鬱映画ファイル13『スキャナーダークリー』
どうも、松本13です。今回は、鬱映画ファイル13、『スキャナーダークリー』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『スキャナー・ダークリー』は、2006年のアメリカSFアニメーション映画。原作はフィリップ・K・ディックによる『暗闇のスキャナー』。リチャード・リンクレイター監督、キアヌ・リーブス主演。
【あらすじ】
「物質D」と呼ばれる麻薬が蔓延する近未来のアメリカ。潜入捜査官のフレッドは、情報を掴むため密売人と目される麻薬常習者たちと共同生活を営んでいたが、彼の中で捜査官とジャンキーという2つの人格が分裂を始め、彼は次第に自らのアイデンティティを見失っていく…
トリップ ムービー の隠れた名作、『ウェイキング・ライフ』のリチャード・リンクレイター監督作品。
原作はフィリップ・K・ディック。
その手の映画が好きなのであれば、これだけでかなり期待値は上がるかと思いますが。
本作は一応小説が原作ということもあり、そこまで過剰なトリップ ムービーはしていません。
とはいえドラックが題材の映画なので、それなりのトリップ表現などはありますが。
ちなみに今作の主演はキアヌ・リーブス。
キアヌ・リーブス主演作品としては相当に知名度の低い作品ではあるかと思うのですが、決して大コケした駄作というわけではなく。
ただ単に一般受けしない内容というだけで、映画としてはめちゃくちゃ素晴らしいんですよね。
特に今作で用いられている実写映像をトレースしてアニメーション化するロトスコープという手法で構築された世界観が本当に素晴らしい。
実写をトレースしているアニメーションなので、実写という見方もできますし、アニメーションという見方もできるかと思いますが。
個人的にはめちゃくちゃ好きな映像手法なのですが、後の作品でこのような映像手法を全く見かけないので、手間やコストがかかりすぎるのか、クセ強映像ゆえ人気があまりないのか、とにかくあまり見かけなくなってしまったのは残念なのですが。
そういう意味ではある種貴重な作品とも言えます。
この手の映像作品って今ではなかなか見かけないと思うので。
そういう部分の希少価値だけでなく、映画としても普通に面白い作品なので、一見の価値はあるかと思います。
フィリップ・K・ディック原作のドラッグムービーなので好みはかなり分かれるかと思いますが。
どちらにしても1つの映像体験として一度は通っておいても損はない作品かと思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。