眠らない街〜新宿鮫〜



どうも、松本13です。今回は、『眠らない街〜新宿鮫〜』 についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『眠らない街〜新宿鮫〜』は、1993年10月9日公開の日本映画。大沢在昌のハードボイルド小説シリーズ『新宿鮫』を原作としている。


【あらすじ】

“鮫”の仇名を持ち、暴力団からも警察内部からも恐れられている新宿署防犯課の警部・鮫島は、改造銃のスペシャリスト木津要を単独で追っていた。一匹狼ゆえの署内での軋轢などもありながら、次第に真相へと近づいていくのだが…


この映画、興行的に大コケしたせいもあってか、邦画においてもノワールやバイオレンス、サスペンスというジャンルにおいても、真田広之主演作品としても第一に出てくるタイプの映画ではないかと思うのですが。


特に公開から時間が経った今となっては割と隠れがちなところだったりすると思うのですが。


ただこの映画、めちゃくちゃ面白いんですよね。


小説原作だけあってストーリーも秀逸。サスペンスやバイオレンス要素についても見応え十分。


とにかく1本の映画としてはめちゃくちゃ素晴らしいんですよね。


作品としての完成度はもちろんのこと、90年代初頭のまだまだバブルの名残が色濃く残っていた東京などの風景や作品の世界観についても一見の価値はあるかと。


この当時の風景や世界観て独特の魅力があると思うんですよね。


特に今作においては新宿などの東京の繁華街が舞台。


日本の首都であり、何もかもの最先端ということもあり、都心の繁華街なんていうのはめちゃくちゃに栄枯盛衰や流行り廃り、生存競争が激しいゆえ、数年行かないだけでも全く別の街になっていたりするんですよね。


場所によっては数ヶ月で全く違う雰囲気になっていたりするところもあったり。


そういう意味では今再現しようと思ってもできない、今は無き日本や東京の風景、バブルの名残、当時は誰も向こう数十年間も続くなんて思っていなかった平成不況。


そんな前時代の浮かれっぷりと退廃とがないまぜになった、今に比べたら相当に無法地帯であったカオスな感じは、本当にこの時代ならではのものだと思いますし、まさにその真っ只中を舞台とした今作はそういう意味でもかなり見ごたえがあるんじゃないかと。


それらに加え、主演は真田広之。助演は奥田瑛二や浅野忠信など、めちゃくちゃ豪華なメンツ。


今や大御所となった 彼らの若かりし頃の、今とはまた違った魅力というのも見どころの一つかと。


真田広之と言ったら今や超がつくほどの大物アクションスターなイメージがあるかと思うのですが。


ただキャリアが長いだけに原体験となる作品によっては真田広之に対してちょっとアレなイメージを持っている人もいると思うんですよね。


私自身もその口でして。


私にとってまさにこの作品が真田広之の原体験でして。


親の留守中か何かは忘れたのですが、何かの拍子に子供の頃にテレビでやっていたこの映画を見てしまい、とんでもなく衝撃を受けたことを覚えています。


この映画、大人目線で見ても普通にバイオレンスですし、ラブシーンもありますし、麻薬や同性愛や凌辱的なシーンなどもあったり。とても子供が見ていい代物ではないのですが。


ゆえに私はとんでもないショックを受けてしまい、それ以来真田広之という俳優にかなり苦手意識というかトラウマというか、ちょっとアレな人みたいなイメージを持ってしまったんですよね。


おそらくこの作品より少し前の真田広之を知っていればJACのアクション作品に触れることができたので、問答無用のアクションスターとして彼を見ることができたのですが。


とにかく私にとって真田広之という俳優は今作が現体験であり、同年のドラマ『高校教師』や葉月里緒奈との不倫などもあり。


子供の頃のそんなイメージで、とにかく真田広之といったらエロい人みたいなイメージというより半ば刷り込みのような感覚があったのですが。


真田広之のことを世間と同じようなアクションスターとして見ることができるようになったのって本当につい最近のことなんですよね。


本当に『モータルコンバット』くらいまでは、私の中ではちょっとしたウィレム・デフォーくらいに心を不安定にさせる俳優だったりしたのですが。


私のように極端ではないにせよ、90年代の真田広之の作品に触れたタイミングによっては、アクションというよりちょっとアレな人みたいなイメージを持っている人も結構いると思うんですよね。


そんなこんなで私にとってはちょっとした事故のような作品でもあるのですが。


ただ本当に映画としては素晴らしいので、一度は見ておいても損はないかと思います。


この時代のこの手の映画ってよほどのきっかけや接点がない限り自発的に見ることってあまりないかと思いますし。


とにもかくにも真田広之という、めちゃくちゃ旬なとっかかりもあるので、個人的にめちゃくちゃおすすめな作品だったりします。


作品としての素晴らしさはもちろんのことですが、この時代の邦画でしか得られない栄養というのも多々あると思んですよね。


この時代の特にバイオレンス方面な邦画って本当に独特な魅力があったりするので。


というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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