エイリアン:ロムルス



どうも、松本13です。今回は、『エイリアン:ロムルス』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『エイリアン:ロムルス』は、2024年公開のSFホラー映画。『エイリアン』と『エイリアン2』の間の時代を舞台としている。


【あらすじ】

西暦2142年。日照時間ゼロの採掘植民地・ジャクソン星に暮らす、人生の行き場を失った6人の若者たちは、極めて劣悪な環境から逃れるため、宇宙ステーション“ロムルス”に足を踏み入れる。だが、そこで彼らを待っていたのは、寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する “エイリアン”だった…


この映画、個人的には可もなく不可もない、というのが正直な感想です。


名作シリーズなだけに否応なしに期待値は上がりますし、評価についても加点方式というより減点方式になりがち。


通常の作品より評価がマイナス方向にふれがちだと思うんですよね。


にもかかわらず可もなく不可もないレベルに収まったというのは本当にすごいことじゃないかと。


エイリアンシリーズと一言で言っても様々な作品があり、どの作品を原体験とし、どの作品に思い入れがあるかによって、この映画の評価も違ってくるかとは思うのですが。


ただ作品としての大きな欠陥やツッコミどころみたいなものは本当に少ない映画だと思います。


穿った目線での減点方式での鑑賞にもかなり耐えうる高品質な内容なんじゃないかと。


特に直近の作品である、『エイリアン: コヴェナント』が、ツッコミどころのオンパレードだっただけに、今作についても同じような内容になるんじゃ…みたいな不安もあったのですが。


今作に関してはめちゃくちゃ綺麗に原点回帰しているんですよね。


エイリアンて作品ごとに作風がかなり違ってくるかと思うのですが。


意識されがちなのってやはりド派手なアクション超大作であった2であって。


最少のシチュエーションと登場人物での密室ホラー的な作品であった初代って、これまであまり強く意識されることがなかったかと思うのですが。


今作はその部分にめちゃくちゃ綺麗に回帰しているんですよね。


今作も初代同様、ストーリーが動き出してからは最小限の登場人物での閉鎖的なシチュエーションでの戦い。


正直この映画、作品においての新しい要素ってあまりないと思うんですよね。


むしろ既存の要素の寄せ集めというか。


ただその部分の取捨選択がとても上手でして、確かに保守的な選択である分シリーズに慣れてしまっている私のような人間にとってはそこまでド派手なぶっ刺さり方をしないのですが。


ただとても堅実な作品になっているゆえ、ツッコミどころや鑑賞ストレスみたいなものも殆ど感じないのですよね。


エイリアンシリーズって2以降はいい意味でも悪い意味でもそういうものを強く感じる作品が多かったと思うのですが。


そういう偏りがぶっ刺さったゆえにめちゃくちゃ好きな作品もあれば、むしろ苦手だから二度と見たくない作品もあったり。


今作は良くも悪くもそのようなぶち抜けた要素がないだけに、何度も見れてしまう映画だと思うんですよね。


そして今作、周回プレイ用の小ネタなども多数用意されている作品なので、初見時の印象については可もなく不可もないといった印象でしたが、周回プレイを重ねるごとにどんどん好きになっていく可能性も大いにあります。


個人的にそういう何度も見れる映画というのが、映画としては一番好きなタイプだったりします。


作品自体はめちゃくちゃ面白いのだけど、一度見ればお腹いっぱいという作品もありますし。


おそらくこの映画、私の中での評価は今後どんどん上がっていくんじゃないかと。


シリーズとしてはそこまで新しい要素はない作品ではあるものの、映画史に残るブラック企業であるウェイランドユタニ社についての掘り下げなどは、この映画の特筆すべき点の一つかと。


それとある種シリーズのお約束である胸糞アンドロイド要素についても同様。


私の中で「サイボーグ=最高」なイメージがあるのは間違いなく『ターミネーター2』の影響だと思うのですが。


「アンドロイド=クソ野郎」みたいなイメージがあるのって確実にエイリアンシリーズの影響なんですよね。


そういう部分のエイリアンクオリティは今作でも健在。


ウェイランドユタニ社についても、アンドロイドについても同じようなものであるかとは思うのですが。


エイリアンシリーズにおけるアンドロイドってウェイランドユタニ社の権化のような存在だったりしますし。


とにもかくにもエイリアン:コヴェナントで、血まみれズッコケムービーとなってしまった作風を今一度オリジンに引き戻したという点については、本当にめちゃくちゃ素晴らしいんじゃないかと思います。


前作エイリアン:コヴェナントで、シリーズの立役者であるリドリー・スコット監督自らが世界観をぶち壊してしまった部分があるかと思うのですが。


実際そこから飛び道具満載のあさっての方向に迷走していくシリーズみたいなのも多々あるわけでして。


エイリアンシリーズにおいてもその可能性は十分にあったかと思うので、今作ですぐに軌道修正してのめちゃくちゃ美しい原点回帰を決めたという点については本当に高く評価したいです。


人によってはちょっと物足りなかったりする部分もあったりするかもしれませんが。


とはいえ決して見て損をする映画ではないかと思います。個人的にはめちゃくちゃおすすめです。


この映画、本当に見るたびに好きになっていくタイプの映画だと思うんですよね。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



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