マーベルズ
どうも、松本13です。
今回は、『マーベルズ』 についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『マーベルズ』は、2023年のマーベル・コミックのスーパーヒーローを題材としたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。2019年公開の『キャプテン・マーベル』の続編で、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の33作目にあたる。
【あらすじ】
キャプテン・マーベルとミズ・マーベル、モニカ・ランボーの3人が、力を使うたびに入れ替わる謎の現象に巻き込まれる。そんな中、最強の敵がキャプテン・マーベルの前に現れ、過酷な戦いが始まる…
この作品はMCUでは最低の興行成績(公開時点) と言われています。その他のあらゆる数字の面でもMCU最下位、もしくは限りなくそれに近しいレベル。
そのような部分ではかなり悲惨な作品なのですが、ただ内容は普通に面白いんですよね。
評価は人によってある程度分かれるかもしれませんが、少なくとも駄作ではないかと。
じゃあなんでこの映画がここまで悲惨なことになったかと言ったら、いわゆる「マーベル疲れ」。これに尽きると思うんですよね。
これまで10年以上続いてきて、ようやく『エンドゲーム』で終わったと思ったらまだ続くとのこと。しかもこれからは映画だけでなくディズニープラスに入会してドラマも追いかけなければいけない。
そりゃ疲れるのは当たり前だと思うんですよね。
私はエンドゲームまでの作品はほぼリアルタイムで見ていましたが、映画だけでも結構大変なんですよね。
それに加えてドラマまで追いかけなければいけないって相当に大変です。
しかもそれが面白かったらいいのですが、手放しで面白いとは言えない物も多かったり。
もちろん全てが駄作というわけではないのですが。
とはいえエンドゲームまでのフェーズ1・2・3に比べたら圧倒的に魅力が劣るのは間違いないかと思います。
フェーズ4の作品がとにかく不人気なのはマーベルに疲れた視聴者のことを全力で置いて行ったからなんじゃないかと。
制作側はそれでもついてくると思っていたのかもしれませんが。
そうやってフェーズ4を続けた結果がマーベルズの悲惨な結果につながったのではないかと個人的には考えています。
マーベルズ公開までに多くの人がMCU作品を追いかけるのをやめてしまったんじゃないかと。
完全にマーベル映画と決別したというわけでなくとも、全作をリアルタイムで追いかけるのをやめたり、ひとまずこれまでのような熱意はもう持てないと区切りをつけたり。
ちなみに私もその口です。映画はともかくドラマに関してはもういいかなと。
それでもフェーズ4はそれなりの数字はあげているかと思いますが。
ただその数字というのはフェーズ4の作品の魅力というより、フェーズ3までの貯金による部分もあるんじゃないかと思います。
マーベル疲れなんてことを散々言われながらも、それでもフェーズ4の作品が多くの人の目に触れたのはフェーズ3までの愛着ゆえだと思うのですよね。
かつてのメインキャラクターもほとんどおらず、マンネリ気味でサブスク登録してのドラマ予習も必須。それでもなんとか食らいついていった先にあったのは、「死のフェーズ」なんて呼ばれる焼け野原。
そもそもMCUってそこまでクロスオーバー要素ゴリ押しの作品じゃなかったと思うんですよね。
作品はそれ単体でしっかりと楽しむことができて、Cパートでちらっとクロスオーバー要素が見え隠れ。
それがいつのまにかクロスオーバー要素がメインの一見さんお断り仕様に。
とはいえシリーズが何作も続けばそのような部分は仕方がないかもしれませんが、それでもドラマの予習必須はやりすぎなんじゃないかと。
それが短期的なシリーズならともかく、これまで10年以上続いてきて、そしておそらくこれから先何年も続いていくシリーズでそれをやって、視聴者がついてくると当たり前に思えるのはさすがにちょっと傲慢なんじゃないかと
それにマーベル疲れなんて言葉はとっくの昔から囁かれていたと思うんですよね。
それこそフェーズ2のあたりで私はもう疲れていましたし、マーベル疲れとかマンネリ気味とかそういう問題も少なからず存在していたと思います。
ただそこから奇跡のようなフェーズ3があったからこそ、エンドゲームという素晴らしいラストを迎えられたのだと思います。
それくらいフェーズ3の作品というのは素晴らしかったですし、それこそ神がかっていたと個人的には思っています。
10年単位のクロスオーバー作品ってそれくらいの神がかり的な要素があって何とか成立するくらいの物なんじゃないかと思います。
実際エンドゲームまでのMCU作品って相当な努力や試行錯誤があったと思うんですよね。少なくとも見ているこちら側にも伝わってくるくらいのパッションは感じられました。
フェーズ4にそれらが感じられたかと言ったら、私個人としては微妙な所です。
正直MCUという勝ち馬に乗ってイキってるだけ、みたいな作品も多々ありましたし、内容が伴わないそのような作品でも数字を上げられたのは作品の魅力でも作った側の才能でもなく、ただフェーズ3までの貯金を浪費しているだけ。
それに気づかず散々フェーズ4を続け、フェーズ3までの貯金が尽きた結果が、このマーベルズの悲惨な結果につながったんじゃないかなと。
現状生き残っているキャラの中ではキャプテンマーベルは屈指の人気キャラですし、発光女将が無双するメスゴリラ映画なんてもう面白いに決まっています。
実際内容だって普通に面白い。にもかかわらず多くの人に見向きもされなかったって相当にやばいことなんじゃないかと思います。
映画を語る上でポリコレって結構難しい問題だと思いますし、この部分に関しては一概に言えないこともあるかと思います。
マーベルにおいてもフェーズ4の作品でポリコレ要素が大きな話題となった作品もありました。
ただそれらの作品は、ポリコレ要素云々ではなく、作品の質に問題がある物が多かった印象です。
ポリコレ映画のずるいところは、作品の質に対して批判されても、それをポリコレ批判に置き換えられることだと思います。
もちろん全てのポリコレ映画ではありませんが、そのような傾向の作品が少なからずあるのもまた事実かと思います。
実際フェーズ4の作品もポリコレ批判と作品の質に対しての意見をしっかり精査していたとしたらここまで悲惨なことにはならなかったんじゃないかと。
フェーズ4はポリコレ云々じゃないんですよね。ただ作品としての魅力がないだけ。
本当に魅力のある作品というのはポリコレ云々なんて問題になりませんし、そのような声があったとしても作品の力でねじ伏せられるかと思います。
テーマや設定だけ見たら最高にポリコレ映画な『プレデター:ザ・プレイ』が、シリーズファンのみならず、世界中で絶賛されているのがいい例かと。
ただマーベルはフェーズ4でかなりやらかしているので、ポリコレというジャンルの信用ってあまりないと思うんですよね。
昨今のマーベル(場合によってはディズニー)作品に対して、ポリコレ的に正しいかどうかは別として、とりあえず映画としては面白くないという先入観を持っている人って決して少なくないと思います。
そんなマーベルがビジュアルからしてポリコレ臭のプンプンするマーベルズという映画をフェーズ4の後に公開したらそりゃ敬遠もされるよなと。
実際私も本編を見るまではかなり警戒していました。
発光女将の能力がチート級であるだけに、チームの他のメンバーが足を引っ張るような展開になるんじゃないかなと、そうやってバランスを取るようなこと昨今のマーベルだったらやりかねない。
と、思って見てみたら杞憂でした。普通に面白い。
フェーズ3に感じたような面白さが久しぶりに帰ってきた、そう強く感じた作品でした。
とはいえこの作品もディズニープラスのドラマの予習は必須なので、この作品からいきなり入って楽しめるかと言ったらちょっと微妙なところですが。
ただ最低限の予備知識さえあればそれなりには楽しめるんじゃないかと。内容もそこまで重くも複雑でもないですし。
そんな作品がシリーズ最低な数字となってしまうのだから本当にフェーズ4というのは罪深いなと思いました。
ただこの作品はそんな死のフェーズを終えての新たなフェーズ5。
ここからシリーズ復活なるか、それともさらなる没落となるかはわかりませんが、ひとまずこの映画を見た限りでは多少期待してもいいんじゃないかと個人的には思います。
私にとってもフェーズ4は本当に死のフェーズだったので、MCUのドラマを全て追いかけることに関してはもう断念していました。
正直この映画がダメだったら映画の方を追いかけるのもやめておこうくらいに思っていたのですが、この作品で本当に首の皮一枚で繋がった感じです。
正直MCUがかつてのような輝きを取り戻すのは難しいのではないかと思います。スパイダーマンが出る・出ない辺りからの『シビル・ウォー』、 そして『インフィニティ・ウォー』までの流れって現実的な問題も混じっている分、再現しようとしてもなかなかできないと思うんですよね。
とはいえこれまで数々の奇跡を起こしてきたMCUなので、ここから思いもよらぬ奇跡を見せてくれるかもしれません。
ほとんど愛想を尽かしかけていたシリーズにここまでの希望を持たせてくれたという意味では、この作品はとても意義のある作品になったかと思います。
とにかくこの映画はフェーズ4のような作品ではないので、その部分で敬遠している人は警戒を説いて一度見ておいてもいいんじゃないかなと個人的には思います。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。