処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ



どうも、松本13です。

今回は、『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』は、2014年のノルウェー映画。2009年『処刑山 -デッド・スノウ-』の続編。


【あらすじ】

仲間や恋人、さらには自身の腕を失いながらもナチスゾンビ達から逃げ出したマーティンだったが、途中で自動車事故を起こしてしまう。なんとか一命を取り留めた病院で目を覚ました彼が見たものは、医者の手違いによりゾンビ司令官ヘルツォークの腕を付けられた自分の姿だった。ヘルツォークの腕の秘められた力により、特殊能力に目覚めたマーティンがナチスゾンビ軍団との戦いに挑む…


この映画は前作、『処刑山 -デッド・スノウ-』の続編ですが、前作を見ていなくても十分に楽しめます。冒頭に回想シーンが入りますし、私自身前作は未見ですがめちゃくちゃ楽しめました。


この映画はAmazonプライムで配信が開始された当時もそれなりに話題となりましたが、とにかく内容盛りだくさんの最高な映画です。


撮影手法やストーリー展開などについてのテンプレが確立されてきたこともあり、近年のゾンビ映画はかなりレベルが高いかと思うのですが、この映画はその中でもトップクラスに面白い映画なんじゃないかなと思います。


監督のトミー・ウィルコラはこの作品の後に『セブン・シスターズ』と『バイオレント・ナイト』という映画をハリウッドで撮っています。どちらもめちゃくちゃに面白い映画。


逆にそれらの映画が面白かったからと、この作品に遡ってみるのもありかと思います。


ナチスゾンビVSソビエトゾンビというタイトルからはZ級映画臭しかしないので、あえてスルーしていたという人もいるかもしれませんが、この映画は間違いなくZ級映画ではありません。


むしろ相当によくできたB級映画かと思います。ハリウッドの大作以外では低予算が多いゾンビ映画の中ではかなりお金も手間もかかっている方かと思います。


タイトルからもビジュアルからも全く予想はできませんが、めちゃくちゃしっかり作り込んでいる映画です。


ゾンビエキストラもめちゃくちゃ出てきますし、車数台ぶっ壊したりもしますし、何なら本物の戦車だって出てくるので。


ゴアシーンに関しても相当に気合が入っています。血糊もいっぱい内臓もたくさん。殺し方にも見せ方にもかなりこだわりが感じられます。


そういう意味でのゾンビ映画ならではの見所をこれでもかというくらいに味わえる映画です。


とはいえ作品全体がコメディタッチの軽いノリで作られているのでとても見やすいですしそれより何より普通に面白い。


前作で片腕をなくした主人公が間違えてゾンビの腕を移植されてしまうのですが、その腕にはある能力があったり、かと思ったら暴走したりと『死霊のはらわた』を彷彿とさせるシーンもあったり。


他にもたくさんの映画へのオマージュシーンがあります。ナチスゾンビとソビエトゾンビの対決シーンはアメコミヒーローのどつきあいのようだったり。めちゃくちゃアッセンブルしています。


しかも最後の最後には本当に最低なタイタニックのオマージュなんてのもあったりと、最後の最後まで本当に楽しませてくれる素晴らしい映画でした。


これぞ笑えるゾンビ映画の典型のような傑作なので気になる方は是非見てみてください。


というわけで今回はこの辺で。 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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