リンダリンダリンダ
どうも、松本13です。今回は、『リンダリンダリンダ』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『リンダ リンダ リンダ』は、2005年7月18日公開の日本映画。『リンダリンダ』などで有名な、パンクロックバンドTHE BLUE HEARTSを題材としている。
【あらすじ】
とある地方都市にある芝崎高校。高校生活最後の文化祭での演奏を予定していたバンドがメンバーの負傷や軋轢による脱退などで文化祭前日に空中分解してしまう…
この映画、公開から少し時間が経った今となっては、そこまで誰もが知る映画ではないかもしれませんが。
とはいえ邦画としても青春映画としても、バンド映画としても知る人ぞ知る名作。
その手のランキングやオールタイムベストなどに必ず名前の挙がる映画だと思います。
私個人としてもこの映画、めちゃくちゃ好きでして。
この手の映画って割と好みが分かれがちだと思うのですが。
ただこの映画、パっと見の印象ほどキラキラした映画ではないんですよね。
むしろかなり淡々としたトーンの映画。
表舞台の青春というより、ちょっとしたバックステージの薄暗がり感のある作品なんですよね。
確かにバンドや学園祭という部分に関してはキラキラ青春ものとしても受け止められるのですが。
それ以外の部分に関してはかなりドライというか、ある種残酷とも言える部分もあると思うんですよね。
Wikipediaに載っている後日談などについても同様。
青春って離れてみると思い出補正などもあってキラキラしてばかりだけど、実際は結構ドライであったり残酷だったりする部分も多々あるかと思うんですよね。
席替えからクラス替え、年中行事などで人間関係がコロコロ変わったり、ついたり離れたりしますし。
この映画、確かに一部の要素をピックアップしてみると青春キラキラ物語に見えたりもするのですが、ちょっと俯瞰で見たり、前後の流れの解像度を上げたりして見ると全く別物に見えたりもするんですよね。
キラキラ青春ものとしてみようと思えばそうも見えてしまうし、学園祭みたいなものへのアンチテーゼ混じりの冷めた逆張り視点としても見れてしまうし。
そしてどちらの視点で見てもとても面白い映画ですし、その時々の自分の年齢や時代、立ち位置などで視点が違ってくるのもまた、この映画の興味深いところだったりします。
もちろんこの映画で題材とされているTHE BLUE HEARTSというバンドを知るという意味でもめちゃくちゃおすすめだったりします。
この映画が公開された時代にはすでにブルーハーツは解散していて、伝説というかド定番というか、とにもかくにもロック好きな人はだいたい好きみたいな、そういう存在だったかと思うんですよね。
今作でブルーハーツのコピーをやると知った先輩などが「お!熱いね」 みたいなリアクションを取るのとか本当にリアルだと思うんですよね。
その部分で「あるある」と膝を打った人はかなり多いはず。
というか当時から今現在に至るまで、ブルーハーツのコピーをやると歳上に言ったら返ってくるリアクションのナンバーワンだったりするかと思うのですが。
「ブルーハーツのコピーやります」→「お!熱いね」、このやり取り、本当にブルーハーツが解散してからの数十年、あらゆる時代と場所で繰り広げられてるかと思うのですが。
とはいえブルーハーツが現役であったのは大昔ですし、断片的にしか知らないという人もかなり多いと思うんですよね。
ただブルーハーツに関する要素に全く触れたことがないという人もあまりいないと思うんですよね。
未だにあらゆるところで楽曲は使われていますし、ブルーハーツのことをよく知らなくても『リンダリンダ』は知っている人も多いかと思いますし。
ブルーハーツの有名曲ってもはや『少年時代』とか『翼をください』とか、それくらいの存在になっていると思うんですよね。
そんな感じでふわっとは知っていてもよくは知らないみたいな、そういう人もかなり多いかと思うのですが。
この映画がキラキラ青春ムービーに見えて実際はそうとは言い切れない部分が多々あるように、ブルーハーツも熱血青春応援歌みたいなバンドでもなかったりするんですよね。
その部分の解像度を上げる意味でもこの映画はかなりおすすめだったりします。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。