ジャッキー・チェンの醒拳
どうも 松本13です。今回は、『ジャッキー・チェンの醒拳』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『ジャッキー・チェンの醒拳』は、1983年に製作された香港映画。ジャッキー・チェンの契約のこじれなど、制作に際して様々なトラブルがあったことでも知られている。
【あらすじ】
醒拳という必殺拳の達人を父に持つ青年。ところが武術にはてんで興味がなく放蕩三昧。その彼が、奇妙な縁で再会した、やはりぐうたらな従兄とともに、殺されたそれぞれの父親の復讐をと一念発起する…
ジャッキー映画って、直撃したタイミングや年齢などで作品などへの思い入れや好きな作品などがかなり違ってくるかと思うのですが。
私にとっては『酔拳』や『蛇拳』などの、いわゆる〇拳シリーズなどをメインとした初期シリーズが、『ドラゴンボール』で言うところの無印。
その後にジャッキーアクションが完成され、決死のスタントなどで寿命を削りまくった、まさに黄金期がドラゴンボールで言ったらZ。
本格的なハリウッド進出後、しばらく経った、作品で言うと『香港国際警察/NEW POLICE STORY』 以降くらいの作品がドラゴンボールで言うとGT。
あくまで私個人としての認識についてはそんな感じです。
ちなみに私はドラゴンボールにしてもジャッキー・チェンにしてもZ世代。黄金期中の黄金期が直撃した世代なんですよね。
なのでそこにやはり一番思い入れがあるのですが。
ただジャッキー・アクションが完成する以前のケレン味たっぷりな初期シリーズもそれはそれで好きでして。
たまに無性に見たくなったりするのですが。
いつかに酔拳と間違えて見てしまったのがこの作品。
この作品、絵面的にも字面的にもめちゃくちゃ酔拳なんですよね。
ただ中身は酔拳とは似ても似つかない内容でして。
そもそも醒拳が何なのかよくわからないのですが。作中でも語られることはありませんし。
というよりこの作品、ジャッキーの過去の出演作品のNGシーンなどを切り貼りしたり、そっくりさん俳優に演じさせたりしたとんでもない映画でして。
というより映画としての体をなしていないんですよね。
NGシーンなどのつなぎ合わせなのでアクションもいまいちだしストーリーについても同様。
映画としての良い所はほとんどないんですよね。
ストーリーは壊滅的だけどジャッキーアクションは見どころとかそういう訳でもなく。
というより登場シーンもそこまで多くないですし。
かといってストーリーもあってないようなもの。
そもそもジャッキー映画という時点で多くの人が当然のように相当な期待値を持って見るかと思うのですが、この作品はそんな期待を大きく下回る駄作、クソ映画と言われてもしょうがないくらいの作品なんじゃないかと。
ジャッキー映画って賛否両論や作風の違いなどはそれなりにありながらも、明確な駄作やクソ映画って殆ど無いと思うんですよね。
そういう意味では問答無用な完全な駄作であるこの映画は貴重といえば貴重ではあるかと思うのですが。
ジャッキー映画でここまでひどい、見どころも擁護できる点もなにもない作品も珍しいかと思うので。
とはいえこの映画がジャッキー映画であるかといったらそれもかなり微妙なところですが。そもそもNGシーンなどのつなぎ合わせ、かつ登場シーンも少なく、別人に演じさせているようなところも多々あったりするので。
とはいえこの映画、ジャッキーの契約のこじれなどが原因で出来た映画でして。相当な紆余曲折があったんですよね。
実際契約をめぐってジャッキーが反社に拉致られたりなんてこともあったり、そしてそれを黒社会に顔の利く香港映画界のドンといわれるジミー・ウォングが取り持ったりと。
その流れでこれまた激しくジャッキー映画らしからぬ『炎の大捜査線』なんて映画が生まれたり。
そういう裏話なども含めるとめちゃくちゃ面白かったりするのですが。
ジャッキー・チェンや香港映画への造詣も深まったりしますし。
ひとまず資料としてはめちゃくちゃ優秀だと思うんですよね。
ただ映画としては本当にひどいレベルなので見る際はそれなりの覚悟はしておいた方がいいかと思います。
という訳で今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。