鬱映画ファイル27『私は貝になりたい』
どうも、松本13です。今回は、鬱映画ファイル27、『私は貝になりたい』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『私は貝になりたい』は、2008年公開の日本の戦争映画。主演は中居正広。
【あらすじ】
太平洋戦争で従軍していた豊松は、終戦後、家族のもとへ帰って来る。理髪師としての生活を再開した矢先、彼は戦犯容疑をかけられて占領軍に逮捕されてしまう…
この映画、黒澤映画から『幻の湖』まで数々の名作を手がけた橋本忍脚本作品であり、何度もリメイクが繰り返されている名作ではあるかと思うのですが。
個人的にはゴリゴリの鬱映画だったりします。
個人的に世界で最も多くの被害者を出した鬱映画と言ったら『ダンサー・イン・ザ・ダーク』だと思っているのですが。
この映画は日本のダンサー・イン・ザ・ダークと言っても過言ではない内容でして。
実際作中に同じようなシーンもあったりしますし。
著名なアーティストを主役に迎えてのハートウォーミングムービーと見せかけての地獄絵図という部分も共通でして。
実際当時の中居君ってSMAPとしてもジャニーズタレントとしても、まさに陽の部分の権化のような存在だったと思うのですが。
そんな中居くんが主演の映画なのだからまあ心温まる感じの映画なのだろうなと思ったらまさかまさかの…といったパターンでして。
そこで激しく心をやられたのは決して私だけではないはず。
個人的にはダンサー・イン・ザ・ダークより全然こちらの方が心にくるものがありました。
ダンサー・イン・ザ・ダークってラース・フォン・トリアー監督作品だし、それなりの知識があればある程度の内容は予想できたんですよね。
ただ当時の私には邦画においてのそのような知識があまりなく、だから余計にノーガードでこの映画を見てしまったんですよね。
内容は本当に地獄のような内容なのですが、ただ戦争映画としても歴史教育の観点からしてもとても価値のある映画であることは間違いないかと思うので、一度は見ておいても損はないかと思います。
が、この手の映画を自発的に見たいという人は実際そこまで多くはないかと思います。
決して明るく楽しい映画ではありませんし、SMAPの中居くん主演という部分に関しての魅力も時間が経った今となっては当時ほどはないかと思いますし。
ならば鬱映画くらいのちょっとしたキワモノ映画感覚で見るのも個人的にはありなんじゃないかと思います。
動機はどうであれ映画って見られてなんぼだと思いますし。
見たら見たでとても無感情ではいられないと思うのですよね。実際にこの国で起きたことですし。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。