飾れた感はあるかと思います。


アベンジャーズと前後して平成という時代も終わりました。


今思えばあの数年というのは、こういう何かに区切りをつけたり、有終の美を迎えたり、紆余曲折あったけど終わりよければ全てよしとするような、


そんな妙な雰囲気のある時代だった気がします。エヴァ完結しかり。


今作にてアイアンマンやキャプテンアメリカなど、主要ヒーローおよびキャストは卒業ということで、この映画のラストに涙した人も多いかと思います。


私も、もう自分でも引くぐらいに泣きました。もうゲロ吐くんじゃないかってくらい。


私にとってアイアンマン、というかトニー・スタークってそれくらいの存在だったんですよね。


なんやかんやで第1作目のアイアンマンから10年以上の付き合いだったので。


正直ロバート・ダウニーJrのルックスにしても、トニー・スタークのキャラにしても最初は全然好きじゃなかったんですよね。


ただそこからもう様々な現実にボッコボコにされていくわけで、それらを見ているともう好きにならずにはいられないわけで、最終的には親戚のおっちゃんくらいの親しみを感じるくらいになっていたので、エンドゲームでは本当に涙が止まりませんでした。


結局この後のMCUは没落の一途をたどるわけですが。


もちろんエンドゲーム後のマーベル作品にも素晴らしい作品は多々ありますが、とはいえ評価にしても興行成績にしても、神がかり的な盛り上がりを見せたフェーズ3に比べると、それこそ没落と言っても決して大げさではない状況かと思います。


今から思えばアベンジャーズのインフィニティウォーからエンドゲームって幕末の明治維新のようなものだったと思うんですよね。


司馬遼太郎の小説で多く描かれ、『るろうに剣心』や『銀魂』などの舞台となった幕末。


エンドゲームはもはやちょっとした革命でしたし、そしてその後にたどった運命もまさに幕末と同じ。


多くの英雄が退場して役者不足感があるメンバーでの盛り上がりに欠けるなんか微妙なやり取り。仲違いや内紛も多々あったり。


明治維新の時点で銀魂のキャラのモデルとなった新選組の大半、高杉新作、坂本龍馬、徳川慶喜はすでに退場し、明治維新後に西郷隆盛も退場。


主要キャラがもう本当にごっそり抜けてるんですよね。


そういう意味では本当にエンドゲームって幕末だし 、幕末ってエンドゲームだなと。


というよりも革命前後というのが、どこもそんなものなのかもしれませんが。


そう考えるとエンド ゲーム以降のMCUの没落ぶりもまあしょうがないかなとも思えるのですが。


とにもかくにもこのエンドゲームというのはとても素晴らしい作品であるかと思います。


ただこの作品にたどり着くまでに多くの作品の予習が必須ということが高いハードルになっているかと思うのですが。


正直現時点でMCUに興味を持っていない人が、今更エンドゲームのために数十作品の過去作品を見るというのは現実的ではないかと思います。


エンドゲームをある程度理解するための最短ルートというのもあるにはあるかと思うのですが、どのルートを通ったとしても完全には理解できないかと思うので、個人的にはインフィニティウォーさえ見ていればエンドゲームに行っちゃってもいいんじゃないかなと思っています。


インフィニティウォーを見たらエンドゲームは絶対見たくなると思いますし、インフィニティウォーを見て続きが気にならないのだったらMCUは向いていないかと思いますし。


MCUってある種一昔前の『ジョジョの奇妙な冒険』みたいなものだと思うんですよね。


見たら見たで絶対面白いのだけど、どこから入っていいのかわからないしとっつきづらいみたいな。


私のような熱心なファンと、それらを話題に出すとま「また布教かよ」と引いていく世間の温度差にしても。


個人的にはMCUもジョジョも目についたとっつきやすいところから入っていいんじゃないかと思います。


前後の繋がりとかそういうことは考えずにとりあえず入ってみることが大切なんじゃないかと。


予備知識なしでもある程度理解できますし、はまったらはまったで過去エピソードを遡ればいいかと思いますし。


MCUが没落の一途をたどり、そしてMCUが無双していた頃に迷走していたDC作品がめちゃくちゃ勢いづいている昨今では、もはや過去のMCU作品をわざわざ見ようと思えないかもしれませんが。


とはいえエンドゲームを含むフェーズ3というのはめちゃくちゃ面白い作品が多いので、もっと多くの人の目に触れてもいいのにと思ったりもします。


とっつきやすいライトな作品も多いですし、かと思ったら地獄の鬱展開みたいな作品もありますし、様々な層の鑑賞に耐えうる強力なメンツが揃ってると思うんですよね。


それこそインフィニティウォーなんてアメコミ嫌いにこそうってつけな作品だと思うんですよね。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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