ねこぢる草



どうも、松本13です。今回は、『ねこぢる草』についてです。


まずは簡単な概要とあらすじから。


【概要】

『ねこぢる草』は、ねこぢる原作による日本のOVA。2001年2月21日発売。


【あらすじ】

ある夏の日、ねこのにゃっ太は病床の姉・にゃーこが死神に手を引かれて歩いているのを目撃する。慌てて死神から姉を取り戻そうとするにゃっ太だが、魂の半分を連れ去られてしまう。やがて生き返った姉は生気が抜けていた…


湯浅政明監督って押井守、今敏、中村隆太郎などなど。


平成日本を代表する独自の世界観や映像表現を得意とする監督(またはアニメーター)のうちの一人かと思うのですが。


ただその手の作家性が強い監督というのは作家性が強すぎちゃってちょっとついていけないみたいな作品も多々ありまして。


ゆえにその手の監督の代表作って大抵有名漫画などが原作なアニメだと思うんですよね。


原作のポップな要素と作家性のせめぎ合いみたいな、そのような作品がやはり一番人気であったりするかと思うのですが。


湯浅政明監督についてもやはり、参加作品としては『クレヨンしんちゃん』のイメージが一般的には強いかと思うのですが。


ただ個人的には湯浅政明監督と言ったら、何よりも先にこの作品を推したいです。


今作については監督ではなく脚本・演出・作画監督での参加ではありますが。


この作品、本当にアニメーション映画としても、トリップムービーとしてもめちゃくちゃに素晴らしいんですよね。


この手のオルタナティブな映像作品の中では本当にトップクラスに好きな作品。


好き嫌いはめちゃくちゃ激しく別れるかと思いますが、刺さる人には本当にとんでもなく刺さるタイプの作品なので一度は見ておいても損はないかと思います。


この作品、クレヨンしんちゃんとはまた違った形で湯浅政明監督の作家性と原作要素のせめぎあいが素晴らしいんですよね。


トリップ要素ゴリゴリな湯浅政明監督の作家性というのもすさまじいものがありますが、今作の原作である『ねこぢるうどん』という作品もこれまたとんでもない作品でして。


作品としてはもちろんのこと、作者や関係者、それらを含む当時のサブカルチャーシーンなども含め、本当にすさまじいものがあるんですよね。


ウィキペディア読み始めると平気で一日つぶれるくらいに。


今作は湯浅政明監督の作家性を原作のポップさで中和というより、毒と毒が混ざりあってさらなる劇毒となるも、一部の人間にとってはすさまじく素晴らしいものとなったのがこの作品でして。


ただ他の湯浅政明監督(参加)作品に比べると相当にマイナーかと思います。まさに隠れた名作。


本当にここまで隠れた名作という言葉がしっくりくる作品もないくらいに、作品の質は素晴らしいのですよね。埋もれたままにしておくのはめちゃくちゃ惜しい。


それくらいに湯浅正明監督作品としてもねこぢる作品としても名作だと思うんですよね。


平成という時代の毒や退廃…と一言で言い表せるものではないのですが、今ではあまり語られることもなく、当時もそこまで表立って語られることはなかったのですが、しかしながらアンダーグラウンド方面には確かに満ちていたあの時代特有の「あの感じ」、ポップではないタイプの「平成」をこれでもかというくらいに味わえる作品。


その手の作品が好きな人にとってはもうこれ以上にない作品かと。


個人的にはめちゃくちゃおすすめです。


という訳で今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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