ランボー ラスト・ブラッド




どうも、松本13です。今回は、『ランボー ラスト・ブラッド』についてです。

まずは簡単な概要とあらすじから。

【概要】
『ランボー ラスト・ブラッド』は、2019年公開のアメリカ合衆国のアクション映画。ランボーシリーズの第5作目であり完結編。

【あらすじ】
長年にわたり、幾多の戦場を渡り歩いてきたランボー。そんな彼も年を取り、故郷のアリゾナの牧場で古い友人のマリア、その孫娘ガブリエラとともに平穏な日々を送っていた。しかし、ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致されたことで、ランボーの穏やかだった日常が急転する…

この映画、かなり賛否が分かれているかと思うのですが。

そもそもランボーをよく知らない人にとっては、なんかよくわからん怖そうなおっさんが殺意増し増しのホームアローンを繰り広げるみたいな。

その部分がめちゃくちゃ面白かったという人もいれば、ちょっと受け付けないという人もいたり。

ランボーシリーズの完結編としても最高傑作から駄作まで評価が様々な部分が本当に面白かったりします。

それにこの作品、シリーズのどこに愛着を持つかでもかなり評価が違ってくると思うんですよね。

特に1のイメージか、2・3のイメージかで「ランボー観」って結構違ってくると思うんですよね。

個人的にランボーって1から4まで作風は違うながらも、それはそれで全部好きだったりするのですが。

今作に関しては、「もうちょっと何とかならなかったのだろうか?」 というのが正直なところです。

この映画が決して悪いというわけではないんですよね。

この映画を評価する声に関しても理解はできます。

ただ個人的にランボーって、1のめちゃくちゃかわいそうなイメージが強烈に残っているので、本当に今作に関してはもうちょっとなんとかならなかったのだろうかと思ってしまいます。

ランボーって2や3のアクションヒーローなイメージが強いと思うのですが、1ってヒーローでもなんでもないめちゃくちゃ悲惨な映画なんですよね。

そんな第一作が強烈に胸に突き刺さっているので、今作に関しても本当に何と言うか、「もう少しこうなんというか。手心をというか…」と、そう強く感じてしまう部分がありました。

いや、わかるんですよ。じゃあランボーがめちゃくちゃ平和で順風満帆な生活を送っていたらそれはそれで違うだろうってなってしまうと思うので。

この映画ってある種原点回帰だと思うんですよね。

ただ見方によっては一周回って同じところに戻ってきてしまって、じゃあこれまでは一体何だったのか?みたいな虚しさを感じてしまう部分もあったり。

じゃあ他に何か手があるのかと言ったら何も思いつかないんですよね。

そう考えると結局これしかないのか、これが最適解なのか、みたいな部分がこれまた歯がゆくてやるせないのですが。

そもそも本来なら1で終わるはずの話を足掛け数十年、5まで 
引き伸ばしたのだから綺麗に終わることなんてできなくて当然なのかもしれませんが。

本当にランボーって不憫な男なんですよね。

なんとなくマッチョで無双するヒーローみたいなイメージを持っている人もいるかもしれませんが。

ランボーに限っては全然そんなことはないんですよね。

戦闘スキルは相当に高いものの決して無敵のヒーローではなく心身は常に傷だらけ。

シリーズ通して美人なヒロインといい感じになることもほとんどなし。

シリーズ通してその手のシーンがほぼ無しって相当だと思うんですよね。

あっても数秒とかほんの一瞬。

しびれるのは美女の魅力ではなく拷問の電気ショック。

刻まれるのは愛の言葉ではなく拷問で皮膚を。

優しさに包まれるシーンなんて皆無。敵に包囲されるか、汚泥と血反吐にまみれてばかり。

そしてだいたいにおいて孤独なんですよね。

そんなランボーが完結編にてようやく安住の地を見つけた、みたいなシーンから始まるのですからそりゃ幸せを願ってやみません。

しかしまあそこから色々ありまして、そこがまた賛否両論だったりするのですが。

ある意味1と同じぐらい胸をえぐられるような内容ではあったのですが。

本当にもうちょっと なんとかならなかったのだろうか、という歯がゆさだけが残る作品でした。

何度考えてもどうにもならないという部分がまたやるせなかったりします。

ただシリーズ映画の完結編って、終わってしまう寂しさが先立ってしまうので、評価に関してもマイナス方向に触れてしまいがちだと思うんですよね。

なので駄作にならないだけでも十分すごいと思うのですが。

賛否両論はありつつも、それなりには評価される形で完結できたという部分もとてもすごいと思いますし。

もう少しなんとかならなかったのだろうかと思いつつも、考えれば考えるほど何ともならなかったりしますし。

このままシリーズをダラダラと続けてアクション要因を他の若手に任せつつみたいな、そういう半端な延命をするよりはスタローン単独主演でしっかりアクションできるうちに完結という方が全然良かったと思いますし。

とはいえこの作品を平常心で見るにはもう少し時間が必要かなといったところです。

というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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