鬱映画ファイル7、『ヘレディタリー/継承』



どうも、松本13です。 今回は、鬱映画ファイル7、『ヘレディタリー/継承』 についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ヘレディタリー/継承』は、2018年のアメリカ合衆国のホラー映画。監督はアリ・アスター、主演はトニ・コレットが務めた。


【あらすじ】

一家の年長者だった老女が亡くなり、残された家族は悲しみを乗り越えようとする。そんな中、家の中で怪奇現象が発生。さらに、故人が溺愛していた13歳の孫娘が異常行動をとり始め、やがて衝撃的な事件が一家を襲う…



この映画、というよりアリ・アスター監督作品の全てが相当な鬱映画であるかと思うのですが。


長編デビュー作である今作は個人的にかなり強く印象に残っています。


鬱映画を見慣れている、それなりに耐性のある人間でさえ相当なダメージを受けるような。


その手のマニアでさえ絶妙に鍛えられていないポイントをテクニカルに攻めてくるような。


そういういやらしいダメージを与えてくるのがアリ・アスター作品だと思うんですよね。


そんなアリ・アスターが直球で全力でこちらに不快感を与えてくる映画が今作だったりします。


これ以降の作品も十分にひどいのですが、ただそれらは若干テクニカルな変化球だったりするので。


見た目からしてある程度警戒できるこの作品はある意味親切だったりします。


とはいえ内容は特級呪物レベルではありますが。本当に大げさな表現ではなく心の警戒レベルは最大級で見るのがいいんじゃないかと。


この映画を通っているか通っていないかでアレックス・ウルフという俳優のイメージも全く違ってくるかと思いますし。


逆に言うとこの映画を通っているともうアレックス・ウルフのあの顔が絶対に頭から離れなくなってしまいます。


なんてネタ要素も多分に含んでいたりしますが、もううんざりするような胸糞展開ながら、最後まで目が離せない、映画としても抜群に面白いのがまたすごいところだったりするのですが。


とにもかくにも鬱映画というジャンルの、1つの転換点となった作品であることは間違いないかと思うので、その手のジャンルが好きなのであれば一度は通っておいても損はないかと思いますし、アリ・アスター という監督についても同様かと思います。


鬱映画というジャンルが好きでもアリ・アスターは無理という人も結構いると思うんですよね。


割とそういうシャレにならない、娯楽として処理のできないレベルのダメージをこちら側に与えてくるので。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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