鬱映画ファイル4『CUBE』



どうも、松本13です。今回は鬱映画ファイル4、『キューブ』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『キューブ』は1997年製作のカナダ映画。監督はヴィンチェンゾ・ナタリ。


【あらすじ】

目が覚めると謎の立方体に捕らえられていた数人の男女。誰が何の目的で閉じ込めたのかも分からないまま、彼らは死のトラップが張り巡らされた立方体からの脱出を試みる…



この映画、個人的に鬱映画としても、シチュエーションスリラーとしても、とても好きな作品です。


特にシチュエーションスリラーとしては間違いなく一番好きな作品。


そもそもこの作品、シチュエーションスリラーのパイオニア的立ち位置の作品かと思うので。


かつてシチュエーションホラーが密室ホラーと呼ばれていたのも、この作品や後に公開された『SAW』などの密室感によるものかと思いますし。


この作品の後に公開されたSAWがド派手にヒットし、なおかつ長期シリーズ化されたこともあり、なんだか妙にその影に隠れてしまった感のあるこの作品なのですが。


SAWシリーズに負けず劣らずの面白さなので個人的にはめちゃくちゃおすすめです。


本当にこの作品、なんだか妙に影に隠れている感があると思うんですよね。


シチュエーションスリラーの元祖と言ったらSAWで、この映画のことは知らないなんて人も結構いるかと思いますし。


一部ではこの映画はカルト映画扱いされていたりもしますし。


鬱映画にしてもシチュエーションスリラーなどにしても、その他のちょっとマニアックなホラーなどについても。


一昔前はレンタルビデオショップの一番端のその他みたいなコーナーに乱雑にぶち込まれていた印象があります。


私にとっての鬱映画が単なる胸糞映画ではなく、いわゆる電波系やオルタナティブなニュアンスも含む、かなり雑多でカオスなジャンルであるのは、そんな一昔前のレンタルビデオショップの片隅の棚が原体験だからだと思います。


そんな、その他のコーナーの中でトップクラスに異彩を放っており、そしてトップクラスの面白さを誇っていたのがこの作品だったりします。


シチュエーションスリラーというジャンルを一般化させたSAWという映画の功績はもちろん大きいかと思いますが。


それ以前に制作され、そもそもの密室ホラーというジャンルを確立させたこの作品の功績ももっと評価されてもいいんじゃないかと個人的には思っています。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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