マッシブ・タレント
どうも、松本13です。今回は、『マッシブ・タレント』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『マッシブ・タレント』は、2022年のアメリカ合衆国のアクションコメディ映画。主演はニコラス・ケイジ。
【あらすじ】
ハリウッドスター、ニック・ケイジは悩んでいた。多額の借金を抱え、心から望んでいた役は得られず、妻とは別れ、娘からは愛想をつかされていた。そんな彼の元へ、スペインの大富豪の誕生日パーティーに参加するだけで100万ドルが得られる高額のオファーが舞い込む…
俳優が実際と大差ない名前や設定で登場するメタいネタ満載の映画って個人的に大好物だったりします。
ちょっと仕事が下降気味だったり、プライベートのスキャンダルなどの自虐要素などが入ってくるとなおさら。
同じような作品で言うと、ジャン=クロード・バン・ダムの『その男、ヴァン・ダム』 みたいな。
そんな私にとってこの映画は、セルフパロディとしてはこれ以上にない作品だったりします。
ニコラス・ケイジのこれまでの出演作に関するメタい要素満載。
経済的なやらかしなど、プライベートについても同様。
とにかくこの映画、ニコラス・ケイジを好きであればあるほど楽しめる映画なんじゃないかと。
予備知識があればあるほど拾えるネタも多いかと思うので。
ただ今作、落ちめな俳優の自虐ネタ映画みたいな、カテゴリとしてはそっち系の作品かと思うのですが。
ただニコラス・ケイジってその手の、昔は大スターだったのだけれど…みたいな俳優とは少し違ったタイプの俳優だと思うんですよね。
もちろんファンである私のひいき目という部分もあると思いますが。
ただニコラス・ケイジが中小規模の作品に多数出演するようになった主だった理由って、落ち目になったというより経済的にやらかしたからであって。
飽きられて没落とかそういうのじゃないと思うんですよね。
遠目から見たらどちらも同じに見えるかもしれませんが、ファン目線だと誰もが知る超大作への出演が少なくなってきてからのニコラス・ケイジというのも、それはそれでとてもいいもので、あまり没落俳優ならではの悲壮感みたいな落ち目みたいな感覚ってあまりないんですよね。
もちろん一時期ほどは取り巻く状況が良くないということは間違いないかと思うのですが。
ただ借金返済のために出演した中小規模の作品も結構面白いものが多いんですよね。
かなり作品を選ばず出演しているし、その数が膨大なだけに当たり外れはそれなりにあるのですが。
ただ他の没落俳優の出演作に比べると質ははるかに高いと思うんですよね。
普通に名作や傑作と言われる映画も何本も出てきていますし。
それは作品自体の質による部分もあるかと思うのですが、ニコラス・ケイジの演技によって作品の質が底上げされている面も大いにあると思うんですよね。
本当に遠目で見るとありがちなハリウッドで一時代を築いた没落俳優みたいに見えてしまうニコラス・ケイジなのですが。
少し解像度を上げて見てみると全然そんなことはないんですよね。
その部分の解像度を上げるための入り口としてもこの映画は優秀なんじゃないかと。
もちろんニコラス・ケイジという俳優についてよく知らない人がこの映画を入り口とするのも大いにありなんじゃないかと。
そういう意味でもこの映画はとてもおすすめだったりします。
ニコラス・ケイジ主演作には名作がめちゃくちゃ多いですし、ニコラス・ケイジという俳優自体についても造詣を深めておいておいて損はないと思うんですよね。
ラブコメからヒューマンドラマ、サスペンス、ホラー、アクション、コメディからカルト映画、賞レースを制した作品まで。
ここまであらゆる映画に主演している俳優もなかなかいないと思うんですよね 。
そしてジャンルはそれぞれながら、各作品のレベルも総じて高いという面においても本当に特筆すべきものがあるんじゃないかと。
そういう意味でもとても意義のある作品であるかと思いますし、そういう御託を抜きに、素直に頭を空っぽにして見れる面白い作品でもあるので、個人的にはとてもおすすめです。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。