鬱映画ファイル9『ダンサー・イン・ザ・ダーク』



どうも、松本13です。今回は、鬱映画ファイル9、『 ダンサー・イン・ザ・ダーク』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は、ラース・フォン・トリアー監督、ビョーク主演の、2000年製作のミュージカル映画。第53回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。


【あらすじ】

遺伝性の病で視力を失いつつあるセルマ。彼女は手術しない限り同じ運命にある息子のため、朝から晩まで働きコツコツとお金を貯めていた。しかし運命のいたずらによって予想もしない悪夢が降りかかる…


この映画、おそらく鬱映画としては最も多くの犠牲者を出した映画なんじゃないかと思います。


鬱映画と言っても色々な方向性があるかと思うのですが、この映画は見るものが期待した内容と実際との乖離がありすぎるタイプの鬱映画です。


この映画、パッと見はちょっとした親子の絆を描いたハートウォーミングムービーみたいに見ることができると思うのですが。


実際そういう期待値を持って見た人が結構多かったと思うんですよね。


しかもこの映画、カンヌを受賞して、主演は今も当時も大スターであるビョークということで相当に話題となっていたんですよね。


しかしいざ蓋を開けてみればとんでもない内容だったわけで。


世界中で多くの人を地獄の底に突き落としたわけなのですが。


本当にその規模で言ったら鬱映画史上最大レベルであり、おそらく今後もこれを超えられるものはないんじゃないかと。


世界的大スターが主演、カンヌを受賞し、なおかつ見た目を感動作に擬態。この条件を満たす作品ってなかなかないと思うので。


そもそも今はインターネットがある時点で多くの人に注意報や警報が届いてしまうと思いますし。


今作の監督であるラース・フォン・トリアー監督はまあ色々とひどい映画を撮ってる監督でして、その傾向を知ってさえいたら絶対にこの映画を感動作とは思えないわけなのですが。


ただダンサー・イン・ザ・ダークのような勘違いさえしなければ、作品の傾向さえ踏まえてみれば激しく好みは分かれるながらラース・フォントリアー監督作品はとても素晴らしいものが多いので、そういう意味でも一度は通っておいて損はないんじゃないかと思います。


ラース・フォントリアー監督作品としては比較的とっつきやすい内容ではあるかと思うので。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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