TAMALA2010 a punk cat in space



どうも、松本13です。今回は、鬱映画ファイル27、『TAMALA2010 a punk cat in space』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『TAMALA2010 a punk cat in space』は、2002年に制作された日本のアニメ映画。制作はhideの設立したレコードレーベル・LEMONedの共同プロデューサーであるt.o.L。ストーリーはトマス・ピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』のアニメ版ともいえる内容となっている。


【あらすじ】

2010年、雌猫のタマラは、一歳の誕生日を機に、住処のあるネコ地球のMEGURO-CITYを離れ、生みの母のいるオリオン座エデッサ星へ行くことにした。しかし隕石の衝突により宇宙船が故障し、ネコ地球にそっくりな惑星・Q星に不時着してしまう…


この作品、映画としてもアニメとしてもそこまでメジャーではないので知らない人も多いかと思いますが。


個人的にはめちゃくちゃ好きな作品です。


パッと見はなんだかちょっと可愛い系の映画に見えたりもしますが、内容は決してそんなことはなく。


かといって分かりやすく安っぽいブラックな方面に走ったりもせず。


シュール、難解、哲学的、などなど。


人によって様々な楽しみ方ができる内容となっています。


頭を空っぽにして見れるタイプの作品ではないけれど、意味不明とか、一見さんお断りとか、ぶん投げとか、そこまではいかない。


その部分の塩梅が本当に絶妙な作品なんですよね。


一昔前の、深夜にテレビをつけた時にやっていた妙なアニメみたいな、そんな平成特有のちょっと電波な感じが楽しめる作品。


そもそも電波という感覚がデジタル全盛、ネットがインフラとなった今や通じない感覚なのかもしれませんが。


そんな今の物とは一味違うオルタナティブな感覚や逸脱感、そして平成特融の退廃感などを味わえる作品です。


一つの映画としてはもちろんのこと、hideの設立したLEMONedの作品ということもあり、その手の作品としての見どころもかなりあるかと思います。


平成の、hideやLEMONed特有の雰囲気や感覚、当時を知っている人には「あの感じ」だけでも十分に伝わるかと思いますが。


本当に様々な意味での「平成」をたっぷりと味わえる作品。


平成ポップとは一味違った当時のリアルを体験できるという意味でも貴重な作品なんじゃないかと。


それなりに好みは別れるかと思いますが 、そこまで極端な味付けの作品ではないので一度は触れておいても損はないんじゃないかと思います。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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