テルマ&ルイーズ
どうも、松本13です。今回は、『テルマ&ルイーズ』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『テルマ&ルイーズ』は、1991年に公開されたドラマ映画。リドリー・スコット監督作品。
【あらすじ】
親友同士のテルマとルイーズは、退屈な日常を抜けだし週末に旅へ出る。しかし、途中で訪れたバーで酔ったテルマに乱暴しようとした男性を、ルイーズは護身用の拳銃で撃ち殺してしまう…
この映画、リドリー・スコット監督作品としても、ロードムービーとしてもかなり有名かとは思うのですが。
ただリドリー・スコット監督作品も、ロードムービーも割と当たり外れが激しいジャンルではありまして。
そういう意味ではこの映画、大当たりの部類に入る映画かと思います。
この映画はよく90年代版アメリカンニューシネマなんて言われたりしますが、まさにその通りな内容。
なし崩しであったり、行きずりであったりの犯罪行為や逃走劇などなど。
まさにアメリカンニューシネマといった内容なんですよね。
この作品の持つちょっとしたアナーキーな雰囲気などについても。
それこそアメリカンニューシネマの代表作2・3個混ぜて割ったみたいな、本当にそんな内容の映画なのですが。
なので割と先が読める映画だったりするんですよね。
本当に中盤ぐらいまでは、おそらく多くの人の予想通りくらいの流れなんじゃないかと。
ただそれ以降は本当にどうなるかわからないみたいな先読みできないスリルがあってめちゃくちゃ面白いんですよね。
そしてこれまた衝撃の結末。
アンチハッピーエンドなアメリカンニューシネマと言われるくらいなのだからこの映画も普通の結末ではないんですよね。
まあロードムービーの結末って大抵ろくでもなかったりするのですが。
そういう予備知識などがあると余計に後半の展開にハラハラドキドキさせられたりするんですよね。
本当にロードムービーってラスト数十秒で何が起きるかわからなかったりしますし。
しかもこの映画、数あるロードムービーの中でも、アメリカンニューシネマの中でも、かなり独特の空気感のある映画だと思うんですよね。
作中の状況だって扱っているテーマだって決して明るく楽しく前向きではないのに、にもかかわらずなんか妙な疾走感というか爽快感のようなものがありまして。
しかもそれを持って一切息切れせずにラストまで突っ走れるって結構すごいことだと思うんですよね。
だから見終わった後の気分もとてつもなくいいものだったり。
この映画のような観賞後の感覚を得られる作品ってありそうでなかなかなかったりするんですよね。
そういう意味でもこの作品本当に素晴らしいなと。
割と登場人物のキャラとか作中での出来事とか見ていて結構ストレスがたまる部分もあったりするのですが。
ただそれも極度のストレスまではいかないんですよね。その部分の塩梅が絶妙。
だからイラッとさせられたりムカついたりみたいな、そこまではいかない。
リドリー・スコット監督作品って調子が悪いとそこのラインをめちゃくちゃ超えてきて結構見ていてきついんですよね。
ただこの作品は本当にうまくバランスが取れているんですよね。
そしてこの映画の面白いところは作中の誰に感情移入するかや、見る時代や年齢やタイミングなどによって感じ方が違ってくる部分だと思うんですよね。
本当にその部分によって全く違った見え方をするところも本当に面白いんですよね。
そういう部分もかなりアメリカンニューシネマっぽいなと思ったり。
そういう意味でも一度は通っておいて損はない映画だと思うんですよね。
初見時にピンと来なくてもいつかぶっ刺さることがあるかもしれませんし。
このような名作でピンと来ないというのも、それはそれでとても貴重な感覚だと思うのですよね。
ある意味時間が経ってからの周回プレイでぶっ刺さるフラグだったりしますし。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。